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神戸女子大学のWebマガジン「シンジョマグ」

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スポーツウエルネス吹矢部に聞く!“未経験者”が関西チャンピオンになったワケとは!

キャンパス

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2022.4.3

スポーツウエルネス吹矢部に聞く!“未経験者”が関西チャンピオンになったワケとは!

第2回関西学生大会で優勝に輝いた神戸女子大学スポーツウエルネス吹矢部。関西制覇に挑戦し続けるシンジョチームはテレビなどにも出演し、いまや大学を代表する団体の一つと言っても過言ではありません。3年前まで同好会だった彼女たちはいかにして今の地位を築いたのか。その秘密に迫ります。 同好会から部活に昇格!その影にあった想いとは…… 今回の取材に対応してくれたのは部長・Mさん、副部長・Tさん、会計・Nさん、部員のMさん、Yさん、Fさん。いずれも家政学部家政学科の4回生です。 スポーツウエルネス吹矢を知っていますか。5~10m離れた円形の的に対し、息を使って矢を放ち、合計得点を競うスポーツです。 日本スポーツウエルネス吹矢協会によると、全国には小学生から90代まで約5.7万人の愛好家や競技者がおり(2018年協会取材記事参考)、年齢や性別、服装などの制約がない、手軽な生涯スポーツとして人気を集めています。 中高年が中心となる選手層の中で、期待の若手チームとして注目されるシンジョ吹矢部ですが、同好会から部活に昇格したのはわずか3年前。今では取材やテレビ出演が続く知名度を誇っていますが、その躍進を支えたのは地道な普及活動でした。入学後、未経験ながら「面白そう」という好奇心に突き動かされるまま、そうそうに同好会に在籍した部長・Mさん。すでに当時から関西学生大会で入賞するほどレベルの高いチームでしたが、親切な先輩たちに囲まれ、次第に吹矢の魅力にのめり込むようになりました。しかし1回生が自分ひとりという環境には寂しさを感じることも。 「楽しいし、先輩たち優しいし、顧問の先生もあんまり来ないし、ほんわかしているから来ん?」 クラスメイトたちに明るい表情で声を掛け続けましたが、その背景には達成感や、努力を共有する仲間が欲しいという切なる想いがあったと言います。 まず1年目で現副部長でのTさんと会計・Nさんが、続いて2年目にMさん、Yさん、Fさんが所属。メンバーの増加は喜ばしくこそありましたが、次は人数分の道具整備という問題に直面してしまいました。吹矢競技は服装こそ自由ではあるものの120cmの全日本協会公認筒(ジュニアは100cm)、矢、25cm四方の的は必ず揃えなくてはなりません。そんな折り2019年に、活動実績が認められ、晴れて部活に昇格することに。そこからは学友会から部費支援を受けられることが決まり、競技環境が整うようになりました。 関西学生大会団体優勝!競技を楽しむ姿勢が強さの秘訣! 同年開催された、第2回関西学生対校スポーツウエルネス吹矢選手権大会にてシンジョチームは団体優勝、個人準優勝という好成績を収めました。短期間で上位入賞するためには、筋力トレーニングや走り込みなど、さぞや厳しいトレーニングの日々だったのではと尋ねると、なんと練習は“ひたすら吹く”だけ。 「私を含め全部員が未経験者ですが、潜在的な吹矢能力が高かった。入部当初から全員が的に当てることができた。」 部員たちはセンスが良いと部長・Mさんは語ります。ゼミで行った調査によると、未経験者では的まで届かない例もあったそうです。関西学生大会個人優勝の経験がある副部長・Tさんが試合会場の様子を「張りつめた空気。メンタルの状態が結果を左右する」と教えてくれました。 普段の練習とは異なる雰囲気が過度の緊張を引き起こし、筒の構えを正しい軌道から外したり、矢入れの動作に震えを生じさせたりするとのことでした。 解決法については「無になるしかない。私は私。周りは関係ない。」と語るYさん以外は、焦ったら焦りっぱなしと笑います。 「焦ることも、悔しい想いも、楽しむことが大切」とMさん。 「まだ創部3年目の私たちにとってパフォーマンスの分析や戦略はこれからというところ。まずはウエルネス吹矢という競技を楽しみ、その先で”優勝”に繋げることが大切」という部長・Mの言葉に部員たちは深く頷きます。 シンジョから地域へ!『もっと楽しい』が動かすこと 「優勝を大前提に置いて、意地と根性で追い込むことも強化の一つかもしれないけれど、必要以上に切羽詰まった練習をしなくても絆は生まれるし、練習の充実度に差はない。」と部長・Mさんはスポーツ界の現状をも指摘。仲間と共に日々を丁寧に積み重ねることでチームワークが生まれ、悔しさを共有して、一緒に前に歩き出すことはモチベーションを向上させると考えます。 現状の先にある『もっと楽しい』を目指して努力をする姿勢は、地域とのつながりにも活かされています。ボランティア活動の一環として、高齢者のコミュニティを訪問し開催した体験会をきっかけに吹矢教室に通い始めたという人も。健康に高い意識を持つ年代にスポーツの楽しさを伝えられたことは、競技生活の自信となりました。 仲間がいたら楽しいだろうなと、軽い気持ちで始めた部活動勧誘でしたが、今の目標はより高い戦績、そして学内の競技人口を増やすこと。シンジョスポーツウエルネス吹矢部は翌週に第4回関西学生大会を控え、2019年以来2度目の関西制覇を狙います。(※1月10日現在結果集計中)

姿勢がきれいに、肌ツヤもアップ!?デンマーク体操を体験!

特集

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2019.8.5

姿勢がきれいに、肌ツヤもアップ!?デンマーク体操を体験!

「デンマーク体操」って聞いたことはありますか?1900年頃、デンマークで生まれた体操のことで、「世界三大体操」のひとつ。そのデンマーク体操を実践している部活動が、SHINJOにはあるんです!それが、「デンマーク体操部」。 そもそも、デンマーク体操ってどんな体操なの?体操とダンスの違いって?デンマーク体操と部活動の魅力をお伝えします! デンマーク体操って? 今日やって来たのは、須磨キャンパスにある体育館。 どうも!ライターの西道です。これから練習に潜入しまーす! 地下にあるM室へ行くと、いいポップな音楽、かろやかな足音、部員のみなさんの明るい声が聞こえてきました。 カラフルなTシャツとスパッツを履き、体操をする部員さん。 西道: こんにちは〜!今日はよろしくお願いいたします! 松浦先生:こんにちは!顧問の松浦です。こちらこそ、よろしくお願いします! デンマーク体操部のOGであり、顧問を務める松浦早希先生。デンマーク留学の経験があり、体操について豊富な知識と経験をお持ちです! 西道: 早速ですが、「デンマーク体操」ってどんな体操なんですか? 松浦先生:説明しても分かりづらいと思うので、まずは動きの一部を見ていただきましょうか。 https://www.youtube.com/watch?v=lvAa4sJNUe4 西道: おお〜!ありがとうございます!私の知っている「体操」とはちょっと違っていました。体操というより、むしろダンス?なんと言ったらいいか分からないですが…。 松浦先生:そうですね、でもデンマーク体操はダンスではありません。あくまでも体操なんです。たとえばヒップホップダンスって、身体の動きにくわえて見た目のかっこよさや美しさも重視しますよね。デンマーク体操では見栄えの良さよりも、「正しく身体を動かすこと」を大切にしています。 西道: 正しく身体を動かすって、どういうことですか? 松浦先生:身体がどのように動いているかを意識しながら、体操をすることです。ストレッチするにしても、きちんと伸ばす。筋肉をしっかり使って跳躍する。 日本ではラジオ体操が普及していますが、正しくやると結構しんどいんですよね。そして体操をベースに、ヒップホップやジャズ、ヨガなどのエッセンスを加えたのが、デンマーク体操。実は、「世界三大体操」のひとつなんですよ! さすが体操をしているみなさん、身体がやわらか〜い! 歴史があって奥深い、デンマーク体操 。 西道: 世界三大体操!?体操の世界では有名なんですね。ちなみに世界三大体操って、デンマーク体操のほかには何があるんですか? 松浦先生:ドイツと、スウェーデンです。そもそも、体操は北欧で生まれたものなんです。ドイツでは器械や器具を多く使うのに対して、スウェーデンでは主に自分の身体のみで体操をしていたんですね。 それを基にして、デンマークでは新しい体操が考案され、国内に広く普及していきました。デンマーク体操の大きな特徴は、音を加えて、よりなめらかで連続的な身体の動きを重視したことです。 西道: 当時の北欧では、それまでにない画期的な体操だったんですね。 松浦先生:そうです。当時はどの国でも富国強兵の一環として、兵隊を強くすることが必要でした。特に北欧の冬は寒くて、身体も硬くなりがち。そこで北欧では体操が登場したわけですが、ただ号令に合わせて身体を動かすだけじゃおもしろくない。だからデンマークでは、ピアノや打楽器などを伴奏にして体操をするようになったそうです。 西道: だから、先ほども音楽をかけながら身体を動かしていたんですね。それなら、ダンス感覚で楽しみながら体操できますもんね。 松浦先生:そうですね。初めての人からするとダンスのように見えるかもしれませんが、あくまでも体操なので、私たちは「踊る」とは言いません。「動く」と言っています。せっかくなので、デンマーク体操を体験してみませんか? 西道: え!いいんですか!?でも私、体力には自信がなくて、運動音痴なんです。それでも大丈夫ですか? 松浦先生:大丈夫ですよ!未経験から始めた部員がほとんどですから。 運動音痴でどこまでできる…?デンマーク体操に挑戦! 松浦先生:まずは本格的に動く前に、準備運動をしましょう。身体を温めておかないとケガをしやすくなり、身体も大きく動かせません。 部員さんと一緒にストレッチ。「正しいストレッチは、正しい姿勢から」と教わりました。 先生に教えてもらう西道。身体がしっかり伸びるときもちいい〜! 松浦先生:今日は、初めての人でもトライしやすいプログラムを体験していただこうと思います。まずはゆっくり身体を動かすことから始めて、少しずつ動きを増やし、最後は大きく身体を動かしていきます。全部で15分間のプログラムです。それではスタート! リズムに合わせて手を振りながら足踏み♪ ステップを踏みながら、足キック! 手を挙げてわき腹をぐ〜っと伸ばす!これがきもちいい〜!ここまではまだ、なんとかついて行ける。 おっと、難しいステップが入ってきた! えびぞりになって、片手を挙げようとしたら…! 見た目以上に難しくて、みなさんよりワンテンポ遅れちゃいました!肘が曲がっていて、みなさんのように背中がきれいに伸びていない…。これは難しい! ◯動画で見たい方はこちら(ウォーミングアップ編) https://www.youtube.com/watch?v=xQkzWt8t8M0 ◯動画で見たい方はこちら(トレーニング編) https://www.youtube.com/watch?v=VUcw9SNwnD4 松浦先生:おつかれさまでした〜!いかがでしたか? 西道: ありがとうございました。思った以上にハードでした!正直、甘くみていましたね。身体をしっかり伸ばす・曲げる・跳ねるって、筋肉や体力をたくさん使うんだと知りました。でもめっちゃ楽しい〜!汗をかくって気持ちいいですね! 難しい動きもあったけど、音楽に合わせて身体を思いっきり動かすのは楽しい!いつもパソコン作業が多い西道ですが、身体がかるくなって、気分もすっきり♪ 松浦先生:楽しんでもらえてよかったです! デンマーク体操部のこと、教えて!部員さんインタビュー 西道: では、部員さんにもお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いします!まずおふたりがデンマーク体操部に入部された理由を教えていただけますか? 十倉さん:もともと身体を動かすのが好きで、これまでに卓球やヒップホップダンスをしていました。大学では卓球部に入ろうと思っていたんですが、デンマーク体操部の先輩に声をかけていただいて、体験してみたんです。それが結構楽しくて!今はデンマーク体操部と卓球部を兼部しています。 教育学科2年生の十倉さん。小学校の教師を目指して、部活も勉強もがんばる努力家! 松岡さん:私は高校生の時に合唱部に所属していたり、ジャズダンスをやっていたりと、音楽やダンスには馴染みがありました。SHINJOに入学してから「デンマーク体操」を知って、先輩方が楽しそうに演技されているのを見て「私もやってみたい!」と思って入部しました。あと、ファッションサークル「Anfang」にも参加しています。 管理栄養士養成課程2年生の松岡さん。栄養学だけではなく、服をつくることにも興味があるんだとか。 西道: いろんなことに興味を持って活動されているんですね!入部してみて分かったデンマーク体操の魅力って何ですか? 十倉さん:デンマーク体操を始めたことで身体がやわらかくなって、体幹も身についてきたと思います。しっかり身体を動かすことで汗もかいて、体重もすこし落ちました! 松岡さん:私は入学前、寝るのがつらいほど肩こりに悩んでいたんですが、デンマーク体操を始めてから改善されました。 西道: 健康で美しくなれるなんて嬉しいですね! 松浦先生:デンマーク体操は体幹を使った演技が多く、身体をしっかりと動かすことで代謝が高まり、内臓脂肪が燃えやすくなります。肌ツヤが良くなって、太りにくい体質になれますよ。 西道: いいなあ〜、私も入部したくなっちゃいました…!デンマーク体操部で活動していて、楽しいことって何ですか? 松岡さん:音楽を使って、みんなで一緒に演技をすることが楽しいです。ステージに立ち、お客さんの前で体操をすることもあります。学内では、冬に開催する「ふれあい体操フェスティバル」。学外では、「神戸まつり」などに出演しています。 「ふれあい体操フェスティバル」のとき。みんないい笑顔! 「神戸まつり」では、ステージで演技を披露しました。 本場で学ぶ!デンマークの体操 十倉さん:私は、デンマークへ研修に行ったことが印象に残っています。 西道: デンマーク!? 行ったんですか? 十倉さん:はい!2月末から10日間ほど、デンマークにある「オレロップ体育アカデミー」へ行ってきました。 現地のクラスで、体操を教わるようす。 十倉さん:体操のクラスに参加して現地の学生と一緒に演技をしたり、コミュニケーションクラスで学生との交流を深めたり、首都のコペンハーゲンで観光を楽しんだり。研修は希望制なので、はじめは参加するか迷っていたんですが、参加して本当に良かったと思います。 西道: どんなところで行って良かったと感じましたか? 十倉さん:まずやっぱり、本場で体操をされている方々なので、身体もやわらかいし上手な人が多かったです。あとは、教え方も日本のスタイルとは違うことに驚きました。先生に一から丁寧に教えてもらうのではなく、見よう見まね。なので、学生同士で教え合う機会が多くて、私も積極性が増したんじゃないかなと思います! クラスの先生と記念の一枚。 首都・コペンハーゲンを観光。現地の文化を学ぶことは、デンマーク体操の特徴や魅力をより深く知ることにつながります。 西道: これからやってみたいことはありますか? 松岡さん:たとえば、腹筋にアプローチするプログラム、太ももに効くプログラムなど、ひとつの目的に特化した演目をつくってみたいですね。入部当時にくらべて、日常生活でもきれいな姿勢を意識できるようになったので、今の状態をキープしつつ、もっとたくさん身体を動かしていきたいです! 十倉さん:私は、人にもっと分かりやすくデンマーク体操を教えられるようになりたいです。そのためにはまず、自分がきちんと身体の仕組みや体操の動きを理解していないと、人には教えられません。ここで学んだことを、教師を目指す上でも生かしていきたいと思います。 西道: 高校生のみなさんに、メッセージをお願いします! 松岡さん:ここには英語英米文学科・史学科・教育学科・管理栄養士養成課程などさまざまな学科の人たちがいて、みんなフレンドリー!「デンマーク体操って何?」と思った方は、運動が苦手な人でも楽しめるスポーツなので、気軽に見学に来てみてほしいです! 十倉さん:デンマーク体操部があるのは、SHINJOも含めて全国で2大学だけ。大学で新しいことに挑戦してみたいという人は、ぜひ一緒にデンマーク体操を楽しみましょう! 西道: ありがとうございました! デンマーク体操部のTwitterはこちら https://twitter.com/rhythmdk

まるで職人さん!「パン研究会」の本格パン作りに密着!

特集

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2019.7.19

まるで職人さん!「パン研究会」の本格パン作りに密着!

SHINJOには、60近いクラブやサークルがある中で、全国的にも珍しい団体があります。そのひとつが、「パン研究会」。「研究」という名前がついているけれど、パンを学問的に探究しているわけではありません。そこで行われているのは、職人さながらのパン作り。今回はパン研究会に密着し、活動の様子をお届けします! 焼き立てパンがずらり!部屋いっぱいに広がるパンのいい香り。 木曜日のお昼すぎ。パン研究会が活動する「パン加工室」にやってきました。 和気あいあいとおしゃべりしながら、パン生地を切り分けるメンバーの皆さん。 — こんにちは〜!わあ、めっちゃパンのいい香りがする!さっきごはんを食べたばかりなのに、もうお腹が空いてきました(笑)。今日はよろしくお願いします。 堀端さん:こんにちは!ようこそパン研究会へ!さっき、「キャロットチーズカップサンライズ」が焼けたところなんです。食べてみませんか? 部長を務める管理栄養士養成課程3年生の堀端さん。笑顔で出迎えてくれました! — え、いいんですか?せっかくなので、いただいちゃいます♪ ふっくら、いい色に焼き上がっています。 堀端さん:ぜひぜひ!これは、人参とトマトの粉末をパン生地に混ぜ込み、チーズクリームを包んで焼き上げたパンです。さあどうぞ! — ありがとうございます!うわ、びっくりするくらい、ふわっふわ!パンが温かくて、より甘みを強く感じられますね。ほんのり酸味のあるチーズクリームが、絶妙にマッチしていてホントにおいしい。正直、学生さんが作ったとは思えないくらい、パン屋さんで売っているような本格パンですね。 堀端さん:ありがとうございます。今日はほかにも、「枝豆フランスパン」と「カレーフランス」を作っているところです。クロワッサンのようなパイ生地のパン以外であれば、ある程度のパンは作れます! — すごい!パン屋さん開けそう!1日中パンを作り続けているんですか…? 堀端さん:そうです。毎週木曜日が活動日です。朝9時から夕方まで、ひたすらパンを作って、出来上がったのを食べるのも楽しみの一つです。 — お腹も心も満たされる素敵なサークルですね! 堀端さん:ここには、パンが好きな人や、食べるのが好きな人、料理が好きな人など、約50人の部員がいて、みんなで協力しながらパンを焼き上げています。学年も学科もさまざまな人が集まっているので、おしゃべりを楽しみながら、わいわい活動しています♪ できたてパンを手に、皆さんいい笑顔! — 平日の日中って、授業もありますよね? 堀端さん:みんな、授業の空き時間に集まっているんです。今は3限目なんですが、時間が空いているメンバーで協力しながらパン作りを進めています。 レシピや機械も本格的!職人さながらのパン作り。 — メンバーの皆さんはパン作り経験者とか、料理が得意な方が多いんですか? 堀端さん:そんなことないですよ!メンバーのほとんどがパン作り未経験ですし、慣れない人には上級生がサポートしています。それに、プロ仕様の設備が整っているので、本格的なパンが焼けます。 温度や湿度を調整して、生地を発酵させる機械。 パン屋さんにあるような、大きなオーブンも! — 確かに、機械が本格的!皆さんも扱えるんですか? 堀端さん:もちろんです。湿度や温度、時間は過去の指導者の先生が作ってくださったレシピを参考にしています。 「キャロットチーズカップサンライズ」作りに密着! 先ほど試食させてもらった「キャロットチーズカップサンライズ」。どんな風に作ってるの?と思ったあなた。作り方にも密着してきたのでご紹介しますね! ミキシング 材料は、ゆめちから(強力粉)・砂糖・卵・塩・無塩バター・生イースト・脱脂粉乳・トマトパウダー・人参パウダー・水。これらを分量どおりに用意して、ミキサーで混ぜ合わせていきます。 生地を捏ねる用の大きなミキサー。 捏ねるスピードを加速させていきながら、弾力ある生地に仕上げていきます。 発酵 充分にミキシングできたら、「ホイロ」という機械を用いて、最適な温度と湿度で生地を発酵させます。 1.5倍くらいに生地がふくらみました!ふにふに、ふわふわで、さわり心地が気持ちいい! 指を押し込んで・・・ 生地がへこんだままなら発酵完了。 分割・成形 生地をパン1個ずつの大きさに切り分けて、パンの形を作っていきます。経験の差や、一人ひとりの個性がでるポイントです! 「スケッパー」という器具を使って、パン1個分に生地を切り分けていきます。 切り分けた生地を手で丸めて整えます。筆者も体験しましたが、思った以上に難しい…。手は軽く添えるだけ、パンをころころと動かしてあげることがポイント。 丸めた生地をトレイに並べて、少しの時間、生地を寝かせます。 作業中はこんな感じ♪皆さん慣れた手つきで、どんどん作り上げていきます。 生地の真ん中にチーズクリームを入れます。 生地で包み込んで… 粉をまぶして… カップに入れたら、手作業はほぼ終了! 焼成 焼き上げる前に、最終発酵させるものもあります。それが終わったら、オーブンへ。15分ほどでおいしく焼き上がります♪ ふっくら、きつね色に焼き上がっています。 完成! ふわふわな食感と、チーズクリームの酸味がたまらない、「キャロットチーズカップサンライズ」の完成! パン屋さんで販売されていてもおかしくない、本格的な仕上がりです! パン職人さん直伝!パンをおいしく焼くコツは? — 気になっていたんですが、あの方は先生ですか? コック服に身を包んだこちらの方は一体…? 堀端さん:SHINJOには、「marberg(マーベル)」というベーカリカフェがあって、そこの店長&パン職人さんなんです。いつもパン研究会のサポートをしていただいています。 — そうだったんですね!プロの方がいると心強いですね。パン職人さんにもお話を伺いたいのですが、パン作りを始められて何年になるんですか? とても気さくでやさしいパン職人の絆地(ばんじ)さん。 絆地さん:パン職人としてのキャリアは42年になります。今日はまずお店の仕込みを終わらせてから、ここに来ました。 — 42年!?ちなみに、朝何時から仕込みをされているんですか? 絆地さん:朝の3〜4時くらいかなあ。 — ひえええ〜〜!やっぱり、パン屋さんの朝は早いんですね。パン作りで大切なこと、おいしいパンを作るコツって何でしょうか? 絆地さん:温度やね。冷たい温度から仕込み始めて、手順を踏むごとに、どんどん温度を上げていく。そうすると、しっかりと小麦粉の味がするパンに仕上がります。 夏場は氷で、冬場はお湯を使用して生地温度を調節し、生地を作ります。 絆地さん:パンは、レシピ・マニュアル・手順をきちんと守れば、そんなに技術はいらないんですよ。その分、しっかりと管理をすること。その日の天候や湿度などに合わせて、レシピや機械の設定を少しずつ変えています。 — そんなにも、温度がパンのおいしさを左右するポイントだったとは知りませんでした。繊細な食べものなんですね。 絆地さん:まあ最終的には、作る人が楽しみながら作って、自分たちが「おいしい!」と思えたら、それで充分なんです。学生の皆さんも和気あいあいと、パン作りを楽しんでくれていますよ。 どんなメンバーがいるの?部長・副部長さんにインタビュー! — ひと通り、パン作りの工程を教えてもらったところで、部長・副部長のお二人にもお話を聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします! (右)管理栄養士養成課程3年生の堀端さん。(左)管理栄養士養成課程2年生の江村さん。 — お二人は、なぜパン研究会に入部されたんですか? 堀端さん:高校時代、 SHINJO のオープンキャンパスに来た時に、パン研究会の方からタピオカ粉の手作りパンをいただいたんです。それが、もちもちとした食感ですごくおいしくて!もう一度あのパンが食べたくて、SHINJOを受験しました(笑)。合格したら、絶対パン研究会に入ろうって、入学前から決めていました。 江村さん:私は入学後の新入生歓迎会で、パン研究会を知りました。実は、パンよりも白米派なんですが(笑)、パンを作るサークルって珍しいなと思って。興味がわいて、入部しました。 — お二人は、パン作りの経験はありますか? 堀端さん:私はあります!実家が和歌山県にありまして、今は一人暮らしなんです。実家にいた時に父と一緒にホームベーカリーを使って、クランベリーを入れた食パンなどを作っていました。 江村さん:私はないです。実家が山口県にあるのですが、私も今は一人暮らしをしています。実家にいた時は、祖母と一緒にお菓子作りをするのが好きでした。いつかパンも作ってみたいな、という憧れはありました。 — 実際に、パン研究会でパン作りをされてみていかがでしたか? 堀端さん:はじめは、そんなに作り方へのこだわりもなかったんですが、作り続けていくにつれて、ストレート法やボーリッシュ法、中種法などいろんな製法があるのを知って興味が深まりました。 — 製法だけでも、いろんな種類があるんですね! 堀端さん:そうなんです。今は、スーパーで売っているパンを食べると、何の製法で作られたパンなのか大体分かるようになりましたよ。 江村さん:え!すごいですね!私はまだそこまで分からないのですが、生地を作るだけでも気をつけないといけないポイントがいろいろあって、パンは繊細だなと思いました。でもそんな繊細さも、パンの魅力のひとつだなって思います。 堀端さん:あとは、「食品加工学」という授業で勉強したことが、パン研究会で実践できることもおもしろいと思いました。たとえば、パン生地を捏ねていると「グルテン」によって生地に粘弾性がうまれるんですが、それを実際に目で見て確認できるんです。 江村さん:私も授業で習いました!「あ〜、これか!」って思いました(笑)。 堀端さん:そうそう、「網目構造になってるな」とかね。 写真だと分かりづらいですが、生地を伸ばして見てみると細かな網目の模様になっています。 — 今日、パン研究会の皆さんを見ていて思いましたけど、学年に関係なく、とても仲いいですよね!インタビューをしていて、お二人もすごく親しいなって。 堀端さん:そうなんです!それがパン研究会のいいところだと思います。みんな仲が良いので、いつも木曜日が待ち遠しいんです。 江村さん:和気あいあいとした雰囲気なので、パン作り未経験の人でも安心して楽しめると思います。それに同じ学科の先輩もいるので、勉強を教えてもらうことも出来ます。 1年生の皆さんも、おいしそうにパクパク♪みんなに名前を覚えてもらえるように、1年生のエプロンには青い名札をつけています。 — 本当にいい関係性ですね。これからは、どんなことにトライしてみたいですか? 堀端さん:パイ生地を作る機械を掃除して、クロワッサンを作ってみたいです。 江村さん:私は、これまでパン研究会が作ったことのない新しいパンにも挑戦してみたいです。 堀端さん:それいいね!あとは、「コープこうべ」で開催している商品開発コンテストにも参加したいです。一昨年に参加したんですが、先輩たちが提案したパンが優秀賞を受賞し、コープこうべとコラボレーションしたパンが、全161店舗で発売されました。 パン研究会とコープこうべのコラボ企画についてはこちら https://www.yg.kobe-wu.ac.jp/wu/news-events/2018/campuslife/news/180406.html 江村さん:幼稚園児のパン教室も楽しみです。神戸女子大学附属高倉台幼稚園の子どもたちを大学に招いて、一緒にパン作りをします。その時の子どもたちの表情がとってもかわいいんです! パン教室についてはこちら https://www.yg.kobe-wu.ac.jp/wu/news-events/2018/news/180910.html — 最後に、高校生の皆さんへメッセージをお願いします! 堀端さん:全国にある大学の中でも、ここまで本格的にパン作りをしている団体は珍しいと思います。少しでも、パン作りやパン研究会に興味がある人は、一緒に活動してみませんか? 江村さん:先輩もおっしゃるように、こんなプロ仕様の機械でパンを作れることって滅多にないと思います。ぜひ、一緒にパン作りを楽しめたら嬉しいです! — ありがとうございました! パン研究会のTwitterはこちら https://twitter.com/panken_kwu パン研究会のインスタグラムはこちら https://www.instagram.com/panken.shinjo/?hl=ja

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