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神戸ストークス×株式会社オイシス×健康スポーツ栄養学科 産学連携プロジェクトが始動!

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特集

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2023.11.21

神戸ストークス×株式会社オイシス×健康スポーツ栄養学科 産学連携プロジェクトが始動!

2023年夏より、神戸を拠点に活動するB.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム・神戸ストークスと、神戸に本店を構える総合食品メーカー・株式会社オイシス、そして本学の健康スポーツ栄養学科による産学連携プロジェクトがスタート。そのきっかけや今後の取り組みについて、関係者の皆さんへお話を伺いました。

西宮のプロバスケットボールチーム、さらなる飛躍を求めて神戸へ!

神戸ストークスの始まりは、2011年に誕生した兵庫ストークス。2015年からは西宮市を拠点に、西宮ストークスとして活動してきました。そして今年、2023年7月より本拠地を神戸へ移転。チーム名も神戸ストークスに改め、新たなスタートを切りました。

新生、神戸ストークス

今回移転したのは、2026年に新設されることとなったB.LEAGUEの新B1リーグ参入を果たすため。参入条件は、入場者数平均4,000名以上、売上高12億円以上、新設アリーナ基準の充足の3点となっており、入場者数と売上高については2023-24シーズン中に達成する必要があります。また、神戸港の一角に建設中の新アリーナは2024-25シーズン中に完成予定ですが、最大1万人以上収容可能な規模で、市内での早期認知拡大が必須。そのため、2023-24シーズンからの神戸移転が決まったのです。

神戸ストークス&オイシスと取り組む産学連携プロジェクトとは?

移転をきっかけに、神戸ストークスは新たに「HELLO KOBEアクション」をスタート。これまでも地域に根差し、さまざまな地域貢献活動を積極的に行ってきた同チームですが、今後さらに注力、発展させていく方針です。内容は、神戸の企業や団体、大学との連携の他、県外に向けた神戸・兵庫の特産品PR、小中高校へのボール寄贈、清掃活動など多岐にわたるもの。本学との産学連携プロジェクトもその中の一つとなっています。

神戸ストークスと、チームのオフィシャルパートナーである株式会社オイシス、そして本学健康スポーツ栄養学科の3者合同で実施。地産地消、スポーツ栄養学に基づいた商品の共同開発などを計画しています。

「神戸に移って心機一転、選手たちのモチベーションも高まっています。新B1リーグ参入という大きな目標のもと、さらなる発展のためにはチーム力を上げ、試合をこなすだけでは不十分。地域のさまざまな企業、団体、メディアなどと向き合いながら、着実に裾野を広げていくことが最重要課題の一つだと考えています。その一環として、各大学とそれぞれの特色を活かした取り組みを進めていますが、神戸女子大学さんの場合は“食とスポーツ”。スポーツ栄養学のプロフェッショナルである健康スポーツ栄養学科の皆さんの力に、オイシスさんの知見と技術も加わる3者協業には大いに期待しています」と話すのは、神戸ストークスのビジネスコミュニケーショングループリーダー 江西宏介さん。

今後の展望を聞かせてくださった江西さん。

オイシス広報の岡野佑里子さんも、本プロジェクトへの期待値は高いと言います。「スポーツ栄養学の研究者である教授や学生の皆さんとご一緒できるということで、私たちもこれまでにない知見に触れ、学ばせてもらうことが多いと考えています。また、流行に敏感で常識にとらわれない、学生さんならではの斬新なアイデアにも期待。皆さんの柔軟な発想力は私たちにとって大きな刺激になります。共に臨む中で、新たな商品開発の道が開けるのではないかと思います」。

オイシス広報の岡野さん

本学代表として指揮をとる健康スポーツ栄養学科の坂元美子准教授は、「プロジェクトメンバーである私のゼミ生たちは皆、意欲的に取り組んでいます。出来上がった商品を通して、スポーツ栄養学というものを広くたくさんの人に知ってもらえたら嬉しいです。また、今後の試作、試食など商品開発が進む中で、神戸ストークスの選手のみなさんに栄養についてより深く理解してもらうためにも良い商品が開発できればと考えています」と意欲を語ります。

健康スポーツ栄養学科の坂元美子准教授。

まずは第一弾として、2024年3月のホームゲーム会場での販売を目指した、スタジアムグルメを開発中!手軽なワンハンド&ワンコイン、皆が好きなスイーツなど、さまざまなアイデアを検討しながら、最終的にきちんと味や栄養にもこだわった商品が実現できるよう、協議を重ねています。

スポーツ栄養学の専門家として、選手への身体測定も実施

商品開発を進める一方、先日は神戸ストークスの練習会場を坂元ゼミが訪問。練習終了後、選手一人ひとりへの身体測定を行いました。

練習中の神戸ストークスの選手たち
練習後、選手たちに主旨を説明する坂元准教授。

測定したのは、筋肉量、体脂肪量、体水分量、骨密度、ヘモグロビン量。さらに、選手にはこの日から3日間の食事内容を報告してもらいます。こうして収集したデータは、坂元ゼミの皆で集計・分析。不足している栄養素などを割り出し、フィードバックします。

測定の様子
チームとしてこうした身体測定を受ける機会はあまりないそう。「ありがたい」ですとの声をいただきました。
選手の皆さん、その場で出てくる数値データに興味津々の様子

「今回の結果を普段の食事改善のアドバイスにつなげる予定です。いきなりは難しくても、まずは食事への意識を変えるきっかけになればと思っています。身体測定も例えば3か月ごとなど、定期的に継続していければ良いですね。選手にとってもゼミ生にとっても有意義な経験になればと思います」と坂元准教授。

スポーツ栄養学に基づいたスタジアムグルメの開発と選手の栄養サポートを皮切りに、まだまだ動き出したばかりの本プロジェクト。今後の展開にどうぞご期待ください!

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