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コーヒー同好会の特別勉強会。今後の活動に向けて知識と技術を磨く!

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特集

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2023.12.22

コーヒー同好会の特別勉強会。今後の活動に向けて知識と技術を磨く!

兵庫県の大学で唯一のコーヒーサークルとして、神戸を中心に幅広い活動を行う「神戸女子大学コーヒー同好会」。彼女たちが、コーヒー製品の販売や上島珈琲店の運営を行うUCCグループの神戸本社にある「UCCコーヒーアカデミー神戸校」で、コーヒーのプロから改めて基礎知識を学びました。好きなことを全力で学ぶ彼女たちの様子をお届けします。

“兵庫県で唯一”のコーヒー同好会。普段の活動をご紹介

神戸女子大学のコーヒー同好会は2年前に「おいしいコーヒーをより多くの人たちに知ってもらいたい」という想いを持った、一人の学生によって立ち上げられました。するとすぐに探究心溢れる学生たちが集まり、立ち上げ当初から精力的にさまざまなイベントに参加。現在立ち上げから3年目ですが、大学の助成金制度「神女support」を上手く活用し、これまでに参加した主なイベントは以下の通り。

・地域の施設でのフリーコーヒー
・与えられたコーヒー豆でベストなコーヒーを振る舞う「VOLCAFE COFFEE EXPO 2022」
・3度にわたる須磨離宮公園での出店
・ジャズ音楽とコーヒーを楽しむイベント「kobe coffee jam session」
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これらをはじめとしたイベントへ出店するため、普段は須磨キャンパスにある部室でコーヒーの飲み比べを行い、知識を深めているそうです。これまでコーヒーについて主に独学で学んできた彼女たちは、改めてプロから知識と技術を学べるということでこの日を心待ちにしていました。

正しい淹れ方とペアリングの考え方。コーヒー同好会の新たな一歩。

2023年11月、コーヒー同好会の学生たちが、UCCコーヒーアカデミー神戸校に伺い、コーヒーのプロから改めて基礎知識を学びました。

今回講師を務めてくださったのは、「ジャパンバリスタチャンピオンシップ2007」での優勝や、「ワールドバリスタチャンピオンシップ2007」でベストカプチーノ賞受賞の経験を持つ宮前さん。世界を知るその道のプロから、コーヒーに関する正しい知識を教えていただきます。

講義は「コーヒーの味の違いはなぜ起きるのか」といった疑問をテーマに、コーヒー豆の種類や生成方法を座学で勉強。その後、実際にコーヒーの正しい淹れ方と「カッピング」とよばれる、テイスティングの正しい作法を実践形式で教えていただきました。

まずは座学。これまで主に独学で学んでいた学生にとっては、新鮮で貴重な時間

この時学生たちはブラジル、コロンビア、マンデリン、ジャバの4種類の豆を使用し、匂いや味をそれぞれ比較しました。

「ジャバっておかきみたいな匂い。どんな味か気になる!」
「酸味が少なくて少し甘みがある!おいしい!」

次はフードペアリングについて学びます。

フードペアリングとは、味わいや香りの相性がよい食材の組み合わせを考えること。風味が似ている食材を合わせて特徴を引き立てたり、「強い渋みを感じた後は、甘みを数倍感じる」といった人間の錯覚や条件反射を利用し、あえて異なる風味の食材を合わせることも。その基本的な考え方は以下の2つです。

同質のものを合わせる(初級)
例)イチゴ×練乳、ミルク×チョコレート
     互いに不足しているものを合わせる(上級)
     例)スイカやトマト×塩、生ハム×メロン

今回はビターチョコレート、おかき、みかんのドライフルーツが、先ほどの4種類のコーヒーのうち、どのコーヒーと一番合うか、試食しながら考えます。

コーヒーに合わせるビターチョコレート、おかき、みかんのドライフルーツ
さまざまなペアリングを楽しんでいると自然と笑顔に。
どのペアリングが好みだったか聞いてみました

特に人気があったペアリングは、「おかき×ジャバ」と「ドライフルーツ×コロンビア」。それぞれ、おかきの豆の風味とジャバの原料になっている黒豆の風味、ドライフルーツの酸味とコロンビアのキレのある酸味など、同質による相性が分かりやすかったようです。

最後にこの日学んだことを活かしながら、一人ひとりコーヒーを淹れていきます。
今回学んだ抽出方法は、ペーパードリップのなかでも3回に分けてお湯を注ぐ「ドリップ3投式」。この方法は時間をかけてゆっくりとコーヒーを抽出するため、コク深くまろやかな味わいに仕上げられるそう。

とある学生は、これまでコーヒーを蒸らす工程で入れていたお湯の量が多かったと知り、「勉強会後に淹れたコーヒーはいつもより香りがたち、酸味がまろやかでした!」と驚きの表情を浮かべていました。

コーヒー博物館で知識を深堀りし、コーヒー同好会の活動は次のステージへ

勉強会終了後は、UCCコーヒー博物館でコーヒーの歴史を学びます。
(2023年12月現在は休館中。なおUCCコーヒーアカデミー主催による事前予約制のセミナーを博物館にて開催しております。ご興味のある方はUCCコーヒーアカデミーのWebサイトをご覧ください。)

ここではコーヒーの起源を動画で学んだり、UCCコーヒーアカデミーの学長  栄さんのユーモア溢れるお話や展示品、各国の豆の旬などを学びました。

コーヒー豆の木1本から作れるコーヒーの量は約40杯分だそう
現地の人が運ぶコーヒー豆の重さ60㎏を体験。全く持ち上がりません…

一日を終え、部長のMさんは「コーヒーを淹れる技術はもちろんですが、私たちのもとにどのようにしてコーヒー豆が届くのか、そのありがたみを知ることができました。また、フードペアリングなどは独学ではなかなか踏み込めないことだったので、今回学んだことを持ち帰り、部員全員で他の食材でも試してみたいと思います!」と語りました。

お世話になった学長の栄さんと講師の宮前さんと一緒に「UCC」ポーズ

これまでもたくさんの活動をしてきたコーヒー同好会のメンバー。今回の勉強会で得た知識や技術は、彼女たちの活動をさらに洗練させることでしょう。コーヒー同好会の今後の活躍が楽しみです!

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