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神戸女子大学のWebマガジン「シンジョマグ」

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クラブ活動の記事一覧

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シンジョ ラクロス部が気になる…!文武両道のキャプテンにインタビュー!!

キャンパス

178

2023.4.5

シンジョ ラクロス部が気になる…!文武両道のキャプテンにインタビュー!!

「ラクロス」って大学のサークル!っていう雰囲気あるなぁ…と思いながら詳しくは知らない。そんな私のような人は多いのではないでしょうか。 そこで、ラクロス部のキャプテンで管理栄養士養成課程4回生のTさんにどんなスポーツですか?という質問をしてみると、「簡単に言えばテニス、サッカー、バスケ、ラグビーを混ぜた感じです!」と明るく答えてくれました!#春からシンジョ の新入生に、ラクロスの魅力やラクロス部に入ってよかったことを少しでも知ってもらいたい!というTさんの熱い思いが聞けたインタビューをまとめました! 大学でラクロスを知る人が大半。みんな同じスタートなのが良い! ラクロスってどんな競技?10人制の球技です。フィールド内を自由に駆け回り、直径わずか6cmのボールをアルミニウム製のスティック(クロス)を使って相手選手と奪い合い、180cm四方の小さなゴールめがけてシュートを打ちます。試合時間は15分×4回で、休憩を挟みながら戦いますが、合計すると1時間動き回る激しいスポーツです。 左がプレーヤー用、右がキーパー用のスティック Tさんは大学選びの時に部活についても調べていて、そこで初めてラクロスを知ったといいます。 ラクロスは高校の部活にはあまりないので大学から始める人が多く、私が入った時も経験者は居ませんでした。先輩も優しくて、ラクロスを丁寧に教えてくれましたし、練習も楽しくていい雰囲気なので周りとのレベル差もないのでスポーツ未経験でも問題ありません。新しいことを始めたい人にはお勧めです! ラクロスのプレー中は、小さなボールがすごい速さで飛び交います。女子同士でもラグビーみたいにぶつかり合うので激しさがあり、ボールを持つ選手は相手をフェイントでかわそうとしますが、動きが素早くて、どこからシュートを打たれるか分からないぐらいスピード感があるので盛り上がります! プレーヤーはオフェンスとディフェンスに分かれますが、Tさんはゴールを守る最後の砦となるキーパー(ラクロスではゴーリーとも呼びます)をしています。 キーパー用の防具を見せてくれたTさん。当たり前ですが本格的! テニスでは前衛(ネット際でプレーするポジション)をやっていてボールが迫ってくることに慣れているので、ポジション決めの時にキーパーを希望しました。防具を付けていても、ボールが当たると痛いです。(笑) 股抜きを狙われてゴールされると本当に悔しいです…。でもその分、相手のシュートを止めるとチームを助けることが出来た実感もあり、何よりも嬉しいです!とラクロスの魅力をキラキラした表情で語ってくれました。 ラクロス部が活動するペースは?練習や試合のことも聞きたい! ラクロスに魅せられて入部した部員たちが、どんな風に活動しているのかTさんに教えてもらいました。 ラクロス部の活動は、平日2回と土曜日の週に3回です。ジョギングから始めて、パスやシュートの練習を約2時間行った後、ミーティングで締めくくります。雨の日はシンジョの体育館を予約して筋トレなどトレーニングをします。1回生の時はコロナ禍の影響でほとんど活動できなかったので、今はみんなで練習できることに喜びを感じています。 ラクロス部は今、部員数が少ないので、土曜日は関西の他大学と合同チームを組んで練習や試合をしています。合宿で静岡へ行った時は、たくさんの大学が集まって試合をしました。練習中に初対面の他大学の学生とコミュニケーションを取ることは難しい部分もありますが、練習が終わる時にはもう仲良くなっていますね(笑) 練習後はお互いの大学のことや就活などの情報交換をしたり、学外の人とのつながりが増えることもひとつの魅力だと思いますね。 合同チームでの練習は楽しく充実! 試合中の写真(写真手前 シンジョラクロス部、奥 他大学ラクロス部) ラクロス部ならでは!シンジョ内外でのかけがえのない経験  これまでのお話から、練習や試合を通してたくさんの出会いがあり、充実している様子が伝わりました。Tさんは管理栄養士養成課程に所属していて、実習や課題などで忙しいイメージがありますが、部活と勉強の両立する上で大変だったことはないか聞いてみました。 部活の後の勉強は時間的にも大変かもしれないですが、部活に入っていたからこそ、身近に相談出来る先輩がいてくれました。入部した1回生の時は授業がほとんどオンラインだったのですが、レポートの書き方がわからず困っていたところ、同じ学科の先輩が助けてくれました。それからも、学年が上がるとどんなペースで授業や実習があるのかなど、先輩の経験を教えてもらったからこそ計画を立てて勉強と部活を両立できています。 また、ラクロス部は日本学生ラクロス連盟に登録し、関西地区のチームとして所属しています。そこでは同じように登録しているクラブに所属する学生が、大会運営や関連した業務を力を合わせて担当しています。これだけ大きな組織に所属して活動できることはこれまでなかったので、本当に良い経験になっています。学科での学びも大切ですが、社会人経験に近いものが得られていると実感しています。 最後に、シンジョの新入生や、高校生に向けて一言お願いします! クラブ活動が出来るのは大学が最後のチャンスだと思うので、何かしらの団体に入ることをおすすめします!ラクロス部は初心者大歓迎!協調性が身につき、学生生活も楽しくなります!気軽に来てください!私達が全員で教えます! この投稿をInstagramで見る 神戸女子大学 ラクロス部 2023(@kwu_lax_2023)がシェアした投稿 新入部員の受け入れ態勢バッチリなメンバーが新入生のみなさんの見学や問い合わせをお待ちしています!シンジョの周辺情報や所属部員の時間割など、新入生のお役立ち情報も満載のラクロス部instagramはこちらから

おいしいコーヒーで地域を笑顔に!諦めかけていた夢を実現させた「神女support」がスゴイ!

特集

158

2023.3.7

おいしいコーヒーで地域を笑顔に!諦めかけていた夢を実現させた「神女support」がスゴイ!

本当においしいコーヒーを知ってもらいたいという想いから、兵庫県の大学では唯一となるコーヒー同好会を立ち上げたMさん。今回は、シンジョの学生課外活動助成金制度「神女support」を活用し、地域での交流会を実現したときのお話を中心にインタビューしました。 人生を変えたコーヒーとの出会い ――昔からコーヒーが好きだったんですか? コーヒーを好きになったのは高校2年生の頃からなので、実は最近なんです。以前はほとんど飲んでいなかったのですが、父に連れて行ってもらった喫茶店で飲んだドリップコーヒーのおいしさに感動して、そこからのめりこんでいきました。はじめはクラスの友人に私が淹れたコーヒーをふるまう程度でしたが、それをきっかけにコーヒーを飲めるようになった子がけっこういました。コーヒーを好きになってもらえたことがすごく嬉しくて、それから地域の方や東北で被災された方々にコーヒーを提供するボランティア活動を始めました。同時に、大学でもより多くの方にコーヒーの魅力を知ってもらう活動ができれば良いなと考えていました。 ――コーヒーは「個人で楽しむもの」というイメージがありますが、Mさんは誰かと一緒に楽しむなど「外に向けての発信」に魅力を感じていたんですね。それが「コーヒー同好会」の活動にもつながった? はい。普段は豆の種類や挽き具合、淹れ方を変えるなど飲み比べをして味を研究していますが、他大学のコーヒーサークルとも交流し、勉強会を開催することもありますね。できれば「地域の方を中心にコーヒー好きを増やしていきたい」という想いもあったのですが、同好会発足時には、資金面やノウハウなど、さまざまな課題があったので、実現したくてもできないと思っていました。そんなとき、顧問の先生から「学生課外活動助成金制度(神女support)」で支援が受けられるかもしれないことを教えていただいたんです。 学生課外活動助成金制度(神女support)って? 学生による自主的な課外活動(地域貢献やボランティア等、地域の課題解決や活性化を推進する取り組み)を支援することで、「自立心・対話力・創造性」をもった人材を育成することを目的としたシンジョ独自の制度。ボランティアセンターの設立や子ども向けイベントの開催など、活動に必要な資金の助成を受けることができる。 詳しくはコチラ!  神女supportで広がった地域交流の夢 ――神女supportをどのように利用されたのか教えてください。 締め切り直前のギリギリに応募したことを覚えています。採択後は同好会のメンバーと話し合いを重ね、やりたいことを少しずつ具現化していきました。そして、同好会の設立2年目となる2022年には、大学の近くにある須磨離宮公園に場所をお借りして、コーヒーショップを出店することが決まりました。もちろん、みんな出店経験はありませんので、わからないことだらけです。新型コロナの影響もあり、会う機会も限られていましたが、ZoomやLINEで話し合い、一つひとつ検討していきました。 ――苦労もあったなか、イベントはうまくいきましたか? 結果としては目標販売数を達成でき、満足いただけるおいしいコーヒーを提供できたのではないかと思っています。嬉しかったのは、親子でお越しくださった方に「今まで娘はコーヒーがまったく飲めなかったんだけど、このコーヒーは飲んでいました。本当においしかったです!」と言っていただいたことです。豆の原産国の選定から、焙煎、抽出まですべて自分たちで決めたのですが、おいしいものが提供できているか不安な気持ちがありました。なので、その言葉が聞けたときはすごく嬉しかったですし、励みにもなりました。 ――焙煎からされているとは、徹底して取り組まれているんですね。 そうなんです。せっかく地元の方にコーヒーを販売するからには、豆本来の味わいを感じてもらいたいと思っていました。そうなると専用の器具が必要なのですが、なかなか手が出ない価格で。本来ならあきらめてしまうところを、神女supportを利用して購入させていただきました。淹れる人が違っても安定した味が出せるエアロプレスや、雑味の原因となる微粉が出にくい電動ミルを使用することで、私たちがこだわった味をスピーディーに同じ品質で提供することができました。資金面でのサポートが受けられるのは、学生の私たちにとってはとても大きいです。ビジネスなら売上や利益を第一に考える必要がありますが、私たちはあくまでも地域貢献としてコーヒーの本当のおいしさを伝えていくことに注力することができました。そういった点でも、神女supportはありがたいですね。 ――たしかに、売上を求めすぎて本来の目的を見失ってしまっては意味がないですよね。 はい。ですから私たちはもう一つの地域貢献として、須磨離宮公園での出店後に余った豆を活用して、地域の福祉施設で高齢者の方々にコーヒーの無料提供を行いました。当日は3カ国の豆を用意し、飲み比べを実施。香りや後味の違いを実感していただけたと思います。さらに、ただふるまうだけでは面白くないので、高倉台の良いところを一つ書いてもらうことにしました。それを学園祭で展示することで、地域の魅力を発信することもできました。 たくさんの人に感動を味わってもらいたい ――出店イベントを経て、どんな経験が得られましたか? まずは、須磨離宮公園での出店や近隣住民の方へのコーヒーの提供など活動を通して、地域の方々と交流できたことがとても大きな経験になりました。ただ、実際にイベントを体験することで自分たちに足りていなかったことも見えてきたんです。一番は開店に必要な物品をそろえることでした。私が日頃通うコーヒーショップの方にもご協力いただきながら、できる限りの準備をしたのですが、それでも当日になって「あれが足りない、これが足りない」となって(苦笑)。でも、その反省はしっかりと次回に活かし、これまでに同様のイベントを3回実施することができました。リピーターになっていただいた方もいますし、SNSでの宣伝効果もあってか、回を重ねるごとに足を運んでくださる方が増えていると実感しています。 ――まだまだ夢が広がりますね。Mさんは現在4回生ですが、大学卒業後はどうされる予定ですか。 バリスタになりたいという夢があります。シンジョの管理栄養士養成課程に入学したのも、「栄養」という付加価値は、バリスタを目指す人たちのなかでも埋もれずに戦っていける武器になると考えたからです。今は大阪にあるコーヒーの卸会社に内定をいただきました。入社後はセミナーなどを通してコーヒーの魅力を社会に発信していけたらと考えています。将来的には、コーヒーのコンサルティング業を行い、おいしいコーヒーに出会うきっかけをたくさん創り出すお仕事がしたいです。「他のどこよりもMさんのコーヒーで良かった」「Mさんだから選ぶ」と言ってくれる人が増えるよう、自分の個性を見つけて磨いていきたいです。実はその一歩として、今、同好会の友人たちとオリジナルのコーヒーを販売しようと思っているんです。須磨の海をイメージした、朝に飲みたいと思ってもらえるブレンドをめざしていて、飲みやすくさわやかな味わいに仕上がりました。まずは、須磨離宮公園で試飲会を行い、お墨付きをいただけたら実際に販売する予定なので、多くの方に楽しんでいただきたいです。 2022年11月取材※取材時4回生

こだわりのコーヒーで地域活性化!地域密着型で活動を行うコーヒー同好会に潜入!

特集

961

2023.2.16

こだわりのコーヒーで地域活性化!地域密着型で活動を行うコーヒー同好会に潜入!

シンジョのコーヒー同好会は2021年3月に設立され、現在2年目。「人と人がコーヒーで繋がる、広がる」をモットーに、日々の活動でコーヒーに関するさまざまな知識を蓄え、複数のイベントに出店しています。今回は11月26日(土)、同好会にとっては須磨離宮公園での3度目の出店にお邪魔して、皆さんにお話しを伺いました。 コーヒー同好会の普段の様子を取材した過去記事はこちら! 学生課外活動助成金(神女サポート)を活用して歩んだ初出店までの道のり ―――同好会発足からすぐに学外の場所での出店、すごいですね。 活動を始めてすぐ、多くの人に私たちのコーヒーを飲んでもらいたいとみんなが思うようになりました。その時に思いついたのが出店だったのですが、当然誰も出店経験などなく、まずは場所の確保に苦戦しました。そこで大学の地域連携室に相談したところ、神戸女子大学と須磨離宮公園が両施設を開放して相互利用を可能にした『キャンパス・パーク連携』という協定を結んでいることを教えていただき、こちらに出店させて頂くことにしたんです。 ―――地域に根ざした活動をしているシンジョならではですね。でも、場所以外も大変だったのではないですか? 出店場所が決まってからは美味しいコーヒーをたくさんの人に提供するために豆は何キロ必要か、抽出方法はどうするか、どのような道具が必要か、どのように役割分担すれば良いかなど…わからないながらもみんなで考えました。そのために考えた結果、『フジローヤル みるっこ』という雑味の原因となる微粉が出にくい電動ミルや、『エアロプレス』という専用の抽出器具を用いて、他ではあまり見ないドリップコーヒー以外のコーヒーをスムーズに提供することができています。 電動ミル「フジローヤル みるっこ」 短時間で味のブレを少なく抽出可能な「エアロプレス」 ―――本格的な器具ですね。器具の購入はみなさんで協力し合って購入されたのでしょうか? 地域貢献活動に必要な器具の購入には大学の補助金制度『学生課外活動助成金 神女サポート』を活用させて頂きました。短い時間で安定した味のコーヒーが提供できるので、このようなイベント出店の時には欠かせません!ほかにも今回販売している、豆の購入や焙煎費用にも補助金を使用してチャレンジすることができました。同好会には4年生も所属していていますが、これまではコロナ禍であまり活動ができなかったので、限られた時間でかけがえのない地域貢献活動が出来ているのは神女サポートがあったからに他なりません。 神戸女子大学×須磨離宮公園 キャンパス・パーク連携 今回のような「キャンパス・パーク連携」によるシンジョの活動で、学生の主体性を尊重しながら支えて頂いているのが須磨離宮公園の職員の方々。これまでもたくさんのシンジョの学生と関わってきた辻堂さんにお話しを伺うことができました。 写真左から須磨離宮公園職員の辻堂さん、コーヒー同好会のMさん ―――シンジョの学生について、印象をお聞かせください。 自主的にこのような活動をされる学生は皆さんしっかりされていますよ。今回のコーヒーの販売も、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と売り上げも評判も右肩上がりです。それは、実施後にしっかり振り返りを行っているから。何がお客様の目に留まらなかったのか、ニーズを満たす商品がなかったのか、コーヒーを提供するまでの接客はどうだったのか…言われなくても自分たちで考えてやっているんですよね。 ―――「キャンパス・パーク連携」として、須磨離宮公園さんにもメリットは感じられますか? 公園利用者の方からは『大学生が頑張ってるんや』と声をかけられることもありますね。特に、公園に活気を生んでくださるというところで、とても貢献してもらっていますよ。毎年、色々なイベントを一緒にやりましょうとお誘い頂くので、学生のみなさんと一緒に須磨離宮公園も成長していきたいですね。 ―――出店ブース付近では常に数人のお客様がコーヒーを飲まれており、時には行列ができるなど大盛況。実際に購入された方にもお話を伺ったところ、「実は先日公園に遊びに来た時、たまたまこの同好会さんのコーヒーを購入しました。そのとき飲んだものがとてもおいしかったので、今回はこれを目当てに離宮公園に来たんです。」とのことでした。 自分たちの「地域貢献活動」に手応えを感じるようになった ―――コーヒー同好会による地域社会貢献は離宮公園だけではなく、10月には高倉台地域福祉センターの利用者の方々にコーヒーを無料で振舞う、フリーコーヒーイベントを実施されたそうですね。 このイベントでは、私達がこだわって淹れたコーヒーを提供したのですが、「普段のコーヒーと同じだと思っていたけど、今日のコーヒーが人生で一番おいしかった!」「ブラジルのコーヒーがスッキリしている!」というようなお声を聞けたこと、そして皆様の笑顔を見ることができて嬉しい限りでした。また、利用者の方々にはコーヒーと引き換えに須磨の魅力を1つ教えていただき、後日それをまとめて学園祭で展示を行ったのですが、私達も知らなかった須磨の良い所を教えてもらうことができて、改めて須磨のことが好きになりました。この時の充実感から、自分たちが好きなことをたくさんの人に知ってもらうことで、地域の方々を元気にすることができるんだと思うことが出来ました。 たくさんの利用者の方から「須磨の良い所」を教えて頂きました ―――今後の活動への抱負を聞かせてください! 私達コーヒー同好会は研究を重ねて、より美味しいコーヒーや様々な種類のコーヒーを提供できるように頑張りたいと思います。また、今後は須磨離宮公園で採取されたはちみつを使ったカフェオレなどの開発も行い、この地域と一緒に成長していけるようにどんどん盛り上げていきたいと思います! コーヒー同好会は毎週木曜日のお昼休みから、第2クラブハウスで活動中。代表のMさんは「この同好会ではみんなでコーヒーを楽しめればと考えているので、きっかけは『スターバックスが好き』、『おしゃれな趣味を増やしたい』などで大丈夫です。少しでも興味を持っていただければ、まずはお昼休みにコーヒーを飲みに来てください!」と話していました。是非Instagramをチェックしてみてくださいね!

フェアトレードで世界に貢献!?nicoloopって何!?

キャンパス

648

2023.2.9

フェアトレードで世界に貢献!?nicoloopって何!?

フェアトレードってご存じですか。開発途上国などの生産者から、原材料や製品を適正な価格で買い取ることで、生産者の生活改善や自立を目指す仕組みのことです。 この仕組みをたくさんの人々に知ってもらうため、シンジョの公式サークルとして啓蒙活動を続ける団体がnicoloop(ニコループ)なんです。 輸入する側が安く製品を購入できる理由には、輸出する生産者側に適正な報酬が支払われていないことがあります。そのため、生産者側が適正な価格で公正な取引が行われ、正当な報酬が支払われるように改善されることが必要です。その活動を続けているのがnicoloopです。 具体的に、どのような活動内容なのか所属している学生にインタビューしました。 ―具体的な活動内容を教えてください。 「今回は12/12~16の5日間、フェアトレード パンフェアを企画しました。フェアトレードの商品を使用したパンを大学内のベーカリーで開発し、そのまま販売させて頂き知ってもらうきっかけを作っています。他にも学園祭でクイズ形式にして普及活動を行うなど、広く社会に発信する活動を行っています。」 ―今回ベーカリーで行った活動の感想を聞かせてください。 「今回は学内のベーカリーcafé(marberg)とコラボさせて頂き、パンを購入して頂いた方々にフェアトレードと開発したパンの経緯や目的などを説明しました。そしたら学生の中には、“これを目当てに買いに来ました”や“開発したパンが美味しそうだったから”などたくさんの嬉しい言葉を聞く事ができました。」 ―nicoloopとしての今後の目標を教えてください。 「今回の活動が少しでも興味をもってもらい、公平にモノの売買が行われる世の中になれば良いなと改めて思いました。私たちの身近にフェアトレード商品はまだまだある事を知って頂き、フェアトレードを普及させることです!」

冬の神戸女子大学を彩るイルミネーションの企画をする団体「学友会」とは!?

キャンパス

504

2023.2.2

冬の神戸女子大学を彩るイルミネーションの企画をする団体「学友会」とは!?

シンジョには学生だけで学校行事を企画運営する、いわば生徒会のような団体『学友会』が両キャンパスにあり、冬のシンジョ名物イルミネーションや学園祭=コスモス祭(須磨キャンパス)、PI神女祭り(ポートアイランドキャンパス)などの学校行事を企画しています。今回は須磨キャンパスの学友会・会長のSさんと、コスモス祭実行委員長のHさんにインタビューしました! 写真左からコスモス祭 実行委員長Hさん、学友会 会長Sさん ともに2回生 何かにチャレンジしたい気持ちが入会のきっかけに! Sさんはキャンパスライフに希望を抱いてシンジョに入学した4月に、「これからの4年間、漠然と過ごすことはやめよう。」と決意。何かをやり遂げる経験を得るべく、新入生オリエンテーションのクラブ紹介で知った学友会に入会することに。 Hさんは1年生の冬に学友会がキャンパス内のイルミネーションを準備する様子を見つけて、「私もやってみたい!」と思ってすぐに入会。今年もHさんたち学友会が中心となってイルミネーションを企画し、12月1日に点灯式が実施されました。 2022年度のイルミネーション 自分たちの考えたことで、たくさんのシンジョ生が喜んでくれるのが嬉しい 学友会が企画運営する学校行事には、冬のイルミネーション以外にも、スポーツ大会、コスモス祭などがあり、学生課の協力のもと、学生が中心となり作り上げていきます。しかし、Sさんが入学してからは様々なイベントがコロナ禍で中止になってしまいました。 ―――学生の安全を守るためにも、色々な制約がある中での活動になりました。 学生の様子から意気消沈したムードを感じていましたが、何か新しいイベントはできないかと模索し、今年4月に新入生歓迎イベント『花咲く春のシンジョ祭』を開催しました。 自分たちが入学した時も、せっかく大学に入学したのにコロナ禍で登校できなくて、キャンパス内のどこに何があるのか、どんなクラブがあるのかわからない時期が長かったんです。だから、校内スタンプラリーやクラブ紹介ブースを作ったり、新入生目線の企画をたくさん実施すると土曜日なのに新入生が100人近く来場してくれました!今後は毎年続く恒例行事にしていきたいですね。 先生の自己紹介カードもかわいく作成して、先生の名前と特徴を合わせて覚えやすくするボードを作成! 待ちに待ったキャンパスで開催するコスモス祭! コロナ禍の影響もあり2年ぶりに実現した来場者を迎え入れてのコスモス祭。コスモス祭 実行委員長Hさんは学友会としてだけでなく1人の学生として楽しみだと語ってくれました。 ―――昨年はオンラインでコスモス祭を実施したと伺いました。 コロナウイルスの感染状況を考え、昨年はオンライン開催に切り替えたんです。ステージでの学生パフォーマンスを動画配信にしたり、オンラインでクイズ大会や抽選会など、工夫を凝らしてなんとか実施したのですが、自分たちが一生懸命準備したものを多くの人が楽しんでくれている姿を「実際に見ることができない」という寂しさも少しありました。 ―――2年ぶりにキャンパスで開催することになるコスモス祭の準備はいかがですか? 実は、キャンパスで開催するコスモス祭を経験している学友会のメンバーがいないので、過去の資料等を参考にしながら手探りで準備してきました。イベント制作会社の力も借りて企画をしていくのですが、お笑いライブではどんな人が来てくれると盛り上がるかなど、学生ならではの視点で進めていくのは本当に楽しいです!基本的には職員の方は関与せず、私達だけで制作会社の方と打ち合わせをするので緊張もしますが責任感を持って担当できました。 そうすることで、自分たちが目指すものに何が足りないのかがわかってくるんです。今年は学園祭のプログラム(当日配布する冊子)を別の業者に依頼して作成することにしました!中学、高校時代に「指示待ち人間はダメ、積極的に主体性をもって、自分で考えて行動する~」というように先生方からのお話を聞いてきたのですが、言葉の意味は理解できますがピンとこなかった部分も正直ありました。でも、学友会で経験してみて「これが主体性をもって」行動するっていうことだ!と日々実感しています。 今年度のコスモス祭の当日、そこには学友会のメンバーが一生懸命準備をしたステージを中心に、たくさんのシンジョ生の笑顔で溢れていました。 神戸女子大学管弦楽団のステージを見守る学友会メンバー。ステージの前にはたくさんの学生が。 学友会で培う経験は、これ以上ない『プレ社会人』経験 学友会に入会して、シンジョの充実した授業を受けるだけではなく、様々な経験を積んで成長しているお二人。学友会に所属していてよかったことを伺いました。 ―――コスモス祭実行委員長のHさんはいかがですか? 外部のイベント制作会社の方と調整を繰り返し行ったり、クラブのステージイベントなどの調整など、学内外と関わり合いながら大きなイベントを構築していくなんて学友会でしかできないことですし、貴重な経験ができました。当たり前のことなのですが、いざ年代や立場が違う人とやり取りをするとなった時に、連絡をもらったらすぐに返信をすることで相手の方に熱意が伝わったり、ご心配をおかけすることなくスムーズに事が進んだり…話し方や文章も相手に意図が伝わるようになっているか意識するようになったのは、学友会の経験で成長できた部分だと思いますね。 ―――会長・Sさんは、責任ある役職ですが、やりがいなどを教えてください。 私はどちらかというと人の前に立つ性格ではないので、会長という役職は自分に出来るだろうかと不安でした。学友会は会社のように組織化されていてそれぞれ役割分担があるのですが、イベントを企画する時も、学友会の会員や外部業者との交渉や打ち合わせなどで「何を目的にしたいのか」など、自分が考えた内容を他の人にわかってもらうために必要なコミュニケーションや、期日に関する意識など就職前に社会人経験が出来たように思います。学友会は全員が与えられた職務をしっかりこなしてくれるので、私は最終的に取りまとめるだけのことも多いです。(笑) 学友会に入って良かったです。大変だからこそ達成感があるし、友だちも増えました。 学友会は2年生が中心となって活動するため、来年には次の学年にバトンを渡すことになります。Sさんは「少しでも興味がある在学生はぜひ挑戦してほしい。本当に楽しいから!」と眩しい笑顔で締めくくってくれました。 学友会では在学生に向けて、随時新しいメンバーを募集しています。入会希望や見学などの問い合わせはコチラからどうぞ。

兵庫県の大学で唯一のコーヒーサークルが神戸女子大学にあるらしい!

特集

879

2022.11.14

兵庫県の大学で唯一のコーヒーサークルが神戸女子大学にあるらしい!

神戸女子大学コーヒー同好会を立ち上げた代表者にインタビュー! 2022年10月29日(土)、30日(日)に神戸市の商業施設コトノハコ神戸で開催された、SDGsをテーマにしたコーヒーイベント「VOLCAFE COFFEE EXPO 2022」に本学のコーヒー同好会が参加しました。今回はその代表である管理栄養士養成課程4回生のMさんにお話を伺いました! ―コーヒー同好会を立ち上げられたきっかけを教えてください。 実は、昔はコーヒーが嫌いだったんです。高校2年生の時に父と行った喫茶店で飲んだものがとてもおいしくて、それ以来大好きに。その経験から本当においしいコーヒーをみんなに広めたいと思うようになりました。高校生の時は道具を家から持参して、休み時間に友達に振舞ったり、公民館などで振舞うことができるようなボランティアに参加したりしてたんです。そのような活動をより大きな規模で行いたいと思い、この同好会を立ち上げました。 ―コーヒー同好会にはどのような学生がいらっしゃいますか? 一言で言うと、探求心の強い学生が集まってくれています。私たちの同好会のメンバーのうち、9割ほどは好奇心からの入会で、入った当初はコーヒーの知識をほとんど持っていないんです。それでも入会後は、私の説明を真剣に聞いて議論してくれたり、外で飲んだコーヒーに関する情報を同好会に持ち込んできてくれたりと、とにかく知識を取り込もうという意欲を常に感じています。 代表Mさんと同好会のメンバーのみなさん ―コーヒー同好会では、普段どのような活動を? 普段は主に飲み比べを行っています。コーヒーは使用する道具や豆、挽き方や焙煎方法によって無数に違いが生じるので、この活動を行うことでその豆に最も適した淹れ方を研究しています。それ以外にも今回のように、なにかイベントがあれば積極的に参加しています。 学内では、随時希望者向けに見学会も行っています。 ―今回のイベントではどのようなコーヒーを? この『VOLCAFE COFFEE EXPO 2022』では17か国の豆から1つを選び、その魅力を最大限に引き出すことが求められています。今回私たちは華やかな酸味が特徴のホンジュラス産を選びました。そのため、酸味を活かしつつも、それが苦手な方にも飲んでいただけるバランスのいいコーヒーを提供しています。 ドライフルーツのような華やかな香りが漂う上品なホンジュラス産のコーヒー。一番の特徴といわれる酸味はフルーティで爽やか。 ―淹れ方にはどのような工夫を? 打ち合わせを始めた当初は、ハンドドリップでの提供を考えていたのですが、それだと淹れる人やタイミングなどにより味が安定しませんでした。そこで『エアロプレス』という専用の抽出器具を用いて、抽出にかかる工程数を減らしブレを最小限にしています。他にも雑味を抑えるために『フジローヤル みるっこ』という微粉(雑味の原因)が出にくい電動ミルを用いて豆を挽いて、より多くのお客様に美味しいコーヒーを提供できるようにしています。 ―今回のイベントは全国各地の大学のコーヒーサークルが参加しています 今回のイベントは私達を含めて全国から17大学が参加しています。それぞれの大学が選んだ豆の特徴を最大限に引き出すために研究し、今日を迎えているのでどこの大学のコーヒーも本当に美味しいです。他大学のコーヒーサークルの方もコーヒーへの熱量がすごいので刺激を受けますし、色々な情報交換が出来ています。これまでも近隣の他大学との交流はありましたが、今日をきっかけにもっと交流を広めていきたいですね。 ―今後の目標を教えてください 今までは同好会の活動を通して、より多くの人たちにコーヒーを飲むきっかけを作りたいと思っていたのですが、将来は、在学中に取得予定の管理栄養士の資格を活かしてコーヒーコンサル業を行い、街中にあふれるコーヒーの質をさらに底上げしたいと考えています。そのためにはまず、バリスタの大会で優勝して影響力をつけたいと思います! 『人と人が珈琲で繋がる、広がる』をモットーに、精力的に活動するシンジョのコーヒー同好会。今後の活動予定などは同好会Instagramからチェックしてくださいね!

スポーツウエルネス吹矢部に聞く!“未経験者”が関西チャンピオンになったワケとは!

キャンパス

1012

2022.4.3

スポーツウエルネス吹矢部に聞く!“未経験者”が関西チャンピオンになったワケとは!

第2回関西学生大会で優勝に輝いた神戸女子大学スポーツウエルネス吹矢部。関西制覇に挑戦し続けるシンジョチームはテレビなどにも出演し、いまや大学を代表する団体の一つと言っても過言ではありません。3年前まで同好会だった彼女たちはいかにして今の地位を築いたのか。その秘密に迫ります。 同好会から部活に昇格!その影にあった想いとは…… 今回の取材に対応してくれたのは部長・Mさん、副部長・Tさん、会計・Nさん、部員のMさん、Yさん、Fさん。いずれも家政学部家政学科の4回生です。 スポーツウエルネス吹矢を知っていますか。5~10m離れた円形の的に対し、息を使って矢を放ち、合計得点を競うスポーツです。 日本スポーツウエルネス吹矢協会によると、全国には小学生から90代まで約5.7万人の愛好家や競技者がおり(2018年協会取材記事参考)、年齢や性別、服装などの制約がない、手軽な生涯スポーツとして人気を集めています。 中高年が中心となる選手層の中で、期待の若手チームとして注目されるシンジョ吹矢部ですが、同好会から部活に昇格したのはわずか3年前。今では取材やテレビ出演が続く知名度を誇っていますが、その躍進を支えたのは地道な普及活動でした。入学後、未経験ながら「面白そう」という好奇心に突き動かされるまま、そうそうに同好会に在籍した部長・Mさん。すでに当時から関西学生大会で入賞するほどレベルの高いチームでしたが、親切な先輩たちに囲まれ、次第に吹矢の魅力にのめり込むようになりました。しかし1回生が自分ひとりという環境には寂しさを感じることも。 「楽しいし、先輩たち優しいし、顧問の先生もあんまり来ないし、ほんわかしているから来ん?」 クラスメイトたちに明るい表情で声を掛け続けましたが、その背景には達成感や、努力を共有する仲間が欲しいという切なる想いがあったと言います。 まず1年目で現副部長でのTさんと会計・Nさんが、続いて2年目にMさん、Yさん、Fさんが所属。メンバーの増加は喜ばしくこそありましたが、次は人数分の道具整備という問題に直面してしまいました。吹矢競技は服装こそ自由ではあるものの120cmの全日本協会公認筒(ジュニアは100cm)、矢、25cm四方の的は必ず揃えなくてはなりません。そんな折り2019年に、活動実績が認められ、晴れて部活に昇格することに。そこからは学友会から部費支援を受けられることが決まり、競技環境が整うようになりました。 関西学生大会団体優勝!競技を楽しむ姿勢が強さの秘訣! 同年開催された、第2回関西学生対校スポーツウエルネス吹矢選手権大会にてシンジョチームは団体優勝、個人準優勝という好成績を収めました。短期間で上位入賞するためには、筋力トレーニングや走り込みなど、さぞや厳しいトレーニングの日々だったのではと尋ねると、なんと練習は“ひたすら吹く”だけ。 「私を含め全部員が未経験者ですが、潜在的な吹矢能力が高かった。入部当初から全員が的に当てることができた。」 部員たちはセンスが良いと部長・Mさんは語ります。ゼミで行った調査によると、未経験者では的まで届かない例もあったそうです。関西学生大会個人優勝の経験がある副部長・Tさんが試合会場の様子を「張りつめた空気。メンタルの状態が結果を左右する」と教えてくれました。 普段の練習とは異なる雰囲気が過度の緊張を引き起こし、筒の構えを正しい軌道から外したり、矢入れの動作に震えを生じさせたりするとのことでした。 解決法については「無になるしかない。私は私。周りは関係ない。」と語るYさん以外は、焦ったら焦りっぱなしと笑います。 「焦ることも、悔しい想いも、楽しむことが大切」とMさん。 「まだ創部3年目の私たちにとってパフォーマンスの分析や戦略はこれからというところ。まずはウエルネス吹矢という競技を楽しみ、その先で”優勝”に繋げることが大切」という部長・Mの言葉に部員たちは深く頷きます。 シンジョから地域へ!『もっと楽しい』が動かすこと 「優勝を大前提に置いて、意地と根性で追い込むことも強化の一つかもしれないけれど、必要以上に切羽詰まった練習をしなくても絆は生まれるし、練習の充実度に差はない。」と部長・Mさんはスポーツ界の現状をも指摘。仲間と共に日々を丁寧に積み重ねることでチームワークが生まれ、悔しさを共有して、一緒に前に歩き出すことはモチベーションを向上させると考えます。 現状の先にある『もっと楽しい』を目指して努力をする姿勢は、地域とのつながりにも活かされています。ボランティア活動の一環として、高齢者のコミュニティを訪問し開催した体験会をきっかけに吹矢教室に通い始めたという人も。健康に高い意識を持つ年代にスポーツの楽しさを伝えられたことは、競技生活の自信となりました。 仲間がいたら楽しいだろうなと、軽い気持ちで始めた部活動勧誘でしたが、今の目標はより高い戦績、そして学内の競技人口を増やすこと。シンジョスポーツウエルネス吹矢部は翌週に第4回関西学生大会を控え、2019年以来2度目の関西制覇を狙います。(※1月10日現在結果集計中)

姿勢がきれいに、肌ツヤもアップ!?デンマーク体操を体験!

特集

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2019.8.5

姿勢がきれいに、肌ツヤもアップ!?デンマーク体操を体験!

「デンマーク体操」って聞いたことはありますか?1900年頃、デンマークで生まれた体操のことで、「世界三大体操」のひとつ。そのデンマーク体操を実践している部活動が、SHINJOにはあるんです!それが、「デンマーク体操部」。 そもそも、デンマーク体操ってどんな体操なの?体操とダンスの違いって?デンマーク体操と部活動の魅力をお伝えします! デンマーク体操って? 今日やって来たのは、須磨キャンパスにある体育館。 どうも!ライターの西道です。これから練習に潜入しまーす! 地下にあるM室へ行くと、いいポップな音楽、かろやかな足音、部員のみなさんの明るい声が聞こえてきました。 カラフルなTシャツとスパッツを履き、体操をする部員さん。 西道: こんにちは〜!今日はよろしくお願いいたします! 松浦先生:こんにちは!顧問の松浦です。こちらこそ、よろしくお願いします! デンマーク体操部のOGであり、顧問を務める松浦早希先生。デンマーク留学の経験があり、体操について豊富な知識と経験をお持ちです! 西道: 早速ですが、「デンマーク体操」ってどんな体操なんですか? 松浦先生:説明しても分かりづらいと思うので、まずは動きの一部を見ていただきましょうか。 https://www.youtube.com/watch?v=lvAa4sJNUe4 西道: おお〜!ありがとうございます!私の知っている「体操」とはちょっと違っていました。体操というより、むしろダンス?なんと言ったらいいか分からないですが…。 松浦先生:そうですね、でもデンマーク体操はダンスではありません。あくまでも体操なんです。たとえばヒップホップダンスって、身体の動きにくわえて見た目のかっこよさや美しさも重視しますよね。デンマーク体操では見栄えの良さよりも、「正しく身体を動かすこと」を大切にしています。 西道: 正しく身体を動かすって、どういうことですか? 松浦先生:身体がどのように動いているかを意識しながら、体操をすることです。ストレッチするにしても、きちんと伸ばす。筋肉をしっかり使って跳躍する。 日本ではラジオ体操が普及していますが、正しくやると結構しんどいんですよね。そして体操をベースに、ヒップホップやジャズ、ヨガなどのエッセンスを加えたのが、デンマーク体操。実は、「世界三大体操」のひとつなんですよ! さすが体操をしているみなさん、身体がやわらか〜い! 歴史があって奥深い、デンマーク体操 。 西道: 世界三大体操!?体操の世界では有名なんですね。ちなみに世界三大体操って、デンマーク体操のほかには何があるんですか? 松浦先生:ドイツと、スウェーデンです。そもそも、体操は北欧で生まれたものなんです。ドイツでは器械や器具を多く使うのに対して、スウェーデンでは主に自分の身体のみで体操をしていたんですね。 それを基にして、デンマークでは新しい体操が考案され、国内に広く普及していきました。デンマーク体操の大きな特徴は、音を加えて、よりなめらかで連続的な身体の動きを重視したことです。 西道: 当時の北欧では、それまでにない画期的な体操だったんですね。 松浦先生:そうです。当時はどの国でも富国強兵の一環として、兵隊を強くすることが必要でした。特に北欧の冬は寒くて、身体も硬くなりがち。そこで北欧では体操が登場したわけですが、ただ号令に合わせて身体を動かすだけじゃおもしろくない。だからデンマークでは、ピアノや打楽器などを伴奏にして体操をするようになったそうです。 西道: だから、先ほども音楽をかけながら身体を動かしていたんですね。それなら、ダンス感覚で楽しみながら体操できますもんね。 松浦先生:そうですね。初めての人からするとダンスのように見えるかもしれませんが、あくまでも体操なので、私たちは「踊る」とは言いません。「動く」と言っています。せっかくなので、デンマーク体操を体験してみませんか? 西道: え!いいんですか!?でも私、体力には自信がなくて、運動音痴なんです。それでも大丈夫ですか? 松浦先生:大丈夫ですよ!未経験から始めた部員がほとんどですから。 運動音痴でどこまでできる…?デンマーク体操に挑戦! 松浦先生:まずは本格的に動く前に、準備運動をしましょう。身体を温めておかないとケガをしやすくなり、身体も大きく動かせません。 部員さんと一緒にストレッチ。「正しいストレッチは、正しい姿勢から」と教わりました。 先生に教えてもらう西道。身体がしっかり伸びるときもちいい〜! 松浦先生:今日は、初めての人でもトライしやすいプログラムを体験していただこうと思います。まずはゆっくり身体を動かすことから始めて、少しずつ動きを増やし、最後は大きく身体を動かしていきます。全部で15分間のプログラムです。それではスタート! リズムに合わせて手を振りながら足踏み♪ ステップを踏みながら、足キック! 手を挙げてわき腹をぐ〜っと伸ばす!これがきもちいい〜!ここまではまだ、なんとかついて行ける。 おっと、難しいステップが入ってきた! えびぞりになって、片手を挙げようとしたら…! 見た目以上に難しくて、みなさんよりワンテンポ遅れちゃいました!肘が曲がっていて、みなさんのように背中がきれいに伸びていない…。これは難しい! ◯動画で見たい方はこちら(ウォーミングアップ編) https://www.youtube.com/watch?v=xQkzWt8t8M0 ◯動画で見たい方はこちら(トレーニング編) https://www.youtube.com/watch?v=VUcw9SNwnD4 松浦先生:おつかれさまでした〜!いかがでしたか? 西道: ありがとうございました。思った以上にハードでした!正直、甘くみていましたね。身体をしっかり伸ばす・曲げる・跳ねるって、筋肉や体力をたくさん使うんだと知りました。でもめっちゃ楽しい〜!汗をかくって気持ちいいですね! 難しい動きもあったけど、音楽に合わせて身体を思いっきり動かすのは楽しい!いつもパソコン作業が多い西道ですが、身体がかるくなって、気分もすっきり♪ 松浦先生:楽しんでもらえてよかったです! デンマーク体操部のこと、教えて!部員さんインタビュー 西道: では、部員さんにもお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いします!まずおふたりがデンマーク体操部に入部された理由を教えていただけますか? 十倉さん:もともと身体を動かすのが好きで、これまでに卓球やヒップホップダンスをしていました。大学では卓球部に入ろうと思っていたんですが、デンマーク体操部の先輩に声をかけていただいて、体験してみたんです。それが結構楽しくて!今はデンマーク体操部と卓球部を兼部しています。 教育学科2年生の十倉さん。小学校の教師を目指して、部活も勉強もがんばる努力家! 松岡さん:私は高校生の時に合唱部に所属していたり、ジャズダンスをやっていたりと、音楽やダンスには馴染みがありました。SHINJOに入学してから「デンマーク体操」を知って、先輩方が楽しそうに演技されているのを見て「私もやってみたい!」と思って入部しました。あと、ファッションサークル「Anfang」にも参加しています。 管理栄養士養成課程2年生の松岡さん。栄養学だけではなく、服をつくることにも興味があるんだとか。 西道: いろんなことに興味を持って活動されているんですね!入部してみて分かったデンマーク体操の魅力って何ですか? 十倉さん:デンマーク体操を始めたことで身体がやわらかくなって、体幹も身についてきたと思います。しっかり身体を動かすことで汗もかいて、体重もすこし落ちました! 松岡さん:私は入学前、寝るのがつらいほど肩こりに悩んでいたんですが、デンマーク体操を始めてから改善されました。 西道: 健康で美しくなれるなんて嬉しいですね! 松浦先生:デンマーク体操は体幹を使った演技が多く、身体をしっかりと動かすことで代謝が高まり、内臓脂肪が燃えやすくなります。肌ツヤが良くなって、太りにくい体質になれますよ。 西道: いいなあ〜、私も入部したくなっちゃいました…!デンマーク体操部で活動していて、楽しいことって何ですか? 松岡さん:音楽を使って、みんなで一緒に演技をすることが楽しいです。ステージに立ち、お客さんの前で体操をすることもあります。学内では、冬に開催する「ふれあい体操フェスティバル」。学外では、「神戸まつり」などに出演しています。 「ふれあい体操フェスティバル」のとき。みんないい笑顔! 「神戸まつり」では、ステージで演技を披露しました。 本場で学ぶ!デンマークの体操 十倉さん:私は、デンマークへ研修に行ったことが印象に残っています。 西道: デンマーク!? 行ったんですか? 十倉さん:はい!2月末から10日間ほど、デンマークにある「オレロップ体育アカデミー」へ行ってきました。 現地のクラスで、体操を教わるようす。 十倉さん:体操のクラスに参加して現地の学生と一緒に演技をしたり、コミュニケーションクラスで学生との交流を深めたり、首都のコペンハーゲンで観光を楽しんだり。研修は希望制なので、はじめは参加するか迷っていたんですが、参加して本当に良かったと思います。 西道: どんなところで行って良かったと感じましたか? 十倉さん:まずやっぱり、本場で体操をされている方々なので、身体もやわらかいし上手な人が多かったです。あとは、教え方も日本のスタイルとは違うことに驚きました。先生に一から丁寧に教えてもらうのではなく、見よう見まね。なので、学生同士で教え合う機会が多くて、私も積極性が増したんじゃないかなと思います! クラスの先生と記念の一枚。 首都・コペンハーゲンを観光。現地の文化を学ぶことは、デンマーク体操の特徴や魅力をより深く知ることにつながります。 西道: これからやってみたいことはありますか? 松岡さん:たとえば、腹筋にアプローチするプログラム、太ももに効くプログラムなど、ひとつの目的に特化した演目をつくってみたいですね。入部当時にくらべて、日常生活でもきれいな姿勢を意識できるようになったので、今の状態をキープしつつ、もっとたくさん身体を動かしていきたいです! 十倉さん:私は、人にもっと分かりやすくデンマーク体操を教えられるようになりたいです。そのためにはまず、自分がきちんと身体の仕組みや体操の動きを理解していないと、人には教えられません。ここで学んだことを、教師を目指す上でも生かしていきたいと思います。 西道: 高校生のみなさんに、メッセージをお願いします! 松岡さん:ここには英語英米文学科・史学科・教育学科・管理栄養士養成課程などさまざまな学科の人たちがいて、みんなフレンドリー!「デンマーク体操って何?」と思った方は、運動が苦手な人でも楽しめるスポーツなので、気軽に見学に来てみてほしいです! 十倉さん:デンマーク体操部があるのは、SHINJOも含めて全国で2大学だけ。大学で新しいことに挑戦してみたいという人は、ぜひ一緒にデンマーク体操を楽しみましょう! 西道: ありがとうございました! デンマーク体操部のTwitterはこちら https://twitter.com/rhythmdk

まるで職人さん!「パン研究会」の本格パン作りに密着!

特集

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2019.7.19

まるで職人さん!「パン研究会」の本格パン作りに密着!

SHINJOには、60近いクラブやサークルがある中で、全国的にも珍しい団体があります。そのひとつが、「パン研究会」。「研究」という名前がついているけれど、パンを学問的に探究しているわけではありません。そこで行われているのは、職人さながらのパン作り。今回はパン研究会に密着し、活動の様子をお届けします! 焼き立てパンがずらり!部屋いっぱいに広がるパンのいい香り。 木曜日のお昼すぎ。パン研究会が活動する「パン加工室」にやってきました。 和気あいあいとおしゃべりしながら、パン生地を切り分けるメンバーの皆さん。 — こんにちは〜!わあ、めっちゃパンのいい香りがする!さっきごはんを食べたばかりなのに、もうお腹が空いてきました(笑)。今日はよろしくお願いします。 堀端さん:こんにちは!ようこそパン研究会へ!さっき、「キャロットチーズカップサンライズ」が焼けたところなんです。食べてみませんか? 部長を務める管理栄養士養成課程3年生の堀端さん。笑顔で出迎えてくれました! — え、いいんですか?せっかくなので、いただいちゃいます♪ ふっくら、いい色に焼き上がっています。 堀端さん:ぜひぜひ!これは、人参とトマトの粉末をパン生地に混ぜ込み、チーズクリームを包んで焼き上げたパンです。さあどうぞ! — ありがとうございます!うわ、びっくりするくらい、ふわっふわ!パンが温かくて、より甘みを強く感じられますね。ほんのり酸味のあるチーズクリームが、絶妙にマッチしていてホントにおいしい。正直、学生さんが作ったとは思えないくらい、パン屋さんで売っているような本格パンですね。 堀端さん:ありがとうございます。今日はほかにも、「枝豆フランスパン」と「カレーフランス」を作っているところです。クロワッサンのようなパイ生地のパン以外であれば、ある程度のパンは作れます! — すごい!パン屋さん開けそう!1日中パンを作り続けているんですか…? 堀端さん:そうです。毎週木曜日が活動日です。朝9時から夕方まで、ひたすらパンを作って、出来上がったのを食べるのも楽しみの一つです。 — お腹も心も満たされる素敵なサークルですね! 堀端さん:ここには、パンが好きな人や、食べるのが好きな人、料理が好きな人など、約50人の部員がいて、みんなで協力しながらパンを焼き上げています。学年も学科もさまざまな人が集まっているので、おしゃべりを楽しみながら、わいわい活動しています♪ できたてパンを手に、皆さんいい笑顔! — 平日の日中って、授業もありますよね? 堀端さん:みんな、授業の空き時間に集まっているんです。今は3限目なんですが、時間が空いているメンバーで協力しながらパン作りを進めています。 レシピや機械も本格的!職人さながらのパン作り。 — メンバーの皆さんはパン作り経験者とか、料理が得意な方が多いんですか? 堀端さん:そんなことないですよ!メンバーのほとんどがパン作り未経験ですし、慣れない人には上級生がサポートしています。それに、プロ仕様の設備が整っているので、本格的なパンが焼けます。 温度や湿度を調整して、生地を発酵させる機械。 パン屋さんにあるような、大きなオーブンも! — 確かに、機械が本格的!皆さんも扱えるんですか? 堀端さん:もちろんです。湿度や温度、時間は過去の指導者の先生が作ってくださったレシピを参考にしています。 「キャロットチーズカップサンライズ」作りに密着! 先ほど試食させてもらった「キャロットチーズカップサンライズ」。どんな風に作ってるの?と思ったあなた。作り方にも密着してきたのでご紹介しますね! ミキシング 材料は、ゆめちから(強力粉)・砂糖・卵・塩・無塩バター・生イースト・脱脂粉乳・トマトパウダー・人参パウダー・水。これらを分量どおりに用意して、ミキサーで混ぜ合わせていきます。 生地を捏ねる用の大きなミキサー。 捏ねるスピードを加速させていきながら、弾力ある生地に仕上げていきます。 発酵 充分にミキシングできたら、「ホイロ」という機械を用いて、最適な温度と湿度で生地を発酵させます。 1.5倍くらいに生地がふくらみました!ふにふに、ふわふわで、さわり心地が気持ちいい! 指を押し込んで・・・ 生地がへこんだままなら発酵完了。 分割・成形 生地をパン1個ずつの大きさに切り分けて、パンの形を作っていきます。経験の差や、一人ひとりの個性がでるポイントです! 「スケッパー」という器具を使って、パン1個分に生地を切り分けていきます。 切り分けた生地を手で丸めて整えます。筆者も体験しましたが、思った以上に難しい…。手は軽く添えるだけ、パンをころころと動かしてあげることがポイント。 丸めた生地をトレイに並べて、少しの時間、生地を寝かせます。 作業中はこんな感じ♪皆さん慣れた手つきで、どんどん作り上げていきます。 生地の真ん中にチーズクリームを入れます。 生地で包み込んで… 粉をまぶして… カップに入れたら、手作業はほぼ終了! 焼成 焼き上げる前に、最終発酵させるものもあります。それが終わったら、オーブンへ。15分ほどでおいしく焼き上がります♪ ふっくら、きつね色に焼き上がっています。 完成! ふわふわな食感と、チーズクリームの酸味がたまらない、「キャロットチーズカップサンライズ」の完成! パン屋さんで販売されていてもおかしくない、本格的な仕上がりです! パン職人さん直伝!パンをおいしく焼くコツは? — 気になっていたんですが、あの方は先生ですか? コック服に身を包んだこちらの方は一体…? 堀端さん:SHINJOには、「marberg(マーベル)」というベーカリカフェがあって、そこの店長&パン職人さんなんです。いつもパン研究会のサポートをしていただいています。 — そうだったんですね!プロの方がいると心強いですね。パン職人さんにもお話を伺いたいのですが、パン作りを始められて何年になるんですか? とても気さくでやさしいパン職人の絆地(ばんじ)さん。 絆地さん:パン職人としてのキャリアは42年になります。今日はまずお店の仕込みを終わらせてから、ここに来ました。 — 42年!?ちなみに、朝何時から仕込みをされているんですか? 絆地さん:朝の3〜4時くらいかなあ。 — ひえええ〜〜!やっぱり、パン屋さんの朝は早いんですね。パン作りで大切なこと、おいしいパンを作るコツって何でしょうか? 絆地さん:温度やね。冷たい温度から仕込み始めて、手順を踏むごとに、どんどん温度を上げていく。そうすると、しっかりと小麦粉の味がするパンに仕上がります。 夏場は氷で、冬場はお湯を使用して生地温度を調節し、生地を作ります。 絆地さん:パンは、レシピ・マニュアル・手順をきちんと守れば、そんなに技術はいらないんですよ。その分、しっかりと管理をすること。その日の天候や湿度などに合わせて、レシピや機械の設定を少しずつ変えています。 — そんなにも、温度がパンのおいしさを左右するポイントだったとは知りませんでした。繊細な食べものなんですね。 絆地さん:まあ最終的には、作る人が楽しみながら作って、自分たちが「おいしい!」と思えたら、それで充分なんです。学生の皆さんも和気あいあいと、パン作りを楽しんでくれていますよ。 どんなメンバーがいるの?部長・副部長さんにインタビュー! — ひと通り、パン作りの工程を教えてもらったところで、部長・副部長のお二人にもお話を聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします! (右)管理栄養士養成課程3年生の堀端さん。(左)管理栄養士養成課程2年生の江村さん。 — お二人は、なぜパン研究会に入部されたんですか? 堀端さん:高校時代、 SHINJO のオープンキャンパスに来た時に、パン研究会の方からタピオカ粉の手作りパンをいただいたんです。それが、もちもちとした食感ですごくおいしくて!もう一度あのパンが食べたくて、SHINJOを受験しました(笑)。合格したら、絶対パン研究会に入ろうって、入学前から決めていました。 江村さん:私は入学後の新入生歓迎会で、パン研究会を知りました。実は、パンよりも白米派なんですが(笑)、パンを作るサークルって珍しいなと思って。興味がわいて、入部しました。 — お二人は、パン作りの経験はありますか? 堀端さん:私はあります!実家が和歌山県にありまして、今は一人暮らしなんです。実家にいた時に父と一緒にホームベーカリーを使って、クランベリーを入れた食パンなどを作っていました。 江村さん:私はないです。実家が山口県にあるのですが、私も今は一人暮らしをしています。実家にいた時は、祖母と一緒にお菓子作りをするのが好きでした。いつかパンも作ってみたいな、という憧れはありました。 — 実際に、パン研究会でパン作りをされてみていかがでしたか? 堀端さん:はじめは、そんなに作り方へのこだわりもなかったんですが、作り続けていくにつれて、ストレート法やボーリッシュ法、中種法などいろんな製法があるのを知って興味が深まりました。 — 製法だけでも、いろんな種類があるんですね! 堀端さん:そうなんです。今は、スーパーで売っているパンを食べると、何の製法で作られたパンなのか大体分かるようになりましたよ。 江村さん:え!すごいですね!私はまだそこまで分からないのですが、生地を作るだけでも気をつけないといけないポイントがいろいろあって、パンは繊細だなと思いました。でもそんな繊細さも、パンの魅力のひとつだなって思います。 堀端さん:あとは、「食品加工学」という授業で勉強したことが、パン研究会で実践できることもおもしろいと思いました。たとえば、パン生地を捏ねていると「グルテン」によって生地に粘弾性がうまれるんですが、それを実際に目で見て確認できるんです。 江村さん:私も授業で習いました!「あ〜、これか!」って思いました(笑)。 堀端さん:そうそう、「網目構造になってるな」とかね。 写真だと分かりづらいですが、生地を伸ばして見てみると細かな網目の模様になっています。 — 今日、パン研究会の皆さんを見ていて思いましたけど、学年に関係なく、とても仲いいですよね!インタビューをしていて、お二人もすごく親しいなって。 堀端さん:そうなんです!それがパン研究会のいいところだと思います。みんな仲が良いので、いつも木曜日が待ち遠しいんです。 江村さん:和気あいあいとした雰囲気なので、パン作り未経験の人でも安心して楽しめると思います。それに同じ学科の先輩もいるので、勉強を教えてもらうことも出来ます。 1年生の皆さんも、おいしそうにパクパク♪みんなに名前を覚えてもらえるように、1年生のエプロンには青い名札をつけています。 — 本当にいい関係性ですね。これからは、どんなことにトライしてみたいですか? 堀端さん:パイ生地を作る機械を掃除して、クロワッサンを作ってみたいです。 江村さん:私は、これまでパン研究会が作ったことのない新しいパンにも挑戦してみたいです。 堀端さん:それいいね!あとは、「コープこうべ」で開催している商品開発コンテストにも参加したいです。一昨年に参加したんですが、先輩たちが提案したパンが優秀賞を受賞し、コープこうべとコラボレーションしたパンが、全161店舗で発売されました。 パン研究会とコープこうべのコラボ企画についてはこちら https://www.yg.kobe-wu.ac.jp/wu/news-events/2018/campuslife/news/180406.html 江村さん:幼稚園児のパン教室も楽しみです。神戸女子大学附属高倉台幼稚園の子どもたちを大学に招いて、一緒にパン作りをします。その時の子どもたちの表情がとってもかわいいんです! パン教室についてはこちら https://www.yg.kobe-wu.ac.jp/wu/news-events/2018/news/180910.html — 最後に、高校生の皆さんへメッセージをお願いします! 堀端さん:全国にある大学の中でも、ここまで本格的にパン作りをしている団体は珍しいと思います。少しでも、パン作りやパン研究会に興味がある人は、一緒に活動してみませんか? 江村さん:先輩もおっしゃるように、こんなプロ仕様の機械でパンを作れることって滅多にないと思います。ぜひ、一緒にパン作りを楽しめたら嬉しいです! — ありがとうございました! パン研究会のTwitterはこちら https://twitter.com/panken_kwu パン研究会のインスタグラムはこちら https://www.instagram.com/panken.shinjo/?hl=ja

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