保護者の方にもおすすめ
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2025.7.25
神戸女子大学の特徴のひとつに、2024年度から始まった『自分色パレット』(正式名称:テーマ型ユニット)があります。
『自分色パレット』とは…
学生が興味をもった「知りたいこと」について、所属する学科以外で開講される講義を受講することができる制度です。自分が所属する学科の講義≒専門分野での学びに加え、所属学科以外の講義から培った知識を合わせることで違った視点でモノを捉え、考える力を養うことができます。
社会福祉学科の科目を履修している心理学科2回生Oさんに、学びのきっかけや気づき、将来の展望についてお話を伺いました。
心理学部心理学科2回生のOです。高校までは数学など、明確な“正解”がある学問を学んできましたが、大学では「人によって答えが異なる」学問に惹かれて、心理学科を選びました。
名前は聞いたことがありましたが、内容までは詳しく知りませんでした。
将来は公認心理師の資格を取り、病院で働きたいと考えています。そのためには、心理支援だけでなく、福祉の視点も必要だと感じて、履修しました。
内容面はシラバス通りでしたが、授業の雰囲気には驚きました。普通の講義形式かと思いきや、冒頭に自分で調べた認知症トピックを発表したり、みんなでストレッチしたりと、参加型の授業で、良い意味で予想と違いました。
認知症には一つの型だけでなく、様々な種類や症状があり、患者さん一人ひとりに合った理解と支援が必要ということが印象に残っています。
発表は多くないですが、意見交換は活発です。他の授業よりも、他学科の学生との関わりがあるように感じます。
大きく変わりました。認知症は患者さん本人だけでなく、家族や周囲の人も心理的に苦しんでいるという現実に気づき、心理支援の在り方を改めて考えさせられました。
心理支援は、医師や看護師など周囲の支援者と協力して成り立つことを実感しました。視野を広げたい人にはとても良い機会だと思います。
「認知症」と「パーキンソン病」の関連について興味を持ちました。祖母がパーキンソン病を患っていたこともあり、あのときもっと知識があればと思った経験から、学びを深めたいと思っています。
はい、関連する分野をもっと学びたいと思い、履修しました。将来、病院勤務を希望していることもあり、現代の高齢社会において重要なテーマだと感じています。
現在も履修している社会福祉学科のユニット「老化と認知を理解して超高齢社会にそなえる」や、健康スポーツ栄養学科のユニット「運動、栄養、健康の観点から人の行動を科学する」が気になります。
──今後、開講してほしいテーマはありますか?
「犯罪心理学」など、もっと心理学寄りの内容も増えたら嬉しいです。
あまり詳しくなかったのですが、こうしてインタビューをしているうちに、学部の壁が思っていたより低く、自由に学べる環境なんだと感じました。もっと多くの学生に知ってもらいたいです。
学びに“正解”はひとつじゃない。
多様な学びの中で、自分らしい答えを探す大学生活。その中で「自分色パレット」は、多くの学生にとって、自分の視野を広げる“きっかけ”になっているようです。
CASE1 国際教養学科×米文学史(英語英米文学科)
CASE2 社会福祉学科×マーケティング(心理学科)
CASE3 史学科×日本文学史(日本語日本文学科)
CASE4 日本語日本文学科×歴史学と民俗学(史学科)
学校のこと、学び、先輩、就職。
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