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管理栄養士と栄養教諭、2つの資格取得を目指す学生にインタビュー!

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特集

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2023.1.6

管理栄養士と栄養教諭、2つの資格取得を目指す学生にインタビュー!

今回は管理栄養士養成課程から、食のプロである管理栄養士と、子どもたちに食の楽しさを伝える栄養教諭を目指す在学生にお話をお聞きしました。

小学校での食の経験が、栄養教諭を目指す原点に。

――栄養教諭を目指すようになったきっかけを教えてください。

食に対する関心が芽生えたのは小学生のときでした。公立の小学校でしたが、給食がバイキング形式だったり、季節の行事に関する内容だったり。食育の授業にも力が入っていたんです。それが当たり前の環境で育ってきたのですが、中学、高校と進むにつれて小学校で得られた食の経験は栄養教諭の先生がすごく努力されたからだと気づきました。おかげで嫌いな食べ物もほとんどなくて。いろんな食材を食べることができるってすごいことだと。自分もそんな食の経験を子どもたちに提供したいと思い、栄養教諭を目指すようになりました。

――大学選びでは何が決め手になりましたか?

大学は栄養教諭の免許が取れるところを志望していました。私は高校では文系だったのですが、シンジョの管理栄養士養成課程は文系科目でも受験することができ、入学後も管理栄養士に必要な生物や化学を基礎からフォローしてくれる授業があるところに大きな魅力を感じていました。また、近隣の女子大では附属高校から入学する学生が多く、入学時にはその学生同士のグループができていることがあると聞き不安だったのですが、シンジョには附属高校がないので、ほとんどが初対面から始められるところも魅力でした。

――管理栄養士としての専門的な知識や技術はどのように学んでいきましたか?

1・2回生の間に、食材についての知識や栄養計算など、現場で必要とされる基礎となる知識を授業で習いました。また、調理実習も1回生のうちからあり、いろんな食材に触れて、調理技術を身につけるところから学びました。個々の授業で学んだ専門知識を実習で少しずつ実践と紐づけ、積み上げていくことができ、着実に成長している実感がありました。

――高校は文系とのことでしたが、実際に入学した後の授業はどうでしたか?

「管理栄養士のための化学・生物」という授業では、管理栄養士になる上で必要な専門的な知識を学びました。こちらは必修科目なので全員が受講するのですが、私はそれに加えて「特別化学・生物」という選択科目も受講しました。理系の高校で学ぶような基礎からしっかり学ぶことができ、生物・化学に自信がない学生はこの授業を受けていましたね。大学によっては自力でカバーしないといけない部分だと思いますが、丁寧に教えてもらえるのはすごくありがたかったです。よく友人と得意な分野を教えたり、質問し合ったりしていました。一緒に目標に向けて頑張る仲間ができたのも心強かったです。

――管理栄養士養成課程では大量調理の実習もあると聞きました。

はい、まさに一番印象に残っている実習です。3回生のとき給食経営管理実習室で大量調理を経験しました。5~6人の管理栄養士役と20人ほどの調理役に分かれ、50人分の給食をつくるという授業です。管理栄養士役は、栄養価のバランスを考えて献立を作成し、発注から調理まですべてを担当します。栄養価ももちろん大切ですが、食事なので見た目も良く、味もおいしく、食品ロスがない食べきれる量で…と考えないといけないことが多くて。1、2回生で学んだことを総動員して献立を作成しました。大変でしたが自分が学んできたことが力になっているなと実感できた実習でした。

――大人数で大量調理はすごく大変そうですが、やりがいもありそうです。

実習では管理栄養士役と調理役を週ごとに交代して行いました。管理栄養士役のときは自分が手を動かすのではなく、調理役のメンバーにいかに動いてもらうかに注力する必要があるのですが、これが本当に難しかったです。20人の担当を割り振って、指示をするための計画書をつくって挑んだのですが、実際にやってみると早く作業を終えて手が余ってしまう人がいたり、管理栄養士役の学生ではなく先生に質問する学生がいたりと反省点が多かったです。

ダイナミックな大量調理が体験できる「給食経営管理実習室」

学校、事業所、福祉施設、病院などの特定給食施設で、ニーズや栄養・食事計画、献立、サービスのあり方など、給食を運営し管理するための体験学習をします。100食以上の大量調理に対応できる設備で、現場の雰囲気を感じながら技術を磨くことができます。

栄養教諭としてのスキルを身につけながら、夢を再認識。

――教職課程ではどのような授業がありましたか?

教職課程の必修のなかに、模擬授業のような形で食育を経験する授業がありました。テーマや対象を自分で決められるもので、私は大学生を対象に栄養の偏りや食に対する興味喚起をテーマに授業を行いました。料理のイラストの裏に栄養価を記したカードを使ったのですが、小学生を対象にした学生はカルシウム量を数値ではなく骨のイラストで表すなど、見せ方に工夫の仕方が見られました。自分で一から授業を考える経験はもちろん、他の学生の授業を見られたことも、すごく勉強になりました。

――周りからも良い刺激があったんですね。同じように教職を目指す学生は多かったですか?

どちらかというと、管理栄養士として現場で活躍することを目指している学生がほとんどなので、私の学年では教職志望は5人ぐらいでした。でも、教職の授業で一緒になることが多かったので自然と仲良くなりましたし、授業以外でも一緒に模擬授業を披露し合ったり、ときには励まし合ったり。同じ目標を持つ者同士、助け合いながら頑張っています。

――4回生の教育実習では、どのような体験をされたんでしょうか?

4回生の6月に母校へ教育実習に行きました。栄養教諭の実習は1週間しかなく、他の科目と比べると授業の時間は少ないと思います。私は一度だけ授業を担当したのですが、話し方や板書の書き方に具体的なアドバイスをいただきました。板書の書き方ひとつで意味が伝わらなくなってしまうこともあり、児童に教える立場として重要なスキルだと実感しました。

――児童たちの授業での反応は?

とにかくかわいかったです!児童から「先生に教えてもらったことを家でも実践したよ!」と報告を受けたときはとても嬉しかったですし、教師の仕事は子どもたちにこんなにも影響を与えるんだと新鮮な驚きもありました。4回生では、実習に就職活動、卒業論文と大変だったのですが、教育実習を体験して、栄養教諭になりたい思いを再確認できたことは本当に良かったです。自分がなりたいだけでなく、子どもたちの未来のために「どんな栄養教諭になるべきか」を考え直すきっかけにもなりました。これからも管理栄養士の国家試験合格を目指して頑張ります!

――将来は、どのような栄養教諭になりたいですか?

自分が小学生のときに経験したような「食の楽しさを伝える」食育を大事にしたいです。でも、そのためには、まず安心安全な給食がないと成り立たないんですよね。シンジョで栄養教諭の仕事についての理解が深まったことで、その奥深さを知れたことは私にとって大きな経験になりました。子どもたちにおいしい給食を提供するための土台から、これからもしっかりと学び続けていきたいと思います。

これからの社会に欠かせない「食」のリーダーを養成! 管理栄養士養成課程

食の多様化や少子高齢化が進む現代では、教育、医療などさまざまな現場で「食」が重要視され、そのエキスパートである「管理栄養士」の需要も高まっています。シンジョの家政学部管理栄養士養成課程では、資格取得のサポートはもちろん、専門的な知識の習得や現場さながらの実習が体験できる最高の環境を用意。食の分野をリードする「管理栄養士」を養成します。

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2023年1月取材 ※取材時4回生

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