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短大で学んだ建築の知識を深めたい!シンジョの学園内編入制度を使って大学へ

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特集

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2023.1.6

短大で学んだ建築の知識を深めたい!シンジョの学園内編入制度を使って大学へ

生活に関する幅広い学びを展開する、神戸女子短期大学の総合生活学科。Yさんは「住居デザイン」分野の授業がきっかけで建築に関心をもち、より専門的に学ぶため神戸女子大学の家政学科への編入を決意したそう。新たな一歩を踏み出すため、計画的に編入試験対策に取り組んだ2年間の学生生活や、今後の目標について伺いました。

授業を通して建築への「興味」が「目標」に変わった

――シンジョの総合生活学科を選んだ理由を教えてください。

幼い頃から両親に連れられて美術館や博物館に行くうち、芸術や文化への興味が高まっていきました。シンジョの総合生活学科を選んだのは、衣食住をはじめ、CGデザインや情報など、幅広い分野を学べるからです。また、私は入学時から大学への編入を視野に入れていたので、編入と就職に対するサポートが手厚く、どちらの道を選んでも安心感があることも理由のひとつでした。

――総合生活学科では主にどのようなことを学んできましたか?

授業を受けるなかで、特に興味をもったのが建築分野でした。住居デザインを中心に履修し、インテリアコーディネートや建物の構法などを学びました。進学を視野に入れながら、その後の就職にも備えて情報・ビジネス分野の講義も受けました。とくに力を入れたのはExcelやPowerPoint、Wordといったソフトを使いこなすスキルの習得です。

――建築分野に興味をもつきっかけになった授業はどのようなものでしたか?

1年生前期の「住居デザイン基礎実習」です。初めて住宅の平面図や間取りを描いたり、内装や家具の配置を考えたりしたのが、すごく楽しかったんです。人が快適に過ごせる空間づくりを考えるのは、とても学びがいがあり、建築分野の知識をもっと深めたいと思うきっかけになりました。

――住居デザインを学ぶ過程で、特に印象に残っている授業を教えてください。

2年生前期の「インテリアコーディネート概論」で「動線」という新たな視点を知りました。住みやすい空間を実現するには、人が動きやすい「動線」も重要だと気づかされたんです。家具をディスプレイするときも、配置次第で部屋の雰囲気や生活の仕方が大きく変わることを学び、自分の家でも実践するようになりました。短大での授業を通じて「建築をより専門的に学び、将来は人の生活に関わる仕事に就きたい」と思うようになり、進学という目標が明確になりました。

さまざまな領域から暮らしを良くするための知識とスキルが身につく短期大学 総合生活学科

住居デザインや食事など暮らし支えるものから、情報・ビジネス、服飾デザイン、コミュニケーション、心理など、身近な「興味」や「好奇心」のすべてが学びの対象。専門的な知識を身につけたい人や将来の夢が描き切れていない人など、自分の目的に合わせてカリキュラムが選択できるので、幅広く学びながら自分の目指す道を見つけることができます。

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学内編入を視野に入学直後から準備を進め、見事合格!

――大学編入は入学時からの希望だったそうですが、どのように準備を進めていきましたか?

大学編入を希望していることは、1年生の前期から担任の先生に話していました。先生からは学内編入の場合、1年生の成績も重要であること、担任の推薦が必要なことなどを教えていただきました。本格的にシンジョの学園内編入試験の対策を始めたのは、2年生になるあたりからです。5月頃には大学の「家政学科 住空間コース」への編入希望を担任やゼミの先生方に伝え、早めに志望理由書の添削や面接練習をしていただきました。

――先生からはどのようなアドバイスやサポートをいただいたのですか?

1年生の成績も大事だと聞いたので、小テストでもしっかり点数が取れるように日々の勉強を頑張ったり、レポートを期限内に提出したり、小さなこともきちんとするよう心がけました。また、私は単位互換制度(短大で習得した単位をそのまま編入先の大学の単位として認めてもらえる制度)のことを知らず、2年生になってから先生方に詳しく教えていただきました。「編入後の単位修得や履修数の多さで苦労しないように」と助言を受け、単位互換の対象となる食品系や被服系、英語やイタリア語などの語学系の科目を積極的に履修しました。

――計画的に準備をして迎えた編入試験は、どのような内容でしたか?

試験は2年生の7月上旬にありました。私は学科推薦だったので、担任の先生の推薦状と1年生の成績に加え、当日は面接試験がありました。面接では、短大での2年間について「何を学んだか」や「学びから自分の人生に生かせると思ったこと」などを中心に聞かれ、私は1年生の夏休みに行われたオープンキャンパスに協力学生として参加した経験を話しました。大学選びという人生の大きな節目に立ち会い、相談役になる責任の重さを実感したとともに、責任ある立場について考える機会になったと伝えました。また、「編入後はどんな勉強をしたいか?」という質問では、「有名な建築物を現地で研究するような実践的な学習やフィールドワークに参加したい」と熱意を伝えるようにしました。

――編入を希望する後輩にアドバイスはありますか?

担任の先生には早めに編入希望を伝えておくと、準備がスムーズに進むと思います。1年生の成績が重視されるので、講義やレポートを疎かにせず、きっちり取り組むことも大切です。ボランティアやアルバイトなど、自分の強みにつながるような経験をしておくと自己PRに役立ちます。あと、編入後に備えて単位互換科目も必ず確認しておいてくださいね!

建築やインテリアに関する知識を深め、暮らしに関わる仕事がしたい

――合格がわかったとき、ご自身の心境や周囲の反応はいかがでしたか?

SNSで「やったー!合格した」とコメントすると、友だちからたくさん「おめでとう」のメッセージが届いて、すごくうれしかったことを覚えています。いろいろな相談に乗ってくださった先生方もとても喜んでくださり、期待に応えられたことに心から「良かった」と思いました。シンジョはとにかく先生が優しいんです。私の担任の先生はいつも親身に相談に乗ってくださり、面接練習や推薦状をお願いしたときも「あなたなら大丈夫!」と勇気づけてくださいました。温かい言葉に不安がやわらぎ、泣きそうになったこともありました。ほかの先生方からも「頑張って!」と声をかけていただくことが多く、学校全体で私を応援してくれているように感じました。私を身近で見守り、支えてくれる“お母さん” や“お姉ちゃん”のような存在です。

――編入後の大学生活で学びたいこと、取得したい資格などを教えてください。

短大で得た理解や知識を、より専門的に深めていきたいです。特に人が快適に暮らせる住まいづくりに興味があるため、住居内の環境に関する授業を積極的に履修したいと考えています。資格については、短大では編入試験で頭がいっぱいで取得する余裕がなかったので、大学では宅地建物取引士の資格取得と就活に備えてTOEIC®の受験を考えています。

――最後に、将来の夢や目標を教えてください。

私の夢は、人の暮らしを充実させる住環境をつくることです。住まいづくりには建物の構造に加え、インテリア、生活雑貨といったさまざまな要素があります。大学での学びを通して知識や見聞を広げ、卒業後は人の生活に関わる企業に就職したいと思っています。

2022年11月取材 ※取材時 短期大学2年生

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