キャンパス
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2024.2.7
神戸女子大学の須磨キャンパスの学園祭「コスモス祭」が開催されました。今回は新型コロナウイルス感染症が蔓延して以来、実に4年ぶりに在学生のご家族やご友人と一緒に楽しめるようになりました。そんなコスモス祭の様子を須磨キャンパスからお伝えします! ポートアイランドキャンパスの学園祭「PI神女祭り」の様子は動画でご覧いただけます。 https://www.youtube.com/watch?v=ylPFqcm10xg 第14回「PI神女祭り Brand New Day」 見て!食べて!体験できる! 活気溢れる学園祭 今年のコスモス祭のテーマは「Make New Memories」。この日集まった学生と来場者のみなさんはどのような思い出を作っていくのでしょうか。 神戸女子大学・神戸女子短期大学の学園祭は、学生団体「学友会」に所属する学生たちが中心になり、企画から作り上げていきます。11:00からの開催に向けて学生たちは朝早くから準備を始め、来場者を今か今かと心待ちにしていました。 開始30分前。すでに学生の気合は十分! 開始時間前には待ち列も。 野外ステージ、室内展示、飲食やイベント模擬店の盛り上がり! 11:00以降、来場者が会場に入ってから各出展団体ごとのPRタイムが始まります。その後、各々の学生団体の活動がスタート。その活気溢れる様子を紹介していきます! 野外ステージ 野外ステージでは軽音楽部のライブ、ダンス部・ダンス部OGのステージ、箏曲部や管弦楽団の演奏などが行われ、たくさんの来場者の前でパフォーマンスする学生の姿は圧巻でした。 野外ステージのオープニングを飾った軽音楽部 楽しんで演奏している姿が印象的 毎日学生一人ひとりに元気をくれる守衛さんの弾き語りも!多くの学生から歓声があがっていました 室内展示など 「ファッションAnfang」による『ribbon』をテーマにしたファッションショー “いつまでもカワイイ私たち”をコンセプトに制作した衣装を着用したモデルの学生たち 「神女消防団」はクイズや心臓マッサージの講習ができるブースを設置。消防服を着て記念撮影も! 特徴的なスポーツウェルネス吹き矢部の模擬店 点数に応じて景品がもらえる、射的ならぬ「吹き矢的」 飲食模擬店 飲食模擬店では、フランクフルト、フルーツポンチ、チュロス、コーヒーやパンの提供などが行われました。全店、営業終了時間前に完売御礼に! フルーツポンチを用意した学生の呼び込みスキルがすごい!お昼過ぎには完売していました。 フランクフルトやチュロスなどの飲食模擬店はコスモス祭開始直後から長蛇の列 これら以外にも学内各所で趣向を凝らしたブースが会場を盛り上げ、コスモス祭は終始大盛り上がりでした。 オリジナルメニューを販売した「ハニみつローズ女子」の活動に注目 飲食模擬店の中には、ハニーマスタードサンドとローズのパウンドケーキを提供する「ハニみつローズ女子」という目を引く名前の学生団体がありました。 ハニみつローズ女子のメンバー 実は、この団体はこれまで家政学部(家政学科・管理栄養士養成課程)の先輩や同級生たちが取り組んできた、須磨離宮公園のバラや名産品の離宮ハニーを広くPRするレシピコンテストの作品を製品化しています。 『先輩たちの頑張りや須磨離宮公園の魅力をより多くの人に知ってもらいたい』という思いを形にすべく、歴代のレシピの中から食べ歩きができるレシピを選定。そして食材の発注、試作を重ねていくための費用には、課外活動助成制度の神女supportを活用。 試作の様子 カットする大きさや仕入れる品物も吟味 納得いくまで何度も試作は続きました メンバーたちは調理面以外にも当日の衛生管理や大量調理の工程まで、納得いくまで準備を行い、この日を迎えました。当日、用意した商品は完売。たくさんの人から「おいしかったよ」と声をかけてもらい、これまでのレシピや須磨離宮公園のことも多くの方に知っていただくことができた彼女たちの表情からは達成感が感じられました。 ハニーマスタードチキンサンド(左)とローズのパウンドケーキ(右) 豪華抽選会で幕を閉じたコスモス祭。学生生活の今後の盛り上がりにも期待! この日終盤のイベントは来場者全員に豪華景品獲得のチャンスがある抽選会。多くの方がステージに集まる様は、まさにこの日の盛り上がりを象徴する光景となりました。 人気コスメなど、豪華景品があたるとあって会場は大賑わい 感染症の流行によって我慢が強いられた時期も徐々に終わりを迎え、学生たちのキャンパスも自由を取り戻しています。今後も神戸女子大学の学生がどのように楽しみながら学び、この須磨キャンパスで成長していくのか目が離せません!
神女サポート
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2023.8.25
2023年8月5日、神戸・ポートアイランド市民広場で開催された「ポートアイランド夏祭り2023」に神女ポーアイボランティアセンターが参加しました。地域のイベントを盛り上げるために奮闘したメンバーの様子をお届けします。 地域とつながる、神女ポーアイボランティアセンター 神女ポーアイボランティアセンター(以下、ボラセン)とは、2022年5月、神戸女子大学ポートアイランドキャンパスに設立された団体。発起人である社会福祉学科3回生のKさんを中心に、学生が主体となって運営しています。 ●ボラセン設立についてのインタビュー記事はこちら 立ち上げから1年以上経った現在、メンバーは倍以上の20名程まで増え、活動の幅も拡大。他のボランティア団体が運営する既存企画に参加するだけではなく、自らイベントを企画・実施することも増えています。 例えば先日、ポートアイランドキャンパスにて「タイダイ染めリメイクイベント」を開催。地元自治会である港島自治連合協議会の掲示板で告知いただいた効果もあり、当日は周辺にお住いの多くの方が参加くださったのだとか。3歳から70代まで幅広い世代の交流の場となりました。 地域のイベントにボランティアとして参加したり、自分たちが企画したイベントに地域の方を招いたり。今や地域とのつながり創出も、ボラセンの大切な活動テーマの一つとなっているのです。 4年ぶりに復活! 住民待望の夏祭りにボラセン初参戦!! そして2023年8月5日にポートアイランド市民広場で行われた「ポートアイランド夏祭り2023」に初参加。 夏祭りは、港島自治連合協議会が主催する毎年の恒例行事です。地域に関わる企業や団体、住民による組合などが集まって計20以上の屋台を出店し、中央ではコンサートや盆踊りを実施。例年5千人程の来場者が訪れるという、地域の一大イベントとなっています。 実は昨年も夏祭りに参加すべく準備を進めていたボラセン。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大のため開催数日前に中止が決まり、残念な思いをしていました。結果的に夏祭りは2019年から4年連続中止となり、今年ようやく開催できることに。例年以上の盛り上がりが期待される中、満を持して挑みます! 4年ぶりの開催に向けて準備が進む会場。すでに活気に溢れています。 映え間違いなし☆ 3色わたあめで勝負 ボラセンは、昨年予定にしていた綿菓子の屋台を出店。3色の綿菓子をカップに重ねた「ゆめかわ わたあめ」を販売します。 メンバー皆で考案した、映える「ゆめかわ わたあめ」 事前にSNSでの告知など分担して準備を行い、当日は9名のメンバーが売り子として参加。ボラセンのシンボル、お揃いのTシャツを着てお店に立ちます。 ボラセン屋台、準備万端! ちなみに、このTシャツ制作費もお店の運営費も、すべて神戸女子大学独自の学生課外活動助成金制度「神女support」を利用して資金調達。おかげで費用の心配をすることなく、幅広い活動ができているのです。 綿菓子機械のレンタル費、材料の購入費などに「神女support」をフル活用。 いよいよ17時にお祭りがスタート。ボラセンの屋台「ゆめかわ わたあめ」はそのかわいらしさから、あっという間に行列ができていきなり大忙しです。 特に小さなお子さんや女子学生に大人気。 開店直後から大盛況。 一緒に販売している「チェキ撮影サービス」も好評です。 思い出に残る1枚を撮影。 めっちゃ暑い&忙しいのに、笑顔を絶やさない素敵なメンバーたち。 気づけばこのにぎわい! 夜にかけてまだまだ来場者は増える一方です。 メンバー一同フル稼働! 呼び込みも待ち列整理も大変! 地域とボラセンのつながりは、より強くより深く 夏祭りのにぎわいづくりに一役買ったボラセン。代表の社会福祉学科3回生のKさんはこう話します。 「この1年間、地域の皆さんと関わる機会を多く持てて、交流が深まっていると感じます。今日もわたあめ屋台を通してたくさんの地域の方と触れ合えました。中には先日のタイダイ染めイベントの参加者の方もいて、気さくに声をかけていただけて嬉しかったです」。 来店者と積極的にコミュニケーションをとるKさん。 こうした地域との関わりにおいて欠かせないのが、夏祭りをはじめ多くの地域イベントを主催する港島自治連合協議会の存在。 Kさんは「自治会の方々はいつも優しくしてくださる一方、私たちがより良い組織になるようきちんと意見や提案もしてくださるので有難いです。しっかりと信頼関係ができていると感じます」と言います。 今後も地域と密接に関わっていきたいというKさん。「特に、幅広い世代が参加できるイベントを企画していきたいと考えています。そこで、子どもとお母さん・お父さん、そしておばあちゃん・おじいちゃん世代がつながるきっかけが生まれれば良いなと。私たちが地域の世代間をつなぐネットワークになっていきたいと思っています」。 「また秋にも地域のイベントに参加する予定です」とKさん。まだまだ勢いは止まりません! 一方、港島自治連合協議会の事務局長・粟原富夫さんも、「神戸女子大学とはポートアイランドキャンパスができて以降、地域イベントへの参加などを通して交流がありましたが、ボラセンができてからはより連携がしやすくなりました。交流の機会がぐっと増えて、つながりがどんどん強くなっています」と話します。 ボラセンと地域をつないでくださっている粟原さん。 そして、今後の活動にも大いに期待されている様子。「学生さんたちにはどんどん地域に入ってきてもらいたいです。特に港島エリアは年々、住民の高齢化が課題になっています。そこで例えば、看護や福祉、健康、栄養などを学ぶ学生さんたちが、地域のお年寄りを対象に学びの内容を実践してくださるなど、大学の研究内容が地域に還元されるような取り組みにも期待しています」。 お祭りの終盤、各団体のPRタイムが設けられた際も、ボラセンは地域の方々に向けて自分たちの活動内容や熱い思いをアピール。最後は元気よく「皆さんで協力してポートアイランドを盛り上げていきましょう!」と締めくくると、大きな拍手と歓声が沸き起こりました。 櫓の上からしっかりとアピール! ラストは盆踊りの輪にも参加♪ 屋台の行列は閉店まで続きました。 夏祭りをきっかけに、また一歩前進したボラセンの地域貢献活動。今後の活躍から目が離せません!ぜひ一緒に活動してみたい! どんな活動をしているのか詳しく知りたい! という方は、ボラセンのInstagramやホームページをチェックしてみてくださいね! ■Instagram ■HP
教職支援
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2023.3.28
2023年1月27日(金)に、兵庫県や神戸市はもちろん、横浜、鳥取や岡山などの全国各地から14もの自治体の教育委員会をお招きした合同説明会「神女教職フェア」が須磨キャンパスで初開催されました。今回はその様子をお伝えします。 そもそも「神女教職フェア」とは、どのようなイベントなのか? シンジョでは、教育学科以外からでも教員免許や保育士資格が取得できるよう、日常的に学生のサポートを行う教職支援センターが設置されています。(保育士資格の取得は教育学科及び短大:幼児教育学科のみ)ここで働いている教員のほとんどは、かつて教壇に立っていた元校長です。今回の「神女教職フェア」はそのような教員や教員養成に精通した職員のつながりによって実現した、全国でもほとんど例のない画期的なイベントです! 全国からお集まりいただいた教育委員会の方々の名刺交換の様子 このイベントを一言で表すなら「教員を目指すシンジョ生向けの合同説明会」。自治体ごとに個別の教室を用意し、3~4回ほど説明会を実施していただき、学生は実施時間中に希望する自治体の説明会に自由に参加。教育学科の学生はもちろん、教員を目指す他学科の学生や進路に悩んでいる学生も対象とし、当日は3回生と2回生を中心に135人(実数)ものシンジョ生が参加しました。 今回、4月から教職の内定をいただいている4回生はフェアの運営スタッフとして参加し、それぞれが採用いただいた自治体の担当者様にご挨拶ができる貴重な機会でもありました。漠然とした不安も直接顔を合わせてお話できたことで一気に解消できたようです。 いざ潜入!! 活気あふれる会場をリポート 地元である兵庫県のブースは常に満員! 兵庫県のお隣の大阪市からもご出展いただき、こちらも大盛況でした。 イベントは13:00~15:00の間で行われましたが、開催と同時に会場となる教室のほとんどが満員に! なかには入場規制が行われ、次の実施回への参加を促される学生がいるほどでした。説明会の多くは、始めにその地域の土地柄や待遇、試験内容についての全体説明が行われ、残りの時間で質疑応答や個別相談が行われました。 川崎市のブースでは、ご担当の方々からの熱意ある個別説明が印象的 話を聞く学生の様子は真剣そのもの! 「聞き逃してなるものか!」という気持ちが伝わってきます。神戸市の説明会では、全体説明後に3つのグループに分かれて行う質問コーナーが設けられました。この質問コーナーでは先ほどまでの雰囲気とは打って変わり、学生はリラックスした様子で「ICTの活用は進んでいるかといった最新の授業方針」や「教員採用試験における勉強のコツ」など、さまざまな質問をしていました。 地元神戸市のブースも常に満員。個別相談も賑わっていました。 教育委員会14自治体への参加学生ののべ人数は652名となり、参加者ひとりあたり約5つの自治体の説明会に参加している計算に!参加者の熱心な聴講姿勢が表れています。 説明会に参加していた学生にインタビュー!! ― 今回の説明会はどうでしたか? 教育学科Nさん 先ほどは神戸市の説明会に参加していたのですが、実はこのイベントの前にも、一度神戸市の説明会には参加しているんです。そのときも丁寧に説明していただいたのですが、今回の説明会では、多くの職員の方が対応してくださったこともあり、「周囲と差がつく面接のポイント」など、色々な質問や個別の相談ができました。 教育学科Tさん 私は地元から近い兵庫県内の就職を強く希望しているので、これまで他の地域の採用情報をあまり確認できずにいました。しかし、この「神女就職フェア」では地元だけでなく全国各地の教育委員会の方も来てくださっているので、お話を伺うことができたり、講演時間外にも資料をいただくことができて良かったです。 史学科Kさん 出身が徳島県なので就職先も地元の徳島県を希望しています。ただ、私のように地方の教員になろうと考えている学生は、説明会にもなかなか参加できないので、今回のようなイベントはとてもありがたいです。教育学科ではない私が、教員として地方就職を目指すのは本来かなりハードルが高いものになると思いますが、教職支援センターをよく利用しているので、そこで色々な情報を得ることができています。今回の説明会でも、来年度から試験内容が変わるという大切なことが知れました。 「神女教職フェア」の仕掛人、教職支援センターの職員にインタビュー! ― 今回のイベントはどうでしたか? 学生からは『希望の就職先以外からも話が聞けて視野が広がった』などの感想をもらいました。また、一方の教育委員会の方々からは『学生が何を知りたいのか知れて良かったです』と言っていただけたので、とてもよかったです。 ― 学生や高校生に一言お願いします! 教職支援センターでは、試験などに関する情報発信はもちろん、筆記・面接・実技試験対策講座やワークショップなどをどんどん実施しています。また、相談はいつでもできるので気軽に教職支援センターに来てください。高校生のみなさん、歴代のシンジョ卒業生は口を揃えて「教職支援センターの先生は温かく、親身になって支えてくれた」と言ってくれます。この熱心な教職員のサポートこそがシンジョの魅力なんです!教員を目指している方は、是非オープンキャンパスにきて教職支援センターに来てみてくださいね!今頑張っている在校生、大丈夫! 君たちなら受かるよ!!
神女サポート
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2023.3.6
2023年2月11日(土)、揖保郡太子町の原地区で、地域の子どもたちを対象にした大型イベント「HARA笑式 ~はらえしき~」が開催されました。このイベントの主催者はなんと1人のシンジョ生。今回はイベントの様子に加え、インタビューから主催者である教育学科4回生Iさんの熱い想いをお伝えします。 Iさんが地域貢献活動を始めたきっかけを知りたい方はこちらの記事を! 「HARA笑式 ~はらえしき~」の規模や盛り上がりを調査!! 「HARA笑式 ~はらえしき~」は、Iさんが昨年から企画を考案し、10月から兵庫県揖保郡太子町原地区にある野外施設「太子 遊びと冒険の森【ASOBO】」の学生ボランティアの協力のもと、毎月2時間以上の打ち合わせを行ってきました。企画がまとまると太子町教育委員会の後援を得て、2200枚のチラシを太子町の小学校を中心に配布。その結果、当初5日間を予定していた募集期間を3日で締め切るほどに応募が殺到。当日は定員の100名を上回る130名の方がイベントに参加しました。 このイベントでは、午前中に「太子 遊びと冒険の森【ASOBO】」でボルタリングやアーチェリーを含む野外遊びや、昨年10月にお披露目したばかりの本格ピザ窯を用いたピザづくりを実施。 多くの参加者がピザの生地を一生懸命のばして、具材をトッピングしています! 午後は公民館と神社へ会場を移し、地域の方と協力してからあげや綿菓子、射的など、複数の屋台を用意しました。イベント内容がお昼を境に大きく様変わりするため、参加者が飽きることなく一日を通してイベントは大盛況でした! イベントの発起人、Iさんを突撃インタビュー! 「HARA笑式 ~はらえしき~」に懸ける想いとは ― なぜこのようなイベントを? ここ揖保郡太子町は、私の生まれ育った故郷でもあるのですが、最近は少子高齢化や新型コロナの流行で人と関わる機会が減ったように感じていました。そのような現状をなんとかできないかと考えていた時、子どもの頃の楽しみだった地域の伝統行事「太子会式(たいしえしき)」を思い出し、それをモチーフにしたイベントを行うことで、地域の活性化に貢献しようと思ったのが始まりです。 ― 準備はどのようなことから始められましたか? まずは活動資金をどうするかという問題に直面しました。そこで、大学の補助金制度『神女support』に申し込み、先ほどの想いを訴えることにしたんです。その結果、備品や屋台で使用する景品の購入資金を補助していただくことができたので、参加者には全て無料で楽しんでいただいています。 ― イベントを成功させるために行った工夫は? どのように実施すれば、ひとつのイベントを地域の活性化に繋げられるかということが大きな課題でした。打ち合わせではこの課題について、学生ボランティアのみんなと何度も話し合い、結果的に当日の屋台をそれぞれ少し離して設置し、スタンプラリーを行うことで、子どもたちが地域を活発に巡るという案を採用しました。他にも地域交流を兼ねるため、屋台の運営の一部を周辺住民の方や、地元高校のOB、OGに依頼したのですが、有難いことに、皆さん前向きに取り組んでいただけたのでよかったです。 これらの工夫もあり、この日の太子町原地区には、子どもたちの明るい声が響き渡り、運営に協力されている方々も、終始笑顔で会話されていたのが印象的でした。 「HARA笑式 ~はらえしき~」の手ごたえと今後の目標とは? 今回のイベントの手ごたえと今後の目標をIさんに伺いました。 ― 大好きな地元に貢献できたという実感はありますか? 地域の活性化はもちろんですが、子どもたちが地元に誇りを持ち、自慢したくなるようなイベントができればと思ってこのイベントを企画しました。イベント中に何度か、子どもたちや保護者の方から「毎年してくれないの?」というような言葉をいただけたのが本当にうれしかったです! また、太子町職員の方からも「来年は何を企画されているのですか?」というお話があったので、この『HARA笑式 ~はらえしき~』がひとつの実績となり、今後、後輩たちが行政の協力を得て、活動しやすくなることに期待しています。 ― 『HARA笑式 ~はらえしき~』というイベントを通して得たことは? 大きなことを一から作り上げることの大変さ、周りの方の優しさや有難さ、自分だけで何かをするのではなく、人に協力してもらうことの大切さを学べたと思います。 私は4月から鳥取県の小学校で先生として働くのですが、今回のイベントで子どもたちの笑顔が大好きだと再確認できたので、これからは『子どもたちのやりたいことを叶えてあげられる先生になる』という新しい目標もできました!新しい場所でたくさんの経験を積んで、いつかはこの大好きな地元の小学校の先生になれるようにこれからも頑張っていきます! Iさんの表情からは、一日を通して地元地域を歩き回り、参加者の方々と直接触れ合うことでとても大きな充実感を読み取ることができました。ひとりの女子大生が持っていた地元を愛する熱い気持ちが地域全体を盛り上げた現場を取材して、改めてシンジョ生の主体的に行動する力強さを認識することが出来ました。 次はどのような取り組みが神女supportを活用して行われるのか、今から楽しみでなりません!
神女サポート
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2023.2.16
シンジョのコーヒー同好会は2021年3月に設立され、現在2年目。「人と人がコーヒーで繋がる、広がる」をモットーに、日々の活動でコーヒーに関するさまざまな知識を蓄え、複数のイベントに出店しています。今回は11月26日(土)、同好会にとっては須磨離宮公園での3度目の出店にお邪魔して、皆さんにお話しを伺いました。 コーヒー同好会の普段の様子を取材した過去記事はこちら! 学生課外活動助成金(神女サポート)を活用して歩んだ初出店までの道のり ―――同好会発足からすぐに学外の場所での出店、すごいですね。 活動を始めてすぐ、多くの人に私たちのコーヒーを飲んでもらいたいとみんなが思うようになりました。その時に思いついたのが出店だったのですが、当然誰も出店経験などなく、まずは場所の確保に苦戦しました。そこで大学の地域連携室に相談したところ、神戸女子大学と須磨離宮公園が両施設を開放して相互利用を可能にした『キャンパス・パーク連携』という協定を結んでいることを教えていただき、こちらに出店させて頂くことにしたんです。 ―――地域に根ざした活動をしているシンジョならではですね。でも、場所以外も大変だったのではないですか? 出店場所が決まってからは美味しいコーヒーをたくさんの人に提供するために豆は何キロ必要か、抽出方法はどうするか、どのような道具が必要か、どのように役割分担すれば良いかなど…わからないながらもみんなで考えました。そのために考えた結果、『フジローヤル みるっこ』という雑味の原因となる微粉が出にくい電動ミルや、『エアロプレス』という専用の抽出器具を用いて、他ではあまり見ないドリップコーヒー以外のコーヒーをスムーズに提供することができています。 電動ミル「フジローヤル みるっこ」 短時間で味のブレを少なく抽出可能な「エアロプレス」 ―――本格的な器具ですね。器具の購入はみなさんで協力し合って購入されたのでしょうか? 地域貢献活動に必要な器具の購入には大学の補助金制度『学生課外活動助成金 神女サポート』を活用させて頂きました。短い時間で安定した味のコーヒーが提供できるので、このようなイベント出店の時には欠かせません!ほかにも今回販売している、豆の購入や焙煎費用にも補助金を使用してチャレンジすることができました。同好会には4年生も所属していていますが、これまではコロナ禍であまり活動ができなかったので、限られた時間でかけがえのない地域貢献活動が出来ているのは神女サポートがあったからに他なりません。 神戸女子大学×須磨離宮公園 キャンパス・パーク連携 今回のような「キャンパス・パーク連携」によるシンジョの活動で、学生の主体性を尊重しながら支えて頂いているのが須磨離宮公園の職員の方々。これまでもたくさんのシンジョの学生と関わってきた職員の方にお話しを伺うことができました。 写真右 コーヒー同好会のMさん ―――シンジョの学生について、印象をお聞かせください。 自主的にこのような活動をされる学生は皆さんしっかりされていますよ。今回のコーヒーの販売も、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と売り上げも評判も右肩上がりです。それは、実施後にしっかり振り返りを行っているから。何がお客様の目に留まらなかったのか、ニーズを満たす商品がなかったのか、コーヒーを提供するまでの接客はどうだったのか…言われなくても自分たちで考えてやっているんですよね。 ―――「キャンパス・パーク連携」として、須磨離宮公園さんにもメリットは感じられますか? 公園利用者の方からは『大学生が頑張ってるんや』と声をかけられることもありますね。特に、公園に活気を生んでくださるというところで、とても貢献してもらっていますよ。毎年、色々なイベントを一緒にやりましょうとお誘い頂くので、学生のみなさんと一緒に須磨離宮公園も成長していきたいですね。 ―――出店ブース付近では常に数人のお客様がコーヒーを飲まれており、時には行列ができるなど大盛況。実際に購入された方にもお話を伺ったところ、「実は先日公園に遊びに来た時、たまたまこの同好会さんのコーヒーを購入しました。そのとき飲んだものがとてもおいしかったので、今回はこれを目当てに離宮公園に来たんです。」とのことでした。 自分たちの「地域貢献活動」に手応えを感じるようになった ―――コーヒー同好会による地域社会貢献は離宮公園だけではなく、10月には高倉台地域福祉センターの利用者の方々にコーヒーを無料で振舞う、フリーコーヒーイベントを実施されたそうですね。 このイベントでは、私達がこだわって淹れたコーヒーを提供したのですが、「普段のコーヒーと同じだと思っていたけど、今日のコーヒーが人生で一番おいしかった!」「ブラジルのコーヒーがスッキリしている!」というようなお声を聞けたこと、そして皆様の笑顔を見ることができて嬉しい限りでした。また、利用者の方々にはコーヒーと引き換えに須磨の魅力を1つ教えていただき、後日それをまとめて学園祭で展示を行ったのですが、私達も知らなかった須磨の良い所を教えてもらうことができて、改めて須磨のことが好きになりました。この時の充実感から、自分たちが好きなことをたくさんの人に知ってもらうことで、地域の方々を元気にすることができるんだと思うことが出来ました。 たくさんの利用者の方から「須磨の良い所」を教えて頂きました ―――今後の活動への抱負を聞かせてください! 私達コーヒー同好会は研究を重ねて、より美味しいコーヒーや様々な種類のコーヒーを提供できるように頑張りたいと思います。また、今後は須磨離宮公園で採取されたはちみつを使ったカフェオレなどの開発も行い、この地域と一緒に成長していけるようにどんどん盛り上げていきたいと思います! コーヒー同好会は毎週木曜日のお昼休みから、第2クラブハウスで活動中。代表のMさんは「この同好会ではみんなでコーヒーを楽しめればと考えているので、きっかけは『スターバックスが好き』、『おしゃれな趣味を増やしたい』などで大丈夫です。少しでも興味を持っていただければ、まずはお昼休みにコーヒーを飲みに来てください!」と話していました。是非Instagramをチェックしてみてくださいね!
キャンパス
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2023.2.2
シンジョには学生だけで学校行事を企画運営する、いわば生徒会のような団体『学友会』が両キャンパスにあり、冬のシンジョ名物イルミネーションや学園祭=コスモス祭(須磨キャンパス)、PI神女祭り(ポートアイランドキャンパス)などの学校行事を企画しています。今回は須磨キャンパスの学友会・会長のSさんと、コスモス祭実行委員長のHさんにインタビューしました! 写真左からコスモス祭 実行委員長Hさん、学友会 会長Sさん ともに2回生 何かにチャレンジしたい気持ちが入会のきっかけに! Sさんはキャンパスライフに希望を抱いてシンジョに入学した4月に、「これからの4年間、漠然と過ごすことはやめよう。」と決意。何かをやり遂げる経験を得るべく、新入生オリエンテーションのクラブ紹介で知った学友会に入会することに。 Hさんは1年生の冬に学友会がキャンパス内のイルミネーションを準備する様子を見つけて、「私もやってみたい!」と思ってすぐに入会。今年もHさんたち学友会が中心となってイルミネーションを企画し、12月1日に点灯式が実施されました。 2022年度のイルミネーション 自分たちの考えたことで、たくさんのシンジョ生が喜んでくれるのが嬉しい 学友会が企画運営する学校行事には、冬のイルミネーション以外にも、スポーツ大会、コスモス祭などがあり、学生課の協力のもと、学生が中心となり作り上げていきます。しかし、Sさんが入学してからは様々なイベントがコロナ禍で中止になってしまいました。 ―――学生の安全を守るためにも、色々な制約がある中での活動になりました。 学生の様子から意気消沈したムードを感じていましたが、何か新しいイベントはできないかと模索し、今年4月に新入生歓迎イベント『花咲く春のシンジョ祭』を開催しました。 自分たちが入学した時も、せっかく大学に入学したのにコロナ禍で登校できなくて、キャンパス内のどこに何があるのか、どんなクラブがあるのかわからない時期が長かったんです。だから、校内スタンプラリーやクラブ紹介ブースを作ったり、新入生目線の企画をたくさん実施すると土曜日なのに新入生が100人近く来場してくれました!今後は毎年続く恒例行事にしていきたいですね。 先生の自己紹介カードもかわいく作成して、先生の名前と特徴を合わせて覚えやすくするボードを作成! 待ちに待ったキャンパスで開催するコスモス祭! コロナ禍の影響もあり2年ぶりに実現した来場者を迎え入れてのコスモス祭。コスモス祭 実行委員長Hさんは学友会としてだけでなく1人の学生として楽しみだと語ってくれました。 ―――昨年はオンラインでコスモス祭を実施したと伺いました。 コロナウイルスの感染状況を考え、昨年はオンライン開催に切り替えたんです。ステージでの学生パフォーマンスを動画配信にしたり、オンラインでクイズ大会や抽選会など、工夫を凝らしてなんとか実施したのですが、自分たちが一生懸命準備したものを多くの人が楽しんでくれている姿を「実際に見ることができない」という寂しさも少しありました。 ―――2年ぶりにキャンパスで開催することになるコスモス祭の準備はいかがですか? 実は、キャンパスで開催するコスモス祭を経験している学友会のメンバーがいないので、過去の資料等を参考にしながら手探りで準備してきました。イベント制作会社の力も借りて企画をしていくのですが、お笑いライブではどんな人が来てくれると盛り上がるかなど、学生ならではの視点で進めていくのは本当に楽しいです!基本的には職員の方は関与せず、私達だけで制作会社の方と打ち合わせをするので緊張もしますが責任感を持って担当できました。 そうすることで、自分たちが目指すものに何が足りないのかがわかってくるんです。今年は学園祭のプログラム(当日配布する冊子)を別の業者に依頼して作成することにしました!中学、高校時代に「指示待ち人間はダメ、積極的に主体性をもって、自分で考えて行動する~」というように先生方からのお話を聞いてきたのですが、言葉の意味は理解できますがピンとこなかった部分も正直ありました。でも、学友会で経験してみて「これが主体性をもって」行動するっていうことだ!と日々実感しています。 今年度のコスモス祭の当日、そこには学友会のメンバーが一生懸命準備をしたステージを中心に、たくさんのシンジョ生の笑顔で溢れていました。 神戸女子大学管弦楽団のステージを見守る学友会メンバー。ステージの前にはたくさんの学生が。 学友会で培う経験は、これ以上ない『プレ社会人』経験 学友会に入会して、シンジョの充実した授業を受けるだけではなく、様々な経験を積んで成長しているお二人。学友会に所属していてよかったことを伺いました。 ―――コスモス祭実行委員長のHさんはいかがですか? 外部のイベント制作会社の方と調整を繰り返し行ったり、クラブのステージイベントなどの調整など、学内外と関わり合いながら大きなイベントを構築していくなんて学友会でしかできないことですし、貴重な経験ができました。当たり前のことなのですが、いざ年代や立場が違う人とやり取りをするとなった時に、連絡をもらったらすぐに返信をすることで相手の方に熱意が伝わったり、ご心配をおかけすることなくスムーズに事が進んだり…話し方や文章も相手に意図が伝わるようになっているか意識するようになったのは、学友会の経験で成長できた部分だと思いますね。 ―――会長・Sさんは、責任ある役職ですが、やりがいなどを教えてください。 私はどちらかというと人の前に立つ性格ではないので、会長という役職は自分に出来るだろうかと不安でした。学友会は会社のように組織化されていてそれぞれ役割分担があるのですが、イベントを企画する時も、学友会の会員や外部業者との交渉や打ち合わせなどで「何を目的にしたいのか」など、自分が考えた内容を他の人にわかってもらうために必要なコミュニケーションや、期日に関する意識など就職前に社会人経験が出来たように思います。学友会は全員が与えられた職務をしっかりこなしてくれるので、私は最終的に取りまとめるだけのことも多いです。(笑) 学友会に入って良かったです。大変だからこそ達成感があるし、友だちも増えました。 学友会は2年生が中心となって活動するため、来年には次の学年にバトンを渡すことになります。Sさんは「少しでも興味がある在学生はぜひ挑戦してほしい。本当に楽しいから!」と眩しい笑顔で締めくくってくれました。 学友会では在学生に向けて、随時新しいメンバーを募集しています。入会希望や見学などの問い合わせはコチラからどうぞ。
特集
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2022.11.14
神戸女子大学コーヒー同好会を立ち上げた代表者にインタビュー! 2022年10月29日(土)、30日(日)に神戸市の商業施設コトノハコ神戸で開催された、SDGsをテーマにしたコーヒーイベント「VOLCAFE COFFEE EXPO 2022」に本学のコーヒー同好会が参加しました。今回はその代表である管理栄養士養成課程4回生のMさんにお話を伺いました! ―コーヒー同好会を立ち上げられたきっかけを教えてください。 実は、昔はコーヒーが嫌いだったんです。高校2年生の時に父と行った喫茶店で飲んだものがとてもおいしくて、それ以来大好きに。その経験から本当においしいコーヒーをみんなに広めたいと思うようになりました。高校生の時は道具を家から持参して、休み時間に友達に振舞ったり、公民館などで振舞うことができるようなボランティアに参加したりしてたんです。そのような活動をより大きな規模で行いたいと思い、この同好会を立ち上げました。 ―コーヒー同好会にはどのような学生がいらっしゃいますか? 一言で言うと、探求心の強い学生が集まってくれています。私たちの同好会のメンバーのうち、9割ほどは好奇心からの入会で、入った当初はコーヒーの知識をほとんど持っていないんです。それでも入会後は、私の説明を真剣に聞いて議論してくれたり、外で飲んだコーヒーに関する情報を同好会に持ち込んできてくれたりと、とにかく知識を取り込もうという意欲を常に感じています。 代表Mさんと同好会のメンバーのみなさん ―コーヒー同好会では、普段どのような活動を? 普段は主に飲み比べを行っています。コーヒーは使用する道具や豆、挽き方や焙煎方法によって無数に違いが生じるので、この活動を行うことでその豆に最も適した淹れ方を研究しています。それ以外にも今回のように、なにかイベントがあれば積極的に参加しています。 学内では、随時希望者向けに見学会も行っています。 ―今回のイベントではどのようなコーヒーを? この『VOLCAFE COFFEE EXPO 2022』では17か国の豆から1つを選び、その魅力を最大限に引き出すことが求められています。今回私たちは華やかな酸味が特徴のホンジュラス産を選びました。そのため、酸味を活かしつつも、それが苦手な方にも飲んでいただけるバランスのいいコーヒーを提供しています。 ドライフルーツのような華やかな香りが漂う上品なホンジュラス産のコーヒー。一番の特徴といわれる酸味はフルーティで爽やか。 ―淹れ方にはどのような工夫を? 打ち合わせを始めた当初は、ハンドドリップでの提供を考えていたのですが、それだと淹れる人やタイミングなどにより味が安定しませんでした。そこで『エアロプレス』という専用の抽出器具を用いて、抽出にかかる工程数を減らしブレを最小限にしています。他にも雑味を抑えるために『フジローヤル みるっこ』という微粉(雑味の原因)が出にくい電動ミルを用いて豆を挽いて、より多くのお客様に美味しいコーヒーを提供できるようにしています。 ―今回のイベントは全国各地の大学のコーヒーサークルが参加しています 今回のイベントは私達を含めて全国から17大学が参加しています。それぞれの大学が選んだ豆の特徴を最大限に引き出すために研究し、今日を迎えているのでどこの大学のコーヒーも本当に美味しいです。他大学のコーヒーサークルの方もコーヒーへの熱量がすごいので刺激を受けますし、色々な情報交換が出来ています。これまでも近隣の他大学との交流はありましたが、今日をきっかけにもっと交流を広めていきたいですね。 ―今後の目標を教えてください 今までは同好会の活動を通して、より多くの人たちにコーヒーを飲むきっかけを作りたいと思っていたのですが、将来は、在学中に取得予定の管理栄養士の資格を活かしてコーヒーコンサル業を行い、街中にあふれるコーヒーの質をさらに底上げしたいと考えています。そのためにはまず、バリスタの大会で優勝して影響力をつけたいと思います! 『人と人が珈琲で繋がる、広がる』をモットーに、精力的に活動するシンジョのコーヒー同好会。今後の活動予定などは同好会Instagramからチェックしてくださいね!
保護者の方にもおすすめ
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2022.8.19
神戸女子大学に入学した4名の学生さんに、オープンキャンパスの魅力、大学選びの時の悩み、保護者の方に支えてもらった嬉しいことを聞いてみました。 オープンキャンパスのオススメプログラムや見どころは?シンジョの「特におもしろい授業」をピックアップ! Fさん:体験授業です!学科ごとにさまざまなテーマで開講されていて、自分の興味がある授業に参加できます。私は高校生のころに家政学科の被服系の体験授業に参加しました。 Nさん:私はオープンキャンパスに参加せず入学したのですが、こんなに色々開講されているんだったら行っておいたらよかったなと思っています。 Yさん:実は私もオープンキャンパスには行ってないんです……。大学っていろんな特色を持っているから、できれば入学前には参加しておいた方がいいと思います。私はシンジョが自分にとても合っていると感じていますが、そうではない方もいるかもしれないので。学びという意味で「自分に合っているか」を判断する場として、体験授業への参加はとても良い機会だと思います。 Fさん:あと、単純に「とても楽しい」というところもオススメです! Nさん:その学科のメインの授業を受けることができるので、学科の特色や楽しさ、学びの面白さを一番体感できると思います。 Yさん:シンジョの魅力のひとつは、「学びの内容が充実していること」だと思います。座学以外に実験や実習が多く、その設備も整えられています。私は管理栄養士をめざしていて、今は調理実習の授業を受けていて、スーパーにならんでいるような加工品を自分たちで作ってみる実習など、内容が本格的です。設備も新しく、現場で使われているものに近いので、将来をイメージしながら学べています。そんなシンジョがもつ学びの魅力を体験できるのは、進路選びにとても参考になると思います。 在学生目線で学生生活を教えてくれる相談コーナー! 学科相談コーナー Fさん:学生スタッフに直接色んな質問や相談ができます。私も高校生のころに相談したのですが、実際に通っている学生目線で、学びや生活全般について、良いところや気を付けておくべきことを率直に教えてくれるので、とても分かりやすかったです。「自分はこのコースが向いてると思っていたけど、実はこっちの方が向いているかも?」など、色んな気づきがあると思います! 今は学生スタッフとしての立場ですが、「私たちが経験している全てを伝えてあげたい」という気持ちでいます。 寮・下宿の相談コーナー Yさん:私はひとり暮らしをしていて、「オープンキャンパスに参加しておけばよかったな……」と思う理由のひとつに、寮・下宿の相談コーナーがあります。 シンジョには学生寮があり、そこの寮母さんと下宿生が寮生活についてさまざまな解説をしてくれます。 寮の規則やコロナ対策のこと、雰囲気・イベントごとなど、HPやパンフレットには書かれていない情報をたくさん教えてくれるので、下宿する当人はもちろん、保護者の方も安心できると思います。 大学選びの時に悩んだことは?「どの大学がいいのか」という判断基準はそれぞれ Sさん:難易度の高い大学を目指すか、自分に見合った大学で止めておくべきかを悩んでいました。担任の先生は「もっとできるから頑張った方が良い」と言ってくれるのですが、私としては「早く受験を終わらせて安心したい」という気持ちもあって。そんな時の三者面談の際に、親が私の気持ちを先生に代弁して「もう少し合格しやすい大学でも良いと思います」と先生に伝えてくれました。同時に「一生懸命やったことなら、失敗しても大丈夫」と私に言葉をかけてくれました。そのことで「失敗してもいいんだ」と思えて、とても気持ちが楽になりました。 Nさん:大学のキャンパスがある場所も悩みのひとつでした。「都会の中心にあるところがいいかな」と思うこともあったのですが、今考えると都市部は色んな誘惑も多いので、海や山が近くてリラックスできる須磨キャンパスを選んでよかったなと思います。電車ですぐに都市部にも行けるので、遊びと学びの区別も付けやすくて、私にとって良い環境だなと感じています。大学は4年間という長い期間を過ごす場所なので、周囲の環境も重要です。オープンキャンパスにいけば、大学の周りの雰囲気も確認できるので、そういった意味でも参加する価値はあると思います。 大学選びなどで悩んでいるときに保護者から言われた嬉しい言葉は?「自分を信じてくれている」ということが、一番の支援 Nさん:大学選びとは悩みの大きさが違うかもしれないのですが、私も少し前までコース選びに悩んでいて……。親に相談したら、「あなたの人生は、あなた次第だから」と言ってくれたんです。それで、自分がやりたいことを改めてしっかり考えることができて、胸をはって進みたいコースを選べました。 Sさん:リラックスして相談できる環境をつくることが大切だと思います。私もそうでしたが、いろいろ受験の状況を聞かれるのは嫌だと思うタイプの方もいると思います。「聞きやすい環境」よりも「言いやすい環境」をつくってもらえると安心して相談できました。 Fさん:「頑張りを見てくれている」ことが分かると、安心しますよね。忙しそうにしてる私の様子を見ていた父から、「頑張りすぎんなよ」ってさり気なく声をかけてもらったとき、少し泣きそうになりました。受験生って色々不安だし、ずっと勉強していると気分も落ち込んでくるので、気の休まる場があればとても助けになると思います。私は親によく相談するタイプなんですが、そうでもない人もいると思うので、「今こういうことに興味あるの?」とか、なにかしらのきっかけを与えてあげるといいかも知れないです。 神戸女子大学 オープンキャンパス情報 いかがでしたでしょうか?高校生の方や保護者の方にとって、今回の学生さんたちの声が参考になれば幸いです。最後にシンジョのオープンキャンパスの情報をご紹介します。気になった方はぜひお越しください! 【CHECK!】オープンキャンパス参加型AO入試を実施! オープンキャンパスの参加や、学科独自に行われるAO入試プログラムに参加してエントリーシートを提出することでエントリーができます。 オープンキャンパス日程 8/20(土)、9/4(日) 開催時間 13:00~17:00 場所 須磨キャンパス:神戸市須磨区東須磨青山2-1(文学部・家政学部)ポートアイランドキャンパス:神戸市中央区港島中町4-7-2(健康福祉学部・看護学部・心理学部・短期大学)詳細はこちら