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Education

神戸市が推進する「こどもの居場所づくり」事業に参加! 地域のこどもたちの学習&食事支援活動レポ!

特集

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2023.8.8

神戸市が推進する「こどもの居場所づくり」事業に参加! 地域のこどもたちの学習&食事支援活動レポ!

地域と連携した多彩な取り組みは神戸女子大学の大きな特徴の一つ。神戸市が推進する「こどもの居場所づくり事業」の一環であるこどもの学習&食事支援活動にも学生有志がボランティアとして参加しています。今回はその現場をレポートします! 「こどもの居場所づくり事業」とは? 「こどもの居場所づくり事業」は、神戸市が推進する子育て支援事業の一つ。近年では「こども食堂」というフレーズで食事提供をする活動が多く聞かれますが、それに加えて学習支援、団らんなどを通してこどもたちが安心して過ごすことのできる場を市内のさまざまな地域で展開しています。その数は、2023年3月時点で257か所。地域福祉センターや自治会館、神社や教会、児童館や小学校など、各地域のこどもたちに身近な場所で実施されています。 学生も参加する、こどもの学習&食事支援活動 神戸市須磨区にある若草地域福祉センターも、「こどもの居場所づくり事業」の実施場所の一つ。一人親や共働き家庭に育ち、夜遅くまで一人で過ごすなどの課題を抱える地域の小中学生を対象に、毎週木曜日の放課後に学習支援と食事支援を行う「かがやけこどもひろば」という取り組みを展開しています。運営は若草地区民生委員・児童委員(※)協議会会長の田中敏和さんを中心に、民生委員、婦人会、その他ボランティアのみなさんから成る総勢24名。参加登録をしている小中学生は50名程に上ります。そして立ち上げ初期の2018年度から、同じ須磨区内にキャンパスを構える神戸女子大学にもボランティア募集のオファーがあり、これまでに延べ60名以上の学生が参加しています。 民生委員・児童委員とは厚生労働大臣の委嘱を受けた特別職の地方公務員。神戸市では約2,500人、全国では約23万人が活動しています。担当区域において、住民の身近な生活相談に乗って専門機関につないだり、訪問や各種行事を通して高齢者や子育て世帯の見守り活動を行ったりしています。 若草地域のこども支援「かがやけこどもひろば」に潜入! 夏休み目前の7月下旬、「かがやけこどもひろば」の現場を訪問。この日は教育学科2回生のSさん、社会福祉学科1回生のIさん、同じく社会福祉学科1回生のIさんの計3名が学生ボランティアとして参加します。 16:00のスタートに合わせてこどもたちが続々と到着。最終的に19名が揃い、会場内は大賑わいです。とにかくみんな元気いっぱい!時間になると、まずは勉強タイムということで着席。各自が宿題のプリントやドリルを広げます。学生はその様子を見回りながら、積極的に声かけ。困っている様子のこどもがいれば隣に座り、サポートします。 苦手な勉強もみんなでやると楽しくなるから不思議。 こどもたちも学生も最初はお互い緊張している様子でしたが、すぐに打ち解けられたよう。「先生!」と呼びかけられて少しくすぐったそうな表情や、どんどん距離が縮まって弾ける笑顔が印象的でした。 宿題が終わったらゲームの時間。自由にのびのび過ごします。 みんなで楽しく仲良く遊べるよう、学生もサポート。 こうして1時間程経ったら、机の上をきれいに片づけ。17:00からは食事支援、通称「こども食堂」のオープンです。ボランティアスタッフのみなさんが用意してくださった食事の配膳を学生もお手伝い。 お待ちかねの食事タイム。さらにテンションが上がります! 準備ができたら、大きな声で「いただきます!」 本日の献立は、中華丼、トマト肉じゃが、すまし汁。企業・団体や個人から提供された食材を使うことも多いのだとか。 みんなで食卓を囲むとおいしさも倍増。食事中も話が弾みます♪ ごはんを食べたら後片付けをして、18:00には解散。こどもたちは満面の笑顔で元気よく帰っていきました。見送る学生も晴れやかな表情。充実した時間が過ごせたようです。 運営者&参加学生からメッセージ 「かがやけこどもひろば」を立ち上げ、運営する田中敏和さんは言います。「神戸女子大学の学生さんは、みなさん真面目で優しい。こどもたちと上手く一緒に遊んでくれるのでとても助かっています」。 田中さんは須磨キャンパスと若草地域福祉センター間の送迎をしてくださっている他、時には食事会を開いたり、現役の小学校教師との交流会を企画してくださったり、学生を手厚くサポートしてくださっています。 「神戸女子大学とは、この学習&食事支援ボランティア以外にも、民生委員・児童委員の体験型インターンシップなど、さまざまな取り組みをご一緒させていただいています。今後も学生さんたちの力に大いに期待しています」と田中さんは話します。 若草地区民生委員・児童委員協議会会長の田中敏和さん 今回参加した学生3名も大きな手ごたえがあった様子。 教育学科2回生のSさんは、今回が3回目の参加。「同じ学科の友人に誘われて、今年の2月に初めて参加しました。最初はどうしたら良いか分からず立ち尽くしていたのですが、他のスタッフの動きをお手本に、徐々に自分から動けるようになりました。ここには積極的に話しかけてくれる子もいれば、こちらの言うことをなかなか聞いてくれない子もいて、楽しかったり大変だったり。でも、これだけ幅広い学年のこどもたちと一度に触れ合える機会はとても貴重です」とSさん。 将来は小学校教師を目指しているそうで、「低学年から高学年まで、それぞれの学年に合った対応を考えて実践できるので何よりの勉強になっています。今後も継続的に参加し、こどもとの関わり方を深めていきたいです」と話します。 教育学科2回生のSさん 一方、今回が初参加だった社会福祉学科1回生のIさんと、同じく社会福祉学科1回生のIさん。友人の紹介で参加したという二人ですが、それぞれに発見があったと教えてくれました。 「最初はこどもたちへの声かけが難しいと感じましたが、少しずつ打ち解けられました。元々児童福祉に興味があったので、実際に現場を体験できて嬉しかったです。こどもたちはみんな素直で、裏表ないリアクションがとても新鮮で面白くて。楽しい時間を過ごせました」。 社会福祉学科1回生のIさんとIさん 「小学生ってこんなに元気なんだ! ってびっくり。最初は少し距離を感じましたが、楽しそうに遊んで、おいしそうにごはんを食べて、こどもって純粋で良いなと思うようになりました。私はこれまで児童福祉への関心は薄かったのですが、今日はこどもと関わる喜びややりがいを知る良いきっかけになりました」。 二人は口を揃えて「今後も参加したい!」と意欲的。「1回参加しただけではなく、何度も訪れてこどもたちと仲良くなって、この経験を自分の糧にしていきたいです。それに、人数が多いほうが絶対に楽しいので、ぜひたくさんの学生に参加してほしいです」と話します。 このボランティア活動には、学科・回生問わず誰でも、自分の都合の良いタイミングで自由に参加できます。今年度の取り組みは2024年3月末まで続くので、気になる在校生のみなさんは各キャンパスに設置されている『地域連携推進事務室』に問い合わせてみてくださいね!

【教育学科】体験授業が更に充実!

オープンキャンパス特別企画

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2023.5.9

【教育学科】体験授業が更に充実!

8月11日 幕末~明治に日本に入ってきた西洋数学― 格子掛け算を体験して,算数を創る ―〈概要〉江戸時代の日本の数学は和算と呼ばれ,そろばんと漢数字を使ったものでした。幕末~明治期になると日本に西洋の数学が入って来ます。その代表格は,私たちが今,小学校の低学年で普通に習う筆算です。現在の学校で習う筆算は,最も洗練された形式に落ち着いていますが,その形成過程にあった「格子掛け算」という筆算を体験します(展示室の見学も行います)。文房具好きの担当がセレクトした今回のノベルティは、「ステッドラー 鉛筆・定規・消しゴム3点セット」です。ステッドラーのホワイト鉛筆は、マークシート用の鉛筆なので、模試や入試に最適です!ここぞという時のとっておき鉛筆として使ってもらえたらうれしいです。ぜひ、ご参加ください。 8月20日 「カラーロープで遊ぼうを企画する!」<概要>三色の布を三つ編みにして、カラーロープを作成し、それを用いた遊びを企画・実施するという保育体験を行います(展示室の見学も行います)。文房具好きの担当がセレクトした今回のノベルティは、「Pentelグラフ1000 for PRO」です。見た目は細身の黒一色で、その名の通りプロ感を醸し出しています。グリップにゴムの突起があるという点では同じPentelのスマッシュと似ていますが、こちらのゴム突起は段差が少なく自然なグリップ感です。ぜひ、ご参加ください! 9月3日 学生スタッフと外国語活動を体験しよう!<概要>教育学科義務教育コースの学生と小・中学校での外国語(英語)の学びを体験することができます。文房具好きの担当がセレクトした今回のノベルティは、「ステッドラー 925-15」です。見た目はシンプルな黒一色で質実剛健なドイツデザインが印象的です。グリップはエラストマーでボディは樹脂製なので力を入れて握ると独特のしなりを感じます。柔らかい持ち心地が好みなら気に入ると思います!ぜひ、ご参加ください!

シンジョ生が太子町の地域活性化をプロデュース!地域の伝統行事をモチーフにしたイベントを徹底取材!

神女サポート

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2023.3.6

シンジョ生が太子町の地域活性化をプロデュース!地域の伝統行事をモチーフにしたイベントを徹底取材!

2023年2月11日(土)、揖保郡太子町の原地区で、地域の子どもたちを対象にした大型イベント「HARA笑式 ~はらえしき~」が開催されました。このイベントの主催者はなんと1人のシンジョ生。今回はイベントの様子に加え、インタビューから主催者である教育学科4回生Iさんの熱い想いをお伝えします。 Iさんが地域貢献活動を始めたきっかけを知りたい方はこちらの記事を! 「HARA笑式 ~はらえしき~」の規模や盛り上がりを調査!! 「HARA笑式 ~はらえしき~」は、Iさんが昨年から企画を考案し、10月から兵庫県揖保郡太子町原地区にある野外施設「太子 遊びと冒険の森【ASOBO】」の学生ボランティアの協力のもと、毎月2時間以上の打ち合わせを行ってきました。企画がまとまると太子町教育委員会の後援を得て、2200枚のチラシを太子町の小学校を中心に配布。その結果、当初5日間を予定していた募集期間を3日で締め切るほどに応募が殺到。当日は定員の100名を上回る130名の方がイベントに参加しました。 このイベントでは、午前中に「太子 遊びと冒険の森【ASOBO】」でボルタリングやアーチェリーを含む野外遊びや、昨年10月にお披露目したばかりの本格ピザ窯を用いたピザづくりを実施。 多くの参加者がピザの生地を一生懸命のばして、具材をトッピングしています! 午後は公民館と神社へ会場を移し、地域の方と協力してからあげや綿菓子、射的など、複数の屋台を用意しました。イベント内容がお昼を境に大きく様変わりするため、参加者が飽きることなく一日を通してイベントは大盛況でした! イベントの発起人、Iさんを突撃インタビュー! 「HARA笑式 ~はらえしき~」に懸ける想いとは ― なぜこのようなイベントを? ここ揖保郡太子町は、私の生まれ育った故郷でもあるのですが、最近は少子高齢化や新型コロナの流行で人と関わる機会が減ったように感じていました。そのような現状をなんとかできないかと考えていた時、子どもの頃の楽しみだった地域の伝統行事「太子会式(たいしえしき)」を思い出し、それをモチーフにしたイベントを行うことで、地域の活性化に貢献しようと思ったのが始まりです。 ― 準備はどのようなことから始められましたか? まずは活動資金をどうするかという問題に直面しました。そこで、大学の補助金制度『神女support』に申し込み、先ほどの想いを訴えることにしたんです。その結果、備品や屋台で使用する景品の購入資金を補助していただくことができたので、参加者には全て無料で楽しんでいただいています。 ― イベントを成功させるために行った工夫は? どのように実施すれば、ひとつのイベントを地域の活性化に繋げられるかということが大きな課題でした。打ち合わせではこの課題について、学生ボランティアのみんなと何度も話し合い、結果的に当日の屋台をそれぞれ少し離して設置し、スタンプラリーを行うことで、子どもたちが地域を活発に巡るという案を採用しました。他にも地域交流を兼ねるため、屋台の運営の一部を周辺住民の方や、地元高校のOB、OGに依頼したのですが、有難いことに、皆さん前向きに取り組んでいただけたのでよかったです。 これらの工夫もあり、この日の太子町原地区には、子どもたちの明るい声が響き渡り、運営に協力されている方々も、終始笑顔で会話されていたのが印象的でした。 「HARA笑式 ~はらえしき~」の手ごたえと今後の目標とは? 今回のイベントの手ごたえと今後の目標をIさんに伺いました。 ― 大好きな地元に貢献できたという実感はありますか? 地域の活性化はもちろんですが、子どもたちが地元に誇りを持ち、自慢したくなるようなイベントができればと思ってこのイベントを企画しました。イベント中に何度か、子どもたちや保護者の方から「毎年してくれないの?」というような言葉をいただけたのが本当にうれしかったです! また、太子町職員の方からも「来年は何を企画されているのですか?」というお話があったので、この『HARA笑式 ~はらえしき~』がひとつの実績となり、今後、後輩たちが行政の協力を得て、活動しやすくなることに期待しています。 ― 『HARA笑式 ~はらえしき~』というイベントを通して得たことは? 大きなことを一から作り上げることの大変さ、周りの方の優しさや有難さ、自分だけで何かをするのではなく、人に協力してもらうことの大切さを学べたと思います。 私は4月から鳥取県の小学校で先生として働くのですが、今回のイベントで子どもたちの笑顔が大好きだと再確認できたので、これからは『子どもたちのやりたいことを叶えてあげられる先生になる』という新しい目標もできました!新しい場所でたくさんの経験を積んで、いつかはこの大好きな地元の小学校の先生になれるようにこれからも頑張っていきます! Iさんの表情からは、一日を通して地元地域を歩き回り、参加者の方々と直接触れ合うことでとても大きな充実感を読み取ることができました。ひとりの女子大生が持っていた地元を愛する熱い気持ちが地域全体を盛り上げた現場を取材して、改めてシンジョ生の主体的に行動する力強さを認識することが出来ました。 次はどのような取り組みが神女supportを活用して行われるのか、今から楽しみでなりません!

神戸女子大学の学生が太子町の活性化に尽力!?

神女サポート

1890

2023.2.8

神戸女子大学の学生が太子町の活性化に尽力!?

「太子 遊びと冒険の森【ASOBO】」で活躍中のIさんにインタビュー! 教育学科4回生のIさんがボランティアリーダーとして活躍している、兵庫県揖保郡太子町にある野外施設「太子 遊びと冒険の森【ASOBO】」。今回、そこにピザ窯が新設されたということでお披露目イベントにお邪魔してきました。 ―「太子遊びと冒険の森【ASOBO】」のボランティア参加へのきっかけは? 「1回生で受講していた講義に、当時ボランティアリーダーとして活躍していた先輩が、宣伝をしにきたことがきっかけです。そのとき私は教育の道に進むにあたり、何か自分を成長させるものを探していました。太子町は私の大好きな地元でもあったので、『自分の経験値を上げられるだけでなく、太子町の活性化にも貢献できるならやるしかない!』と思い、その場で参加を即決しました。」 ―ボランティアリーダーとしての主な活動は? 「子どもたちが大自然の中で、さまざまな体験ができるよう、自発的に興味を持ってくれそうなことを考え、それを安全に提供するのが主な活動です。これまで、他のボランティアリーダーと一緒に遊びに行った先で得たインスピレーションから、薪割り体験やスウェーデントーチと呼ばれる方法の焚火体験を企画し、実施しました。」 「太子 遊びと冒険の森【ASOBO】」を運営している姫路YMCA理事長 八杉さんにもお話を伺いました! ―八杉さんから見てIさんはどんな印象ですか? 「1回生の時から向上心が高く、子どもに対する話し方や接し方、理想の野外活動はどのようにすれば実現できるかなど、全てにおいて熱心に取り組んでいただいています。3回生の時にはすでにみんなをまとめるチーフ格として活動していただきました。今回のイベントでもチーフとしてうまくまとめていただいているので、非常に助かっています。『人の役に立つのであれば』という想いが強い子なので、将来は立派な先生になられると思いますよ。」 冬の大型イベントについての打ち合わせに参加! Iさんは地域活性化や地元愛にあふれる子どもたちを増やすために何か出来ることはないかと考え、揖保郡太子町の原地区全体を会場とした大型イベント「HARA笑式 ~はらえしき~(2023年2月11日㈯実施予定)」を自ら企画しています。このイベントでは子どもたちのお祭り離れに注目。そこで、原地区のさまざまな場所に屋台を設置し、複数の拠点からなるひとつのお祭りとするようです。また、スタンプラリーを実施することで、会場となる地区全体の周回を促す工夫も。当日の盛り上がりに期待が膨らみます! 他大学の学生を巻き込んでHARA笑式~はらえしき~の企画会議をするIさん ―これほど大きなイベントを企画するとなると、お金もかかるのでは? 「今回のイベントでは企画段階で、かなりの費用が掛かる見積もりとなりました。そこで、その見積もりをもとに大学の補助金制度である『神女サポート』に応募したところ、申請した金額すべてを補助金でまかなうことができました。学生だけでこれだけの資金を用意するのはとても困難なので、本当に有難かったですね。」 ―学生のやりたいことを応援してくれるサポート制度があるというのは心強いですね。 「自分が地元のためにやりたいと思ったことを実現させるチャンスが得られたので、本当に嬉しいですし、責任感をもってやり遂げたいです。普通に生活をしていたら、いくら地元が好きだからといってもこんな大きなことを企画できないと思いますし、学生のことをサポートするシンジョならではの制度があって本当に良かったです!」 「HARA笑式~はらえしき~」の目玉のひとつ、ピザ窯がお披露目! 現在計画中の「HARA笑式~はらえしき~」でも目玉のひとつとなるのが、今回お披露目イベントが行われた本格ピザ窯です。 ―ピザ窯の魅力を教えてください! 「オーブンと比べると、ピザ窯は約2倍の高温で調理できるので、焼き上がりに大きな違いが生まれます。個人的には、あえて本格的なものにすることで野外施設ならではの、非日常的な思い出ができるというのが1番の魅力だと思います!」 ピザ窯ならではの超高温で360°しっかりと焼き上げられたピザは、野外施設での手作りとは思えない本格的な食感! ―1月に行われる「HARA笑式~はらえしき~」への意気込みをどうぞ。 「私はここでのボランティア活動を通して、周りの人に恵まれ、支えられていると実感することができました。なので、私を支えてくださった多くの方たちと、約20年間お世話になった大好きな太子町への恩返しとして、参加していただいたすべての人の思い出に残るような、楽しいイベントにしたいと思います!」

教職支援センターを活用&苦手を克服して憧れの公立の保育士へ!夢を勝ち取った私の成長ストーリー

教職支援

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2023.1.6

教職支援センターを活用&苦手を克服して憧れの公立の保育士へ!夢を勝ち取った私の成長ストーリー

憧れの公立保育士になるためには、自分の「苦手」と向き合わなければならない――。不安な心を支えてくれたのは、シンジョの「教職支援センター」と友人たちの存在だったと話すOさん。教育学科の4年間では周囲に支えられながら確かな成長を実感、自信を原動力に幼い頃からの夢を叶えることができました。 延長保育の先生がくれた温かい思い出が、私を動かす原動力に ――神戸市の公立保育所の採用試験に合格、おめでとうございます!まず、保育士を志望された理由を教えてください。 子どもの頃は保育所に通っていたのですが、両親が共働きだったので延長保育の時間まで残ることが多かったんです。そのとき保育士の先生は、友だちが次々に帰るなかで寂しい思いをしないよう、親が迎えに来るまで私と一緒に遊んでくださって。その時間がとても印象に残っていて、私も子どもたちが保育所で楽しく過ごせるように援助がしたいと思い、保育士を目指すようになりました。 ――シンジョの教育学科を選択されたのはなぜですか? 受験当時はまだ保育士になるか幼稚園教諭になるかを迷っていたんです。シンジョの教育学科には自分の目標に応じたコースが設けられており、教育に関する基礎力を身につけながら、学びたいことや将来の進路がイメージできる仕組みが整っていました。私は幼保の教員を視野に入れていたので、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を取得できることに魅力を感じ「幼児教育コース」を選びました。 ――幼児教育コースでの学びと特に印象的だった授業を教えてください。 幼児教育の専門科目では、保育現場での保育士の役割や子どもとの関わり方、子どもの発達の特徴などを学びました。2回生からは神戸市内の幼稚園でのボランティア活動や保育所実習を通して、子どもの発達を実践的に理解し、育ちを支援する技術の修得に取り組みました。なかでも私がやりがいを感じたのが、4回生を対象とした幼稚園実習でした。1年間という長期の実習で子どもの成長を間近に感じることができ、短期間では得られないとても有意義な機会になりました。 苦手なピアノと数学に真摯に向き合い、資格を取得 ――在学中は「幼稚園教諭」と「保育士」のW資格を取得されました。就職先に公立保育所を志望されましたが、試験にはどう取り組んでいきましたか? 授業や実習などの経験を経て、公立保育士を目指すことにしました。とはいえ、当初はどのような試験対策をすれば良いのか全くわからず、不安でいっぱいでした。そんな私の心強い存在になってくれたのが、保育士や教員を志望する学生を対象としたシンジョの「教職支援センター」でした。教職支援センターには自治体ごとの公立保育士試験の情報はもちろん、合格に向けたプログラムも充実しています。これらを自分の疑問や課題などに応じて活用し、スタッフの方にサポートいただきながら試験対策を進めていきました。 ――どのようなプログラムやサポートを受けたのでしょうか? 緊張せずに自分をアピールするための「面接練習」や、試験の具体的な流れを体験できる「ワークショップ」などを利用しました。スタッフの方がオススメのテキストを教えてくださることもあり、支援がとても親身で手厚くて、改めて「シンジョに入学して良かった!」と感じましたね。 教職支援センターって? 教職課程を履修・教員免許状取得をして教員を志望する学生の支援を目的に設立。教職に関係するさまざまな情報発信をはじめ、教育実習やスクールサポーター、教員免許状申請、教職課程の履修相談、教員採用試験対策など、在学中の教職に係わる事項を全面的にサポートしてくれる。 詳しくはコチラ! ――試験に向けて最も頑張ったことを教えてください。 ピアノと数学です! 私はもともとピアノがすごく苦手で、人前で弾いたときに緊張から失敗したことがあり、ピアノの発表会も避けてきました。同じように数学にも苦手意識があったため、授業でも選択しないようにしてきたんです。でも、公立保育士試験ではピアノも数学も必須科目なので、今までのように避けることはできません。克服のために私が行ったのは、苦手だからこそ多くの時間と労力をかけることでした。何ヶ月も前から練習や勉強に取り組み、試験に挑んだ結果、合格することができました。 ――途中であきらめずに続けられた理由は何ですか? 一緒に頑張る仲間や応援してくれる人たちがいたからです。仲の良いクラスメイトや面接練習で知り合った学生たち、私と同じ目標をもって採用試験に取り組む姿に元気づけられました。また、家族やアルバイト先である児童館の職員さんなど、たくさんの人が応援してくれて、モチベーションをキープすることができました。 ――公立保育士試験に挑戦するなかで、自分の変化や成長を感じた点はありますか? はい、公立保育士を目指すようになってからは、苦手なことから目を背けるのではなく、真正面から向き合えるようになりました。そして、苦手克服のために努力した結果、自身の成長を実感できるようになり、それが自信につながりました。大学生活で得た成長と自信が、夢を叶える原動力になったと感じています。 気力・体力を整えて、目指すは子どもに負けないぐらい元気な先生! ――合格までの過程を振り返って、今の心境を聞かせてください。 試験までの準備期間は時間が長く感じられ、しんどい時期もありました。特に最初の試験結果を待つ間は「不合格だったらどうしよう」と不安を抱えながら次の試験対策をしなければならず、精神的にきつかったですね。でも、「この数ヶ月間さえ耐え抜けば」と常に自分に言い聞かせ、励ましながら乗り切ってきました。さまざまな経験をしましたが、今振り返ってみるとあっという間だったなぁと感じています。 ――春からは保育士として新たなスタートですね。どんな先生になりたいですか? 目標は「元気な先生」になることです。働き続けるには体力も精神力も必要だと思います。健康な体づくりをし、ストレスを溜めないようにコントロールして、子どもに負けないぐらい元気でありたいです。そして子どもの安全を第一に見守りながら、思いっきり一緒に遊んで、楽しい思い出をいっぱいつくれる保育士を目指したいと考えています。 2022年11月取材 ※取材時4回生

子どもたちが笑顔でいられるように、喜びもつらさも一緒に分かち合える先生になりたい

教職支援

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2023.1.6

子どもたちが笑顔でいられるように、喜びもつらさも一緒に分かち合える先生になりたい

多くの出会いや発見がある学校が大好きだったというMさん。日々成長する子どもたちの姿を間近で感じられる教師の仕事に憧れを抱き、努力を続けてきました。教員採用試験以外の勉強にも積極的に取り組んだことで、新たな発見もあったそう。理想の教師像に一歩ずつ近づいています。 教師になって子どもたちのワクワクを間近で感じたい ――先生を目指したきっかけを教えてください。 気になることを追究したり新たな発見に感動したり。いろんな体験を共有できる学校という空間が、小学生の頃から大好きでした。その後、先生は子どもたちのワクワクする様子を一番間近で感じられる仕事だなって。そこに魅力を感じたのがきっかけです。 ――教育学科ではどのような勉強を? 幼稚園や小学校の教員が知っておくべき、子どもの発達や成長の特性、各教科の指導法を専門的に学びました。また、実際に授業をどう運営していくのか、学生同士で先生役、生徒役になって実践する授業もありました。生徒役の学生からは対応に困るような言動や鋭い指摘を受けることもあって(苦笑)。生徒指導や授業の進め方などをお互いに話し合いながら、教員としての資質・能力の向上に努めてきました。 ――教員採用試験に向けての勉強だけでも大変だったと思いますが、その他に取り組まれたことはありますか? 試験勉強はもちろんですが、それ以上に、学生時代は教員としての教養を高める最後のチャンスだと思っていました。だから、日本の伝統文化や季節の動植物、世界情勢など、幅広い分野を学ぶように意識をしていましたね。生活のなかで疑問に思ったことを友人と質問し合ったり、ニュースでわからなかったことはすぐに調べたり。「教科以外にも、広い知識と教養をもつ先生になるぞ!」という気持ちで、さまざまな勉強に取り組みました。 ――そうした努力を通じて成長したと思うことはありますか? 以前より広い視野で物事を見られるようになったと感じます。例えば、私は大学2回生から神戸市のスクールサポーターとして活動を続けているのですが、そこで学校の授業についていけない児童の存在に気づくようになりました。私自身は小規模の学校に通っていたこともあり、これまで授業で「置いていかれる」と感じたことはありませんでした。でも、スクールサポーターとして客観的な立場で授業に参加したとき、授業についていけない児童の状況に気づいたんです。それからは「関わりながらも見えていない部分があるのではないか?」と自問自答しながら、より多くの子どもの意見を聞いて、積極的に関わるようにしています。 多くの人に支えられやり遂げた経験を子どもたちに伝えたい ――教職を目指すなかで、大学からはどんなサポートを受けましたか? 教職支援センターでは、教員採用試験に向けてのワークショップや二次試験の面接練習など、自治体ごとの特徴に合わせてきめ細かな指導をしていただきました。教員採用試験は長期戦なので、途中で自信がなくなり、諦めそうになったこともあります。そのとき、先生や職員の方が「大丈夫だよ」と励まし、背中を優しく押してくださいました。結果、小学校だけでなく幼稚園教諭の免許も取得することができました。勉強は大変でしたが、諦めずに乗り切れたのはシンジョの手厚いサポートと先生方の温かい励ましのおかげだと思っています。 在学中から卒業後まで手厚いサポートが魅力! 教職支援センター 教員免許取得希望者支援を目的として、在学中はもちろん、卒業後のサポートも充実。センターには過去問や教科書、指導書などの資料があるほか、採用試験対策のワークショップ、各自治体の採用人事担当者による説明会の開催も! 詳細はこちらから ――将来はどんな先生になりたいですか? 子どもたちと一緒に全力で日々を楽しめる先生になりたいです。私は、先生と児童は喜怒哀楽を分かち合う関係だと考えていて。先生が楽しく笑顔で接すれば子どもたちも明るく楽しい気分になるし、真剣に向き合えば子どもたちも一生懸命応えてくれると思っています。同じように、先生が疲れて元気がなかったら、その気持ちも伝染してしまう。だからまずは元気でいたいですね。そして、子どもたちと一緒にそれぞれの課題に取り組みながら、うまく導いたり後押したりできるよう、粘り強く向き合う先生になりたいです。 2022年12月取材 ※取材時4回生

「先生になりたい!」熱い思いを周囲の人たちが支えてくれました

教職支援

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2023.1.6

「先生になりたい!」熱い思いを周囲の人たちが支えてくれました

教員採用試験に見事合格し、春からは生まれ育った地元を離れ、川崎市の小学校教諭として採用が決まった教育学科のTさんにお話を伺いました。 新しい環境で大きく成長するために地元志向から一転、初めての関東圏へ ――教員採用試験合格、おめでとうございます。卒業後はどこの小学校に勤める予定ですか? ありがとうございます。川崎市の小学校に赴任する予定です。生まれて初めてのひとり暮らしを想像してドキドキしています…。 ――なぜ、地元ではなく川崎市で働くことを決めたのでしょうか? 元々は地元志向が強く、自分が関東で働くということは夢にも思っていませんでした。あるときに横浜市の小学校教諭として勤務されている地元の先輩からお話を伺う機会があり、地元とは違った環境で勤務することで得られる経験があるということに気づいたんです。初任者として多くのものごとを吸収すべきタイミングでこれまでと違う環境を選ぶことも大事だなと考えました。それからすぐに教職支援センターの先生方にさまざまな自治体について相談したところ、川崎市が研修制度や設備も進んでいるとアドバイスを頂き、とてもやる気がみなぎったことを覚えています。 ――試験合格への道のりは大変だったと思います。どのようにして勉強に取り組みましたか? 毎日、朝から夕方まで試験勉強に取り組んでいました。勉強だけに集中できるのは学生時代の特権だ!と思い、悔いのないように一生懸命取り組みました。 ――強い熱意をもって取り組まれていたんですね!採用試験に向けた取り組みを通じて、成長したと思うことはありますか? 面接に向けての自己分析をしたり、目指すキャリアを考えたりするなど、とことん自分自身に向き合えたことです。自分はなぜ教員になりたいのか、教員として何がしたいのかを深く考えたことで、熱意がより強くなりました。これまで自分自身について突き詰めて考えたことはなかったので、人間的な成長につながったと感じています。 友だちや教職支援センターの先生の励ましが、合格への後押しに ――教員になりたいと考えたきっかけは何だったのですか? もともと子どもが好きで、子どもと関わる仕事がしたいと考えていました。高校時代、憧れの先生に出会ったことがきっかけで教員という仕事に興味をもち、教育学科へ進学しました。 ――小学校の先生になりたいと考えたのは、やはり子どもが好きだから? それもありますが、本格的に目指そうと思ったきっかけは大学の授業で児童心理について学んだ際、小学生時代に受けた影響が子どもの将来に大きく関わることを知ったんです。小学校教育に携わることの意義に気づいて、小学校の先生を目指そう!と決めました。 ――大学での学びが進路を決定付けたんですね。他に大学のサポートや施設を利用されましたか? 普段、試験勉強をするときは教職支援センターの自習スペースを借りていました。教職支援センターには、私以外にも同じように試験合格を目指して頑張っている学生がいるので、勉強へのモチベーションが上がりました。教材も豊富なので、わからないことがあればすぐに調べることができる点も魅力ですね。勉強内容に関するアドバイスだけでなく、勉強が思うように進まず悩んでいるときに温かいお声がけをいただくなど、先生方の応援があったことも精神的な支えになりました。 ――確かに、応援してくれる人が周囲にいると心強いですね。他に、シンジョは教員を目指す学生にとってどんな魅力がありますか? 自分から行動すれば、必ず力になる支援が受けられるところです。例えば、「教保採用試験対策ワークショップ」など誰でも参加できる支援が手厚く、魅力的な制度が整っていると思います。もっと詳しい情報が欲しいと思ったら、教職支援センターで必要な情報を手に入れることができます。卒業生ネットワークを使って先輩のリアルな体験談を聞けたり、教育委員会学内説明会に参加して自治体ごとの採用情報を教えてもらえたり…。私は心理コースだったこともあり、教員採用試験に特化したゼミではなかったので、他の学生と比べると得られる情報が少なかったと思いますが、こうした制度にとても助けられました。 先輩たちの生の声が聴ける機会も!「教保採用試験対策ワークショップ」 3回生の12月から4回生の6月頃まで週1回集まり、準備物の確認から試験対策までさまざまな取り組みを行い知識と実践力を身につけます。なかでも、その年に合格した先輩から直接話を聞くことができる「合格者座談会」では、先輩の合格storyや裏話を聞くことができ、やる気にスイッチが入ります。 教職支援センターの最新情報はコチラ! ――同じように教員を目指す仲間との関係は? シンジョで教員を目指している学生は、みんな「教員になりたい!」という思いが強く、勉強熱心です。お互いに刺激し合いながら、採用試験へのモチベーションを高められることが、シンジョの魅力のひとつだと思います。 いつでも笑顔で、学校中を明るく照らす存在になりたい! ――最後に、Tさんはどんな先生になりたいと考えていますか? 「先生はいつも笑顔だね」と言われるような先生になりたいです!人の明るい気持ち、暗い気持ちは、周りの人にも伝染すると感じているので、私の明るさで教室や職員室など、学校中を明るくできたら良いなと思っています!4月からの新生活は初めてのことばかりですが、笑顔を忘れずに頑張りたいと思います。 2022年11月取材 ※取材時4回生

苦手な面接も克服! 諦めない気持ちと先生方の熱意が教員採用試験の合格につながった

教職支援

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2023.1.6

苦手な面接も克服! 諦めない気持ちと先生方の熱意が教員採用試験の合格につながった

教職支援センターは、教職課程の履修相談や教員採用試験対策のサポートなど、教職に関することを全面的に支援しています。Tさんは、教職支援センターをフル活用し、見事小学校教諭免許状を取得し、神戸市の教員採用試験にも合格。4年間の学生生活や、試験対策の苦労などについてお話を伺いました。 子どもの心が大きく成長する大切な6年間を支え、すぐそばで成長を見守りたい ――教員採用試験の合格おめでとうございます。どうして小学校の先生を目指そうと思ったのですか? 小学6年生のときの担任の先生との出会いがきっかけです。クラスでは毎週、頑張ったことや不安なこと、将来についてなど、自分で自由に日記を書く宿題が出されていました。先生は児童一人ひとりの日記に「頑張っているね」「先生は見ているよ」「立ち止まることも大切だよ」と丁寧に返事を書いてくださり、私は当時その言葉に救われ、勇気をもらっていました。小学校の6年間は心が大きく成長する大切な時期。児童の頑張りを認め、悩みを一緒に解決しようと時間をかけて向き合ってくださった担任の先生のように、私も子どもたちの支えになりたいと思い、教員を目指しました。 ――憧れの先生のような教員を目指して、シンジョではどのようなことを学んできましたか? 文学部教育学科小学校コース(※当時。現在の初等教育コース)で、まずは教員になるための基礎を学び、次に国語や算数など各教科の理論や教育方法をもとに模擬授業を行いました。3回生になると、1ヶ月間の教育実習が待っています。実習の前には学内の模擬授業教室を活用し、先生からアドバイスをもらったり、友人と相談したりしながらたくさん練習を行いました。 ――シンジョならではの学びがあれば教えてください。 教育学科に限らず、シンジョの特長のひとつとして学外で行う地域貢献活動があります。私は2回生から神戸市内の小学校で授業をサポートする「スクールサポーター」としての活動を行ってきました。ほかにも子ども食堂のボランティアなどへ参加し、地元の子どもたちと触れ合ったり保護者の相談を聞いたりしました。学外で経験を得られるのは、地域とのつながりも大切にしているシンジョならではの貴重な学びだと思います。 地域貢献をしながら現場体験ができる! 神戸女子大学スクールサポーター 神戸市教育委員会と連携しキャンパスがある須磨区を中心に36の小学校に教育学科の学生63名を配置、授業や子どもたちの勉強のサポートを行っています。2003年度に始まり、2004・2005年度には芦屋市、伊丹市でも実施。体力アップのためのサポーター(7名)も神戸市教育委員会に登録し、活動を行うなど他にもシンジョではさまざまな地域連携を行っています。 先生の温かい言葉と、真剣に向き合う姿に背中を押され、毎日試験対策に取り組めた ――教職支援センターでは、具体的にどのようなサポートを受けられましたか? 1次の筆記試験対策や2次の面接・模擬授業・実技試験の対策を行いました。教職支援センターの先生がたっぷりと時間を設けてくださり、練習とフィードバックを何度も繰り返しました。平日の朝早くから夕方遅くまで、休日も学生と同じ熱量で真剣に向き合っていただいたのがすごく心強かったです。キャンパス内で会ったときには「今日は何の対策をする?」「息抜きに教職支援センターにおいで」と声をかけてくださるなど、親身な対応も精神的な支えになっていたと感じます。 ――毎日対策をするなかで、とくに大変だと感じたのはどんなことでしょうか? 面接練習です。短期間で上達できるものではないと理解していたため、筆記試験以上に不安で、毎日必ず練習していました。初めは思うように話ができず、何度もやめたいと思ったのですが、「自分の良さを伝えられるのは自分だけだよ」と先生に背中を押され、挫けずに練習を重ねました。心が折れそうなときもありましたが、「教員になりたい!」という強い気持ちと先生方の真剣なアドバイスや頑張りを認めてくださる言葉に支えられ、最後まで走り切ることができました。 ――とても手厚く支えていただいたんですね。 シンジョでは学生同士はもちろん、学生と先生の距離も近いところが魅力です。切磋琢磨できる仲間と信頼できる先生や職員さんが、嬉しいときも不安なときも常に寄り添い、一人ひとりに声をかけてくださるので、「ここで頑張りたい! 」「ここに毎日来たい! 」と思える大学です。 ――努力を重ねるなか、成長を実感することはありましたか? 分からないことはすぐに調べたり、教職支援センターの先生にアドバイスをいただいたりと、主体的に行動する力が身につきましたね。あとは、とにかくいろいろな先生に面接練習をお願いしていたのですが、目標達成のために必死に苦手を克服しようと努力している自分に気づいたときには、自身の成長と「私は本当に先生になりたいんだ」という強い思いを改めて感じました。 ――その熱意をもって目指す教員像はありますか? 新しいことにも臆せず挑戦できる教員になりたいです。社会の変化とともに教育現場も大きく変化しています。今後、さらに多様化・複雑化する社会を生きる子どもたちに対して、常に「チャレンジする姿勢」を見せられる教員になりたいです! 2022年11月取材 ※取材時4回生

教員採用試験の合格率の高さを実感!学科の学びから学外活動まで、すべて教員としての糧になった

特集

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2023.1.6

教員採用試験の合格率の高さを実感!学科の学びから学外活動まで、すべて教員としての糧になった

小学校の先生だった母の背中を追って、春から小学校の先生になるTさん。経験豊富な教育学科の先生たちの指導や実習に加え、アルバイトや部活動などシンジョで過ごした日々は、すべて教員の糧になったと実感しています。印象的な学びや活用したサポートについて聞きました。 教育学科での充実した学びが教員を目指すうえで大きな糧に ――そもそも小学校教員を目指そうと思ったきっかけは? 母が小学校の教員だったので、先生の仕事は私にとって身近なものでした。家族として間近に見ていて「大変そうだなぁ」と思うこともありましたが、子どもたちが一番成長する大事な時期を見つめられるのは、とてもやりがいのある仕事だとも感じていました。児童一人ひとりの目標や夢に向かって一緒に頑張っていける楽しみは、教員しか味わえない醍醐味だと思い、小学校の教員を目指すようになりました。 ――教員を目指す上で、シンジョの教育学科を選んだのはどうしてですか? 大学選びの第一条件は、小学校の教員免許を取得できることでした。シンジョは教員採用試験の合格率が高いと知り、志望しました。実際に大学生活を送ってみると、学科での学びや「教職支援センター」のサポートなど、さまざまな場面で合格率の高さを裏付ける工夫が施されていて、シンジョで学ぶことができて良かったと思っています。 ――シンジョで学べて良かったと思う点を具体的に教えてください。 1回生から模擬授業を経験できる機会が多く、子どもたちの主体性を育む授業づくりを意識しながら取り組むことができました。友人の授業を見る機会も多く、勉強になりました。ほとんどの先生が実際に初等教育の現場経験をもつ方なので、具体的な事例を交えながら実践的に学ぶことができる点もとても良かったです。「教職支援センター」の試験対策講座も充実していました。学生一人ひとりに合わせた合格へのカリキュラムが組まれているので、効率的な勉強ができますよ。学内説明会では、モチベーションを高めてくれるお話をしていただくこともありました。学科の友人たちも本気で先生を目指している子ばかりなので、一緒に勉強したり、お互いの勉強時間をSNSで共有して刺激し合ったり。モチベーションを保ったまま試験にのぞむことができました。 ――教員採用試験の勉強を本格的に始めたのはいつ頃でしたか? 3回生の12月頃から少しずつ始めていましたが、本格的にスタートしたのは年が明けた2月頃からです。教員採用試験を受ける学生のほとんどが使っている「セサミノート」という問題集で、ひたすら過去問を解くようにしました。過去10年分を3~4周はしたと思います。何度も解くので直接書き込まず、別の紙に回答を書くようにしていました。間違えた箇所は解けるまで何度も繰り返して自分の頭に叩き込みました。 ――教職支援センターはどのように利用していましたか? 4回生の試験の時期には大変お世話になりました。とくに2次試験の面接対策では何度も通って練習を重ねました。毎回本番さながらの対応で細かく改善点を指摘いただけるのが、とてもありがたかったです。 英語学習を通して子どもたちの視野を広げ、異なる価値観を尊重し合う心を育みたい ――4回生の教育実習ではどのような経験をされましたか? 私は小学6年生のクラスを担当しました。ちょうど思春期に差し掛かる年齢なので、最初は照れていたのか緊張していたのか、あまり話しかけてもらえませんでした。そこで、休み時間や給食の時間に積極的に自分から話しかけたり一緒に体を動かして遊んだりして、できる限りリラックスした時間を共有するように意識しました。すると、子どもたちが徐々に心を開いてくれて、いろいろな話をしてくれるようになりました。自分なりに工夫して子どもたちとの関係性を良い方向へもっていけたので嬉しかったですし、自信にもつながりました。 保育園・幼稚園から高校まで、教育のスペシャリストを育むシンジョ 人や社会の変化に柔軟に対応できる力を育むシンジョの教育学科。教員採用試験合格率の高さの秘訣は子どもたちと接する機会がたくさんあること。経験豊富な先生からの指導と現場での経験を交えながら、これからの教育の現場で求められる素養をしっかり積み上げ、憧れの先生への道を切り開きます! 詳しくはコチラ! ――教職のほかにも在学中にチャレンジした資格があるとか。 はい。幼稚園教諭免許と小学校英語指導者資格にチャレンジしました。幼稚園から小学校に上がると、子どもたちをとりまく環境はガラリと変わり、自分のことはすべて自分自身でしないといけません。幼稚園との環境の違いにショックを受け、心理的ストレスを感じてしまう「小1ギャップ」という問題があるんです。そこで、小学校に入学した子どもたちがどのような困難を感じているのか察知できるようになりたいと思い、幼稚園教諭免許にチャレンジしました。園児について学んだことは、今後の幼小連携や幼小接続の面でも役立つと思っています。 ――「小学校英語指導者資格」とはどういった資格ですか? NPO法人小学校英語指導者認定協議会が認定している資格で、アルクやイーオン、ECCといった教育系の事業者や大学などが講座を実施し、資格取得をサポートしています。2020年から始まった小学校での完全英語必修化により英語の指導能力が求められると思い取得しました。私自身、英語は苦手だったのですが、大学入学後に通った英会話教室が楽しくて英語が好きになりました。子どもたちにも、最初に触れる英語に苦手意識をもたず、楽しいことを知ってもらいたいです。小学生のうちに「英語は楽しい」「やればできる」と思ってもらえるように、歌や映画、音楽などを使った授業で英語に親しんでもらいたいです。 ――小学校教諭だけでも授業や実習などが大変だと思いますが、そのほかに2つも資格を取られたのですね。課外活動やアルバイトの時間はありましたか? アルバイトをして、スキー部にも所属していました。部活では主将を務めているので他大学と交流する機会もあり、忙しいなかでも充実した活動を送ることができました。私はアルバイトも部活も、学生のうちからいろいろな社会経験を積める場だと思っていたので、普段からマナーや人との関わり方を身につけられるよう意識していました。一見、教員とは関係ない活動に見えても、ここで得た経験が教員としての立ち振る舞いにつながっていると思います。 ――在学中、ご自身ではどのように成長したと思われますか? もともとどちらかというと消極的な性格で、本当は人前に立つこともあまり好きではありませんでした。教育実習や部活、アルバイトなどで多くを経験し、何かにチャレンジする勇気や行動力が身についたと思います。失敗もありますが、それは次につながる大切な経験だと前向きに捉えられるようになりました。 ――将来はどのような先生になりたいですか? グローバル教育に力を入れたいです。英語は低学年から学習することになりますし、これからの社会を考えると言葉だけでなく、歌や絵本、映画などを通じて文化の違いやおもしろさを知ってほしいです。私自身、さまざまな人の外国での体験談を聞く機会があり、視野が広がったと感じています。その経験や小学校英語指導者の資格を活かして、多様な文化や価値観を知る楽しさを伝え、他者を思いやり、尊重し合える姿勢を育んでいきたいです。 2022年11月取材 ※取材時4回生

私たちが先生になりたい理由~後編~ Tさん(幼児教育コース)の場合

キャンパス

1051

2022.12.5

私たちが先生になりたい理由~後編~ Tさん(幼児教育コース)の場合

教育学科に所属するIさん(初等教育コース)とTさん(幼児教育コース)は自他ともに認める大親友。今回は先生になるという目標に向かって勉強中の2人に、先生になりたい理由とお互いの存在についてインタビュー。後編はTさんからお話を伺いました。前編をまだお読みでない方はコチラ 写真左からTさん、Iさん 物心ついた時から子どもが好き。将来は幼稚園・保育園の先生しか考えられなかった 小学生の時から、既に幼稚園や保育園の先生を目指していたという市立琴丘高等学校出身のTさん。ご自身の幼い頃のお話から聞いていきました。 ―――いとこの中で一番年上だったことから、小さな子どもと一緒に遊ぶことが自然の流れだったそうですね。 そうですね。いとこ同士が集まるとき以外にも、地元の公園で近所の子どもたちと遊ぶときも、いつも周りには自分より小さい子がいた気がします。その子たちのお姉ちゃんになったみたいに一緒に遊んだり、面倒をみたりすることが大好きでした。 私自身が幼稚園に通っていた時、当時の先生のことが大好きだった記憶がずっとあって、小学校6年生の文集にも『将来の夢は幼稚園・保育園の先生』と書いていましたね。 進路選択では、学外で子どもと触れ合える環境が決め手に ―――幼い頃から幼稚園や保育園の先生を目指していたTさんですが、高校生の進路選択の時に悩むことはありませんでしたか? そもそも幼稚園の先生と保育士、どちらを目指そうかという悩みがありました。その時は高校3年生の時に、部活の顧問でもあった担任の先生から「あなたほどの子ども好きなら、絶対保育士に向いている」と背中を押して頂いたことで気持ちが固まりました。また、私の地元から通いやすい姫路近隣に保育系の専門学校があったので、そこでも保育士になれると考えたこともありました。 ―――では、数ある大学・専門学校の中からシンジョを選んだ理由を教えてください。 シンジョを選んだ理由はいくつかあって、まずは1回生の後期からコース分けがあるので、早い段階から自分の進みたい分野を深く学べると思ったんです。やると決めたらとことんやりたい性格なので(笑)もちろん、コースは幼児教育コースを選択していますが、幼稚園教諭、保育士の両方の資格を取得できることも理由のひとつです。 系列の幼稚園やこども園があって、園児たちがみんなでキャンパスに来てくれたり、私達が園に行って実習ができることや、それ以外の保育所、こども園などでのボランティア活動なども充実していることも魅力に感じました。4年間しっかり学ぶ中で、子どもの発達について現場で学ぶことができる制度が充実していると思ったことが最大の決め手でした。 少しでも長く子どもと触れ合いたくて、児童館でアルバイト シンジョに進学してから、様々な学びに積極的に取り組みながらも、もっと子どもと関わりたいと考えたTさんは授業でお世話になった先生に相談します。 ―――好きこそものの上手なれ、ではないですが、すごい積極性ですね。 本当に子どものことが大好きで、何かできないかと考えていたんです。先生に相談すると「児童館でのアルバイト」を勧めてもらいました。子どもと触れ合いながら、自分の将来のためにもなるのでやらない理由はありませんでした。今も週に2回、大学の授業の後に通っていて、「遊んであげている」というより、私も一緒に楽しんでいます。子ども達はみんな慕ってくれて、これまでにもたくさんお手紙をもらって…読み返すと毎回泣いちゃいます。(笑)私にとってパワーをもらえる宝物なので、全部大事に保管しています。 同じ境遇の友達と出会えたことが、大きな励みになった 入学から前向きに勉強してきたように思えるTさんですが、1回生の前期はコロナ禍の影響でオンライン授業だったこともあり、不安が大きかったといいます。そんな時に出会ったのが同じ教育学科のIさんでした。 ―――やはり入学当初のオンライン授業は難しい部分もありましたか? キャンパスに行くという当たり前のことが出来ず、同級生の勉強の進み具合や状況が分からずモヤモヤしていたことはありました。そんな時に、共通の友人を通してIさんと知り合うことができて、同じように悩んでいることがわかって、毎日連絡を取り合う仲になりました。その後は、すぐに私と似ているかも?気が合う!と感じるようになり、今では自分の人生の中で一番の親友です。本当に一緒にいて自然体なのにこんなに笑っていられるし、波長が合うというか(笑) ―――一緒にいて楽しいだけじゃなくて、お互い尊敬しあえる仲は素敵ですね。 私が頑張れるのはIさんのおかげです。Iさんがいなかったら…もしかしたら授業だけ受けて、ボランティアや課外活動には参加していなかったかもしれないですね。それぐらい、Iさんが頑張っている姿を見て、私も頑張らなきゃ!と思えるんです。 ―――Iさんはどんな方か教えてください。 Iさんは私よりも美味しいものを食べに行ったり色々なところに出掛けたりアクティブなんです。それでも授業以上の勉強をして、最近は保育士の資格にもチャレンジしています。どこにそんな時間があるの!?って思うぐらい。きっと、わずかな時間も無駄にせず勉強していると思うので、テスト期間中に勉強に行き詰まっても、Iさんはもっと勉強しているはず!私も負けられない!と思って頑張れるんです。 お互い、疲れやストレスが溜まったときには二人で美味しいものを食べにいって発散するんです。食べて、話して、また頑張る。そうやって卒業まで、ずっと一緒にいると思います(笑)私達は将来、別々の道を歩みますが、お互いが休みの日には二人で会う時間が絶対にあるって断言できます。これから先も、ずっと親友だって自然に言えちゃいますね。 取材後には、『シンジョに来たことで、励まし合い、尊敬できる親友が出来たことが一番よかった』と声を揃えて話してくれました。二人の笑顔と止まらない会話を聞きながら、二人の努力は必ず実を結び、素敵な先生になってくれるだろうと確信した一日でした。

私たちが先生になりたい理由~前編~ Iさん(初等教育コース)の場合

キャンパス

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2022.12.5

私たちが先生になりたい理由~前編~ Iさん(初等教育コース)の場合

教育学科に所属するIさん(初等教育コース)とTさん(幼児教育コース)は自他ともに認める大親友。今回は先生になるという目標に向かって勉強中の2人に、先生になりたい理由とお互いの存在についてインタビューしました。まずは前編、Iさんのお話です。 写真左からTさん、Iさん 本気で勉強を頑張ってみたら結果が出せて、自信に繋がった高校時代 昔は勉強があまり好きではなかったという県立高砂南高等学校出身のIさん。先生を目指すようになったのは、高校時代の恩師との出会いにありました。 ―――高校1年生の時のオーストラリア短期留学の経験がきっかけになったそうですね。 短期留学に行ったものの英語が通じず、お世話になったホストファミリーの方とも全く話せずに終わってしまって…もっと勉強しておけば良かったと悩んでいたところ、担任の先生から「語学力を磨きたいなら英語検定を受けてみたら?」と進められました。それまで自分から進んで勉強することはあまりなかったのですが、そんな自分を変えたいという気持ちもあってチャレンジしました。 点数が伸びずにモチベーションが下がることもありましたが、先生が優しく、そして時には厳しく絶妙なタイミングで声をかけてくださったり、放課後にも根気強く指導してくださったおかげで3年生の時に2級に合格することができました。親身になって相談に乗ってもらったことや、成功体験の機会を与えてくれた先生への感謝から、将来は『生徒を励まし、可能性を広げてあげられる先生になりたい』という気持ちが芽生えましたね。 シンジョには先生になる為のサポート体制が整っていて、安心出来た ―――先生になりたいと思ったIさん。進学先選びはどのように進めましたか? 様々な大学を調べるうちに、シンジョの教育学科を知りました。私の家から通いやすい立地だったこともあり、オープンキャンパスに何回も参加して情報収集したことを覚えています。合計7回参加したことで、教職支援センターによる採用試験に向けたサポートの充実や、実際に教員になった先輩方の人数の多さ、先生からきめ細かな指導が受けられるという距離感を感じることが出来て、私にはシンジョしかないと心から思いました。他の大学は受験しませんでした。 ―――ご自身の経験から、やはり高校の先生を目指していたんですか? 実は、高校の先生はクラス担任の生徒と接する時間が少ないと思って、より多くの時間を子どもと一緒に過ごすことができる他の校種を考えていました。自分自身は「小さい頃から勉強が好きではない」と思っていて、自分の可能性を閉ざしてしまっていたなと…子どもの可能性を広げるという意味で幼稚園に魅力を感じたり、小学校では6年間という長い時間の中で、全教科を教えながら子どもの成長に関わることができることも魅力的でした。 実は、そのこともオープンキャンパスで当時のスタッフの先輩に相談したんですよ。すると先輩から、『悩むぐらいなら最初から決めてしまわず両方を目指してみたらいいよ』と背中を押してもらったことで悩みはスッと消えて、幼稚園教諭、小学校教諭どちらの免許も取れる初等教育コースを選択しました。本当に先輩には感謝です。 初等教育コースに所属しながら、保育士資格取得も目指す「リアル3刀流」を支える先生の存在 ―――実際に入学してからの学生生活はいかがですか? 授業でスクールサポーター制度を知り、実際に参加しました。神戸市の小学校の教育現場に参加させていただくことができる貴重な機会なのですが、そこでお世話になった先生方のお話や、児童のイキイキとした学びの場を見て小学校教諭を目指そうと決意しました。今、初等教育コースに所属しているので、小学生に接する際に幼稚園教諭の学びも得た上で接することが出来るのは強みになると思います。 ―――保育士にも興味をお持ちで、独学で勉強中だと聞きました。 保育士資格は私が所属している初等教育コースのカリキュラムには含まれていないのですが、1回生の教育基礎演習で担当だった先生が『学生のうちに、勉強できることはどんどんチャレンジしなさい』と勧めてくださって、試験対策や色々な相談にも本当に熱心に対応してくださるんです。 ―――すでに筆記試験の結果待ちだそうですね。良い結果を願っています。 ありがとうございます。合格したら次の2次試験では『絵本の読み聞かせ』の実技試験があるんです…この実技に自信がなかったので、本当は受験自体を諦めようかと思ったこともありました。でも、授業時間外でも読み聞かせに必要な表現力を高めるための練習に付き合ってくださる先生方のおかげで不安が消え、前向きに挑戦することができています。ここでも、先生が私の可能性を広げてくれました。 次々と新しい目標を見つけ、挑戦し続ける原動力は一生モノの親友 ―――保育士資格への勉強以外にも、地域の須磨消防団での活動や、オープンキャンパスのスタッフなど学内外で様々な活動に参加するIさんですが、頑張りすぎて疲れてしまうことはないですか? 大変だなぁというよりは充実していると思いますし、何より大親友が同じように頑張っている姿を間近で見ているので私も頑張らなくちゃと自然に思えます。 ―――大親友のTさんはシンジョの教育学科の同級生なんですね。 そうなんです!入学後に共通の友達が紹介してくれて知り合ったのですが、初対面の時から初めて会った気がしないし、一緒にいて気を遣わなくてもお互い自然体でずっと笑って過ごせるんです。こんなことって本当にあるんだなと思いましたね。 ―――では、せっかくなので、大親友のTさんのすごい所を教えてください。 一緒にいると場が明るくなる人柄が素敵です。でもそれ以上に、やるときは徹底的にやる!という計画性とそれに基づいて実行する意志の強さが本当にすごいんです。 私が少し疲れたなぁと思った時、尊敬できるTさんが『あんたは十分頑張っているから大丈夫。一度休んでみたら?』と声をかけてくれると、素直に大丈夫なんだなって思えるんです。Tさんがいなかったら、これだけ色々なことにチャレンジできていないと本当に思っているので、記事を通して『ありがとう』と『これからも一緒にがんばろうね』と伝えたいです。…恥ずかしすぎますね。笑 大学は学びの場であり、一生モノの友人との出会いの場でもあります。友人と支えあって目標に向かって邁進できる環境、そしてそれをサポートする教員がいることが、Iさんが挑戦し続けることができる最大の理由なんですね。 大親友のTさんのお話はコチラ(後編)から。

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