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教職支援センターを活用&苦手を克服して憧れの公立の保育士へ!夢を勝ち取った私の成長ストーリー

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教職支援

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2023.1.6

教職支援センターを活用&苦手を克服して憧れの公立の保育士へ!夢を勝ち取った私の成長ストーリー

憧れの公立保育士になるためには、自分の「苦手」と向き合わなければならない――。不安な心を支えてくれたのは、シンジョの「教職支援センター」と友人たちの存在だったと話すOさん。教育学科の4年間では周囲に支えられながら確かな成長を実感、自信を原動力に幼い頃からの夢を叶えることができました。

延長保育の先生がくれた温かい思い出が、私を動かす原動力に

――神戸市の公立保育所の採用試験に合格、おめでとうございます!まず、保育士を志望された理由を教えてください。

子どもの頃は保育所に通っていたのですが、両親が共働きだったので延長保育の時間まで残ることが多かったんです。そのとき保育士の先生は、友だちが次々に帰るなかで寂しい思いをしないよう、親が迎えに来るまで私と一緒に遊んでくださって。その時間がとても印象に残っていて、私も子どもたちが保育所で楽しく過ごせるように援助がしたいと思い、保育士を目指すようになりました。

――シンジョの教育学科を選択されたのはなぜですか?

受験当時はまだ保育士になるか幼稚園教諭になるかを迷っていたんです。シンジョの教育学科には自分の目標に応じたコースが設けられており、教育に関する基礎力を身につけながら、学びたいことや将来の進路がイメージできる仕組みが整っていました。私は幼保の教員を視野に入れていたので、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を取得できることに魅力を感じ「幼児教育コース」を選びました。

――幼児教育コースでの学びと特に印象的だった授業を教えてください。

幼児教育の専門科目では、保育現場での保育士の役割や子どもとの関わり方、子どもの発達の特徴などを学びました。2回生からは神戸市内の幼稚園でのボランティア活動や保育所実習を通して、子どもの発達を実践的に理解し、育ちを支援する技術の修得に取り組みました。なかでも私がやりがいを感じたのが、4回生を対象とした幼稚園実習でした。1年間という長期の実習で子どもの成長を間近に感じることができ、短期間では得られないとても有意義な機会になりました。

苦手なピアノと数学に真摯に向き合い、資格を取得

――在学中は「幼稚園教諭」と「保育士」のW資格を取得されました。就職先に公立保育所を志望されましたが、試験にはどう取り組んでいきましたか?

授業や実習などの経験を経て、公立保育士を目指すことにしました。とはいえ、当初はどのような試験対策をすれば良いのか全くわからず、不安でいっぱいでした。そんな私の心強い存在になってくれたのが、保育士や教員を志望する学生を対象としたシンジョの「教職支援センター」でした。教職支援センターには自治体ごとの公立保育士試験の情報はもちろん、合格に向けたプログラムも充実しています。これらを自分の疑問や課題などに応じて活用し、スタッフの方にサポートいただきながら試験対策を進めていきました。

――どのようなプログラムやサポートを受けたのでしょうか?

緊張せずに自分をアピールするための「面接練習」や、試験の具体的な流れを体験できる「ワークショップ」などを利用しました。スタッフの方がオススメのテキストを教えてくださることもあり、支援がとても親身で手厚くて、改めて「シンジョに入学して良かった!」と感じましたね。

教職支援センターって?

教職課程を履修・教員免許状取得をして教員を志望する学生の支援を目的に設立。教職に関係するさまざまな情報発信をはじめ、教育実習やスクールサポーター、教員免許状申請、教職課程の履修相談、教員採用試験対策など、在学中の教職に係わる事項を全面的にサポートしてくれる。

詳しくはコチラ!

――試験に向けて最も頑張ったことを教えてください。

ピアノと数学です! 私はもともとピアノがすごく苦手で、人前で弾いたときに緊張から失敗したことがあり、ピアノの発表会も避けてきました。同じように数学にも苦手意識があったため、授業でも選択しないようにしてきたんです。でも、公立保育士試験ではピアノも数学も必須科目なので、今までのように避けることはできません。克服のために私が行ったのは、苦手だからこそ多くの時間と労力をかけることでした。何ヶ月も前から練習や勉強に取り組み、試験に挑んだ結果、合格することができました。

――途中であきらめずに続けられた理由は何ですか?

一緒に頑張る仲間や応援してくれる人たちがいたからです。仲の良いクラスメイトや面接練習で知り合った学生たち、私と同じ目標をもって採用試験に取り組む姿に元気づけられました。また、家族やアルバイト先である児童館の職員さんなど、たくさんの人が応援してくれて、モチベーションをキープすることができました。

――公立保育士試験に挑戦するなかで、自分の変化や成長を感じた点はありますか?

はい、公立保育士を目指すようになってからは、苦手なことから目を背けるのではなく、真正面から向き合えるようになりました。そして、苦手克服のために努力した結果、自身の成長を実感できるようになり、それが自信につながりました。大学生活で得た成長と自信が、夢を叶える原動力になったと感じています。

気力・体力を整えて、目指すは子どもに負けないぐらい元気な先生!

――合格までの過程を振り返って、今の心境を聞かせてください。

試験までの準備期間は時間が長く感じられ、しんどい時期もありました。特に最初の試験結果を待つ間は「不合格だったらどうしよう」と不安を抱えながら次の試験対策をしなければならず、精神的にきつかったですね。でも、「この数ヶ月間さえ耐え抜けば」と常に自分に言い聞かせ、励ましながら乗り切ってきました。さまざまな経験をしましたが、今振り返ってみるとあっという間だったなぁと感じています。

――春からは保育士として新たなスタートですね。どんな先生になりたいですか?

目標は「元気な先生」になることです。働き続けるには体力も精神力も必要だと思います。健康な体づくりをし、ストレスを溜めないようにコントロールして、子どもに負けないぐらい元気でありたいです。そして子どもの安全を第一に見守りながら、思いっきり一緒に遊んで、楽しい思い出をいっぱいつくれる保育士を目指したいと考えています。

2022年11月取材 ※取材時4回生

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