特集
569
2023.1.6
シンジョの留学プログラムを活用して、在学中に2度の留学を経験したAさん。入学後は、コロナ禍で思うような活動ができない時期もありましたが、自分と向き合い続けた時間は無駄ではなかったと振り返ります。留学で得た経験と目指す将来についてお話を伺いました。
――在学中に2度の留学を経験されたということですが、昔から海外への憧れがあったんでしょうか?
幼少期から海外の女の子が出てくる作品が好きで、CS放送でホームドラマやアニメをずっと観ていました。その影響で、自然と作品で描かれるライフスタイルや風景などに興味や憧れをもつようになったんです。
――では、昔から英語が得意だった?
小さいころはほとんど吹き替え版を見ていたので、本格的に英語と向き合ったのは中学生になってからでした。でも、好きだから勉強もはかどったし、周囲と比べてもわりとできるほうだったので、どんどん好きになっていきましたね。高校で進路を考える頃には、「実際に海外に行ってみたい。留学したい」という気持ちが強くなっていました。
――シンジョを選んだのも留学が決め手ですか?
受験のときには、関西圏で留学が必修の学部学科があって、留学プログラムが豊富なところを中心に志望校を探していました。シンジョは2回生で留学が必修になっていて、留学先がいろいろと選べるところにも魅力を感じました。
シンジョの留学プログラム
海外の11大学と提携を結ぶシンジョでは、語学はもちろん、現地の学生と交流を深めたり英語を用いて専門性を深めたりなど、行先・内容ともに充実の留学プログラムを実施。また、国際交流・オンラインプログラムなど、国内にいながら多様な国の文化や言語を学ぶことができます。
――入学後、すぐに1回目の留学に行かれましたね。
必修は2回生でしたが、「早く留学したい!」という気持ちが強くて。両親と相談して1回生の夏休みに1度目の留学に行かせてもらいました。結果的に2回生では新型コロナウイルスの感染拡大の影響で留学プログラムが全面中止になってしまって。1回生のうちに「やりたい!」と思ったことを実現できて良かったです。
――1回生のイギリス留学では、どのような経験をされましたか?
1回生の8月に3週間イギリスのケント大学へ留学しました。イギリス郊外のカンタベリーという街があるんですが、そこで3週間、生活や観光をしながら英語研修を受けました。まずは英会話に慣れるところから始めて、その後にイギリス文学や歴史を学んでいく…といった徐々に学びを深めていくカリキュラムでした。シェイクスピア劇も観ましたよ。でも物語は難しいし、全然聞きとれないし、野外劇場だったのでかなり暑かった記憶があります(笑)。雰囲気は十分に味わえたので、良い経験だったと思います。
――留学先で不安やさみしさはなかったですか?
私が参加したプログラムは国際教養学科以外の家政学科や史学科、看護学科の学生も参加していました。周りには日本の他の大学の学生もいましたし、シンジョの学生だけでもそれなりの人数がいたので、留学先での不安は全くありませんでしたね。担当の先生も優しくて、語学以外にもいろいろと良い経験はできたのですが、クラスでも寮でもシンジョの学生とずっと一緒にいられたので、その環境に甘えてしまって…。現地の学生ともっと交流しておけば良かったと後悔が残りました。そこで帰国後は「自分は厳しい環境でないと成長できない」と反省して、すぐマンツーマンの英会話教室に通って英語力を磨くようになりました。今も週に1、2回、通っています。
――2回生になるとコロナ禍の影響で留学できなくなってしまいました。そのときはどのような思いだったんですか?
そうですね。2回生で必須の留学が中止になり、残念な気持ちは強くありましたけど、周りのみんなも状況は一緒ですよね。留学に行けないのは自分だけではないし、ある意味「仕方がない」と気持ちを切り替えることにしました。「とにかく今は、できることをやるしかない」と思い、パソコンの資格や旅行関係の資格取得を目指して勉強を始めるなど、将来のための行動をするように心がけていました。その後、ようやく4回生で留学が再開されると聞いたときは本当に嬉しくて、すぐに申し込みを決めました。
――1度目の留学とはどんなところが違いましたか?
2度目の留学先はハワイ大学で、4回生の7、8月で4週間滞在しました。オーラルコミュニケーションの面接があって、レベル別にクラス分けされるのですが、最上級のクラスに入ることができました。1度目の留学後、自分を追い込んで勉強した甲斐があったと思って嬉しかったのですが、今度は授業のレベルが高くてついていくのに必死でした。また、周囲は知らない人ばかりでしたし、年長でリーダーという立場を任されていたこともあって、積極的に現地の方とコミュニケーションを取るようにしていました。1度目では自分が積極的になれていなかったという反省があったので、2度目の留学では後悔のないよう、積極的に動くようにしました。
――現地の学生と仲良くなるきっかけはどのようにつくりましたか?
最初は授業のプログラムで交流の機会を設けていただきました。少し話したら現地の学生に「Instagramを交換しよう」と言ってもらって。私は日本にいるときでもSNS交換はわりと気軽にできるタイプなので、そこから距離を縮めていきました。SNS交換をして、何度か大学構内で話して、今度遊びに行こう!――みたいな感じで。そうやって仲良くなった現地の学生が、今度は自分の友だちを紹介してくれて、どんどん交流が広がっていきました。帰国後も、私の投稿に反応を返してくれるなど、今でもつながれているのが嬉しいですね。
――2度目の留学で自分の成長を実感したのはどんなときでしたか?
1番は積極的になれたことですね。現地の友だちがたくさんできたのは、すごく大きな経験になりました。あとは留学の最後にプレゼンテーションをしたのですが、発表のときのフォーマルな英語と、休憩時間での学生同士のカジュアルな英語を使い分けられているのが素晴らしい、と先生から褒めてもらえて自信がつきました。
――海外志向の学生にとって、シンジョの魅力はどういうところですか?
学部学科に関係なく「留学したい!」という強い意志さえあれば、誰でも留学プログラムに参加できるところが魅力だと思います。実際、イギリスでもハワイでも他学科の学生が多く参加していました。国際教養学科に関して言えば、海外経験の豊富な先生から語学はもちろん、その国の文化や風習など多くを教えていただけるのも魅力です。少人数のクラスなので先生との距離が近く、質問もしやすいですね。ゼミはさらに人数も少なくなるので、アットホームな雰囲気です。友人や先生、みんなが仲良しで、楽しく勉強ができる環境が私はすごく好きです。
――大学では多くの経験をされましたが、卒業後はどのような道に進まれるんですか?
もともと旅行が好きで、国内外のいろいろな地域・人に携わる旅行関係の仕事に就きたいと思っていました。3回生のときには旅行に関する国家資格を取得したんですが、当時はコロナ禍の影響が大きく、旅行業界の先行きに不安も感じていました。そこで、ITに関する基礎的知識を証明する国家資格、ITパスポートの資格取得に向けての勉強も始めたんです。就職活動では、夢だった旅行業界に進もうか迷いましたが、まだ回復の見通しが立ちづらい状況だったことと、IT業界での経験は旅行業界に再チャレンジしたいと思った際にも役立つだろうと考え、SE(システムエンジニア)として働くことを決めました。
――将来のために、現在取り組んでいることはありますか?
まずはSEとしてスキルを身につけて、いずれは旅行サイトの運営など観光業に携われるようになりたいです。夢へのスムーズな一歩を踏み出すためにも、卒業までにITパスポートの資格を取得し、TOEIC®では800点を取れるように勉強を頑張っています。2度の留学を通して、自分なりに考えて努力すれば成長につながると自信がもてました。将来は自分の好きなことを仕事にできるよう、一歩一歩、上を目指しながら英語力を磨いていきたいです。
2022年11月取材 ※取材時4回生
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