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神戸女子大学のWebマガジン「シンジョマグ」

苦手な面接も克服! 諦めない気持ちと先生方の熱意が教員採用試験の合格につながった

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教職支援

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2023.1.6

苦手な面接も克服! 諦めない気持ちと先生方の熱意が教員採用試験の合格につながった

教職支援センターは、教職課程の履修相談や教員採用試験対策のサポートなど、教職に関することを全面的に支援しています。Tさんは、教職支援センターをフル活用し、見事小学校教諭免許状を取得し、神戸市の教員採用試験にも合格。4年間の学生生活や、試験対策の苦労などについてお話を伺いました。

子どもの心が大きく成長する大切な6年間を支え、すぐそばで成長を見守りたい

――教員採用試験の合格おめでとうございます。どうして小学校の先生を目指そうと思ったのですか?

小学6年生のときの担任の先生との出会いがきっかけです。クラスでは毎週、頑張ったことや不安なこと、将来についてなど、自分で自由に日記を書く宿題が出されていました。先生は児童一人ひとりの日記に「頑張っているね」「先生は見ているよ」「立ち止まることも大切だよ」と丁寧に返事を書いてくださり、私は当時その言葉に救われ、勇気をもらっていました。小学校の6年間は心が大きく成長する大切な時期。児童の頑張りを認め、悩みを一緒に解決しようと時間をかけて向き合ってくださった担任の先生のように、私も子どもたちの支えになりたいと思い、教員を目指しました。

――憧れの先生のような教員を目指して、シンジョではどのようなことを学んできましたか?

文学部教育学科小学校コース(※当時。現在の初等教育コース)で、まずは教員になるための基礎を学び、次に国語や算数など各教科の理論や教育方法をもとに模擬授業を行いました。3回生になると、1ヶ月間の教育実習が待っています。実習の前には学内の模擬授業教室を活用し、先生からアドバイスをもらったり、友人と相談したりしながらたくさん練習を行いました。

――シンジョならではの学びがあれば教えてください。

教育学科に限らず、シンジョの特長のひとつとして学外で行う地域貢献活動があります。私は2回生から神戸市内の小学校で授業をサポートする「スクールサポーター」としての活動を行ってきました。ほかにも子ども食堂のボランティアなどへ参加し、地元の子どもたちと触れ合ったり保護者の相談を聞いたりしました。学外で経験を得られるのは、地域とのつながりも大切にしているシンジョならではの貴重な学びだと思います。

地域貢献をしながら現場体験ができる! 神戸女子大学スクールサポーター

神戸市教育委員会と連携しキャンパスがある須磨区を中心に36の小学校に教育学科の学生63名を配置、授業や子どもたちの勉強のサポートを行っています。2003年度に始まり、2004・2005年度には芦屋市、伊丹市でも実施。体力アップのためのサポーター(7名)も神戸市教育委員会に登録し、活動を行うなど他にもシンジョではさまざまな地域連携を行っています。

先生の温かい言葉と、真剣に向き合う姿に背中を押され、毎日試験対策に取り組めた

――教職支援センターでは、具体的にどのようなサポートを受けられましたか?

1次の筆記試験対策や2次の面接・模擬授業・実技試験の対策を行いました。教職支援センターの先生がたっぷりと時間を設けてくださり、練習とフィードバックを何度も繰り返しました。平日の朝早くから夕方遅くまで、休日も学生と同じ熱量で真剣に向き合っていただいたのがすごく心強かったです。キャンパス内で会ったときには「今日は何の対策をする?」「息抜きに教職支援センターにおいで」と声をかけてくださるなど、親身な対応も精神的な支えになっていたと感じます。

――毎日対策をするなかで、とくに大変だと感じたのはどんなことでしょうか?

面接練習です。短期間で上達できるものではないと理解していたため、筆記試験以上に不安で、毎日必ず練習していました。初めは思うように話ができず、何度もやめたいと思ったのですが、「自分の良さを伝えられるのは自分だけだよ」と先生に背中を押され、挫けずに練習を重ねました。心が折れそうなときもありましたが、「教員になりたい!」という強い気持ちと先生方の真剣なアドバイスや頑張りを認めてくださる言葉に支えられ、最後まで走り切ることができました。

――とても手厚く支えていただいたんですね。

シンジョでは学生同士はもちろん、学生と先生の距離も近いところが魅力です。切磋琢磨できる仲間と信頼できる先生や職員さんが、嬉しいときも不安なときも常に寄り添い、一人ひとりに声をかけてくださるので、「ここで頑張りたい! 」「ここに毎日来たい! 」と思える大学です。

――努力を重ねるなか、成長を実感することはありましたか?

分からないことはすぐに調べたり、教職支援センターの先生にアドバイスをいただいたりと、主体的に行動する力が身につきましたね。あとは、とにかくいろいろな先生に面接練習をお願いしていたのですが、目標達成のために必死に苦手を克服しようと努力している自分に気づいたときには、自身の成長と「私は本当に先生になりたいんだ」という強い思いを改めて感じました。

――その熱意をもって目指す教員像はありますか?

新しいことにも臆せず挑戦できる教員になりたいです。社会の変化とともに教育現場も大きく変化しています。今後、さらに多様化・複雑化する社会を生きる子どもたちに対して、常に「チャレンジする姿勢」を見せられる教員になりたいです!

2022年11月取材 ※取材時4回生

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