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2024.03.07
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2024.02.22
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2024.02.14
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2024.01.31
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2024.2.7
神戸女子大学の須磨キャンパスの学園祭「コスモス祭」が開催されました。今回は新型コロナウイルス感染症が蔓延して以来、実に4年ぶりに在学生のご家族やご友人と一緒に楽しめるようになりました。そんなコスモス祭の様子を須磨キャンパスからお伝えします! ポートアイランドキャンパスの学園祭「PI神女祭り」の様子は動画でご覧いただけます。 https://www.youtube.com/watch?v=ylPFqcm10xg 第14回「PI神女祭り Brand New Day」 見て!食べて!体験できる! 活気溢れる学園祭 今年のコスモス祭のテーマは「Make New Memories」。この日集まった学生と来場者のみなさんはどのような思い出を作っていくのでしょうか。 神戸女子大学・神戸女子短期大学の学園祭は、学生団体「学友会」に所属する学生たちが中心になり、企画から作り上げていきます。11:00からの開催に向けて学生たちは朝早くから準備を始め、来場者を今か今かと心待ちにしていました。 開始30分前。すでに学生の気合は十分! 開始時間前には待ち列も。 野外ステージ、室内展示、飲食やイベント模擬店の盛り上がり! 11:00以降、来場者が会場に入ってから各出展団体ごとのPRタイムが始まります。その後、各々の学生団体の活動がスタート。その活気溢れる様子を紹介していきます! 野外ステージ 野外ステージでは軽音楽部のライブ、ダンス部・ダンス部OGのステージ、箏曲部や管弦楽団の演奏などが行われ、たくさんの来場者の前でパフォーマンスする学生の姿は圧巻でした。 野外ステージのオープニングを飾った軽音楽部 楽しんで演奏している姿が印象的 毎日学生一人ひとりに元気をくれる守衛さんの弾き語りも!多くの学生から歓声があがっていました 室内展示など 「ファッションAnfang」による『ribbon』をテーマにしたファッションショー “いつまでもカワイイ私たち”をコンセプトに制作した衣装を着用したモデルの学生たち 「神女消防団」はクイズや心臓マッサージの講習ができるブースを設置。消防服を着て記念撮影も! 特徴的なスポーツウェルネス吹き矢部の模擬店 点数に応じて景品がもらえる、射的ならぬ「吹き矢的」 飲食模擬店 飲食模擬店では、フランクフルト、フルーツポンチ、チュロス、コーヒーやパンの提供などが行われました。全店、営業終了時間前に完売御礼に! フルーツポンチを用意した学生の呼び込みスキルがすごい!お昼過ぎには完売していました。 フランクフルトやチュロスなどの飲食模擬店はコスモス祭開始直後から長蛇の列 これら以外にも学内各所で趣向を凝らしたブースが会場を盛り上げ、コスモス祭は終始大盛り上がりでした。 オリジナルメニューを販売した「ハニみつローズ女子」の活動に注目 飲食模擬店の中には、ハニーマスタードサンドとローズのパウンドケーキを提供する「ハニみつローズ女子」という目を引く名前の学生団体がありました。 ハニみつローズ女子のメンバー 実は、この団体はこれまで家政学部(家政学科・管理栄養士養成課程)の先輩や同級生たちが取り組んできた、須磨離宮公園のバラや名産品の離宮ハニーを広くPRするレシピコンテストの作品を製品化しています。 『先輩たちの頑張りや須磨離宮公園の魅力をより多くの人に知ってもらいたい』という思いを形にすべく、歴代のレシピの中から食べ歩きができるレシピを選定。そして食材の発注、試作を重ねていくための費用には、課外活動助成制度の神女supportを活用。 試作の様子 カットする大きさや仕入れる品物も吟味 納得いくまで何度も試作は続きました メンバーたちは調理面以外にも当日の衛生管理や大量調理の工程まで、納得いくまで準備を行い、この日を迎えました。当日、用意した商品は完売。たくさんの人から「おいしかったよ」と声をかけてもらい、これまでのレシピや須磨離宮公園のことも多くの方に知っていただくことができた彼女たちの表情からは達成感が感じられました。 ハニーマスタードチキンサンド(左)とローズのパウンドケーキ(右) 豪華抽選会で幕を閉じたコスモス祭。学生生活の今後の盛り上がりにも期待! この日終盤のイベントは来場者全員に豪華景品獲得のチャンスがある抽選会。多くの方がステージに集まる様は、まさにこの日の盛り上がりを象徴する光景となりました。 人気コスメなど、豪華景品があたるとあって会場は大賑わい 感染症の流行によって我慢が強いられた時期も徐々に終わりを迎え、学生たちのキャンパスも自由を取り戻しています。今後も神戸女子大学の学生がどのように楽しみながら学び、この須磨キャンパスで成長していくのか目が離せません!
特集
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2023.1.6
看護師資格・保健師資格・養護教諭一種免許と3つの資格を取得し、公務員試験にも合格したNさん。卒業後は神戸市の保健師として就職予定です。難関とされる国家資格を3つも取得しようと思った背景には、女性ならではのキャリアの考え方がありました。 看護師志望から保健師へ。実習で学びを深め、将来のイメージが明確に ――シンジョの看護学科を目指そうと思ったきっかけは? 祖母と叔母が看護師だったこともあり、看護師は身近な職業でした。都心部であるポートアイランドという立地も魅力的で、学業以外でも神戸の街で充実した学生生活を過ごせるのではと思ったんです。シンジョは看護師と保健師、助産師、養護教諭と取得可能な資格が充実しているので、将来の選択肢も広がると思い、入学を決めました。 ――実習のときには新型コロナウイルスの影響が大きかったのでは? そうですね。実習先が医療系の施設になるので実習にはかなり影響がありました。実習で患者さんを担当させていただく予定が、看護師さんの同行のみになったり、病院や医療センターでの臨地実習が学内実習になったりすることもありました。そのような状況でも、先生方のご尽力や実習先の協力によって、さまざまな学びの機会を提供していただきました。たとえば、病院に提供いただいた患者さんの情報を事例に看護ケアや看護師の役割について考え、看護計画を立案しました。ほかにも3回生の夏から冬にかけて小児、母性、急性、慢性の4領域での実習があるのですが、7月の小児の実習は学内実習になりました。それでも、秋以降は状況も落ち着き、病院実習に行くことができ、リハビリに同行したり出産に立ち会ったり、充実した実習経験を重ねることができました。とても忙しく大変でしたが、大学4年間でこの期間が最も成長できた時期だと思います。 ――念願の医療現場を体験してみて、何か発見はありましたか? 医療現場には医師や看護師以外にも多くの医療職の方々がいます。薬剤師、管理栄養士、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士など、たくさんのスタッフが一人ひとりの患者さんに対して専門分野からアプローチをするのですが、なかでも看護師は患者さんと共有する時間が最も多く、改めてチーム医療になくてはならない存在だと強く認識しました。チームの中心となってほかの職種の方々が専門性を効果的に発揮できるよう、細やかにサポートし、声かけや情報提供を行うことが重要だと気持ちが引き締まりました。 ――卒業後は保健師として勤務される予定ですが、入学当初から保健師志望だったのですか? いえ、入学当初は看護師志望でした。2回生の後半の「老年介護実習」で地域包括ケア病棟を担当したのがきっかけです。急性期の手術を乗り越えたものの、そのまま退院するには不安が残るような患者さんが2ヶ月間入院できる施設です。2ヶ月経ったら必ず退院しないといけないのですが、退院後の生活を心配している患者さんもおられました。そういう方が地域で自分らしく暮らせるようサポートするのが保健師の仕事であり、実習を通して魅力を感じました。3回生の「地域看護活動論」という講義で、患者さんが住み慣れた地域で自分らしく生活し続けることが心身の健康にいかに大切かを学んだことも、想いをより一層強いものにしました。 ――実習で患者さんと接するなかで、自分の特性などを理解していったのでしょうか? それもありますが、シンジョの看護学部の特徴的な授業に「学びのグループゼミ」があり、そこでの経験が大きいと思います。1回生から4回生までのメンバーでグループをつくり、実習での体験を共有し、知識だけではなく感情も含めて学び合います。実習中は不安もあったのですが、些細な悩みを気軽に相談できる場があり、とても安心できました。自分の話を聞いてもらえることも貴重ですが、人の体験やそのときどう感じたかを聞くことで、「自分だったら…」と客観的に自身を振り返ることもできるので、自分の性格や特性に合った選択がスムーズにできるようになったと思います。 講義や学内実習だけじゃない!チーム医療に必要な人間性も育むシンジョの看護学部 専門的な技術や知識はもちろん、看護専門職としての態度や姿勢、患者さんとの関わりやチーム医療で求められるコミュニケーション能力などの力を磨きます。また、キャンパス内には看護師や保健師など国家試験を目指す学生をサポートする「国家試験対策室」も! 詳しくはこちら! 保健師として人との関わりを大切に、柔軟な思考で地域住民の健康をサポートしたい ――就職活動では保健師に絞って活動されたのですか? 自分は疾患を抱える患者さんの保健指導というよりも、地域や学校で頑張っている人たちの健康をサポートしたいという思いがあったので、産業保健師や養護教諭を目指して就職活動をしました。3回生のときに消防官・警察官になる勉強をしている方の話を聞く機会があったのですが、話を聞くうちに市民のために危険を顧みず頑張っている人の力になりたいと思うようになったんです。そこで警察の保健師になるにはどうしたら良いかを先生に相談しました。すると採用の幅が狭く、新卒では難しいということがわかり、まずは行政で経験を積もうと考えました。兵庫県下の3つの市で保健師の採用試験を受けながら、興味のあった養護教諭の資格取得に向けて教員試験の勉強と教育実習にも行きました。 ――看護学科には看護、保健師、養護教諭と3つの免許取得を目指す学生は多いのですか? 保健師と助産師を目指すコースは定員が決まっているので、全体に比べると多くはないですね。看護師と保健師、もしくは看護師と助産師という2つの資格を取得して卒業するパターンが多いです。私の場合は養護教諭の授業もあり、他の学生と比べて授業や実習が多くなったことでくじけそうな時期もありましたが、友人たちと励まし合いながら最後まで粘り強く取り組みました。 ――多忙な毎日を送る覚悟で、3つの資格取得を目指したのはなぜですか? 社会に出て働いている自分の姿を想像したとき、女性には結婚や出産といったライフイベントでそれまでの働き方を見直さなければならないタイミングがあると考えていました。そのタイミングで自分に合った働き方ややりがいを選択できる可能性を広げるためには、できる限り資格を取っておきたいと思ったんです。時間のやりくりは大変でしたが、公務員試験前や試験中にキャリアサポートセンターで面接の練習や指導を受けられたのはとても心強かったです。 ――将来、どのような保健師になりたいですか? まずは、行政の保健師として一人ひとりの地域住民と関わり、コミュニケーションを交わしながら相手の個性や価値観について理解を深めていけるようになりたいです。正解を押しつけるのではなく、柔軟な発想でその方が抱える問題を解決に導いていきたいです。自分らしさを活かしながら、初対面の相手に緊張感を抱かせないコミュニケーション、親しみやすい雰囲気づくりを心掛けていきたいです。長期的には、以前から興味のあった産業保健分野にも関わっていけたら良いですね。 2022年10月取材 ※取材時4回生
キャンパス
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2023.8.18
2023年7月、須磨キャンパスの学園直営ベーカリーカフェ「marberg(マーベル)」の黒板に絵を描く学生の姿が! どうやら本学のイラスト部がmarbergから依頼を受け、お店の入り口を可愛いイラストで彩るそう。今回は神戸女子大学の個性豊かなクラブの中から、イラスト部の活動を紹介します! 2023年4月にリニューアルしたmarbergについての記事はこちら!SNS映えすると話題!学園直営のベーカリーカフェ「marberg」リニューアル きっかけはmarbergからのオファー!当日までの準備を聞いてみた イラスト部の部長は文学部史学科2年のSさん。女子大だからこそ女性に関する逸話などをより深く学べることや、オープンキャンパスの体験授業で突然歌唱を披露するなど、先生の楽しい授業に魅了され神戸女子大学に入学。その後イラスト部の存在を知り、絵が好きだったことから入部を決意したそうです。 Sさんによると今回の活動はmarbergからの依頼により実現したとのこと。なぜイラスト部へ黒板アート制作を依頼したのか、marbergの店長 絆地さんにお伺いしました。 「学校直営なので学生とのコラボを積極的に行っており、2022年12月にも商品の値段を記載するポップをイラスト部に作成していただいたんです。やっぱり自分たちで作るシンプルなものよりも、綺麗なイラストが添えられているポップの方が、印象が良いですから。そんな繋がりもあり、リニューアルで黒板を設置することが決まった時点で『ここはイラスト部に描いてもらおう』と決めていたんです。温かみのあるイラストでどのように彩られるのか楽しみにしています。」 そんな期待を背負うイラスト部は今日のためにどのような準備をしてきたのでしょうか。Sさんに聞いてみました。 「4月下旬にお話しをいただいた際にいくつかパンをいただき、部のみんなで試食や写真撮影をしながら誰がどのパンを描くのか、どのように表現すればそのパンの質感を伝えられるのかを話し合いました。黒板アートはイラスト部初の試みなので私たちもとても楽しみにしていました!」 通常のイラストとは大違い!?黒板アートならではの課題とは? 今回はmarbargの入り口にある大きな1枚の黒板に部員が気に入った8つのパンをそれぞれ描くそう。事前に共通ルールとして決めていたのは「デザインはシンプルに」「大きさは統一」の2つだけのようです。 Sさんが描くのはパンの上にサクサクの衣をまとったコロッケが載った「カニクリームコロッケ」。どのような点を意識して描かれたのでしょうか?「私が担当したパンは食感といってもパンだけでなく、コロッケの衣の食感もあり、その上からかけられたソースの質感など、複数の情報を一度に伝える必要があり、それをどのように表現するのかが課題でした。今回使ったチョークは通常のものよりも油分が多く、色と色が混ざりにくかったので、重ね塗りをする時の力加減で調整。うまく表現できたと思います!」 描きこみがすごい… カニクリームコロッケパン 副部長を務める文学部史学科4年のKさんは「ローズヒップベリー」を担当。「このパンは全体的に白く美しい見た目が特徴です。もちっとした食感と立体感をどのように伝えるかがカギになると思うので、うまく影を描いて表現したいと思います。」 他の部員も担当するパンを思い思いに描いていきます。 marbergのおしゃれな看板も! 完成した黒板アートは、優しいタッチで描かれた8つのリアルなパンが食欲を掻き立てるデザイン。これからしばらくmarbergの入り口でシンジョ生を迎えます。 イラスト部についてもっと詳しく。部長と副部長にインタビュー! ― 普段のイラスト部の様子を教えてください!Kさん「普段は週に1度集まって和気あいあいと活動しています。主な活動は学園祭に向けた合作展示の作成や、テーマに沿ってイラストを描く会報の制作です。」Sさん「夏の会報ではオリジナルイラストを作成しました。現在は『メイドと執事』をテーマに秋号の制作を進めています。」 ― 今後の目標は?Kさん「イラスト部の活動は基本的に週1回なので、コーヒー同好会の部長も兼部しているんです。そこで企画しているのがコーヒー同好会とのコラボレーションです。」Sさん「コーヒー同好会ではコーヒー豆やコーヒーの擬人化を検討しているそうなので、そのイラストを私たちが担当できればいいなと思っています。」 ― 最後に何かお伝えしたいことは?Kさん「部員はいつでも募集しています! 今は週一回のペースで活動しているので、少しでも興味のある方はイラストの得意・不得意に関わらず、まずは一度遊びに来てください!」 クラブ紹介 イラスト部 現在は1年生から4年生までの部員10名で、週に1度「ゆるく、楽しく」をモットーに活動中。活動日はそれぞれが気に入ったイラストや漫画を共有したり、紙やタブレットを用いて、学園祭に向けた合作展示や会報の制作をしたりしている。実は史学科の公式キャラクター「お史ちゃん」もこの部が生み出しており、今後の活躍にも目が離せない部のひとつ。
特集
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2023.12.22
兵庫県の大学で唯一のコーヒーサークルとして、神戸を中心に幅広い活動を行う「神戸女子大学コーヒー同好会」。彼女たちが、コーヒー製品の販売や上島珈琲店の運営を行うUCCグループの神戸本社にある「UCCコーヒーアカデミー神戸校」で、コーヒーのプロから改めて基礎知識を学びました。好きなことを全力で学ぶ彼女たちの様子をお届けします。 “兵庫県で唯一”のコーヒー同好会。普段の活動をご紹介 神戸女子大学のコーヒー同好会は2年前に「おいしいコーヒーをより多くの人たちに知ってもらいたい」という想いを持った、一人の学生によって立ち上げられました。するとすぐに探究心溢れる学生たちが集まり、立ち上げ当初から精力的にさまざまなイベントに参加。現在立ち上げから3年目ですが、大学の助成金制度「神女support」を上手く活用し、これまでに参加した主なイベントは以下の通り。 ・地域の施設でのフリーコーヒー・与えられたコーヒー豆でベストなコーヒーを振る舞う「VOLCAFE COFFEE EXPO 2022」・3度にわたる須磨離宮公園での出店・ジャズ音楽とコーヒーを楽しむイベント「kobe coffee jam session」関連記事[兵庫県の大学で唯一のコーヒーサークルが神戸女子大学にあるらしい!][こだわりのコーヒーで地域活性化!地域密着型で活動を行うコーヒー同好会に潜入!] これらをはじめとしたイベントへ出店するため、普段は須磨キャンパスにある部室でコーヒーの飲み比べを行い、知識を深めているそうです。これまでコーヒーについて主に独学で学んできた彼女たちは、改めてプロから知識と技術を学べるということでこの日を心待ちにしていました。 正しい淹れ方とペアリングの考え方。コーヒー同好会の新たな一歩。 2023年11月、コーヒー同好会の学生たちが、UCCコーヒーアカデミー神戸校に伺い、コーヒーのプロから改めて基礎知識を学びました。 今回講師を務めてくださったのは、「ジャパンバリスタチャンピオンシップ2007」での優勝や、「ワールドバリスタチャンピオンシップ2007」でベストカプチーノ賞受賞の経験を持つ宮前さん。世界を知るその道のプロから、コーヒーに関する正しい知識を教えていただきます。 講義は「コーヒーの味の違いはなぜ起きるのか」といった疑問をテーマに、コーヒー豆の種類や生成方法を座学で勉強。その後、実際にコーヒーの正しい淹れ方と「カッピング」とよばれる、テイスティングの正しい作法を実践形式で教えていただきました。 まずは座学。これまで主に独学で学んでいた学生にとっては、新鮮で貴重な時間 この時学生たちはブラジル、コロンビア、マンデリン、ジャバの4種類の豆を使用し、匂いや味をそれぞれ比較しました。 「ジャバっておかきみたいな匂い。どんな味か気になる!」 「酸味が少なくて少し甘みがある!おいしい!」 次はフードペアリングについて学びます。 フードペアリングとは、味わいや香りの相性がよい食材の組み合わせを考えること。風味が似ている食材を合わせて特徴を引き立てたり、「強い渋みを感じた後は、甘みを数倍感じる」といった人間の錯覚や条件反射を利用し、あえて異なる風味の食材を合わせることも。その基本的な考え方は以下の2つです。 同質のものを合わせる(初級)例)イチゴ×練乳、ミルク×チョコレート 互いに不足しているものを合わせる(上級) 例)スイカやトマト×塩、生ハム×メロン 今回はビターチョコレート、おかき、みかんのドライフルーツが、先ほどの4種類のコーヒーのうち、どのコーヒーと一番合うか、試食しながら考えます。 コーヒーに合わせるビターチョコレート、おかき、みかんのドライフルーツ さまざまなペアリングを楽しんでいると自然と笑顔に。 どのペアリングが好みだったか聞いてみました 特に人気があったペアリングは、「おかき×ジャバ」と「ドライフルーツ×コロンビア」。それぞれ、おかきの豆の風味とジャバの原料になっている黒豆の風味、ドライフルーツの酸味とコロンビアのキレのある酸味など、同質による相性が分かりやすかったようです。 最後にこの日学んだことを活かしながら、一人ひとりコーヒーを淹れていきます。今回学んだ抽出方法は、ペーパードリップのなかでも3回に分けてお湯を注ぐ「ドリップ3投式」。この方法は時間をかけてゆっくりとコーヒーを抽出するため、コク深くまろやかな味わいに仕上げられるそう。 とある学生は、これまでコーヒーを蒸らす工程で入れていたお湯の量が多かったと知り、「勉強会後に淹れたコーヒーはいつもより香りがたち、酸味がまろやかでした!」と驚きの表情を浮かべていました。 コーヒー博物館で知識を深堀りし、コーヒー同好会の活動は次のステージへ 勉強会終了後は、UCCコーヒー博物館でコーヒーの歴史を学びます。(2023年12月現在は休館中。なおUCCコーヒーアカデミー主催による事前予約制のセミナーを博物館にて開催しております。ご興味のある方はUCCコーヒーアカデミーのWebサイトをご覧ください。) ここではコーヒーの起源を動画で学んだり、UCCコーヒーアカデミーの学長 栄さんのユーモア溢れるお話や展示品、各国の豆の旬などを学びました。 コーヒー豆の木1本から作れるコーヒーの量は約40杯分だそう 現地の人が運ぶコーヒー豆の重さ60㎏を体験。全く持ち上がりません… 一日を終え、部長のMさんは「コーヒーを淹れる技術はもちろんですが、私たちのもとにどのようにしてコーヒー豆が届くのか、そのありがたみを知ることができました。また、フードペアリングなどは独学ではなかなか踏み込めないことだったので、今回学んだことを持ち帰り、部員全員で他の食材でも試してみたいと思います!」と語りました。 お世話になった学長の栄さんと講師の宮前さんと一緒に「UCC」ポーズ これまでもたくさんの活動をしてきたコーヒー同好会のメンバー。今回の勉強会で得た知識や技術は、彼女たちの活動をさらに洗練させることでしょう。コーヒー同好会の今後の活躍が楽しみです!
キャンパス
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2023.3.27
入学と同時に、学生生活の4年を寮で過ごしてきたAさん。寮に入れば、女性の1人暮らしでも防犯はしっかりしているし、同じ大学の学生ばかりなら友達も作りやすいはずと学生寮を選びました。今回はAさんに『良い思い出しかない!』という行幸寮(みゆき寮)での生活を、振り返っていただきます。 Aさんが4年間過ごした寮での思い出を教えてくれました! “行幸寮”と書いてみゆき寮。ネーミングが気に入って Aさんの自宅は兵庫県丹波市。通学するとなれば電車で3時間、車なら1時間半かかるため、進学が決まると同時に一人暮らしを考えたそうです。 「朝9時から授業が始まるので電車で3時間かけて通学することや、定期代を考えても現実的ではないなと考えました。大学生活に馴染めるかどうかという不安もあったので、一人暮らしをするよりも寮に入れば友達も作りやすいと思い、親に相談しました。見学に行ったら見た目が綺麗で防犯面もしっかりしていたので、住みたい!と即決しました。」 もちろんバス・トイレは別々です! Aさんが暮らす行幸寮は、JR須磨駅と須磨キャンパスの中間にあり、徒歩で通学できる距離。ただ、Aさんが寮生活を決めたポイントは外観や立地以外にもう1つ、寮の名前だったそうで、「幸せに行くと書いて“みゆき”寮って、素敵だと思いませんか。そんな所も気に入って入寮したことを覚えています!」 楽しそうに寮生活のことをお話してくれました。 毎日安心して過ごせて、相談できる友達がすぐ近くにいる 行幸寮は全部屋が個室のマンションタイプです。24時間体制で寮監(女性スタッフ)が常駐しているうえ、入退室はカードで管理されているのでセキュリティーも万全です。各部屋に家電製品や家具が設置されており、入寮後はすぐに新生活がスタートできます。 「一度、冷蔵庫が壊れてしまったことがありました。寮監さんが業者の方を手配してくれて、2日後には修理されて戻ってきたのでほっとしました。1人暮らしだったらどうすれば良いか困っていたと思います。寮で良かったと感じるのは、『毎日安心して生活できる空間がある』ということ。」 「もし一人暮らしをしていた場合、隣の部屋の人が毎日夜中に騒がしく帰ってくるような人だったら…。そういったご近所トラブルのことって、ひとり暮らしをするんだ~ってワクワクしている時は考え付かないですよね(笑)寮生活でそんな心配がないのは当たり前。困ったことがあればいつでも友達と話せるし、寮監さんにも相談できる。パソコンもあるし、各部屋にIHコンロが2口もあるので自炊するにはすごく便利ですよ。」 小さい頃からお母さんの家事を手伝うのが好きで、料理に関わる仕事がしたいと管理栄養士を目指しているAさん。寮での自炊生活でかなり料理の腕をあげ、レパートリーも増えたそうです。 コンロが1口しかないワンルームマンションだったら、ここまで上達しなかったかも(笑)というAさんの手料理。おいしそう! 「寮では、学部の違う友達もたくさん出来ました。同じ寮生という繋がりで、上級生とも仲良くなれました。誕生日会、クリスマス会、ハロウィンなどのイベントで集まって食事をしたのが、とても楽しかったです。寮監さんとも仲良くなれて、声をかけてくれます。近くに大人が居るというだけで安心です。今は私が寮長(寮に住む学生のリーダー)をしているので、私が下級生を気遣って声を掛けたりしています。」 宅食ボランティアを経験し心境に変化が。地元での就職も内定 3回生の前半はコロナ禍でほとんどの授業がオンラインになりました。その間、何か出来ることはないかと宅食ボランティアに参加したといいます。ひとり親家庭に届けるため、長期保存できる乾麺やお菓子を箱詰めして発送するというボランティアだったそうですが、Aさん自身も勇気付けられたといいます。 「食品を詰めるボックスに、手書きで『困ったことがあっても、味方になってくれる人はいます』といったメッセージを添えるのですが、皆さんにとても喜んでいただいたと後で聞きました。自分のしたことが、誰かの役に立てたという実感がとても嬉しかったです。ボランティアを通して、『食で人のために働きたい』という気持ちが一層強くなり、自分が学んでいる管理栄養士の仕事への関心も深まりました。支援が必要な人に手を差し伸べる企業があることも始めて知って、社会勉強になりました。」 4年間の寮生活に加え、コロナ禍に負けず大きく成長したAさん。料理好きのきっかけを与えてくれたお母さんの勧めと自らの『食で人のために働きたい』という希望が一致し、地元の病院を中心に就職活動を行い、春からは病院で管理栄養士として勤務することが決まっています。Aさんは新生活を楽しみにしながら、残りの寮生活を満喫したいと語ってくれました。(取材時4回生)
キャンパス
2,265
2023.6.6
須磨キャンパスのカフェテリアにある「marberg」(マーベル)。壁の内装や床材などがリニューアルされ、ますます居心地良く、SNS映えする空間としてシンジョ生から注目を集めています。高校生のみなさんもこの記事でキャンパスライフを想像して楽しんじゃいましょう! 学生の胃袋をガッチリ掴むmarbergの秘密とは!? マーベルに常時用意されているパンはなんと約60種類!旬の食材や学生からの要望を取り入れ、毎月新しい味が登場しています。特に、総菜パンはボリュームたっぷりで食べ応えがあってランチにピッタリ!街のパン屋さん顔負けのおいしいパンが学生価格で販売されています。 総菜パンやサンドイッチシリーズのおいしさ、ボリュームは間違いなし! 新鮮なサラダまで用意。これは嬉しい! みんな大好きなカレーポテトとロースカツのサンド スイーツ系パンには、フルーツを使ったパンや、チョコドーナツやクリームをたっぷり使ったコルネなど、幅広いラインナップで学生を楽しませてくれます。売り切れ必至のカヌレなどの焼き菓子も店頭に並びます! そして、パンの商品POPは学内のイラスト部が手作りで制作しているものも!かわいらしいイラストとともに味のこだわりなどが描かれ、パン選びがますます楽しく♪手作りのポップがマーベルの雰囲気や食欲を盛り上げてくれますね。 スターバックスのお店で味わうような“コーヒー体験”ができる、We Proudly Serve StarbucksⓇ コーヒープログラムが導入! スターバックスのコーヒー豆と、その豆に合わせ特別に調整したフルオートコーヒーマシンを使ってカフェ ラテやカプチーノ等をお楽しみ頂けるプログラム。友だちとのコミュニケーションを活性化させ、学生のお気に入りエリアの充実を図るために内装のリニューアルと同時に導入されました。 美味しくてオシャレなドリンクが手に入ることは、シンジョ生たちにとって嬉しいポイント。勉強のお供にドリンクを手にする学生が多く見受けられます。ココアやキャラメル ラテなど、勉強疲れを癒す甘いテイストのドリンクも用意され、コーヒーが苦手な学生も楽しめる豊富なメニューが魅力。ドリンクを片手にキャンパスで過ごす様子をInstagramに投稿する学生も多くなり、学生同士のコミュニケーションの場としても活性化されています! marbergリニューアルの注目ポイントは食べ物以外にも! リニューアル前はお手洗いだった空間には、LEDライト付きのミラーとヘアアイロンが常設されたパウダールームが誕生!こちらは家政学科の「室内環境学」の講義で、学生の提案が実現したものです。みだしなみを整える場所としてはもちろん、他学年の学生からコスメの情報を聞いたり、「お待たせ」「どうぞ」などの言葉を交わしたりと、小さなコミュニケーションが生まれるスポットとなりました! シンジョにはキャンパスライフを彩るおしゃれな空間がいっぱい! 学生生活を盛り上げるだけでなく、学生同士のコミュニケーションが生まれるスポットとして注目のカフェテリア。オープンキャンパスに参加された際にはマーベルのパンランチも召し上がっていただけますので、ぜひ足を運んでくださいね!2023年のオープンキャンパスの詳細はこちら