特集
1342
2021.4.23
被服や住空間の企画・デザインを学び、実際にプロダクト制作にも取り組む家政学科。
色彩学や人間工学、環境負荷軽減を専門とする大森ゼミでは、卒業研究の一環として、「みつろうラップ」の制作に取り組んでいます。
後編では、みつろうラッププロジェクトの完成までの道のり、家でできるみつろうラップの作り方、 ワークショップの模様やそのほかのプロジェクトをご紹介します!
本ゼミがスタートした4月、「みつろうラップをつくる」という課題に対して、まず私たちが行ったのはWEBや書籍を利用した調査活動。調査を通じて、素材から地産地消のものにこだわることや、SDGsと関連づけて考えていくことなど、提案内容を深めていきました。
調査結果からターゲットを「20〜30代の主婦層」に設定し、使うことでエコを実現しつつ、冷蔵庫がパッと華やぐようなみつろうラップをデザイン。同時に、プロジェクトのロゴマークやパッケージのデザインも考案しました。
7月には、須磨離宮公園に向けたプレゼンを実施!作成した資料を用いて、プラスチックごみに対する問題提起と、みつろうラップによるごみ削減提案、SDGsとの関連性、デザイン案の発表を行いました。
いよいよ研究の最終段階。実際にみつろうラップを制作していきます。市販されているみつろうラップを参考に、触り心地や粘着強度にこだわりながら、何度も試作を繰り返して、最適な配合を見つけ出しました。
みつろうラップの作り方
用意するもの:
クッキングシート/アイロン/アイロン台(新聞紙)/
お好みの綿100%の布(20cm×20cm)/蜜蝋(粒タイプ30g)
※布はハンカチ程度の厚みのもの(ガーゼは向きません。)
作り方① アイロン台(新聞紙)→クッキングシート→布の順で重ねて置く。
作り方② 布の上に蜜蝋を散らす。アイロンを当てたときにはみ出してしまうので、
布の端1cm四方には蜜蝋を置かないようにする。
作り方③ 蜜蝋を置いた上に、クッキングシートを被せる。
作り方④ クッキングシートの上から、低温〜中温にセットしたアイロンをかけて、
蜜蝋を溶かしつつ伸ばし、 布に染み込ませる。
作り方⑤ 蜜蝋がすべて溶けたら、クッキングシートを外す。熱が冷めたらみつろうラップの完成!
須磨離宮公園にて地域の方々とみつろうラップづくりを行うワークショップを開催。参加者は、プラスチックごみが環境に与える影響や、みつろうラップの有用性に関する説明を聞いたあと、学生たちのレクチャーでみつろうラップづくりに挑戦。楽しみながら環境問題への意識を高められる、有意義なイベントとなりました。
キャンパス・パーク連携を結ぶシンジョと須磨離宮公園。みつろうラッププロジェクト以外にも、さまざまなコラボレーションをしています。
SUMA×BEE×SHINJO
「Rikyu Honey」を用いたオリジナルドリンクをシンジョが企画・開発。カップに貼られたシールも学生がデザインしました。園内のBotanical Cafeで期間限定で販売中!
みつろうラップとはどんなものかということと、須磨離宮公園とのコラボプロジェクトや家政学科 大森正子准教授のインタビューをご紹介している前編はコチラ >>
※ 記載している情報は、2020年12月取材当時のものです。
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