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【国際教養学科×マスコミ】就活で成功できたカギとは!?

キャンパス

217

2022.7.29

【国際教養学科×マスコミ】就活で成功できたカギとは!?

今回は、グローバルな視野を育てる国際教養学科から、情報発信を担うマスコミ業界に就職が決まった在学生にお話を伺いしました。 マスコミへの就活を決めた、ある映像 ――内定獲得おめでとうございます! マスコミ業界に就職されるそうですね。どんなお仕事なんですか? 地元・鳥取県にあるケーブルテレビ局です。詳しい部署はまだ決定していなくて、入社後、適性に応じて配属が決まります。 私の希望は、報道部。ここでは「ビデオジャーナリスト方式」というシステムが採用され、自分が現場で取材した映像を編集し、原稿を執筆してナレーションを入れるまで、全て一人で行います。私はどちらかと言うと、スタジオでニュース原稿を読むより、実際に現場に出て、自分の目で見たこと、肌で感じたことを視聴者に届けたいので、とても楽しみです。 一般的にはアナウンサーが原稿を読み、カメラマンが撮影し、その映像を編集がまとめるというイメージですが、それを全て一人で受け持つなんてすごい! やりがいがあって面白そうですね。もともと報道志望だったんですか? 直接のきっかけは、2回生の時に多文化共生の授業で見た、技能実習生の映像です。日本で技能実習生として働く彼らは、四季のある生活、和の文化など、日本に強い憧れを持って来日します。しかし実際は、朝7時から夜11時まで工場で過重労働させられ、劣悪な環境下で暮らしています。その映像を通して、自分が全く知らない日本の現状に驚きましたし、それを伝えるマスコミの発信力の高さにも興味を持ちました。 ――国際教養学科の学びが報道を目指すきっかけになったんですね。他に大学の授業の中で報道に役立つものはありましたか? はい、国際教養学科のカリキュラムの中で、毎回気になる海外のニュースをピックアップし、要約して自分の意見を述べる授業があるんです。数人のグループで発表し合うので、自分以外のメンバーから世界中のさまざまなニュースを知ることができるし、同じニュースをピックアップしても人によって受け取り方が違うので、多角的に物事を捉える力が付きました。その点は、報道部で企画を考えたり、原稿を制作したりする上で役立ちそうです。 自分で見つけた、私らしい伝え方 ――具体的に、どのように就活したんですか? シンジョからマスコミ業界に進む人は珍しいので気になります! 3年生になって就活を意識しだしてから、まずアナウンススクールに通い始めました。私は現場に出たいという思いが強いので、発声練習や原稿読みといった基本的なアナウンス技術に加え、ニュースに対する意見を交換するなど、感情や状況を言語化する内容のスクールを選びました。他の受講生もやる気のある人ばかりで、すごく刺激になりましたし、話し方や物事の表現について、参考になる点はどんどん吸収させてもらいました。 ――さすが人気のマスコミ業界、準備が早いですね。3月1日の情報解禁後は、どうしたんですか? いえ、私なんて遅いくらいです。早い人は高校生の時から通っているんですよ。 情報解禁後は、気になる企業にエントリーしました。私の場合、地元・鳥取県の企業で、報道に携われるところ、とかなり条件を絞ったので、エントリーした数はそんなに多くありません。 ――最近はコロナ禍の影響で就活もオンライン化が進んでいるそうですね。 そうですね。私も、一次、二次、最終試験と、面接は全てオンラインでした。直接職場に行けず、他の応募者の様子が分からないので、「みんなはどうしているんだろう?」と気になりました。 ――たしかに、不安になりますね。 でも、面接中はできるだけ周囲のことは気にせず、自分の面接のことに意識を集中させました。相手からどう見られたいか。そのことだけを考え行動したので、あまり不安を感じることはなかったですね。 ――素晴らしい! ちなみに、どういう印象を与えようと考えたんですか? 報道志望だったので、「行動的」で「積極的」な印象を与えたいと思いました。特に二次試験の自己PRは、自分で30秒間のPR動画を作って提出する課題だったので、大学4年間所属していた「よさこい踊り」の学生チームの衣装を着て踊りました。 ――高知県のよさこい祭りがベースになった踊りですね。「YOSAKOI」という名前で全国にダンスチームがあるとニュースで見たことがあります。あの踊りなら、たしかに躍動感があってピッタリですね。 30秒って結構短いので、普通に話しているだけでは印象に残らないんです。他の就活生と差をつけたいと思い、前半の15秒間は元気に踊り、後半はチームの練習について、「夏の炎天下5~6時間踊り、毎日水を3ℓ飲みながら練習しました」「おかげですごく日焼けしました」など、具体的な内容を盛り込み一生懸命さをアピールしました。 ――内容の構成から台詞まで全部自分で考えたんですか!? もう実際の「ビデオジャーナリスト方式」と一緒ですね。 それと、話し方にも気を配りました。手振り身振りを加えたり、内容によって声の高さを工夫したり。 ――声の高さで印象が変わるんですか? はい、声の高さで印象が変わります。私は在学中、小学校の学童でアルバイトしていて、児童に大事な話をする時は、わざと低い声で話すようにしていました。説得力が増すのか、みんな普段以上によく聞いてくれるんです。 それと、もう一つ気を付けたのは口の動き。大きく開けた方が明るい表情になるので、撮影後の動画を見ながら何度も口の動きをチェックしました。納得いくものが撮れるまで、全部で100テイクぐらい撮り直したんじゃないかな。 ――100テイク! すごい数ですね。でも、やっぱり納得いったものを提出したいですもんね、お気持ちは分かります。それだけ頑張ったら、合格の瞬間は相当嬉しかったのでは? そうですね。私はかなり幅を絞って就活していたので、希望通りの会社から内定をもらうことができ心の底から嬉しかったです。 憧れのマスコミ業界で叶えたい夢 ――配属先は未定とのことですが、入社後にしてみたいことはありますか? 鳥取県は、人口流出が大きな課題になっていて、実際に地元の人たちも「魅力がない」と言っています。たしかに、神戸の都会生活に慣れた私から見ても交通の便が悪く、住みづらさを感じる部分はあります。 でも、その一方で「子育て王国とっとり」を掲げ、子育て応援パスポートによって協賛店舗で商品を割引してもらえるなど、便利なサポートがたくさんあります。なかには、情報が届いていないばかりに活用できていない人もいるはず。もし希望通り報道部に配属されたら、ニュースを通して鳥取県が暮らしやすい場所だということに気づいてもらいたいです。 それともう一つは、隠れた社会問題を伝えること。私が見た技能実習の映像と同じように、 ニュース番組を見ていると、事件の背景に社会問題や地域問題が関係していることがあります。私は、隠れた社会問題を見過ごさないことが大切だと思うので、例えば、事件が起こった原因を掘り下げ、その奥に潜む課題に目を向けるとか、過去にあった事件を掘り起こして特集を組むとか、視聴者が問題意識を持つようなニュースを伝えたいです。 2022年3月取材 ※取材時4年生 国際教養学科の資料請求はコチラ

私だけの色で、女性を輝かせたい。いま人気のアクセサリー作家は、あの瞬間まで、迷えるシンジョガールだった!?

特集

2149

2019.7.5

私だけの色で、女性を輝かせたい。いま人気のアクセサリー作家は、あの瞬間まで、迷えるシンジョガールだった!?

洗練されているのに、どこか手の温もりを感じる。まるで小さなアート作品のようなハンドメイドアクセサリーが、全国のショップで人気をあつめています。 作っているのは、総合生活学科を卒業した下山智子さん。シンジョでの思いがけない出会いが、人生の大きな転機となったそうです。そのエピソードから、ものづくりの魅力まで、いろんなお話をうかがいました。 100人近い作家から選ばれて、全国でアクセサリー作品を展示・販売。「もう、感謝、感謝です!」 =はじめまして、ほんとに、どの作品もステキですね。  いま、つけているのは新作ですか? ありがとうございます! これは去年の秋に発表した「-horizon-」。まるい太陽や月のなかに浮かぶ地平線をイメージしました。いまは、京都ラクエ、大阪ルクアイーレ、渋谷ヒカリエの各タピエスタイル常設店舗様で作品をお取扱いして頂いていますが、どのお店でも大変人気で制作が追いつかないほど売れています。 =一体、どうやってつくっているんですか? まずは紙に色を塗り、色の重なり方など、デザインを考えながらコラージュ。その上からコーティングして仕上げています。この技法は完全に私のオリジナルなので、完成させるまでにすごく時間がかかりましたけど…。デザインのアイデアは意外と、家事をしながら思いついたりするんですよ。 =すごい! そんな生活の場から、こんな美しい作品が… いえいえ、生活感たっぷりです(笑)。 朝は子ども2人を送りだして、家事を済ませたらずっと制作に没頭。忙しい時は夕食後の8時から夜中の2〜3時まで、作業をつづけることもあります。せっかく全国のお店に並ぶチャンスをいただいたんだから、どんなに大変でも、目一杯がんばろうと。 =「タピエスタイル」さんは、作家モノのアイテムが多い店ですよね? そうなんです。 元々は最初に作ったアクセサリーをInstagramに投稿したら友達からたくさん反響があって、「これでいいんや」って思いました。 ある程度の数が販売できた段階で次のステップとしてもっと広めたいと考えはじめて、ダメ元で、新人作家の募集にチャレンジしたら、幸運にも100人近いなかから選ばれて、号泣でした。他の作家さんと比べるとまだ荒削りな部分もあって不安だったのに、お店にも、買ってくださるお客さまにも、ひたすら感謝、感謝です。 =最初に売れたときの気持ちって覚えていますか? 本当の最初は友達が買ってくれて、「いいの?」って(笑) 店舗での最初は、納品が終わって、帰りに忘れ物があったのでお店に戻ったらひとつなくなっていたんですよ。「売れましたよ。」って教えてもらって。なんか、やっぱり「感謝」しかなかったです。 =「感謝」されることが多いですね? シャンプーのボトルのデザインとかも手掛けたんですけど、それも同級生に感謝で。美容院をしている同級生が私の絵を見てくれていて、他にはない奇抜すぎない絵が好きやっていってくれて依頼してくれました。 ロゴから全て自分で作らしてもらいました。 シンジョに入学したころは、まさか自分が作家になれるなんて、夢にも思っていませんでした。本当に、すべてはあの瞬間からです。 =その瞬間、すごく気になります! ぜひ詳しく教えてください。 「見た瞬間、涙がこぼれて…」 扉を開けたとき、自分のすすみたい道がひらいた。 =その瞬間は学生時代にもどるわけですね? そもそも、どうしてシンジョの総合生活学科に? 進学にあたって、「やりたいことが見つかっていなかった」ことが理由のひとつ。 けれど、なんとなく絵やデザインには興味があって。いろいろ選べる総合生活学科なら、何かを見つけられる気がしました。おかげで今に役立つ学びを得たものの…就活に向けて「やりたい仕事」を絞りきれず、一年生の終わりに、クラス担任の林先生の研究室へ相談に行ったんです。 =そこで、感動的なお説教を受けたんですね!? 想像ですが… 違います(笑)。 ただ、研究室に絵がかかっていたんです。林先生の描いた絵が。それがすごくきれいな色で、見たこともない技法で。感動で気づいたら涙があふれていました。と同時に「こういったことがやりたい!」と、一瞬で感じて。 先生も驚いたと思います。泣いてるし、なにか作りたいとか言ってるし(笑)。でも先生は優しくて、「がんばってみたらいい」と励ましてくれて。 =この瞬間で何かが変わったんですね? はい、変わったと思っています。 それから今まで、林先生には何かあるたび相談にのってもらっています。先生から「大丈夫」って言われるとホッとするんです。実は作品の台紙は先生のデザインなんです。「tomoiro」のロゴも先生の手描きで。今も大変お世話になっているんです。 =やりたいことを見つけて、変化はありましたか? 見違えるように、いろんな授業が楽しくなりました。気になる作家の資料を自分で調べたり、つくった作品を先生にみてもらったり。 結局、林先生のゼミに入り、卒業制作として「絵本」をつくったんです。 コラージュの技法なども教えていただいたり、自分なりにあれこれ工夫して。先生からは自由に作りなさいとだけ言われて、面白いからそのまま進めろとか、とにかく褒めて自身をつけてくれてたんだなーと思います。 本当に「楽しかったなあ」という思い出でいっぱいです。 =卒業後は、どのように作家の道へ? 私たちの卒業制作を三宮のギャラリーで展示してもらえると聞き、「私もいつかここで個展を開こう」と決心したんです。 そこで、昼は事務職でお金を貯め、夜や休日に作品をつくり、3年目にようやく実現。子育て中もなんとか制作をつづけ、何度か個展を開いた後、次のステップとしてアクセサリーづくりをはじめたんです。 =なんてパワフル!その情熱の源が何なのか、ぜひ知りたいです。 やるからには、「自分にしかできないこと」を貫きたい。 =ときには「しんどいな…」と思うこともありませんか? それはもう、何度も。最初は「自分らしいアクセサリーってなんだろう?」って悩んだ期間がものすごく長かったんです。しんどかった・・・。 あと、アクセサリーづくりをはじめたのは、絵よりも気軽に、いろんな人に自分の作品を手にしてほしいから。たとえ小さくても作品なので、表と裏で柄を変えるなど、細かいところにもこだわっています。だからこそ、大量につくるのは難しいんですよね。あちこちから追加注文が入ると、言葉どおり、うれしい悲鳴をあげてしまいます。 =そんな苦しいときの励みは? やっぱり、選んでくださるお客さまの存在です。 店頭に行くと、ステキな作家さんの作品がずらりと並んでいて、「この中から選んでもらえるなんて」とありがたい気持ちでいっぱいになります。売れるからこそ、お店に置きつづけてもらえるので。買ってもらえなければ姿を消してしまう。華やかなようで、けっこう厳しい世界なんですよ。 =これからの目標を、聞かせていただけますか? 「死ぬまで、ものづくり」。これはゆずれません。 仕事や子育ての最中でも、制作の手を止めなかったのは、「自分にはこれしかない」という想いがあったから。見つけるまでにいろいろ迷ったからかな?「やらなあかん」と自分の中で声が聞こえる気がして。だからいまはアクセサリーづくりで、ひとに喜んでもらえたら、それがすごく幸せです。 =ありがとうございました! では最後に、この取材の感想を。 え? 真剣に「私なんかでいいのかな」と悩みましたよ。 アクセサリー作家としても新米だし、大学時代に受けた授業も、好きなことしか覚えてないし(笑)。でも、私がシンジョでゼロから新しい道を見つけたように、いま「やりたいことがない」と迷っているひとにも、どこかで何かに出会ってほしいから。 私の話が、小さなきっかけになればうれしいです。 でも、私がシンジョでゼロから新しい道を見つけたように、いま「やりたいことがない」と迷っているひとにも、どこかで何かに出会ってほしいから。私の話が、小さなきっかけになればうれしいです。

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