神女サポート
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2024.10.22
神戸女子大学には、キャンパスで講義を受けるだけではなく、キャンパスの外でも意欲的に活動する学生が多くいます。
今回の記事では、この制度を活用して市内の幼稚園・保育園児に英語を教える「ミニクラス」を実施している学生団体「English Study」にインタビュー!活動のやりがいや、充実した学生生活を送る秘訣について教えてもらいました。
学生課外活動助成金制度(神女support)とは?
学生による自主的な課外活動(地域貢献やボランティア等、地域の課題解決や活性化を推進する取り組み)を支援する独自の助成金制度。活動に必要な資金の助成を受けることができます。
詳しくはコチラ!
English StudyのメンバーのOさんとUさんは、2人とも英語英米文学科の学生たち。この団体を立ち上げた経緯は、以前から「何かやりたい!」という気持ちを抱いていたからだといいます。
「授業は充実していましたが、このまま卒業すると考えたときに、物足りなさを感じていました。そこで、自分たちの学びを活かし、英語教育で子どもたちに関わろうと考えたんです。」と2人は話してくれました。
神女supportの助成金は、教材費やチラシ制作費に活用しているそう。教材の多くは、既製品ではなく材料を購入して手作りしているそうです。
その理由を聞いてみると、「子どもたちに英語を『楽しい』と感じてもらいたくて、市販のものでは目的に合うものが見つからなかったんです。」
たしかに、英語の教材というと個別で勉強するイメージ。たくさんの園児が一緒に見ることができるような教材は既製品では見つからず、自分たちで想いを込めて手作りしているそうです。
この日は神戸市内の保育園で15分程度のミニクラスを実施すると聞き、その様子も取材しました。
園内の教室に2人が入り、「Good morning!」と明るくあいさつすると、園児たちも「グッモーニン!!」と元気にあいさつを返してくれました。
2人の自己紹介が終わると早速ミニクラスがスタート。手作りの大きなカードを見せながらみんなでアルファベットを読み上げたり、ABCの歌を歌ったりと、教室には園児たちと学生の明るい声が響きます。
手作りのカードはさまざまな使い方がされており、アルファベットのカードを誰が一番早く見つけられるかを競う「アルファベットかるた」にも挑戦。園児たちは真剣な表情でかるたを探し、見つけたときには弾けるような笑顔で大喜びする姿が印象的でした。
ミニクラスを終えた2人に声をかけると、「最初は緊張していましたが、子どもたちの『グッモーニン!』という元気な声で一気に安心しました。最後にみんなが言ってくれた『また来てね!』という言葉もとても嬉しかったです。」と充実した表情で答えてくれました。
活動の対象に園児を選んだのは、小学校での英語教育が始まる前に少しでも慣れてほしいからだそう。
Oさんは「私自身、英語に苦手意識を持っていた時期がありました。だからこそ、子どもたちには『英語って楽しい』と思える体験をして、英語に対するポジティブなイメージを持って大きくなってもらいたいと思っています。」と話してくれました。
今後はメンバーも増やして、さらに活動の幅を広げていきたいという2人。
この活動を通して、Uさんは責任感が増したといいます。
「いろんな方に協力してもらっていますし、一度始めたからには中途半端にしたくありません。子どもたちがもっともっと楽しめる方法を考えたいです。私たちと過ごす時間によって、みんなが英語を好きになってくれるように責任をもって活動していきたいです。」
一方Oさんは、行動力が養われたと感じているとのこと。
「大学という場所には、授業以外にもさまざまな学びの機会がありますが、受け身でいると何もできません。今回、自分から行動することで、新しく活動を立ち上げることのおもしろさを知りました。社会人になってからも、与えられた役割だけにとどまらず、新しいことにもチャレンジしていく姿勢を持ちたいと思っています。」
「楽しい英語」でつながる、彼女たちと子どもたちの輪はこれからも広がっていくでしょう。
「子どもに英語を教える」という活動が、自分自身の成長にもつながっていく——。これからの彼女たちの活躍にも注目していきます。
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