教職支援
628
2023.1.6
多くの出会いや発見がある学校が大好きだったというMさん。日々成長する子どもたちの姿を間近で感じられる教師の仕事に憧れを抱き、努力を続けてきました。教員採用試験以外の勉強にも積極的に取り組んだことで、新たな発見もあったそう。理想の教師像に一歩ずつ近づいています。
――先生を目指したきっかけを教えてください。
気になることを追究したり新たな発見に感動したり。いろんな体験を共有できる学校という空間が、小学生の頃から大好きでした。その後、先生は子どもたちのワクワクする様子を一番間近で感じられる仕事だなって。そこに魅力を感じたのがきっかけです。
――教育学科ではどのような勉強を?
幼稚園や小学校の教員が知っておくべき、子どもの発達や成長の特性、各教科の指導法を専門的に学びました。また、実際に授業をどう運営していくのか、学生同士で先生役、生徒役になって実践する授業もありました。生徒役の学生からは対応に困るような言動や鋭い指摘を受けることもあって(苦笑)。生徒指導や授業の進め方などをお互いに話し合いながら、教員としての資質・能力の向上に努めてきました。
――教員採用試験に向けての勉強だけでも大変だったと思いますが、その他に取り組まれたことはありますか?
試験勉強はもちろんですが、それ以上に、学生時代は教員としての教養を高める最後のチャンスだと思っていました。だから、日本の伝統文化や季節の動植物、世界情勢など、幅広い分野を学ぶように意識をしていましたね。生活のなかで疑問に思ったことを友人と質問し合ったり、ニュースでわからなかったことはすぐに調べたり。「教科以外にも、広い知識と教養をもつ先生になるぞ!」という気持ちで、さまざまな勉強に取り組みました。
――そうした努力を通じて成長したと思うことはありますか?
以前より広い視野で物事を見られるようになったと感じます。例えば、私は大学2回生から神戸市のスクールサポーターとして活動を続けているのですが、そこで学校の授業についていけない児童の存在に気づくようになりました。私自身は小規模の学校に通っていたこともあり、これまで授業で「置いていかれる」と感じたことはありませんでした。でも、スクールサポーターとして客観的な立場で授業に参加したとき、授業についていけない児童の状況に気づいたんです。それからは「関わりながらも見えていない部分があるのではないか?」と自問自答しながら、より多くの子どもの意見を聞いて、積極的に関わるようにしています。
――教職を目指すなかで、大学からはどんなサポートを受けましたか?
教職支援センターでは、教員採用試験に向けてのワークショップや二次試験の面接練習など、自治体ごとの特徴に合わせてきめ細かな指導をしていただきました。教員採用試験は長期戦なので、途中で自信がなくなり、諦めそうになったこともあります。そのとき、先生や職員の方が「大丈夫だよ」と励まし、背中を優しく押してくださいました。結果、小学校だけでなく幼稚園教諭の免許も取得することができました。勉強は大変でしたが、諦めずに乗り切れたのはシンジョの手厚いサポートと先生方の温かい励ましのおかげだと思っています。
在学中から卒業後まで手厚いサポートが魅力! 教職支援センター
教員免許取得希望者支援を目的として、在学中はもちろん、卒業後のサポートも充実。センターには過去問や教科書、指導書などの資料があるほか、採用試験対策のワークショップ、各自治体の採用人事担当者による説明会の開催も! 詳細はこちらから
――将来はどんな先生になりたいですか?
子どもたちと一緒に全力で日々を楽しめる先生になりたいです。私は、先生と児童は喜怒哀楽を分かち合う関係だと考えていて。先生が楽しく笑顔で接すれば子どもたちも明るく楽しい気分になるし、真剣に向き合えば子どもたちも一生懸命応えてくれると思っています。同じように、先生が疲れて元気がなかったら、その気持ちも伝染してしまう。だからまずは元気でいたいですね。そして、子どもたちと一緒にそれぞれの課題に取り組みながら、うまく導いたり後押したりできるよう、粘り強く向き合う先生になりたいです。
2022年12月取材 ※取材時4回生
学校のこと、学び、先輩、就職。
シンジョの
リアルと魅力が詰まった冊子や入試ガイド
特集
4290
2023.1.6
保護者の方にもおすすめ
2809
2023.5.10
入試
1562
2023.8.17
キャンパス
3371
2023.6.6
特集
3493
2023.1.6
保護者の方にもおすすめ
390
2024.10.7