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神戸女子大学のWebマガジン「シンジョマグ」

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英語英米文学科の記事一覧

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自分色パレット CASE1 国際教養学科 × 米文学史

保護者の方にもおすすめ

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2024.9.19

自分色パレット CASE1 国際教養学科 × 米文学史

神戸女子大学の特徴のひとつに、2024年度から始まった『自分色パレット』(正式名称:テーマ型ユニット)があります。 『自分色パレット』とは… 学生が興味をもった「知りたいこと」について、所属する学科以外で開講される講義を受講することができる制度です。自分が所属する学科の講義≒専門分野での学びに加え、所属学科以外の講義から培った知識を合わせることで違った視点でモノを捉え、考える力を養うことができます。 今回はその制度を活用して充実したキャンパスライフを過ごしている国際教養学科のKさんにインタビューした内容を紹介します! CASE1 国際教養学科 Kさん(2回生)× 米文学史 ――自己紹介を兼ねて、入学した理由を教えてください。 私は幼い頃に英会話を習っていたことがきっかけで、海外の歴史・文化に興味をもっていました。高校生のときにK-POPのグループを好きになって、韓国語の授業を受けたりしていて、とにかく海外の色々な国に行って勉強したい!という気持ちが強かったです。シンジョに入学した決め手は留学プログラムの充実具合でした。将来は海外で働くことを目指して、国際教養学科でアジアや欧米の国際情勢や歴史的な背景、語学などを勉強しています。 ――『自分色パレット』では何を受講したのか教えてください。 「米文学史」という英語英米文学科の講義です。アメリカの文学作品や映画を通して、アメリカの歴史的・文化的な背景を詳しく知ることが出来ました。所属している国際教養学科の講義で色々な国の文化や言語を学んできたので、アメリカと諸外国の違いがハッキリ感じられたのですごく充実していました。 ――アメリカとそれ以外のたくさんの国、「世界」を深く学べた訳ですね。 そうですね。講義で知ったアメリカのことは同じ学科の友達に自信をもって話せるぐらいに知識を深めることができましたし、「他の国のことももっと知りたい」と自分の意識も変わりました。世界に、そして日本にも目を向けてアンテナを張って生きることが大切だなと感じるようになり、行動も変わりました。 ――これまでよりも貪欲になった? 色々な国の文化や言語を勉強してきたんですけど、日本でいま起こっていることとか、日本の歴史的なことで知らないことがやっぱりあるんですよね。そう思ったときに「母国のことを知らないのに世界のことなんか学べる訳がない」と思って、自分から知ろうとしなきゃ!と行動が変わりましたね。今は通学時間にニュースアプリで国内外のニュースを見て、調べる習慣が身につきました。調べてもわからないことは大学に着いてから先生に質問したりしています。 ――勉強が楽しくなっている感じがすごく伝わります! 今回、私が受講した「米文学史」は所属している国際教養学科の学びと似ている部分が多くて、学びが繋がった感覚がとてもありました。 でも次は看護学科の講義とか、全然違う分野の講義を受けてみたいなと思っていて。 日本の医療を学ぶことができたら、「じゃあ海外の医療ってどうなんだろう」とまた知りたいことがどんどん増えると思うんです!それをネイティブの先生に聞いてみたり、留学先で聞いてみたり…なんか想像するだけでワクワクしてきます! ――分野に捉われず色々なことを学べると、自分の可能性が広がっていきますね!最後に…自分の将来像はどんな風に描けそうですか? ハッキリとこんな仕事をしたい!というイメージはまだないんです。でも、例えば世界には貧しいといわれているような国もあるので、そのような国が豊かになるために活動してみたいなと思います。そのためには、今学んでいる日本や海外の文化、インフラや政策だけじゃなく「自分色パレット」を活用して、医療であったり福祉であったり…神戸女子大学で学べるたくさんの分野を吸収して、色んな知識の引き出しを持つ人を目指したいです! その他の自分色パレットの記事はこちら CASE2 社会福祉学科×マーケティング(心理学科)CASE3 史学科×日本文学史(日本語日本文学科)

【英語英米文学科】ハワイからの風を感じて―世界とつながる 英語英米文学科での学び―」

オープンキャンパス特別企画

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2023.5.9

【英語英米文学科】ハワイからの風を感じて―世界とつながる 英語英米文学科での学び―」

英語英米文学科では、オープンキャンパスに来てくださったみなさんが世界とつながれるような体験をご用意しています! 英米でハワイ大学長期留学制度について知ろう! 英米学科ではハワイ大学マノア校と提携し、毎年前期・後期にわかれて長期留学を実施しています。ハワイ大で学ぶプログラムは英語の勉強はもちろんのこと、プレゼンテーション、ハワイの社会や文化、コミュニティについて、また地元の人々と触れ合うボランティア活動まで多岐にわたります。修了時には”Graduation”とよばれるセレモニーもあり、皆コース修了の感慨を先生や仲間とわかちあいます。神戸女子大学のハワイ寮で生活し、この寮から通学するので、生活面でも安心して過ごすことができます。 ハワイ出身の先生による相談コーナーと留学経験者によるプレゼンテーション オープン・キャンパス当日はハワイ出身の先生、またハワイ大留学から帰国した学生が皆さんを会場でお待ちしています。気軽になんでも聞いてみてください。ハワイの魅力、留学の楽しさをお伝え出来ると思います。留学経験者によるプレゼンテーションも予定しています。留学の様子を写真やお話などで詳しく知ることのできる機会ですから、どうぞお越しください。なお、この留学は単位互換制で実施され、ハワイ大で取得した単位は神戸女子大学の単位として認められます。授業料についても留学中については減免制度があります。詳しいことは当日どうぞお尋ねになってください。皆さんのご来場をお待ちしています! 学生スタッフ、教員との交流会・クイズ大会! 学生スタッフ、教員との交流タイム。在校生に授業の様子や目指す進路を聞いて、色々なことを知ってください。もちろん、ご質問やご相談があればお気軽にどうぞ!また、英語英米文学に関する簡単なクイズ大会を実施します!ぜひ参加して賞品を持ち帰ってくださいね! ツーリズム関連企業への就職について 英語英米文学科では、卒業生がさまざまな業種で活躍中ですが、ツーリズムやホスピタリティ関連企業にも多くの学生が就職しています。今後、訪日客数はさらに増加し、こうした業界の活況が予想される中、関西のホテルにおいては大阪万博などの場でリーダーとしての役割を果たすことが予想されるポジションで、卒業生が活躍しています。またエアラインはANA、JAL、その系列を含む全国各社の客室乗務員、地上職員、グランドハンドリング職などの分野に就職しています。運輸関連ではJR東日本・西日本・東海などで、高い英語力ときめこまやかなおもてなしの力を発揮しています。また本学は日本航空株式会社(JAL)と提携しており、ホスピタリティについて学び考える授業を現役のJAL客室乗務員および総合職の講師が担当しています。  英米から内定したツーリズムに関連する企業 日本航空、フジドリームエアラインズ、スターフライヤー、ピーチ航空、AIR DO、ホテルオークラ、ANAインターコンチネンタルホテル東京、神戸ポートピアホテル、JAL関空ホテル、星野リゾート、JR東海、JR西日本、JR東日本、ANA羽田、ANA成田、ANA福岡、ANA中部空港、JALSKY、JALSKY大阪など

語学力上達をお約束⁉注目のEnglish Circleを紹介!

キャンパス

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2023.4.13

語学力上達をお約束⁉注目のEnglish Circleを紹介!

ある日の夕方教室の前を通り過ぎると、何やらスラスラと英会話を楽しむ声が!何が始まるの?と近くにいた学生に尋ねると、ちょうど今から、英語をもっと学びたい・スキルアップさせたいというメンバーが集まった『English Circle』が懇親会(学生たちはパーティーと呼んでいます)をするというのです。それはとっても楽しそう!少しだけお話を聞かせてください!! パーティーの参加者が続々と集まっています。 まずは英語で自己紹介。パーティーで聞こえてくる会話も英語ばかり! ――お楽しみのところ失礼します!今日は何の集まりなんでしょうか? Aさん「私達は全員、英語が大好きという共通点で集まっている団体です。最初は5人ほどの少人数でしたが、どんどん増えて今では20人以上になり『English Circle』としてクラブを設立することになったんです! ――『English Circle』の集まりなんですね。活動内容とその魅力を教えてください! Bさん「普段は週に1度お昼休みに国際交流センターで集まって、英語英米文学科のジョン・パトリック・ファハード先生を中心に、テーマに沿って英語で会話をしています。好きな映画は?好きな芸能人は?最近の嬉しかったことは?など2人1組で雑談をする感じです。今日はもっと交流を深めようと、パーティーを開催しました!」 Cさん「1番の魅力は教えてくださる先生がネイティブの先生なので、生きた英語が聞けるところです。分からない時は先生が日本語でサポートしてくれます。自分のタイミングでいつでも自由に参加出来るのも良いです!」 English Circleの活動の様子 お話を聞いているうちにパーティーが始まり、1人ずつ英語で自己紹介が始まりました!――みんなの前で英語を話していてすごかったです!緊張はしなかった? Dさん「今日のパーティーは初対面の人もいたので緊張しましたが、英語で話せるようになりたいという気持ちの方が強いです。『English Circle』に参加するまで、学生同士で英語を使う機会はほとんどありませんでしたが、今では週に一度はこの集まりで英語を話す習慣がついて、英語で会話すると楽しいと思えるようになってきました。」 お菓子を囲んで順番に自己紹介!もちろん先生も自己紹介しています ――今日のパーティーでも、ほとんど英語で会話していますね。 Eさん「もっとたくさん喋って、英語がペラペラになりたいからです!真剣に語学力をアップさせたい学生だけが集まっているので、みんな積極的に英語を使っています!」 英語での会話にも笑顔がこぼれます。楽しそう! 「ビンゴ大会の景品などもみんなで準備しました。もちろん、パーティーを準備する時の会話も英語ですよ。」と先生 English Circleの仕掛人、ファハード先生が教えてくれた英語上達の秘訣 ――このパーティーは先生が提案されたそうですね。 「英語を学びたいと思って『English Circle』に集まってきてくれる学生も多くなったので、普段と違った形で学生が喜ぶことがしたいと思って提案しました。英語で交流できる良い機会にもなるし、みんなも準備に協力してくれました。」 ――どうすれば、英語が話せるようになりますか? 「日本では、間違いを恐れて英語を使わない学生が多いです。話せるようになりたいのなら、どんどん人前で話すことが大事です。私は日本語が得意ではありませんが、間違っても少しも気にしません。使わなければ上達しないし、覚えられないからです。出来るだけたくさん英語を使ってほしいです。使い始めると度胸がつくし、会話が楽しくなりますよ。」 先生とはもちろん、学生同士でも英語での会話を楽しんでいます。 ――リスニングが得意になる秘訣を教えてください! 「繰り返し、同じ内容を聞くと良いですよ。重要なのは何を聞くかです。例えば、ゲームが好きだったら関連した英会話を聞くとか。好きなジャンルだと会話がしやすいし盛り上がります。今は誰でもスマホを持っていますよね。YouTubeで英会話の動画を無料で見ることが出来るし、ポッドキャストで英語のコンテンツを探して気に入った内容を繰り返し聞くことも出来ます。私はこの方法で日本語を学びました。毎日1時間!のように時間を決めて、必ず実行し続けることが大切です。最初はわからなくても少しずつ分かるようになって、段々自信が出てきます。」 ――シンジョでは、「先生との距離感が近く、しっかり教えてもらうことができる!」と聞きますが、ネイティブの先生とこんなにもしっかりと交流できることは本当に貴重だと感じました。 『English Circle』のみなさんから勉強に励んでいる高校生に向けて応援メッセージ! Fさん「大学生になった自分が、同世代で集まって英語でパーティーをするなんて思ってもみなかったです。(笑) でも、こんなに楽しく英語を学べる仲間ができたのは、シンジョに入学したから出来た経験です。受験勉強で大変な時期もあると思いますが、それを乗り越えれば今日の私達のように楽しく学べる機会がたくさん待っているので頑張ってくださいね!」 ――取材中も絶えず英語が飛び交っていましたが、言葉に詰まったりすることがあると、先生や上級生が助け舟を出しているシーンも多く見られました。先生がお話してくれたように『English Circle』はわからないことを恥ずかしがるのではなく積極的に英語を話そうとする学生の集まりでした。目標に向けて積極的に、そして楽しみながら学生生活を満喫している素敵な『English Circle』のみなさんの活躍を楽しみにしています!!

小さい頃からの夢だったCAに内定!業界を絞った実践的な英語力と経験豊富な講師の指導が後押しに

特集

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2023.1.6

小さい頃からの夢だったCAに内定!業界を絞った実践的な英語力と経験豊富な講師の指導が後押しに

小さい頃の体験からずっとCAに憧れていたというSさん。見事内定を獲得した現在は「お客様に寄り添うCAになりたい」と期待に胸を膨らませています。狭き門を突破できた理由を聞くと、200点以上のスコアアップを実現させた「TOEIC® Training」や目指す業界について専門的な知識と技術が見につく「English for Careers」など、実践的な英語力を養う英語英米文学科の学びが強い味方になったようです。 将来の夢を叶えるため、実践に生きる英語力を身につける ――CAの仕事にあこがれをもつようになったきかっけは? 小学生の冬に一人で飛行機に乗って、地元の富山から東京まで行かなければならない用事がありました。でも、搭乗する日はすごい大雪で飛行機が飛ばないかもしれないという状況で。結局、3時間遅れで離陸したのですが、その間、CAさんに時間を感じさせないような接客をしていただきました。その仕事ぶりには、子どもながらに「すごいなぁ」と感動しました。このときのCAさんにあこがれて、私もお客様の記憶に残るようなCAになりたいと思うようになったんです。 ――CAを目指すにあたり、シンジョを選んだ理由はどういう点でしたか? 姉が関西に進学していたので、関西の大学を検討していました。シンジョはエアライン英語が学べることと、ハワイ大学のセメスタープログラム(長期語学研修)があることに魅力を感じました。セメスタープログラムは英語英米文学科2回生を対象とした4ヶ月間の語学研修なのですが、残念なことに新型コロナウイルスの影響で、私が2回生のときは中止になってしまいました。 ハワイ大学研修・留学プログラム シンジョではハワイ大学への留学を実施しています。全学部を対象とした1ヶ月間の英語研修のほか、英語英米文学科2回生を対象とした4ヶ月間の長期語学研修もあり、英語力の向上をサポートしています。研修期間中は「神戸女子大学ハワイセミナーハウス」に滞在。大学へはバスで約5分、ショッピングセンターにも近く、安心、便利に過ごせます。 詳しくはこちら! ――新型コロナ禍ではどのように英語力を磨いていきましたか? 1回生の授業では主にライティングとスピーキングに取り組みました。このときにしっかりと英語の基礎が身についたと思います。「TOEIC® Training」では受講とTOEIC®受験を繰り返すのですが、リスニングのコツなどを教えてもらえたことで200点以上スコアが伸びました。2回生のときは、「Oral Presentation」という授業があり、会話やプレゼンテーションで実際に英語を使って表現する訓練をしました。英語英米文学科では、1回生でインプットとライティングを徹底的に身につけ、2回生でオーラル表現によるアウトプットを学び、3回生以降は自分の将来を見据えた実践英語に取り組むという流れでカリキュラムが組まれています。 ――将来のキャリアを見据えた実践的な英語はどのように身につけていかれたのですか? 3回生のときに「English for Careers」という授業で、エアラインやホテル、旅行代理店といったツーリズム業界で役立つ表現を学びました。学生同士がペアでロールプレイする授業があり、ホテルの従業員とお客様になりきって英語で接客をしたり、飛行機の機内アナウンスの練習をしたりと、本番さながらの実践を積めたことは就職活動に役立ちました。この授業ではおもてなしについても教えていただいたので、将来、現場で実践してみたいです。その後、4回生でエアライン英語を受講。3回生の後期からは就職活動が始まるので、大学の資格取得講座を受講したりオンライン英会話アプリで個人的に会話力を磨いたりしました。 ――大学の資格取得講座を活用して、どのような資格を取られたのですか? 航空業界で働きたいという夢があったので、そこで活かせるような資格に絞って勉強しました。資格取得講座では秘書技能検定2級の講座を受講し、合格に導いていただきました。あとは実用英語技能検定とTOEIC®に取り組みました。 英語英米文学科のEnglish for Careersとは 3回生から参加できるプログラム。志望する業界でどのような英語が必要とされているかを知り、その英語力を集中的に学び習得することに特化した英語英米文学科独自の授業です。 詳しくはこちら エントリーシートの書き方から面接時のメイクまで、きめ細かな指導でCAに内定 ――留学経験のないまま就職活動に挑むことに不安はありませんでしたか? 2回生の長期研修は中止になりましたが、4回生のときにハワイ大学への英語研修が再開したので、1ヶ月間だけでしたが留学できました。現地の方と一緒にライブに行ったり食事に行ったり、とても楽しく過ごせました。講義など勉強の場で使う英語はできましたが、日常会話の簡単な英語がとっさに出てこないときがあり、今後の課題が見つかりました。帰国後は英会話アプリを活用しながら日常英会話を重点的に学び直しています。本格的に就職活動が始まる直前でしたが、念願の留学で多くを経験できました。 ――就職活動にはどのように取り組まれましたか? 4回生の春から始まるエアライン英語では、講師の先生が英語での面接練習やエントリーシートの書き方などを具体的に指導してくださるので、とにかく授業で聞いたことを実践しました。授業と並行して就職活動が進むので、面接での質問や返答に疑問があったときは、すぐに先生に質問するようにしていました。改善点もすぐにフィードバックをいただけたので、次の面接用にブラッシュアップできました。 ――さまざまなサポートを受けて、実際に成長できたと感じたことは? 就職活動を始めた当初はとても緊張していて、面接で頭の中が真っ白になったこともあったのですが、少しずつ緊張しつつも自分の頭でしっかり考えながら受け答えができるようになったので、短い期間でも成長を感じました。エアライン業界の就職活動では一般企業とは異なる注意点も多く、髪型から立ち振る舞い、メイクなど細かく指導いただきました。最初はCAとして求められる立ち振る舞いがなかなかできなかったのですが、何度も繰り返し改善点を指摘していただき、少しずつ身についてきました。 ――見事CAの内定を獲得され、夢に近づきました。将来に向けて頑張っていることはありますか? まずは卒業までにTOEIC®のスコアで700点を超えたいです。現在は650点なのですが、先日参加した内定式では、他の内定者の点数が700点、800点だと聞いて…。自分はまだまだと感じたので、気を引き締めて、入社までには同期に並びたいと思っています。あと今は、丁寧な接客を学ぼうとホテルのフロントでアルバイトをしています。最初は「お客様に寄り添う」とか「おもてなし」とはどういうものかわからなかったのですが、目の前のお客様の表情や服装、会話に心を配ったり、プラスアルファのお声がけを意識したりと実践を繰り返すなかで、その方にとって「オンリーワンのおもてなし」とは何かを学んでいるところです。全国のホテルアテンダントで競う接客のグランプリ大会にも挑戦したいです。私の原点は小学校のときの富山空港での体験なので、「人を大切に、国籍問わず多くのお客様に寄り添うことができるCA」を目指しています。 2022年10月取材 ※取材時4回生

とことん自分と向き合い、見つけた本当の夢。身につけた英語力で「今しかできないこと」に挑戦!

特集

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2023.1.6

とことん自分と向き合い、見つけた本当の夢。身につけた英語力で「今しかできないこと」に挑戦!

もともとはCA志望だったIさん。卒業後は英語英米文学科で身につけた英語力を活かしつつ、長年の夢だった留学を実現させたいと、就職先を10月入社枠がある他業種に変更しました。「最後の最後まで悩んだ」と言いつつも、今は晴れやかな表情。どのような心境の変化があったのかを聞きました。 日常的に楽しみながら本場の英語や文化に触れられた ――島根県出身ですが、シンジョの英語英米文学科に進学を決めたきっかけは? 高校の先生が薦めてくれたのがシンジョでした。もともと航空業界でCAの仕事に就きたいと思っていたので、エアライン英語やツーリズム英語を学べるコースがあり、実践的な英語力が身につく学科を希望していました。島根県には希望の大学がなく、「どんな街で学生生活を送りたい?」と聞かれたときに「街並みが素敵な神戸に行ってみたいです!」と言ったのがきっかけです。 ――入学後はどのように英語の実践力を身につけていきましたか? ネイティブの先生が多いので、1回生の頃から英語での会話力やプレゼンテーション力を身につけることができました。ただ「伝える」のではなく、相手に「伝わる」話し方のポイントを学べたのが良かったです。最初はぎこちないプレゼンテーションでしたが、伝え方が上手なクラスメイトのジェスチャーを真似たり、ネイティブの先生に英文法の確認をしたり、試行錯誤を繰り返すなかで楽しく実践力がつきました。 ――英会話以外で印象的だった授業を教えてください。 3回生の「Advanced English Seminar」というゼミでは、オーストラリア出身の先生からオーストラリアの環境や歴史について学びました。知識を与えてもらうだけではなく、自分たちでオーストラリアの著名人や先住民について調べ、エッセイを書いたりプレゼンテーションをしたりとアウトプットの機会も多く、表現力を身につけることができたと思います。また、同じ英語でもオーストラリア英語、アメリカ英語、イギリス英語で表現や発音などが異なるのですが、その違いもわかるようになりました。在学中はホテルのフロントでアルバイトをしていたので、国によって微妙に異なる英語のニュアンスが実際にわかったときは嬉しかったですね。 ――航空業界を志望されていたとそうですが、力を入れて取り組んだことはありますか? 「生きた英語」として、オーラルコミュニケーションを磨くことももちろん大切ですが、就職活動では自分をアピールできる資格やスキルも重要だと考えていたので、「TOEIC® Training」を受講し、スコアアップを目指しました。スコア獲得のための具体的なテクニックを教えてもらえるので、1、2回生の2年間で200点ほどスコアを上げることができました。また、4回生では「エアライン英語/ツーリズム英語」を受講しました。外資系航空会社勤務経験のある先生が、マナーやお客様へのサービスの心得など航空業界以外でも役立つ「おもてなしの精神」を指導してくださいました。日本は伝統的におもてなしの心を持っている人が多く、気づいていないだけで日常的に受けているおもてなしがたくさんあることに気が付きました。 ――在学中には教職課程も受けていたと聞きました。 資格取得で将来の選択肢を広げられると思い、教職課程を履修しました。実は母が幼稚園の先生をしていて、大変さややりがいを身近に感じていました。学んだことを人に教える仕事にはどんな魅力があるのだろうと興味もあり、中学・高校の教員免許の取得を目指しました。生徒の発達心理から教育経営まで、教育について幅広く学ぶので、英語の専門教科とはまた違った視点で考える時間が増えたと思います。専門科目と教職科目の両立に苦労しましたし、就職活動と並行して教育実習や教員採用試験がありとても忙しかったですが、一度始めたことを途中で投げ出すのが嫌で、最後まで頑張りました。 目指す将来に向けて実践的な英語を習得! 英語英米文学科 の学び 観光業界や航空業界などのサービス業から教職まで、志望する業界でどのような英語が必要とされているかを知り、集中的に学ぶことができるシンジョの英語英米文学科。ネイティブの先生との日常的なやりとりで基礎力を高めながら、TOEIC®対策などでは技術的な知識も得られ、実践的な英語力を身に付けることができます。 詳しくはこちら 「今」叶えたい夢は何か。自分に素直になることで拓けた道 ――最終的な内定先は航空業界からホテル業界へ転向されたと伺いました。別の道へ進もうと決めた理由はどこにあったんでしょうか? 航空業界は以前から志望していて、内定も1社からいただきました。でも「今」したいことは何か、改めて自分と向きあった結果、高校生の頃からの夢だった留学が諦められなかったんです。在学中はコロナ禍の影響もあり、留学することができませんでした。それがどうしても心残りだったので、卒業後に留学ができるよう10月入社の枠がある企業を調べ、就職活動を続けることにしたんです。周りがどんどん就職活動を終えていくなか何度も心が折れそうになりましたが、納得いくまでやり切ろうと決めていたので、なんとか頑張り抜くことができました。「エアライン英語/ツーリズム英語」で学んだ英語力やホテルのアルバイト経験を活かせる星野リゾートに内定をいただき、留学という夢も実現させることができそうです。 ――憧れだった航空業界の内定を辞退することに迷いはありませんでしたか? もちろん悩みました。星野リゾートから内定をいただいたあとも、留学を諦めて航空業界に進むべきか、まずは留学して海外での経験を積んでから働くべきか――。10月の内定式ぎりぎりまで悩んで、いろいろと考え抜いた結果、やはり留学を経験して語学力を上げることや見聞を広げたいという自分の気持ちに素直になることにしました。そして、留学に行くからには「自分がシンジョで学んだことや留学で培った経験を活かして英語に携わりたい」と思うようになりました。星野リゾートは海外からのお客様も多いですし、海外進出が決まっているので英語に携わり続けながら、シンジョで学んだお客様へのサービスの心得やマナーを活かして働くことができます。自分の経験次第で次の新しい夢ができるかもしれませんし、これからの社会人生活が楽しみなんです。 ――今、夢に向かって取り組んでいることはありますか? 留学はワーキングホリデーの利用も検討したのですが、半年しか期間がないので語学学校で集中的に学んだ方が良いという先生方からのアドバイスもあり、語学学校に通う予定です。卒業までの間にも英語力を強化するべく勉強は続けたいと思います。TOEIC®も引き続き受験して、さらなるスコアアップを目指しています。帰国後は星野リゾートで働くことが決まっているので、ホテルでのアルバイトも引き続き頑張りたいです。おもてなしの精神を大切に、海外からのお客さまに心地良い時間を過ごしていただくためにも、英語でのサービス力を向上させたいと思っています。 ――新生活が楽しみですね。シンジョで自分はどう成長できたと思いますか? まず在学中に20歳という節目を経て、「自分のことは自分で決めなければならない」と自分の行動に責任を感じるようになりました。大学生活のなかでは、情報収集をしながら自分で決定する力、やり抜く力、周りに流されない力が身についたと思います。シンジョには私のように地方出身の学生も多く、同じ境遇の友だちと支え合いながら最後は自分の意思で自分の道を拓いていく。そんな生き抜く力を磨くことができた4年間だったと実感しています。 2022年10月取材 ※取材時4回生

学生の「強み」を引き出し全力サポート!キャリアサポートセンターが心の支えに

特集

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2023.1.6

学生の「強み」を引き出し全力サポート!キャリアサポートセンターが心の支えに

英語英米文学科でイギリス文学の研究や英語の修得に打ち込み、卒業後は金融業界へ。そんな将来像を描きながらも、就活では何から始めていいのか不安を抱えていたと言うIさん。最終的に大手銀行で内定を獲得できたのは、自分と丁寧に向き合ってくれたキャリアサポートセンター職員の支えがあったからと振り返ります。 キャリアサポートセンターの「就職ガイダンス」で強みを発見! ――銀行の内定、おめでとうございます!就職活動はいつごろ、どのようにスタートさせましたか? 就職活動を意識しはじめたのは、3回生から受講したキャリアサポートセンターの「就職ガイダンス」がきっかけでした。当時はコロナ禍ということもあって、就職について友だちと話したり、先生に相談したりする機会が全くなかったんです。不安や焦りが強くなり、ゼロから教えてもらえる場を求めていました。ガイダンスは自己分析からはじまり、就職活動の心得や進め方などを教えていただき、指導に沿ってES(エントリー・シート)を書いたり、学生時代に力を入れて取り組んだことをまとめるといった準備を進めていきました。 ――志望する業界や職種は、どのように決まっていきましたか? 「就職ガイダンス」を受講した当初は業界や就活の知識が乏しく、業界も職種も全く決まっていない状態でした。ただ漠然と「働くなら正社員で女性が働きやすい企業がいいな」とは考えていたので、まずは自分の視野を広げて経験を積もうと、3回生の8月頃から幅広い業種のインターンシップや説明会に参加しました。実際に業界を絞り始めたのは、その年の12月頃からです。 ――ほとんど白紙の状態から金融業界に絞り込んでいったんですね。そのプロセスに興味があります! 金融業界に注目したのは、「就職ガイダンス」での自己分析の結果が決め手でした。「自分がしたいこと」ではなく「自分にとって苦ではないこと」を考えたとき、勉強だけは苦じゃないことに気づいたんです。そこから、就職後もたくさん勉強ができる企業はないかと調べたところ、金融業界に目が留まりました。この業界で働くにはたくさんの資格が必要で、就職前から就職後まで常に学ぶ姿勢が求められる環境です。しかも働いてお給料をいただきながら成長ができるので、自分にピッタリの業界だと感じました。「自分がしたいこと」や「自分にできることは」について考える自己分析は、就職活動の根幹とも言えるので、「学び続けること」が私の希望であり、学ぶことへの熱意が自分の強みでもあると認識できたのは大きな収穫でしたね。 ――強みが見つかったあとは、就活がスムーズになったのではないですか? そうですね。自分の強みを発見できたのは良い機会になりました。ただ同時に、それらを言葉にするのは簡単ではなく、相手にうまく伝えることには技術や経験が必要だと気づきました。私は今まで自分を主張することに遠慮がちでしたが、キャリアサポートセンターの方と何度も練習を繰り返すうちに自分の考え方や思いを言葉にして伝えることに自信をもてるようになりました。「自分を知ってもらうこと、自分の考えを聞いてもらうこと」を楽しいと感じられるように変わっていったんです。 ――具体的には、どのようなサポートを受けられましたか? 就活が本格化する4回生の4月頃には、ほぼ毎週のように個人面談を予約して、ESや面接原稿の添削はもちろん、就職活動に対する漠然とした不安や悩みも聞いていただきました。私は大学院に通う兄と同時期の就職活動だったのですが、先に兄に内定が出たことで不安や焦りにつながり、「しんどいなぁ」と思うことが多々あったんです。そんなとき、キャリアサポートセンターの職員さんには私が抱えていた悩みに親身に向き合っていただき、優しい言葉をかけていただきました。そのおかげでモチベーションを保ちながら就職活動を終えることができたんだと思います。 就活生の強い味方「キャリアサポートセンター」って? 須磨、ポートアイランドの両キャンパスに配置。求人やインターンシップ関連の情報が得られるほか、学内業界セミナーや学内企業説明会も開催。学生対応をする職員の多くはキャリアコンサルタントの資格を持ち、在学中はもちろん、卒業後も進路決定まで全力でサポート。先生や家族とはまた違う心の拠り所として、多くの学生から支持されています。 詳しくはコチラ! ――現在は見事、大手銀行に内定しました。獲得までには、どのような苦労がありましたか? 就活は3回生の夏から始めたのですが、4回生の7月頃に当時の第一希望だった就職先から不採用の通知があったんです。経験が浅かったため面接で思うように力を発揮できず、自分の実力不足を痛感しました。落胆していたとき、ある都市銀行からESの下書きが途中になっていると連絡がきたんです。それが今の内定先です。改めてESを送ったら書類選考を通過し、面接に進むことになりました。大手銀行なので「正直、無理だろうなあ…」と思いながらも面接を受けることにしたのですが、その頃には、キャリアサポートセンターで何度も練習を重ねた甲斐もあり、緊張せずに自分の言葉で堂々と思いを伝えることができました。そして8月には内定をいただき、就活での積み重ねが最終選考に活かされたと思うと、悔しかった出来事も良い経験だったと気持ちを切り替えられました。 ――面接でのやり取りが、内定の決め手のひとつだったと感じます。具体的にどんなところを、どんな言葉でアピールされましたか? 自己PRで伝えたのは「学び続ける姿勢を保ちます!」という熱意です。学生時代は、目標だったイギリス文学への理解と苦手意識のあった英語力を高めるためにサークルやアルバイトをせず、ひたすら勉強と向き合ってきました。そのため、自分をアピールできるカードは「勉強を頑張り続ける」という1枚だけだったんです。面接では大学で懸命に勉強に取り組んだこと、苦手だった英語を克服してスピーチコンテストで優勝したことをアピールしました。そして就職しても、学生時代のような努力を続けられる自信があると伝え、学べる環境があれば自分はずっと成長できると必死に伝えました。手ごたえはありつつも半ばあきらめていたので、内定が決まったときには、嬉しい気持ちよりも、驚きのほうが大きかったですね(笑) 就職後に向けて資格を取得、学ぶ楽しさを改めて実感 ――就職後、予定されている配属部署や業務内容を教えてください。 春からは個人営業の部門に配属され、資産運用や信託などの情報提供や相談の受付を担当する予定です。他行と比較して金融商品のバリエーションが多いことが特徴のひとつなので、多種多様な商品展開に対応できるよう、在学中に証券外務員一種の資格を取得しました。現在はFP(ファイナンシャル・プランナー)と簿記の資格取得を目指して勉強中です。資格は頑張った成果が見えやすいので、勉強する楽しさを改めて実感しています。 ――面接での宣言通り、学び続ける姿勢を保っているんですね。最後に、将来の目標や夢を教えてください。 職場では女性の比率が高く、管理職も半数ほどが女性です。女性が活躍しやすい環境が整っているので、可能な限り自分のキャリアを積んでいきたいと考えています。また、内定先の人事部の方には、選考時から内定後までとても親身になって接していただきました。私も将来的には人事に関わる業務につき、今度は私が学生の就活をサポートする側になりたいと考えています。 2022年11月取材 ※取材時4回生

インドネシアの伝統舞踊バリダンス!?留学生交流会をレポート

キャンパス

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2022.5.20

インドネシアの伝統舞踊バリダンス!?留学生交流会をレポート

2022年4月28日(木)神戸女子大学の日本語日本文学科と史学科で学んでいる2名の留学生との交流会が開催され、その様子をレポートしました。 コロナ禍の影響により、ここ数年海外の方との交流ができておりませんでしたが、今年は須磨キャンパスで交流することができました。 留学生への質問コーナーでは、日本に来て驚いたことや日本に興味を持った理由などさまざまな質問に答えていただきました。 インドネシア・ウダヤナ大学からの留学生、デアさんはインドネシアの伝統舞踊であるバリダンスのプスパンジャリを披露してくださいました。 最後には参加した学生とともに衣装の体験や記念撮影を行い、学生にとって海外の文化やコミュニケーションを学ぶ良い機会となりました。 国際交流の情報はこちら

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