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神戸女子大学のWebマガジン「シンジョマグ」

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    答えのないものに問いを立て、考える。予測困難な現代に求められる力を育む、シンジョの取り組み

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    2023.4.24

    答えのないものに問いを立て、考える。予測困難な現代に求められる力を育む、シンジョの取り組み

    神戸女子大学は現在、従来の授業形態を一新し、新たな学びの構築に取り組んでいます。 AIの発展、通信技術の更なる高速化、仮想現実の進歩、超高齢社会の進展、疫病の蔓延……数え出せばきりがないほど、現代は多くの重大な変化が同時多発的に巻き起こり、先行きの予測が困難な時代となっています。 これからの社会の中で求められる力と大学の役割、神戸女子大学の新たな取り組み、未来を進む若者たちの支え方などについて、学長の栗原 伸公先生に話を聞きました。 Question1. 予測困難な時代における、大学の役割とは? 何が起こるか分からない状況の中でも、「生き抜いていける力」を育む 現代はこれまでの常識では対処できないような変化が次々と起こり、従来の知識・技術ばかりか、培ってきた経験さえ通用しないこともある状況にあります。 明確な答えがない中で、目の前にある情報をさまざまな観点から分析し、「想定外」を常に念頭に置きながら、最適な考えを自ら見つけ出し、臨機応変に実践していく力が求められています。そのような「不確実な世の中を生き抜く力」を養うことが、高等教育機関が担う役割だと考えています。 ただ就職に導くだけでは不十分です。学生が就いた仕事が存在しつづける保証はどこにもありません。近い将来、AIによって代替される可能性も十分にあります。今後起こりうる変化に柔軟に対応し、解決するアイデアを生み出す力を育む必要があります。神戸女子大学は、卒業論文またはそれと同等の演習科目をすべての学科で実施しています。 日常の中から問題を見つけ、仮説を立てて、客観的なデータを収集し分析する。そして、分析して得られた結果から結論を考え、第三者にも伝わりやすい形で発表する。すべての学生に、文学・栄養・心理など自分の興味のあるテーマのもと、自ら問いを立てて何かを検証した論文を発表してもらっています。 就職や資格取得は本学の強みです。しかしそれは、大学以外の場所でもある程度可能なことです。学問を通して、「自ら知識を求め、仮説を立て、検証し考え、判断する力」を養うことこそが、大学という場所が行うべきことだと考えています。 学生たちが「学ぶ楽しさ」に気付き、自分の「好き」を追究できる環境をつくる 学問や研究を「楽しい」と感じることが、深い知識や技術を身につけるための原動力となります。苦しいと感じていれば、それはただの作業となり得られるものも少なくなります。学問を一方的に教えるのではなく、その楽しさに気付けるきっかけ作りが、我々教員の重要な仕事です。そして、楽しさを学生たちに伝えるには、まず教員自らが楽しいと感じる必要があります。だからこそ、先生たちにはしっかり研究に取り組み、「学問を楽しんでいる姿」を大いに学生たちに見せていただいています。 また、本学には11もの多種多様な学科・課程を設置しています。それは、学生たちが自分の好きだと思えるものを追究できる環境をつくりたいからです。元々学びたいと思っていたことがあっても、自分と合っているかは学んでみないと分かりません。 学生一人ひとりが、好きだと思うものをきちんと追究できる環境を整えることが、学問を楽しいと思ってもらうにはまず必要だと考えています。 女性が性差を意識することなく学び、活躍するために 日本が抱える重大な問題のひとつが、ジェンダー・ギャップです。内閣府男女共同参加局のホームページに以下のデータがあります。「世界経済フォーラムが発表した2022年のジェンダー・ギャップ指数の日本の総合順位は、146か国中116位(前回は156か国中120位)と、前回と比べほぼ横ばいの順位となりました。」 (出典:内閣府ホームページ https://www.gender.go.jp/research/weekly_data/01.html) このような状況の中で女子大学が果たすべきことは、「性差を意識することなく行動できる機会」を、女性たちに届けることだと考えています。 女子大学の場合、学生は女性しかいないため、社会から一方的に課せられた性による役割分担を意識することなく、自らの意志のもとリーダーやそのほかのさまざまな役割につく学びを経験できます。その経験が、社会に出た時に性差を意識せず積極的に行動できる力に繋がり、ひいては社会全体に広がっていくと期待しています。 また女子大学は、大学に進学する女性が少なかった時代に、もっと女性が学びを追求できる場をつくるために生み出された背景があります。現在、大学に進学する学生の男女比は昔に比べるとバランスを保てていますが、大学院は圧倒的に男性が多く、女性が学びづらい世の中であることに変わりはありません。 女性というだけでさまざまな機会を奪われてしまう状況が続く限り、女子大学が果たさなければならない役割も存在し続けます。 Question2.神戸女子大学の新たな取り組みについて教えてください リアルでしか経験できない、大学ならではの学びを追求 2022年度より、「105分授業」「アクティブラーニングの推進」「ICTの積極的な導入」を主な柱とした授業改革を行っています。コロナ禍によって、オンライン・オンデマンドなど新たな授業形態の早急な導入が、教育現場に求められました。本学も新型コロナウイルスの第一波が押し寄せた際、2週間で導入を済ませ、早期に授業を再開しました。 新たな授業形態の導入によるさまざまな試行錯誤を通して、「対面で行うリアルの授業の大切さ」を改めて実感しました。また、「リアルでしか経験できない、大学ならではの学び」を追求する必要性にも直面しました。 クオリティの高い教育関係の動画・講座などがインターネットにあふれ始める中、大学ならではの学びを提供できなければ、私たちが教育機関として存在する意義を社会に示すことはできません。その学びの一つが、アクティブラーニングです。 アクティブラーニングとは、学習者が受け身ではなく、自ら能動的に考え、主体性をもって学ぶように組み立てられた学習方法です。 この1つに「問題解決型学習(PBL)」があり、これには大学での授業の中だけで完結するものもあれば、キャンパスを飛び出して地域の企業と連携して共同で商品開発を行うといったものも含まれます。教育系学部の先生方との勉強会によって、アクティブラーニングの効果的な実施にも、基礎知識の修得が欠かせないことが分かりました。 アクティブラーニングも基礎知識の修得も、議論や調査を学生が納得できるまでとことん実施できなければ、得られる知識や経験も少ないものとなってしまいます。 しかし、従来の90分×15週(半期)の授業時間でそれを叶えることは難しいため、105分×13週(半期)にリニューアルしました。半期を13週とすることで、学生のインターンシップなど授業期間外活動や、教員の研究活動や授業研究の充足にも繋がります。くわえて、ICTの積極的な導入も加速させることが可能です。 現場の様子を授業で伝える際、これまでは現場で撮影してきた写真などをスライドで写してきましたが、ZOOMなどを活用すれば、現場で働く人々の生の声や様子をリアルタイムで学生たちに届けて、意見交換をすることも可能となります。従来の90分授業の中では難しかった取り組みも、105分に拡大することで実現できるようになっています。 リアルとオンラインそれぞれのメリットを活かした、新たな授業づくり コロナ禍で導入を後押しされた、オンライン・オンデマンド授業によって得られた知見も、しっかり活用していく必要があります。Youtubeライブのようなオンライン授業を行った際、質問を学生たちに投げかけると、リアルの授業よりも多くの意見をチャットで出してくれました。このメリットは、オンラインだけでなくリアルの授業にも生かすことができます。 今までは、質問がある人は挙手をしていましたが、質問をチャットで送ってもらうようにすれば、特に各授業に慣れるまでの間など、もっと積極的に質問や意見を投げかけてもらえるかもしれません。 もし、学生たちの積極性が増した理由が「チャットだから」ではなく、「オンラインだから」だったのであれば、議論を活発化させるために、リアルで実施する前にオンライン上で意見交換をワンクッションはさむことも考えられます。 そのように試行錯誤しながら、最終的にはリアルとオンラインそれぞれのメリットをかけあわせた授業を作ることをめざしています。 あと1年で退任する先生が、ゼロからオンライン授業のやり方を学んでくれた このような改革や挑戦を行うことを決意したのは、「本学の先生ならやれる」という思いからでした。コロナ禍によって中断された授業をオンラインやオンデマンドで再開するにあたって、先生方には随分と苦労をおかけしました。 あと1年で退任する先生も、「こんな状況だからこそ、学生たちにしっかり学びを伝えなければならない」と、ゼロから勉強してオンライン授業環境を導入してくれました。 本学の教員は、そんな熱意ある先生たちばかりです。 そんな先生方なら、105分授業を最大限活かして、アクティブラーニングやICTを充実させた新たな時代の授業を展開してくれると感じました。予測が困難な時代において、学生たちが育むべき力はこれまでとは違うものとなっています。 であれば、私たち教員の考え方や大学のあり方も変わらなければなりません。105分の授業拡大を通して、これまで以上に質の高い授業の構築に努めています。 Question3.大人は若者たちをどのように支えるべきだと思いますか? 「失敗しても次がある」と思える安心感を与えること 何か困難に直面した際は、できるだけ自分の力で解決してもらうべきだと考えています。しかし、最後の最後は私たちが救いの手を差し伸べるべきですし、SOSのサインを見逃さないためにも、日頃から細やかに気を配る必要があります。 人生の先輩として、「失敗しても次がある」と思える安心感を与えることが重要なのではないでしょうか。失敗なくして成功はありません。あらゆる研究は、失敗の積み重ねで作られています。その失敗のプロセスから何かを学び、継続して粘り強く取り組み続けることが、大きな成功をもたらします。それは、予測困難な状況に臨機応変に対応する力を養うことにも繋がります。 「失敗したらもう終わりだ」と思っていると、チャレンジをすることはできません。チャレンジできなければ、考えを深めるフィードバックも得られません。しかし、自立しつつある若者たちに対して、「何でもしてあげるね」と過保護になりすぎるのもよくないと思っています。それは、その人の可能性を潰してしまうことにも繋がりかねません。 難しくはありますが、1人の人間として各学生の考えや選択を尊重しながら、支える姿勢を常に見せ続けることが重要だと思っています。 学生たちのSOSを見逃さないために 本学では担任制度を敷いており、全学生に対して担任面談を行っています。 もう何年も前のことですが、暑さが厳しくなり半袖の服装をした学生たちが増えはじめたころ、担任面接の際にとある学生の腕がとても細くなってしまっていることに気が付きました。 私は医者でもあるため、その学生にいくつか質問してみると、拒食症の可能性が非常に高いことが判明しました。本人も体調に不安を感じ、ちょうど通院をし始めたところだったようですが、現在行っている治療内容を聞いてみると、どうも拒食症の改善にはつながらないことをしているようでした。 大規模な病院の元院長で、本学に着任された先生に相談し、拒食症治療に造詣の深い病院を紹介していただき、最終的に拒食症を克服することができました。今、その学生は拒食症を抱える人に対して、患者の目線に立ったアドバイスができる管理栄養士になっています。 そのように苦しい状況を乗り越え大きく成長した学生は、本学にたくさんいます。教員一同連携しながら、学生たちのSOSを見逃さないようにフォローしています。 「学生一人ひとりを大切に」の実践 本学の強みのひとつは、「先生たちが学生一人ひとりのことに気を配っている」点です。 たとえばつい先日のことですが、ある先生が定期試験の結果が下がった学生のことを尋ねてきたことがありました。私が担当している授業でも合格点に届かなかったことを伝えると、「最近元気がなさそうで……何か先生の方でも気付くことがあったら教えてください」と仰いました。 このように、先生たちが自分の受けもつ学生の状況を共有し合い、学科全体でフォローをする環境づくりが行われています。 「一人ひとりの学生を大切にする」と言うのは簡単ですが、実践するのはなかなか難しいものです。その難しさを教員一人ひとりが自覚しながら、その実践に努めています。 Question4. 最後に、先生の「やりがい」はなんですか?送り出した卒業生が幸せな日々を過ごしていること 在学生も卒業生も、健康で幸せであることが一番の喜びです。この思いは、立場は違っても保護者の方々と通ずる部分があると思っています。 就職直後にかなり深刻な悩みを聞いていた卒業生と、10年ぶりに会う機会があり、今は3人の子どもがいることや、育児が落ち着いた後に管理栄養士として復帰したことなどを話してくれました。 「先生、あの時は本当にありがとうございました」と笑顔で言ってもらえた時、とても嬉しく思いました。 教育者が大切にすべきことは、自らの行いが学生たちの幸せな人生づくりに貢献しているかを、しっかり考えることだと思っています。学問とその楽しさを伝えるのも、105分授業も、アクティブラーニングもICTの活用も、この社会を生き抜いていく力を育むのも、全てはそのためです。1人でも多くの「健康で幸せに人生を過ごす人」を、神戸女子大学から送り出していきたいです。 プロフィール 神戸女子大学 学長 家政学部 管理栄養士養成課程 教授 栗原 伸公先生 東京大学医学部医学科卒業、同学大学院医学系研究科にて博士(医学)を取得。神戸女子大学には2004年に家政学部の助教授として赴任し、教授、家政学部長、副学長を経て、学校法人行吉学園の理事に。2019年から神戸女子大学・神戸女子短期大学の学長を務める。大学卒業以来のテーマとして、食事・運動・生活習慣などによる、薬に頼らない疾病予防の研究に取り組んでいる。

    図書館司書を目指すあなたに朗報!?シンジョの図書館ボランティア学生の一日に密着取材

    キャンパス

    226

    2023.5.10

    図書館司書を目指すあなたに朗報!?シンジョの図書館ボランティア学生の一日に密着取材

    シンジョの図書館には『図書館ボランティア』として、さながら司書さんのように図書館運営に携わる学生グループがあります。日本語日本文学科4回生のMさんは入学後すぐに図書館ボランティアに参加し、今では友達や後輩から一番頼られる中心的な存在に。そんなMさんはどのような思いで活動しているのかインタビューしました。 シンジョの図書館はどんな場所?図書館ボランティアって何をするの? シンジョにはたくさんの蔵書を誇る図書館があり、調査や研究、論文作成、自習の場として学生に活用されています。自習や読書に適した机や、ゆっくり本を読むことができるソファ席が学生からの人気の秘訣です。 自習や読書に最適なスペース。2Fには個別机も。 開放的な大きな窓が特徴的なソファ席 そんな学生から人気の図書館でのボランティアの主な活動は、貸し出された本を館内の書架に戻したり、棚の整理をすることはもちろん、新たに図書館に置きたい本を推薦するような司書のような活動を行います。また、季節のイベントに合わせて飾り付けをしたり、自分たちが選んだ本にお薦め用のPOPを付け、たくさんの本が貸し出しされるようなフェアを開催することもあります。 きっかけはお姉さん!実は姉妹でシンジョの図書館ボランティア 実は、Mさんのお姉さんはなんとシンジョの卒業生!お姉さんも図書館ボランティアをしており、当時高校生だったMさんに色々なことを話してくれたそうです。 「2歳年上の姉が、図書館ボランティアを始めてから大学に行く楽しみが増えたと話していたので、私もやってみたいと思っていました」とMさん。その後、お姉さんと同じくシンジョに入学し、迷わず図書館ボランティアに参加しました。 「私が入学した時はコロナの影響もあり、少人数での活動でしたが、私が3回生の頃から徐々に登校できるようになり、今は約20名でボランティアを行っています。友達や後輩がたくさん出来て、特に後輩からはPOPの作り方や書架への戻し方など色々質問を受けることも多くなり、頼られることがとても嬉しいです。普通に大学生活を送っていたら皆と出会えなかったと思うので、ボランティアを続けていて良かったです。」 Mさん(写真中央)と作業中の図書館ボランティアの学生の様子 図書館ボランティアの楽しさをもっと知ってほしい! 図書館ボランティアのメンバーは司書の仕事を希望している学生も多いのですが、結果的に、図書館ボランティアとしての経験が学生時代に力を入れて取り組んだ経験になり、就職活動に活きた学生も多くいると言います。 「友達作り以外にも色々な経験が出来るので、学生生活の間に何かにチャレンジしたいと思っている人には、図書館ボランティアはお勧めです。本の魅力を伝えるために定期的に画用紙でPOP作りをするのですが、イラストが得意な子は絵を描いたり、模様を付けるなどの工夫をしています。職員の方にアドバイスしてもらいながら、1つひとつ気持ちを込めて作るので、紹介した本が貸し出された時は本当に嬉しいですよ。」 日本語日本文学科には司書の業務について学ぶカリキュラムがあり、司書志望の図書館ボランティア学生にもお話を聞いてみました。 「授業で聞いた話を実際に自分でやってみようと思うと難しいことがありました。例えば、本の分類について学びましたが、実際の館内では想像以上にとても細かく分けられていたのには驚きました。分類法で決められた棚に本を戻すのですが、最初は場所が見つけられなくて大変でした。それ以外にも、本のカバーを1冊ずつ全部外したり、自然に開くようにクセを付けたりという、目立たないかもしれないけど利用者の方のための業務があり、実際に携わらないと知ることができなかったことがたくさんありました。」 また、図書館ボランティアの活動を高校生にも知ってほしいという思いから、オープンキャンパスで『絵本カバーで作るエコバッグ』という参加型のワークショップを実施しています。 「図書館に立ち寄られた参加者の方は、館内の見学をした後にワークショップを体験してくれました。大好評で、当日は大忙しでしたが多くの方々に図書館ボランティアを知ってもらう良い機会になりました。この記事を読んで、少しでも興味を持った方はオープンキャンパスに来て、是非図書館にもお立ち寄りいただけると嬉しいです。」 絵本カバーの表紙や色あいを活かしたかわいいデザインのエコバッグを作ります。作ったものはそのままプレゼント! Mさんからシンジョ生のみなさんにメッセージ! 「私は、図書館を『本が大好き!』という人だけではなく、たくさんの人にふらっと立ち寄れる癒しの場所にしたいと思っています。そうして立ち寄ってくれた人が、ふと本を手にとってみたくなる仕掛けを図書館ボランティアの学生が行っています!例えば置いてほしい本をリクエスト出来る『選書ツアー(事前申し込みが必要)』や、読んだ本の感想文や帯を作成して、スタンプを集めると景品がもらえる『読書マラソン』などなど。授業の合間の息抜きに、ぜひ立ち寄ってくださいね。 新入生、そして在校生のみなさん、図書館ボランティアの参加もお待ちしています!

    語学力上達をお約束⁉注目のEnglish Circleを紹介!

    キャンパス

    176

    2023.4.13

    語学力上達をお約束⁉注目のEnglish Circleを紹介!

    ある日の夕方教室の前を通り過ぎると、何やらスラスラと英会話を楽しむ声が!何が始まるの?と近くにいた学生に尋ねると、ちょうど今から、英語をもっと学びたい・スキルアップさせたいというメンバーが集まった『English Circle』が懇親会(学生たちはパーティーと呼んでいます)をするというのです。それはとっても楽しそう!少しだけお話を聞かせてください!! パーティーの参加者が続々と集まっています。 まずは英語で自己紹介。パーティーで聞こえてくる会話も英語ばかり! ――お楽しみのところ失礼します!今日は何の集まりなんでしょうか? Aさん「私達は全員、英語が大好きという共通点で集まっている団体です。最初は5人ほどの少人数でしたが、どんどん増えて今では20人以上になり『English Circle』としてクラブを設立することになったんです! ――『English Circle』の集まりなんですね。活動内容とその魅力を教えてください! Bさん「普段は週に1度お昼休みに国際交流センターで集まって、英語英米文学科のジョン・パトリック・ファハード先生を中心に、テーマに沿って英語で会話をしています。好きな映画は?好きな芸能人は?最近の嬉しかったことは?など2人1組で雑談をする感じです。今日はもっと交流を深めようと、パーティーを開催しました!」 Cさん「1番の魅力は教えてくださる先生がネイティブの先生なので、生きた英語が聞けるところです。分からない時は先生が日本語でサポートしてくれます。自分のタイミングでいつでも自由に参加出来るのも良いです!」 English Circleの活動の様子 お話を聞いているうちにパーティーが始まり、1人ずつ英語で自己紹介が始まりました!――みんなの前で英語を話していてすごかったです!緊張はしなかった? Dさん「今日のパーティーは初対面の人もいたので緊張しましたが、英語で話せるようになりたいという気持ちの方が強いです。『English Circle』に参加するまで、学生同士で英語を使う機会はほとんどありませんでしたが、今では週に一度はこの集まりで英語を話す習慣がついて、英語で会話すると楽しいと思えるようになってきました。」 お菓子を囲んで順番に自己紹介!もちろん先生も自己紹介しています ――今日のパーティーでも、ほとんど英語で会話していますね。 Eさん「もっとたくさん喋って、英語がペラペラになりたいからです!真剣に語学力をアップさせたい学生だけが集まっているので、みんな積極的に英語を使っています!」 英語での会話にも笑顔がこぼれます。楽しそう! 「ビンゴ大会の景品などもみんなで準備しました。もちろん、パーティーを準備する時の会話も英語ですよ。」と先生 English Circleの仕掛人、ファハード先生が教えてくれた英語上達の秘訣 ――このパーティーは先生が提案されたそうですね。 「英語を学びたいと思って『English Circle』に集まってきてくれる学生も多くなったので、普段と違った形で学生が喜ぶことがしたいと思って提案しました。英語で交流できる良い機会にもなるし、みんなも準備に協力してくれました。」 ――どうすれば、英語が話せるようになりますか? 「日本では、間違いを恐れて英語を使わない学生が多いです。話せるようになりたいのなら、どんどん人前で話すことが大事です。私は日本語が得意ではありませんが、間違っても少しも気にしません。使わなければ上達しないし、覚えられないからです。出来るだけたくさん英語を使ってほしいです。使い始めると度胸がつくし、会話が楽しくなりますよ。」 先生とはもちろん、学生同士でも英語での会話を楽しんでいます。 ――リスニングが得意になる秘訣を教えてください! 「繰り返し、同じ内容を聞くと良いですよ。重要なのは何を聞くかです。例えば、ゲームが好きだったら関連した英会話を聞くとか。好きなジャンルだと会話がしやすいし盛り上がります。今は誰でもスマホを持っていますよね。YouTubeで英会話の動画を無料で見ることが出来るし、ポッドキャストで英語のコンテンツを探して気に入った内容を繰り返し聞くことも出来ます。私はこの方法で日本語を学びました。毎日1時間!のように時間を決めて、必ず実行し続けることが大切です。最初はわからなくても少しずつ分かるようになって、段々自信が出てきます。」 ――シンジョでは、「先生との距離感が近く、しっかり教えてもらうことができる!」と聞きますが、ネイティブの先生とこんなにもしっかりと交流できることは本当に貴重だと感じました。 『English Circle』のみなさんから勉強に励んでいる高校生に向けて応援メッセージ! Fさん「大学生になった自分が、同世代で集まって英語でパーティーをするなんて思ってもみなかったです。(笑) でも、こんなに楽しく英語を学べる仲間ができたのは、シンジョに入学したから出来た経験です。受験勉強で大変な時期もあると思いますが、それを乗り越えれば今日の私達のように楽しく学べる機会がたくさん待っているので頑張ってくださいね!」 ――取材中も絶えず英語が飛び交っていましたが、言葉に詰まったりすることがあると、先生や上級生が助け舟を出しているシーンも多く見られました。先生がお話してくれたように『English Circle』はわからないことを恥ずかしがるのではなく積極的に英語を話そうとする学生の集まりでした。目標に向けて積極的に、そして楽しみながら学生生活を満喫している素敵な『English Circle』のみなさんの活躍を楽しみにしています!!

    シンジョ ラクロス部が気になる…!文武両道のキャプテンにインタビュー!!

    キャンパス

    188

    2023.4.5

    シンジョ ラクロス部が気になる…!文武両道のキャプテンにインタビュー!!

    「ラクロス」って大学のサークル!っていう雰囲気あるなぁ…と思いながら詳しくは知らない。そんな私のような人は多いのではないでしょうか。 そこで、ラクロス部のキャプテンで管理栄養士養成課程4回生のTさんにどんなスポーツですか?という質問をしてみると、「簡単に言えばテニス、サッカー、バスケ、ラグビーを混ぜた感じです!」と明るく答えてくれました!#春からシンジョ の新入生に、ラクロスの魅力やラクロス部に入ってよかったことを少しでも知ってもらいたい!というTさんの熱い思いが聞けたインタビューをまとめました! 大学でラクロスを知る人が大半。みんな同じスタートなのが良い! ラクロスってどんな競技?10人制の球技です。フィールド内を自由に駆け回り、直径わずか6cmのボールをアルミニウム製のスティック(クロス)を使って相手選手と奪い合い、180cm四方の小さなゴールめがけてシュートを打ちます。試合時間は15分×4回で、休憩を挟みながら戦いますが、合計すると1時間動き回る激しいスポーツです。 左がプレーヤー用、右がキーパー用のスティック Tさんは大学選びの時に部活についても調べていて、そこで初めてラクロスを知ったといいます。 ラクロスは高校の部活にはあまりないので大学から始める人が多く、私が入った時も経験者は居ませんでした。先輩も優しくて、ラクロスを丁寧に教えてくれましたし、練習も楽しくていい雰囲気なので周りとのレベル差もないのでスポーツ未経験でも問題ありません。新しいことを始めたい人にはお勧めです! ラクロスのプレー中は、小さなボールがすごい速さで飛び交います。女子同士でもラグビーみたいにぶつかり合うので激しさがあり、ボールを持つ選手は相手をフェイントでかわそうとしますが、動きが素早くて、どこからシュートを打たれるか分からないぐらいスピード感があるので盛り上がります! プレーヤーはオフェンスとディフェンスに分かれますが、Tさんはゴールを守る最後の砦となるキーパー(ラクロスではゴーリーとも呼びます)をしています。 キーパー用の防具を見せてくれたTさん。当たり前ですが本格的! テニスでは前衛(ネット際でプレーするポジション)をやっていてボールが迫ってくることに慣れているので、ポジション決めの時にキーパーを希望しました。防具を付けていても、ボールが当たると痛いです。(笑) 股抜きを狙われてゴールされると本当に悔しいです…。でもその分、相手のシュートを止めるとチームを助けることが出来た実感もあり、何よりも嬉しいです!とラクロスの魅力をキラキラした表情で語ってくれました。 ラクロス部が活動するペースは?練習や試合のことも聞きたい! ラクロスに魅せられて入部した部員たちが、どんな風に活動しているのかTさんに教えてもらいました。 ラクロス部の活動は、平日2回と土曜日の週に3回です。ジョギングから始めて、パスやシュートの練習を約2時間行った後、ミーティングで締めくくります。雨の日はシンジョの体育館を予約して筋トレなどトレーニングをします。1回生の時はコロナ禍の影響でほとんど活動できなかったので、今はみんなで練習できることに喜びを感じています。 ラクロス部は今、部員数が少ないので、土曜日は関西の他大学と合同チームを組んで練習や試合をしています。合宿で静岡へ行った時は、たくさんの大学が集まって試合をしました。練習中に初対面の他大学の学生とコミュニケーションを取ることは難しい部分もありますが、練習が終わる時にはもう仲良くなっていますね(笑) 練習後はお互いの大学のことや就活などの情報交換をしたり、学外の人とのつながりが増えることもひとつの魅力だと思いますね。 合同チームでの練習は楽しく充実! 試合中の写真(写真手前 シンジョラクロス部、奥 他大学ラクロス部) ラクロス部ならでは!シンジョ内外でのかけがえのない経験  これまでのお話から、練習や試合を通してたくさんの出会いがあり、充実している様子が伝わりました。Tさんは管理栄養士養成課程に所属していて、実習や課題などで忙しいイメージがありますが、部活と勉強の両立する上で大変だったことはないか聞いてみました。 部活の後の勉強は時間的にも大変かもしれないですが、部活に入っていたからこそ、身近に相談出来る先輩がいてくれました。入部した1回生の時は授業がほとんどオンラインだったのですが、レポートの書き方がわからず困っていたところ、同じ学科の先輩が助けてくれました。それからも、学年が上がるとどんなペースで授業や実習があるのかなど、先輩の経験を教えてもらったからこそ計画を立てて勉強と部活を両立できています。 また、ラクロス部は日本学生ラクロス連盟に登録し、関西地区のチームとして所属しています。そこでは同じように登録しているクラブに所属する学生が、大会運営や関連した業務を力を合わせて担当しています。これだけ大きな組織に所属して活動できることはこれまでなかったので、本当に良い経験になっています。学科での学びも大切ですが、社会人経験に近いものが得られていると実感しています。 最後に、シンジョの新入生や、高校生に向けて一言お願いします! クラブ活動が出来るのは大学が最後のチャンスだと思うので、何かしらの団体に入ることをおすすめします!ラクロス部は初心者大歓迎!協調性が身につき、学生生活も楽しくなります!気軽に来てください!私達が全員で教えます! この投稿をInstagramで見る 神戸女子大学 ラクロス部 2023(@kwu_lax_2023)がシェアした投稿 新入部員の受け入れ態勢バッチリなメンバーが新入生のみなさんの見学や問い合わせをお待ちしています!シンジョの周辺情報や所属部員の時間割など、新入生のお役立ち情報も満載のラクロス部instagramはこちらから

    14もの教育委員会が神戸女子大学に集結!? 「神女教職フェア」リポート!

    教職支援

    189

    2023.3.28

    14もの教育委員会が神戸女子大学に集結!? 「神女教職フェア」リポート!

    2023年1月27日(金)に、兵庫県や神戸市はもちろん、横浜、鳥取や岡山などの全国各地から14もの自治体の教育委員会をお招きした合同説明会「神女教職フェア」が須磨キャンパスで初開催されました。今回はその様子をお伝えします。 そもそも「神女教職フェア」とは、どのようなイベントなのか? シンジョでは、教育学科以外からでも教員免許や保育士資格が取得できるよう、日常的に学生のサポートを行う教職支援センターが設置されています。(保育士資格の取得は教育学科及び短大:幼児教育学科のみ)ここで働いている教員のほとんどは、かつて教壇に立っていた元校長です。今回の「神女教職フェア」はそのような教員や教員養成に精通した職員のつながりによって実現した、全国でもほとんど例のない画期的なイベントです! 全国からお集まりいただいた教育委員会の方々の名刺交換の様子 このイベントを一言で表すなら「教員を目指すシンジョ生向けの合同説明会」。自治体ごとに個別の教室を用意し、3~4回ほど説明会を実施していただき、学生は実施時間中に希望する自治体の説明会に自由に参加。教育学科の学生はもちろん、教員を目指す他学科の学生や進路に悩んでいる学生も対象とし、当日は3回生と2回生を中心に135人(実数)ものシンジョ生が参加しました。 今回、4月から教職の内定をいただいている4回生はフェアの運営スタッフとして参加し、それぞれが採用いただいた自治体の担当者様にご挨拶ができる貴重な機会でもありました。漠然とした不安も直接顔を合わせてお話できたことで一気に解消できたようです。 いざ潜入!! 活気あふれる会場をリポート 地元である兵庫県のブースは常に満員! 兵庫県のお隣の大阪市からもご出展いただき、こちらも大盛況でした。 イベントは13:00~15:00の間で行われましたが、開催と同時に会場となる教室のほとんどが満員に! なかには入場規制が行われ、次の実施回への参加を促される学生がいるほどでした。説明会の多くは、始めにその地域の土地柄や待遇、試験内容についての全体説明が行われ、残りの時間で質疑応答や個別相談が行われました。 川崎市のブースでは、ご担当の方々からの熱意ある個別説明が印象的 話を聞く学生の様子は真剣そのもの! 「聞き逃してなるものか!」という気持ちが伝わってきます。神戸市の説明会では、全体説明後に3つのグループに分かれて行う質問コーナーが設けられました。この質問コーナーでは先ほどまでの雰囲気とは打って変わり、学生はリラックスした様子で「ICTの活用は進んでいるかといった最新の授業方針」や「教員採用試験における勉強のコツ」など、さまざまな質問をしていました。 地元神戸市のブースも常に満員。個別相談も賑わっていました。 教育委員会14自治体への参加学生ののべ人数は652名となり、参加者ひとりあたり約5つの自治体の説明会に参加している計算に!参加者の熱心な聴講姿勢が表れています。 説明会に参加していた学生にインタビュー!! ― 今回の説明会はどうでしたか? 教育学科Nさん 先ほどは神戸市の説明会に参加していたのですが、実はこのイベントの前にも、一度神戸市の説明会には参加しているんです。そのときも丁寧に説明していただいたのですが、今回の説明会では、多くの職員の方が対応してくださったこともあり、「周囲と差がつく面接のポイント」など、色々な質問や個別の相談ができました。 教育学科Tさん 私は地元から近い兵庫県内の就職を強く希望しているので、これまで他の地域の採用情報をあまり確認できずにいました。しかし、この「神女就職フェア」では地元だけでなく全国各地の教育委員会の方も来てくださっているので、お話を伺うことができたり、講演時間外にも資料をいただくことができて良かったです。 史学科Kさん 出身が徳島県なので就職先も地元の徳島県を希望しています。ただ、私のように地方の教員になろうと考えている学生は、説明会にもなかなか参加できないので、今回のようなイベントはとてもありがたいです。教育学科ではない私が、教員として地方就職を目指すのは本来かなりハードルが高いものになると思いますが、教職支援センターをよく利用しているので、そこで色々な情報を得ることができています。今回の説明会でも、来年度から試験内容が変わるという大切なことが知れました。 「神女教職フェア」の仕掛人、教職支援センターの職員にインタビュー! ― 今回のイベントはどうでしたか? 学生からは『希望の就職先以外からも話が聞けて視野が広がった』などの感想をもらいました。また、一方の教育委員会の方々からは『学生が何を知りたいのか知れて良かったです』と言っていただけたので、とてもよかったです。 ― 学生や高校生に一言お願いします! 教職支援センターでは、試験などに関する情報発信はもちろん、筆記・面接・実技試験対策講座やワークショップなどをどんどん実施しています。また、相談はいつでもできるので気軽に教職支援センターに来てください。高校生のみなさん、歴代のシンジョ卒業生は口を揃えて「教職支援センターの先生は温かく、親身になって支えてくれた」と言ってくれます。この熱心な教職員のサポートこそがシンジョの魅力なんです!教員を目指している方は、是非オープンキャンパスにきて教職支援センターに来てみてくださいね!今頑張っている在校生、大丈夫! 君たちなら受かるよ!!

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    2023.4.4

    須磨パティオをPR!! 地域の課題解決にシンジョ生が立ち上がる

    神戸女子大学では、学生が現場の第一線で働く社会人から、生きた知識や技術を学ぶことができる「産学連携プロジェクト」を実施しています。 2023年3月には本学の地域活性化学生団体「K→osmoseize(コスモシーズ)」が、企業と合同で神戸市須磨区にある商業施設、「須磨パティオ」のPRを行う産学連携プロジェクトに参加。今回はその活動の様子をお伝えします。 課題解決のカギはInstagram!?この日までの活動内容を聞いてみた 今回のプロジェクトの目的は、市営地下鉄名谷駅すぐの商業施設「須磨パティオ」のPR。その方法は須磨パティオとインスタグラマー「神戸人」さん、シンジョ生によるInstagramでの魅力発信です。 このプロジェクトに神戸女子大学を代表して参加するのは、これまでSNSを活用して神戸の魅力発信や、「北野はいからウォーキング」をはじめとしたさまざまなイベントを実施してきた学生団体「K→osmoseize(コスモシーズ)」。 このプロジェクトにおけるこれまでの活動をK→osmoseizeメンバー、家政学科3回生のBさんに聞いてみました!「私たちがこのお話をいただいたのは1月末でした。取り上げる店舗やスポットの選定、訴求コンセプトなどを決める打ち合わせから参加させていただけるということで、喜んで参加を決意しました。3月下旬の投稿を目指し、2月に投稿内容を決める打ち合わせが設けられました。その前にパティオについてもっと知っておこうと、事前に須磨パティオを職員さんに案内していただき、その時受けた説明などをもとに、2月の打ち合わせでは6つのコンセプトを提案。最終的には、昨年リニューアルされた芝生の広場を使って、『おしゃピク』をテーマにした投稿を行うことに決まりました。」 おしゃピクとは…可愛いカトラリーや敷物などのアイテム、写真映えのする食事などを用意して、おしゃれな空間で写真撮影も行いながらピクニックを楽しむことです。SNSにハッシュタグ「#おしゃピク」をつけて投稿することが最近のトレンド! 投稿の出来を左右する撮影準備。学生の発想×プロの経験 取材日は、インスタグラマー「神戸人」さんと投稿用写真の撮影日。まずはシンジョ生と神戸人さんがそれぞれ事前に用意した小道具のお披露目です。 神戸人 (@kobejin1218)さんって?2万人以上のフォロワーを擁する神戸を愛するインスタグラマー。数々の投稿には神戸市民はもちろん、かつて神戸に住んでいたことがある方も、きっと「いいね!」を押したくなる神戸の魅力がたくさん! ここで神戸人さんが驚いたのが、シンジョ生が持参した“ハムスターが遊ぶための小さな木製ボール”。この木製ボールにランチョンマットを敷いて、食材などを入れようというアイデアです。 写真左から、K→osmoseize(コスモシーズ)副代表のTさん、Bさん、インスタグラマー神戸人さん 神戸人さんから、「飾りつけといえば“花”というような固定概念ではなく、形がかわいいからという直感的な理由で新しいものを取り入れる発想が面白いです。シンジョ生にアドバイスをすると、そこに自分たちの発想を加え、想像以上の結果を見せてくれるので、一緒に活動していると、こちらも良い刺激がもらえます。」とお褒めいただきました。 自分たちで下見をし、撮影構図を考えて用意してきた小道具を披露しました。 その後は、この日の撮影で使う食材の買い出しに。 なにがSNSで映えるのかを考え、パティオを散策。コーヒーやパン、おにぎり、お花など「ピクニック」感を演出するさまざまな商品を須磨パティオのテナントで購入しました。改めて館内をぐるりと回ると、こんなにも魅力あるお店があるのかと驚きを隠せませんでした。 かわいいフォルムのおにぎり発見! 写真に彩りを持たすためのドリンクを購入する際は、神戸人さんからアドバイスをいただくシーンもありました。 グレープなど鮮やかな色のドリンクと炭酸水を混ぜることで、気泡が活きた綺麗な「写真映えドリンク」が作れるそうです 次はいよいよ撮影へ! 天気にも恵まれ、いざ撮影!自分たちのイメージを形に 今回の撮影テーマは「ピクニック」。パティオ内にある昨年リニューアルした芝生の広場で撮影を行いました。 撮影では自然光の当て方や被写体の設置方法による空間や奥行きの活かし方など、神戸人さんから、プロならではのアドバイスをいただくシンジョ生。いただいたアドバイスはその場ですぐに実践! 春らしく桜の色で統一感もあっておしゃれです 配置や食材を入れる容器など、試行錯誤を繰り返しながら完成した「おしゃピク」を表現した一枚がこちら。 この日の撮影素材を使用した投稿や、須磨パティオのどのお店で購入できるのかは、手のひらパティオ 〈須磨パティオ Official〉、神戸人さんの記事をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 神戸人(@kobejin2018)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 手のひらパティオ 〈須磨パティオ Official〉(@tenohira.patio)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 手のひらパティオ 〈須磨パティオ Official〉(@tenohira.patio)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 手のひらパティオ 〈須磨パティオ Official〉(@tenohira.patio)がシェアした投稿 撮影後に今回の産学連携プロジェクトの感想をBさんに聞いてみました。「私たちはSNSを活用し、神戸の魅力を数多く発信してきました。しかし、これまではほとんどが独学での投稿だったので、今回いただいた専門的なアドバイスはとても刺激的でした。また、産学連携プロジェクトでは本物のビジネスに携わることができるので、周りよりも一足先に成長できている実感があります。もちろんビジネスマナーなども自然と身につくので、今後の就職活動でも活かしていきたいです。」 このプロジェクトを取りまとめる広告代理店の方も「これまであらゆる活動を積極的にされていたという背景が見えるほど、言葉遣いや対応がしっかりされている印象です。産学連携を活かしたこのプロモーションがパティオの活性化に繋がることを期待しています。」とシンジョ生を評価してくださっていました。 今回のプロジェクトが結果を残し、次の新たなる活動へと繋がることを願っています!またこのように、学生が成長できる学びの場を提供し続けられるよう、神戸女子大学はこれからも地域との結びつきを大切に、「産学連携プロジェクト」を積極的に企画していきます!!

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