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神戸女子大学のWebマガジン「シンジョマグ」

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看護学科の記事一覧

F-nursing

シンジョに通う姉妹学生に入学のきっかけを聞いてみた!

保護者の方にもおすすめ

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2024.10.7

シンジョに通う姉妹学生に入学のきっかけを聞いてみた!

進学先を考えるときに欠かせない情報収集。WEBサイトやパンフレットを見るのもいいですが、実際に通っている先輩の声もとても参考になりますよね。 もしそれが家族からの声であればこれ以上ない程に信頼できる材料になるのではないでしょうか。 今回取材したのはシンジョに在学中のTさん姉妹。お姉さんの充実した姿を見ていた妹さんは、自然とシンジョを志すようになったそう。姉妹で入学するに至った経緯やそれぞれの学びの充実ぶりを聞いてみました! 写真左から妹さんのKさん(看護学科1回生)、お姉さんのHさん(家政学科4回生) 【ファミリー型の入学金免除制度】2親等以内の親族(祖母・母・姉妹・双子)に卒業生もしくは在学生がいる場合、入学金が免除となる入試制度を導入しました。詳細はこちらから 大好きな被服の勉強をしながら家庭科の先生をめざす姉 お姉さん(以下、Hさん)は現在、家政学科の4回生。これまで被服を学ぶゼミに所属し、家庭科の教職課程を中心に履修してきました。 「大学選びでは家庭科の教員免許が取れることを最優先で探していました。私が高校生の時、大学でそれが取得できるのは栄養や調理系の学部・学科がほとんどだったんです。でも、シンジョの家政学科では家庭科の教員免許が取れることに加えて、被服、住空間、生活マネジメントと幅広い分野を学べることを知り、調理よりも裁縫が好きな自分にぴったりだと思い入学を決めました。」 ちなみに、この日のイヤリングもなんと手作り!クオリティが高すぎて売り物かと思っていました。 現在は「雛人形」をテーマにした卒業論文に取り組んでいるHさん。 また、家庭科の先生になるために必要な教員採用試験の現役合格者数が関西地区トップクラスであることも入学の決め手になったそう。実際に通ってみて、期待していた以上に先生や教職支援センターからのサポートの手厚さを感じたと話してくれました。 授業、教育実習、教員採用試験の対策、そしてクラブ活動など…忙しいながらも夢に向かって進み続けたHさん。その努力が実り、なんと3つの自治体の教員採用試験で見事合格!家庭科の先生になるという夢を叶えました。 そんなHさんの姿は、当時高校生だった妹さん(以下、Kさん)にどのように写っていたのでしょうか。 お姉さんのキャンパスライフの充実ぶりを感じていたKさん(写真左 ) 「姉とは3歳差なので大学1回生から3回生までの姉の様子を家で毎日感じていました。もちろん忙しそうなときもありましたが毎日楽しく過ごしている印象が強くて、充実しているんだなと思っていましたね。そういう意味では、姉のおかげで『大学生活』にポジティブな印象を持っていました。 私は高校までずっと共学だったのでなんとなく『女子大は怖い』というイメージを持っていたのですが、姉は『シンジョの雰囲気はとても良い』と話してくれました。いつも本音で話している姉の言葉なので素直に信じることができて、そのままオープンキャンパスに申し込んだことを覚えています。」 現場経験豊富な養護教諭を目指し、姉の姿をきっかけにシンジョへ Kさんは高校生のときから自分の理想のキャリアプランがあったそう。それは、看護師としてしっかりとした現場経験を積み、ゆくゆくは養護教諭(保健室の先生)になるというもの。シンジョの看護学科では、看護師資格に加え養護教諭の免許も取得できる(注1)ことから、ますます志望度は高まっていきます。(注1)助産師課程を選択した場合は養護教諭一種免許状は取得できません。 お姉さんに聞いた雰囲気の良さと、看護師と養護教諭の免許をダブルで取得できること。Kさんがシンジョの看護学科への進学を決めた理由はこの2つが大きかったそうですが、もうひとつ推しポイントが! 「実習服がすごく可愛いんです。最近、病院でもさまざまな色のスクラブ(医療用白衣)を着用するところが増えていると思うのですが、白基調でクラシックな看護服のテイストもありつつ襟や袖に花柄があしらわれているんです!」 自宅に届いたときには、嬉しくてすぐに着てお姉さんに見てもらったそう。おうちでの楽しそうな2人の姿が目に浮かぶようです。 実習服を着用すると自然と気が引き締まります。 「この実習服を着て実習に行けたことがうれしかった」と話してくれました。 入学後には、お姉さんの『シンジョの雰囲気はとても良い』という言葉を実感したそうです。 「どの授業もみんなとても真面目に受けています。空きコマには友達と一緒に課題を進めたり、その合間におしゃべりしたり…。そんな毎日が『シンジョの雰囲気はとても良い』ということなんだなと思います。」 それぞれの道を歩みながら、これからも支え合う姉妹の姿 この取材ではいろんなパターンの撮影を行い、その中のひとつで手を繋いでもらったのですが「手繋ぐとか何年ぶり!?」という声が聞こえてきました。 素敵な2人の雰囲気から『ずっと一緒の仲良し姉妹』を勝手にイメージしていましたが、仲の良い姉妹だからこその「適度な距離感」がある様子。せっかくなので普段は面と向かって言うことのない、お互いへのメッセージをもらいました。 まずは、お姉さんから妹さんへ。「看護学科は忙しくて大変だと思うけど、夢を叶えるまでがんばってください。課題はギリギリになりがち(笑)だけど、やるときはやるタイプのあなただから養護教諭になる夢も叶えられるよ。 コミュニケーション能力が高いし、小さい子どもの対応も上手だからきっと向いていると思います。私はこれからも近くにいるので、実習中など忙しい時期はサポートするから安心してね。」 そして、妹さんからお姉さんへ。「教員採用試験の合格、本当におめでとう!いつも教職の授業や採用試験に向けてお姉ちゃんが努力しているのを見ていたので、自分のことみたいにうれしいです。お姉ちゃんの姿を見て、私も養護教諭になりたいという気持ちが大きくなりました。来年からは先生としてがんばってね。『助けて』といったらいつも助けてくれるお姉ちゃんがいてくれてよかった。これからもよろしくね。」 今回の取材では、それぞれの夢に向かって歩んでいく姉妹の姿から改めて「シンジョの学生の素敵な人柄」に触れることができました。二人のこれまでとこれからの努力が実を結び、『シンジョ出身の姉妹先生』が子どもたちを笑顔にする未来を心から願っています。

【看護学科】志望分野別ミニ座談会(事前予約制)

オープンキャンパス特別企画

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2023.5.8

【看護学科】志望分野別ミニ座談会(事前予約制)

看護学科には目指す将来に向けて頑張っている在学生がたくさん!もちろん、オープンキャンパスにも学生スタッフとして参加していますので、看護学生から直接色々な話が聞ける機会を設けます! 志望分野別ミニ座談会(事前予約制) 医療分野の中でも看護師、保健師、養護教諭など目指すことが職種が数多くある看護学科。学生スタッフもそれぞれに目指す職種がありますので、希望職種別の少人数制ミニ座談会を実施します。卒業生の参加もあるかもしれませんよ!※座談会の申込とは別に、オープンキャンパスの申込もお願いします。 各回の募集人数は20名です。お申し込みは開催日の5日前までとなります。多数応募がある際は、締め切らせていただきます。開催日の3日前に、ご参加いただく時間についてご案内をさせていただきます。 【3月17日 助産師】志望分野別ミニ座談会 申し込みフォームhttps://wp.yg.kobe-wu.ac.jp/?p=3564 看護学科広報スタッフがコーディネートする学科別プログラム! 学生スタッフが高校生の気持ちになってイベントを企画していきます!お楽しみに!

女性としてキャリアの可能性を広げたい!看護師・保健師・養護教諭の3つの資格取得を目指した4年間

特集

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2023.1.6

女性としてキャリアの可能性を広げたい!看護師・保健師・養護教諭の3つの資格取得を目指した4年間

看護師資格・保健師資格・養護教諭一種免許と3つの資格を取得し、公務員試験にも合格したNさん。卒業後は神戸市の保健師として就職予定です。難関とされる国家資格を3つも取得しようと思った背景には、女性ならではのキャリアの考え方がありました。 看護師志望から保健師へ。実習で学びを深め、将来のイメージが明確に ――シンジョの看護学科を目指そうと思ったきっかけは? 祖母と叔母が看護師だったこともあり、看護師は身近な職業でした。都心部であるポートアイランドという立地も魅力的で、学業以外でも神戸の街で充実した学生生活を過ごせるのではと思ったんです。シンジョは看護師と保健師、助産師、養護教諭と取得可能な資格が充実しているので、将来の選択肢も広がると思い、入学を決めました。 ――実習のときには新型コロナウイルスの影響が大きかったのでは? そうですね。実習先が医療系の施設になるので実習にはかなり影響がありました。実習で患者さんを担当させていただく予定が、看護師さんの同行のみになったり、病院や医療センターでの臨地実習が学内実習になったりすることもありました。そのような状況でも、先生方のご尽力や実習先の協力によって、さまざまな学びの機会を提供していただきました。たとえば、病院に提供いただいた患者さんの情報を事例に看護ケアや看護師の役割について考え、看護計画を立案しました。ほかにも3回生の夏から冬にかけて小児、母性、急性、慢性の4領域での実習があるのですが、7月の小児の実習は学内実習になりました。それでも、秋以降は状況も落ち着き、病院実習に行くことができ、リハビリに同行したり出産に立ち会ったり、充実した実習経験を重ねることができました。とても忙しく大変でしたが、大学4年間でこの期間が最も成長できた時期だと思います。 ――念願の医療現場を体験してみて、何か発見はありましたか? 医療現場には医師や看護師以外にも多くの医療職の方々がいます。薬剤師、管理栄養士、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士など、たくさんのスタッフが一人ひとりの患者さんに対して専門分野からアプローチをするのですが、なかでも看護師は患者さんと共有する時間が最も多く、改めてチーム医療になくてはならない存在だと強く認識しました。チームの中心となってほかの職種の方々が専門性を効果的に発揮できるよう、細やかにサポートし、声かけや情報提供を行うことが重要だと気持ちが引き締まりました。 ――卒業後は保健師として勤務される予定ですが、入学当初から保健師志望だったのですか? いえ、入学当初は看護師志望でした。2回生の後半の「老年介護実習」で地域包括ケア病棟を担当したのがきっかけです。急性期の手術を乗り越えたものの、そのまま退院するには不安が残るような患者さんが2ヶ月間入院できる施設です。2ヶ月経ったら必ず退院しないといけないのですが、退院後の生活を心配している患者さんもおられました。そういう方が地域で自分らしく暮らせるようサポートするのが保健師の仕事であり、実習を通して魅力を感じました。3回生の「地域看護活動論」という講義で、患者さんが住み慣れた地域で自分らしく生活し続けることが心身の健康にいかに大切かを学んだことも、想いをより一層強いものにしました。 ――実習で患者さんと接するなかで、自分の特性などを理解していったのでしょうか? それもありますが、シンジョの看護学部の特徴的な授業に「学びのグループゼミ」があり、そこでの経験が大きいと思います。1回生から4回生までのメンバーでグループをつくり、実習での体験を共有し、知識だけではなく感情も含めて学び合います。実習中は不安もあったのですが、些細な悩みを気軽に相談できる場があり、とても安心できました。自分の話を聞いてもらえることも貴重ですが、人の体験やそのときどう感じたかを聞くことで、「自分だったら…」と客観的に自身を振り返ることもできるので、自分の性格や特性に合った選択がスムーズにできるようになったと思います。 講義や学内実習だけじゃない!チーム医療に必要な人間性も育むシンジョの看護学部 専門的な技術や知識はもちろん、看護専門職としての態度や姿勢、患者さんとの関わりやチーム医療で求められるコミュニケーション能力などの力を磨きます。また、キャンパス内には看護師や保健師など国家試験を目指す学生をサポートする「国家試験対策室」も! 詳しくはこちら! 保健師として人との関わりを大切に、柔軟な思考で地域住民の健康をサポートしたい ――就職活動では保健師に絞って活動されたのですか? 自分は疾患を抱える患者さんの保健指導というよりも、地域や学校で頑張っている人たちの健康をサポートしたいという思いがあったので、産業保健師や養護教諭を目指して就職活動をしました。3回生のときに消防官・警察官になる勉強をしている方の話を聞く機会があったのですが、話を聞くうちに市民のために危険を顧みず頑張っている人の力になりたいと思うようになったんです。そこで警察の保健師になるにはどうしたら良いかを先生に相談しました。すると採用の幅が狭く、新卒では難しいということがわかり、まずは行政で経験を積もうと考えました。兵庫県下の3つの市で保健師の採用試験を受けながら、興味のあった養護教諭の資格取得に向けて教員試験の勉強と教育実習にも行きました。 ――看護学科には看護、保健師、養護教諭と3つの免許取得を目指す学生は多いのですか? 保健師と助産師を目指すコースは定員が決まっているので、全体に比べると多くはないですね。看護師と保健師、もしくは看護師と助産師という2つの資格を取得して卒業するパターンが多いです。私の場合は養護教諭の授業もあり、他の学生と比べて授業や実習が多くなったことでくじけそうな時期もありましたが、友人たちと励まし合いながら最後まで粘り強く取り組みました。 ――多忙な毎日を送る覚悟で、3つの資格取得を目指したのはなぜですか? 社会に出て働いている自分の姿を想像したとき、女性には結婚や出産といったライフイベントでそれまでの働き方を見直さなければならないタイミングがあると考えていました。そのタイミングで自分に合った働き方ややりがいを選択できる可能性を広げるためには、できる限り資格を取っておきたいと思ったんです。時間のやりくりは大変でしたが、公務員試験前や試験中にキャリアサポートセンターで面接の練習や指導を受けられたのはとても心強かったです。 ――将来、どのような保健師になりたいですか? まずは、行政の保健師として一人ひとりの地域住民と関わり、コミュニケーションを交わしながら相手の個性や価値観について理解を深めていけるようになりたいです。正解を押しつけるのではなく、柔軟な発想でその方が抱える問題を解決に導いていきたいです。自分らしさを活かしながら、初対面の相手に緊張感を抱かせないコミュニケーション、親しみやすい雰囲気づくりを心掛けていきたいです。長期的には、以前から興味のあった産業保健分野にも関わっていけたら良いですね。 2022年10月取材 ※取材時4回生

苦手だった勉強が楽しくなった⁉自分の成長を実感できる国家試験対策室のサポートとは?

特集

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2023.1.6

苦手だった勉強が楽しくなった⁉自分の成長を実感できる国家試験対策室のサポートとは?

シンジョの手厚いサポート制度のひとつ「国家試験対策室」を活用して勉強への苦手意識を克服、今は楽しみながら看護師の資格取得を目指しているというOさん。大学での学びが将来の看護の現場で活きるのだと実感できたことが転機になったそうです。どのような体験があったのかを聞きました! 国家試験対策室を利用し、先生と二人三脚で苦手な分野を克服 ――看護学部国家試験対策室とは、どのような場所なのか教えてください。 国家試験対策室のサポートには個別支援や集団支援、夏期・冬期講習などがあって、私は2回生のときから個別支援を受けています。個別支援では、模試などの成績アップを目指す学生を中心に実施され、個別塾のような雰囲気のなか1対1で丁寧に指導いただけます。当初はまだ2回生ということもあり、苦手な分野にあまりやる気を出せなかったことを覚えています。基本的な内容からわからないことが多く、質問しづらい気持ちもありました。でも、どんな質問に対しても優しく丁寧に教えてくださって、安心感につながりました。 ――実際に個別支援を受けて成績は上がりましたか? 上がりました! 個別支援には4回生の初め頃まで通っていたのですが、その頃には「空きを待っている学生もいるし、十分成績も伸びたので個別支援を卒業してはどうか」と提案されるほどでした。マンツーマン指導なのでいつも予約がいっぱいだったのですが、どうしてもまだ不安なときは、何度か通わせてもらいました(笑)。それくらい、個別支援の時間は楽しくて充実していたんです。 ――どういうところが成績アップにつながったと思いますか? 疑問点を理解するまで教えてくれるのはもちろんですが、勉強の進め方を一緒に考えてくれたところがすごく助かりました。私はそれまでひとりで学習することが苦手だったんですが、自分は声に出すと覚えやすいと気づくことができました。また、個別支援は2週間に1回ほどのペースなのですが、その間も自分で勉強ができるよう宿題を出してほしいとお願いしました。このように一緒に進め方を考え、私の要望も汲んでいただいたおかげで、自分なりの勉強方法を見つけることができたんだと思います。また、ひとつできるようになるととても褒めてくれるので、きちんと見てくれているんだなと感じましたし、モチベーションにもつながりました。 ――楽しく勉強を続けるコツはありますか? よく友人と勉強しています。一緒に勉強するとわからないところを教え合ったり、点数を競い合ったり、楽しみながらもメリハリをつけて進められるので。人と教え合う勉強法も、私には合っているみたいです。あとは、問題集にイラストを描いたりシールを貼ったりして、見た目を楽しくしています。問題集は繰り返し何度も使うものなので、かわいいと愛着が湧きますし、見返すきっかけにもなります。苦手な勉強も楽しめる工夫をしたら続けることができるようになりました。 ――勉強の継続法を身につけたことで変化はありましたか? 主体的に勉強に取り組めるようになったと思います。今までは、ただ資料集の問題を解いて、単語を暗記してという作業でしたが、実習の経験と紐づけながら理解できるようになり、成長を感じています。知識と経験が結びつき、試験勉強の内容が将来、看護師として働くときの考え方や行動につながっていると実感できたことは、勉強に取り組む上で大きなモチベーションになっています。 一人ひとりに合わせて難関合格まできめ細かにサポート! 国家試験対策室って? 在学中からさまざまな資格取得が目指せるシンジョ。なかでも難関といわれる国家試験については、全学年を対象に専門の対策室を設けて、一人ひとりに合わせた支援を行っています。きめ細やかで手厚いサポートの成果は高い合格率に裏打ちされています。 国家試験合格実績 管理栄養士 149名(合格率94.3%) 社会福祉士 44名(合格率80.0%)  精神保健福祉士 6名(合格率100%) 介護福祉士 18名(合格率100%) 看護師 79名(合格率98.8%) 保健師 16名(合格率80.0%) 助産師 5名(合格率100%) その他、取得可能な資格一覧はこちら 頑張る背中を押してくれた実習での経験 ――3回生では実習で現場体験をしています。そのときの感想を聞かせてください。 3回生では4つの領域で各1回ずつ、年4回の実習があるんですが、初めての現場で慣れないことばかりですし、必要とされる知識やスキルが各領域で異なるので毎回本当に大変でした。実習がないときも授業や課題で忙しかったです。大変さはありましたが現場で学ぶことも多く、看護師へのモチベーションや自信につながる経験になったと思います。 ――どのような経験が自信につながったと思いますか? 実習で担当させていただいた男の子の患者様は、人見知りで最初はなかなか心を開いてくれませんでした。でも、自分なりにコミュニケーションの取り方を工夫したことで徐々に打ち解けて、最後には心を開いてくれたんです。距離が近づいたことも嬉しかったんですが、表情の小さな変化を見て接し方を変えたり少し声色を高くしたりと、話し方や言葉遣いを工夫して相手に合わせた対応がしっかりとできたことが実を結び、とても嬉しかったです。私はもともと明るい性格で人と関わることに苦手意識はありませんでした。高校時代にはバスケットボール部のマネージャーをするなど、誰かの役に立つことが昔から好きだったんです。だから患者さんと接する看護師の仕事は自分に向いていると思っていたのですが、実習での経験を通して強みが自信に変わりました。 ――強みを活かして、将来はどんな看護師になりたいですか? 症状だけでなく心に寄り添うことを大切に、患者さんやご家族の方を元気づけられる存在になりたいです。「Oさんになら安心して頼ることができる!」と思ってもらえる看護師です。そのためにも、まずは目の前の試験勉強を頑張っています!しばらくは卒業までの課題もあり、試験勉強だけに集中できていませんでしたが、ゼミの先生が声をかけてくれるので意識を維持できました。こうしたところで、大学全体が私たちの資格取得を支えてくれているなと感じます。これまで一緒に頑張ってきた友人や国家試験対策室の職員さん、担任の先生との時間を胸に、最後まで頑張ります! 2022年12月取材 ※取材時4回生

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