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新しくて古い街・神戸の新&旧な魅力を大調査! 〜“旧”神戸 編〜

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特集

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2021.6.13

新しくて古い街・神戸の新&旧な魅力を大調査! 〜“旧”神戸 編〜

1868年の神戸港開港とともに“国際港都”として、さまざまな人・モノ・文化を受け入れてきた懐の深い街・神戸。
150年を超える港町だからこそ、神戸には古くから受け継がれてきた食や街並み、文化がいまも数多く残っています。

同時に、“初物食い(はつもんくい)”といわれるほど新しいモノ好きなのが神戸っ子の特徴。
近畿三大都市として最新のトレンドをしっかりキャッチしつつ、
自分たちらしく取り入れているのも、神戸の魅力のひとつです。

今回はそんな神戸の「旧」な魅力をご紹介。
神戸には歴史ある老舗店もいっぱい!
しかもそれぞれの老舗には、神戸文化に根ざした誕生秘話があったんです。


エビアンコーヒー

関西で初めてサイフォンコーヒーを提供した喫茶店・エビアンコーヒー。今年で創業68年を迎えるお店には、朝から常連さんが続々と来店。コーヒーとサンドイッチ、自家製ケーキとともに、マスターとの会話も楽しめるのが魅力です。

アクセス: 〒650-0022 神戸市中央区元町通1-7-2
営業時間  [月〜土]8:30~18:30  [日・祝]9:00~18:30(第1・第3水曜定休日)

Q1. お店の歴史を教えてください!
創業は1952年。周辺には当時から貿易商が多く、西洋文化のコーヒーに対しても、舌が肥えたお客さんがほとんど。だからこそ、まだほかになかったサイフォンコーヒーのお店を開いたのだそうです。

Q2. サイフォンコーヒーの魅力は?
ネルドリップコーヒーは一度にたくさん淹れるため、時間が経つと酸化して味が落ちます。
その点サイフォンで一度に淹れるのは5杯分だけ。手間はかかりますが、フレッシュさが段違いです。

Q3. どんな風にお店を楽しんでもらいたいですか?
なんといっても「自家製」がうちのこだわり。豆も自家焙煎だし、ケーキも店の2階でつくっています。
丁寧につくったコーヒーとケーキで、ゆったりとくつろげる時間を過ごしてほしいですね。

サイフォン式コーヒーとは、沸騰したお湯の蒸気圧を利用し、フラスコからコーヒー粉の入ったロートへお湯を押し上げてコーヒーを淹れる方法のこと。ドリップ式と違いしっかりコーヒー粉をかき混ぜて抽出し切るので、仕上がりがブレにくく、すっきりとした味わいになります。


柿本商店

今年で創業52年を迎える老舗スニーカー専門店。元町高架下・通称「モトコー」に位置する店内には、5000足あまりのコンバースがずらり。北海道や沖縄からもコレクターが足を運ぶ、「コンバースの聖地」となっています。

アクセス: 〒650-0014 神戸市中央区元町高架通3-217
営業時間  11:00-17:00(木曜定休日)

Q1. お店をオープンしたきっかけは?
神戸は貿易が盛んな港町。私も昔は日本製スニーカーを海外に輸出する仕事をしていました。50年ほど前、円高が進んだことをきっかけに輸入業に転身。一念発起してこの店を開きました。

Q2. 神戸でお店を続ける理由は?
神戸は“履き倒れの街”といわれるくらい、靴店の多い地域。靴の貿易事業に携わっている人も多く、仲間と助け合いながら仕事ができるので、長く店を続けられているんだと思います。

150年の歴史をもつ神戸港は、日本における貿易の要として、明治時代から西洋文化を柔軟に取り入れてきました。

私たちが毎日履いている「靴」もそのひとつ。居留地の外国人向けに靴産業が盛んになったことをきっかけに、神戸は靴の一大生産地となり、今日まで“履き倒れの街”として親しまれているのです。


神戸ファッション美術館

ファッション(衣食住遊)をテーマにした公立美術館として、1997年にオープン。ロココから現代までの服飾史を彩る収蔵品からなる「コレクション展」と多彩なアートを紹介する「特別展」を随時開催。4万冊の蔵書を誇るライブラリーも魅力のひとつ。ファッション好きなら一度は訪れたいスポットです。

アクセス: 〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中2-9-1  
営業時間  10:00〜18:00(月曜、年末年始休館)  ※月曜祝日の場合は翌平日休  入館料/展示により異なる


元祖豚饅頭 老祥記

1915年、創業者が中国料理「包子」を「豚まん」と名付けて販売したことが老祥記のはじまり。100年以上受け継がれる麹菌でつくったもちっと甘い生地に、肉汁あふれる餡がからみ合い、いくつでも食べられると評判です。

アクセス: 〒650-0022 神戸市中央区元町通2-1-14
営業時間  10:00~18:30(月曜定休日)  ※売切れ次第終了


フロインドリーブ 本店

1924年創業の老舗パン店で、創業者のフロインドリーブ氏にその名をちなみます。登録文化財の教会を改装した店内は、広々としてクラシック。
神戸っ子がクリスマスにシトーレンを食べるドイツ文化が広まったのも、このお店からなんです。

アクセス: 〒651-0092 神戸市中央区生田町4-6-15
営業時間  フロインドリーブ公式HPをチェック!

※ 記載している情報は、2021年2月時点のものです。

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