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学んだスキルを活かして町おこし! 心理学科の地域学習に密着

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カルチャー

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2023.10.18

学んだスキルを活かして町おこし! 心理学科の地域学習に密着

2023年8月、神戸市・三宮にある三宮本通商店街と三宮センターサウス一帯を併せたミチニワエリアで、「ミチニワ meet up! 夏あそび2023」が開催されました。このイベントで19日に行われた「ゆかた de ストリートスナップ」という企画を運営したのは、なんと神戸女子大学の心理学科1回生。今回はその活動に密着しました。

ミチニワを盛り上げたい組合とのつながり

「ミチニワ」という愛称は、2022年11月と翌年1月に開催された三宮本通商店街 と三宮センターサウス通の合同イベント、「テロワール市」で築かれた地域のつながりの維持・発展を目的に命名。3月にはこれを記念し、町開きイベントも開催されました。

地域連携による学びを積極的に取り入れる神戸女子大学は、心理学科の講義でミチニワ誕生以前から三宮本通商店街の活性化に尽力しており、テロワール市と町開きイベントにも協力しています。

これまでの主な活動は、若者視点からのSNS運用やイベント当日の運営でしたが、今回の「ミチニワ meet up! 夏あそび2023」では、それらに加えてコンテンツの企画にも参加。3月から月に2度ほど打ち合わせも行い、この日を迎えました。

三宮本通商店街振興組合の代表理事・高井様は神戸女子大学の学生について、「皆さんコミュニケーション能力が高く、主体的な印象です。打ち合わせでは『こんな企画どう思う?』と聞くと、遠慮することなく素直に意見をぶつけてくれます。私たちにはなんてことのない昔からある喫茶店ひとつにしても『このようなレトロ喫茶はウケる』と、私たちにはない着眼点と発想で新たな提案を持ちかけてくれるので、特に若者層をターゲットにした取り組みには欠かせません」と話してくださいました。

学生の活躍がこの日の盛況を左右⁉プログラムからわかる学生の重要度。

「ミチニワ meet up! 夏あそび2023」は、以前にも特別講義をしてくださった川崎重工業株式会社の開発アプリ、Real D You(リアデュー)を用いたプレゼント企画「ミチニワで遊ぼう まち歩きキャンペーン」や「ミチニワ夏あそび フォトコンテスト」、学生が担当する「ゆかた de ストリートスナップ」、その翌日開催の「舞妓さんのミチニワ散歩」と「ほこみち JAZZ LIVE」など、常にさまざまな企画が実施されていました。

●川崎重工業株式会社による特別講義の様子はこちらから

オリジナルコーヒーの試飲、販売をする期間限定ショップも開店。
神戸市内で人気のスイーツ店のポップアップショップも。

「#ミチニワで遊ぼう まち歩きキャンペーン」と「ミチニワ夏あそび フォトコンテスト」はイベント開催中絶えず実施しているため、19日の盛り上がりは「ゆかた de ストリートスナップ」次第!

この企画は道行く人に声をかけ、Instagramで人気のフォトグラファーYuma Takatsukiさんによるストリートスナップ撮影に協力してもらうというもの。撮影後はその場でチェキを手渡し、後日ミチニワの公式Instagramでその活動を投稿して、ミチニワの盛り上がりをアピールします。

学びが活きた!声かけに「心理学」をフル活用!

一日の流れについて打ち合わせをし、いざ商店街へ。ストリートスナップの撮影に協力してくれる人を探します。

物怖じすることなくどんどん声をかけていくシンジョ生。
自分たちが持つインスタントカメラ「チェキ」でもしっかり撮影。
シンジョ生が提案したチェキの配布は大好評!

今回密着していた間、ほとんどの方が快く撮影に協力してくださっていました。そこにはなにか秘密があるのでしょうか。少しお話を聞いてみました!

― この講義を選択した理由を教えてください。

S.Mさん「昔からボランティアに興味があり、この講義なら学びの中で地域貢献ができると思ったからです。私は愛媛から来たのですが、この講義を通して神戸に愛着が持てることや、人と触れ合うことで社交性が身につくことも大きな魅力だと思います。」

M.Mさん「高校生の時に興味を持ったマーケティングを本格的に学びたいと思い選択しました。実際に体を動かして学べるので、学んだことが身につきやすいと感じています。」

積極的に声をかけるS.Mさん(右から2番目)

― 声をかける際に意識したことは?

M.Mさん「1組協力を得てからは、その様子を見ていた人に声を掛けました。これは『じゃあ、私も』という集団心理、バンドワゴン効果を狙ったものです。」

N.Yさん「私は初対面の方と距離を縮めるために、『出身地はどこですか?』など、答えが『はい』か『いいえ』の2択にならない質問をしていました。今回の活動はこれまでに学んだ心理学を試すにはぴったりだったと思います。」

左から心理学科のN.YさんとM.Mさん。
いつも素敵な笑顔のおふたり。

神戸女子大学では活きた専門知識や技術を、楽しみながら身につけられる地域学習を数多く用意しています。

ミチニワの活性化に挑む三宮本通商店街振興組合への協力は今年で2年目。すでに次回イベントの企画も進んでいるようなので、これからも神戸女子大学の地域活性化、そしてミチニワの発展から目が離せません!

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