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神戸女子大学のWebマガジン「シンジョマグ」

ローソンと共同で商品開発に挑戦!プロモーション編

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商品開発PJ

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2023.4.7

ローソンと共同で商品開発に挑戦!プロモーション編

前回の開発会議では「レシピ分解」を行い、商品の中身が完成! 今回は、いよいよ最後の総仕上げとなるプロモーション&マーケティングです。

どれだけ良い商品でも認知されなければ買ってもらえない。

これまでの開発会議で、商品の中身は、2種(梅しそ・わかめ)の小さな丸いおにぎり×2個の計4個に、3種のおかず(ウィンナー・だしまき卵・鮭)が付いた、紙容器入りセットに決定しました。遂に、商品を売る方法を考える段階に突入です。

実はこの会議にスペシャル講師として、ローソン 近畿エリア戦略部長の水口慎一朗氏が登壇(詳しくは特別編をご覧ください)。

講演を聞いたシンジョ生たちが理解したこと。それは、いくら商品の中身が良くても、ネーミング・パッケージ・プロモーションをしっかり考えて行わないとお客様に商品を認知してもらえず、結果として売上げにつながらないということ。

そこで、メンバーはネーミング・パッケージ・プロモーションの3チームのいずれかに所属。商品をどう推していくかを考えるのがこれからの作業です。では、各チームの取り組みを見ていきましょう。

わかりやすくてかわいい!決定した商品名は「ちびにぎまる」!

魏さんからネーミングチームに、ネーミングを考える際のポイントが伝えられました。「事実に基づいている」「名前で何の商品であるかわかる」「商標登録など法律的なことをクリアしている」「覚えやすい」などなど。確かに、初めて商品を目にするお客様にとって「どんな商品か」は、とても大切ですよね。

ネーミングチームは、アンケートやベネフィットを見直しながら、様々な意見を出し合いました。若い女性に人気の韓国カルチャーを取り入れ「1+1(ワンプラスワン=ひとつ買うともうひとつ付いてくる)」とおにぎりの数をかけ合わせた「2+2」、急いで行う「巻き」とおにぎりの「巻き」をダブルミーニングにして、さらに若者に人気のアニメにちなんだ「MAKI×MAKI」、好きなものを推す際の言葉を使った「おにぎりしか勝たん」など、最終9案まで絞り込みました。この9案をプロジェクトメンバーに披露して採決を取ったところ「ちびにぎまる」に決定しました。

ちいさな丸いおにぎりが入っていることがすぐわかり、名前の全てがひらがな表記で、とてもかわいいイメージですね!

パッケージは、満場一致でシンジョカラーを使った七宝柄!

パッケージチームにも、商品開発部の部長 姫野氏からも事前にパッケージを考える際のポイントが伝えられました。「画像やキャラクターなどの著作権・商標登録問題をクリアしている」「色づかいやシールの位置など、売り場で見つけやすい」「ターゲットを意識する」「商品の中身にマッチしたデザイン」などです。パッケージが良いと、思わず手を伸ばしてしまう……誰もが経験することですよね。

デザインする箇所は、紙製の容器を包む透明フィルムです。

紙のナチュラルな素材感と連動する和風のデザインにすることにしました。様々な和柄を検討した結果、残ったのが七宝柄と麻の葉柄です。柄が目立ちすぎて商品が見えにくくならないように、柄の配置や透明度にも配慮しました。また、柄の色は神戸女子大学のコーポレートカラーと同じピンク色に。ローソンの「国産米使用おにぎり屋」のシリーズロゴと商品名を配置しました。この案をプロのパッケージデザイナーが組み直した4案を、プロジェクトメンバーに披露して採決。なんと満場一致で七宝柄のA案に決定! 

七宝柄は、花のようにも円にも見える柄が繋がっていくため、「ご縁」という意味が込められているそうです。まさに今回の商品開発にピッタリの柄ですね!

映像で商品アピール!「働く女性の朝」の動画が完成!

プロモーチョンチームに伝えられたポイントには、具体的な指示もありました「ホームページの内容(写真や紹介文など)」「ローソン公式Twitterの文言」「動画コンテンツの内容」と、なかなか考えることが多いですね。

メンバーはSNSを活用した動画訴求を提案。働く20代女性が目覚まし時計の音で目覚めてから、慌ただしく家を出てローソンで “ちびにぎまる” を買い、オフィスの自席で「いただきます」をするまでのシーンに決定。撮影はプロが行いましたが、モデルを務めたメンバーも。

自分たちで作った商品だけに、伝えたい気持ちは誰にも負けないはず。その熱い思いが、名作誕生を後押ししてくれたのかもしれませんね!

あっという間の全10回。ローソン様に感謝の花束を贈呈。

後は発売日を待つまでとなり、全10回のプロジェクトは終了となりました。メンバーからは姫野さん、一木さん、魏さんそれぞれに花束を贈呈し、ひとりずつ感謝の意を伝えました。

一木さんからは「皆さんの空気感がどんどん生き生きしてくるのが伝わってきました。どんなお客様が買われるかフィードバックしたいです」、魏さんからは「皆さんから自分にはない発想をもらえた。ローソンのファンが増えたと思います」、姫野部長からは「皆さんの真面目な態度にこちらも頑張らないと思いました。この経験を就職活動にどんどん使ってほしい」とのお言葉をいただきました。 プロジェクトメンバーは、きっとこの経験を活かして活躍してくれるに違いありません。

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