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私たちが先生になりたい理由~前編~ Iさん(初等教育コース)の場合

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2022.12.5

私たちが先生になりたい理由~前編~ Iさん(初等教育コース)の場合

教育学科に所属するIさん(初等教育コース)とTさん(幼児教育コース)は自他ともに認める大親友。今回は先生になるという目標に向かって勉強中の2人に、先生になりたい理由とお互いの存在についてインタビューしました。まずは前編、Iさんのお話です。

写真左からTさん、Iさん

本気で勉強を頑張ってみたら結果が出せて、自信に繋がった高校時代

昔は勉強があまり好きではなかったという県立高砂南高等学校出身のIさん。先生を目指すようになったのは、高校時代の恩師との出会いにありました。

―――高校1年生の時のオーストラリア短期留学の経験がきっかけになったそうですね。

短期留学に行ったものの英語が通じず、お世話になったホストファミリーの方とも全く話せずに終わってしまって…もっと勉強しておけば良かったと悩んでいたところ、担任の先生から「語学力を磨きたいなら英語検定を受けてみたら?」と進められました。それまで自分から進んで勉強することはあまりなかったのですが、そんな自分を変えたいという気持ちもあってチャレンジしました。

点数が伸びずにモチベーションが下がることもありましたが、先生が優しく、そして時には厳しく絶妙なタイミングで声をかけてくださったり、放課後にも根気強く指導してくださったおかげで3年生の時に2級に合格することができました。親身になって相談に乗ってもらったことや、成功体験の機会を与えてくれた先生への感謝から、将来は『生徒を励まし、可能性を広げてあげられる先生になりたい』という気持ちが芽生えましたね。

シンジョには先生になる為のサポート体制が整っていて、安心出来た

―――先生になりたいと思ったIさん。進学先選びはどのように進めましたか?

様々な大学を調べるうちに、シンジョの教育学科を知りました。私の家から通いやすい立地だったこともあり、オープンキャンパスに何回も参加して情報収集したことを覚えています。合計7回参加したことで、教職支援センターによる採用試験に向けたサポートの充実や、実際に教員になった先輩方の人数の多さ、先生からきめ細かな指導が受けられるという距離感を感じることが出来て、私にはシンジョしかないと心から思いました。他の大学は受験しませんでした。

―――ご自身の経験から、やはり高校の先生を目指していたんですか?

実は、高校の先生はクラス担任の生徒と接する時間が少ないと思って、より多くの時間を子どもと一緒に過ごすことができる他の校種を考えていました。自分自身は「小さい頃から勉強が好きではない」と思っていて、自分の可能性を閉ざしてしまっていたなと…子どもの可能性を広げるという意味で幼稚園に魅力を感じたり、小学校では6年間という長い時間の中で、全教科を教えながら子どもの成長に関わることができることも魅力的でした。

実は、そのこともオープンキャンパスで当時のスタッフの先輩に相談したんですよ。すると先輩から、『悩むぐらいなら最初から決めてしまわず両方を目指してみたらいいよ』と背中を押してもらったことで悩みはスッと消えて、幼稚園教諭、小学校教諭どちらの免許も取れる初等教育コースを選択しました。本当に先輩には感謝です。

初等教育コースに所属しながら、保育士資格取得も目指す「リアル3刀流」を支える先生の存在

―――実際に入学してからの学生生活はいかがですか?

授業でスクールサポーター制度を知り、実際に参加しました。神戸市の小学校の教育現場に参加させていただくことができる貴重な機会なのですが、そこでお世話になった先生方のお話や、児童のイキイキとした学びの場を見て小学校教諭を目指そうと決意しました。今、初等教育コースに所属しているので、小学生に接する際に幼稚園教諭の学びも得た上で接することが出来るのは強みになると思います。

―――保育士にも興味をお持ちで、独学で勉強中だと聞きました。

保育士資格は私が所属している初等教育コースのカリキュラムには含まれていないのですが、1回生の教育基礎演習で担当だった先生が『学生のうちに、勉強できることはどんどんチャレンジしなさい』と勧めてくださって、試験対策や色々な相談にも本当に熱心に対応してくださるんです。

―――すでに筆記試験の結果待ちだそうですね。良い結果を願っています。

ありがとうございます。合格したら次の2次試験では『絵本の読み聞かせ』の実技試験があるんです…この実技に自信がなかったので、本当は受験自体を諦めようかと思ったこともありました。でも、授業時間外でも読み聞かせに必要な表現力を高めるための練習に付き合ってくださる先生方のおかげで不安が消え、前向きに挑戦することができています。ここでも、先生が私の可能性を広げてくれました。

次々と新しい目標を見つけ、挑戦し続ける原動力は一生モノの親友

―――保育士資格への勉強以外にも、地域の須磨消防団での活動や、オープンキャンパスのスタッフなど学内外で様々な活動に参加するIさんですが、頑張りすぎて疲れてしまうことはないですか?

大変だなぁというよりは充実していると思いますし、何より大親友が同じように頑張っている姿を間近で見ているので私も頑張らなくちゃと自然に思えます。

―――大親友のTさんはシンジョの教育学科の同級生なんですね。

そうなんです!入学後に共通の友達が紹介してくれて知り合ったのですが、初対面の時から初めて会った気がしないし、一緒にいて気を遣わなくてもお互い自然体でずっと笑って過ごせるんです。こんなことって本当にあるんだなと思いましたね。

―――では、せっかくなので、大親友のTさんのすごい所を教えてください。

一緒にいると場が明るくなる人柄が素敵です。でもそれ以上に、やるときは徹底的にやる!という計画性とそれに基づいて実行する意志の強さが本当にすごいんです。

私が少し疲れたなぁと思った時、尊敬できるTさんが『あんたは十分頑張っているから大丈夫。一度休んでみたら?』と声をかけてくれると、素直に大丈夫なんだなって思えるんです。Tさんがいなかったら、これだけ色々なことにチャレンジできていないと本当に思っているので、記事を通して『ありがとう』と『これからも一緒にがんばろうね』と伝えたいです。…恥ずかしすぎますね。笑

大学は学びの場であり、一生モノの友人との出会いの場でもあります。友人と支えあって目標に向かって邁進できる環境、そしてそれをサポートする教員がいることが、Iさんが挑戦し続けることができる最大の理由なんですね。

大親友のTさんのお話はコチラ(後編)から。

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