キャンパス
1232
2022.12.1
今回は、ファッション系専門学校へ進学するはずがシンジョへ入学したことをきっかけに、思ってもみなかったことだらけの4年間で人生がガラリと変わったという、家政学科4回生のNさんにインタビュー。まずは前編、入学前から2回生の頃までを振り返ります。 専門学校から大学へ進路を変えたら、視野が大きく広がった 小学生の頃から自分で着たい服を選んで楽しむファッション大好き女子だったというNさん。高校卒業後は服のデザインや製作を学べる専門学校への進学を決めていました。ところが、両親や親戚のすすめによって、最終的には大学進学の道へ。 「正直、大学よりも専門学校のほうが好きなことだけに時間をかけて学べると思っていたので、あまり乗り気ではありませんでした」とNさん。 「それでも、入学予定だった専門学校が3年制なのに対して、シンジョの家政学科は4年制。詰め込みの3年間よりも1年余裕があると考えれば、その時間を有効に使っていろんなことができるのかなと。なるべくポジティブに気持ちを切り替えました。」 1~2回生は一般教養と並行して、家政学の基礎を幅広く学ぶカリキュラム。2回生の終わりにコース選択を行うため、それまでは被服デザイン科学、住空間、生活マネジメントの3コースに関わる授業をまんべんなく受講できるのです。 「私はもちろん被服一択でしたが、それでも他のコースに関係する授業が意外と面白くて。インテリアの授業は自分の部屋作りの参考になるし、経済の授業は将来必ず役立つような家計や投資のことを学べるし。どの授業も興味深く、『視野が広がるとはこういうことか!』 と実感しましたね。それに、クラスメイトみんなそれぞれ興味のあることが違うので、一緒に話しているだけでもいろんな価値観に触れられて刺激になりました。」 コロナで日常が閉ざされたら、趣味の世界が広がった こうして楽しいキャンパスライフを送っていた2回生の春。新型コロナウイルス感染拡大のため、授業はほぼ全てオンラインになりました。 「画面越しだとどうしても伝わりづらい部分が多く、最初の頃はかなり消極的になっていました」というNさんですが、すぐに持ち前のポジティブ精神を発揮。 「通学もアルバイトもなくなって余裕ができたので、それまで時間を割いてこなかった自炊を頑張ってみたり、雑誌をたくさん集めて流行りのファッションデザインやコーディネートを研究したり。誰かに直接教わるのが難しい状況で、自分ひとりでも調べて学んで、何かスキルアップできることはないか模索していました。」 その中でも、一番ハマったのがインスタグラム。毎日の手作りごはんやファッションコーデ、たまに友達と出かけた時に撮った写真などに加え、例えば推しのアイドルグループが雑誌の表紙を飾ったら映えるように撮影してアップするなど、自分の趣味や好きなものを積極的に発信しました。 友人との外食のワンシーンの投稿 「写真の撮り方やオシャレな加工方法、効果的なハッシュタグの付け方は、独学でマスターしました。はじめはけっこう苦戦しましたが、慣れてくると自分が『こう見せたい!』と思う通りにできるようになって、どんどん楽しくなりました。 Nさんのインスタ力がアップすればするほど、フォロワーも増加。コロナ禍で家に閉じこもりがちになった一方で、特に同じアイドルを推すファン同士のネットワークがどんどん広がったといいます。 「年齢も住んでいる場所も関係なく、たくさんの友達ができました。少しずつ外出できるようになってからは、フォロワーの人と実際に会って話してみたり、そこから一緒にライブや旅行に行ったり、東京に遠征した時は現地のフォロワーの人の家に泊めてもらったことも。普通に生活していたら絶対に出会うことがなかった人たちとの輪が広がったのは、ほんとにインスタさまさまです。」 後編へ続く。
特集
1009
2022.11.9
皆さんは『食品ロス』という言葉をご存じですか?本来なら食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことで、日本では年間522万トンが廃棄されています。「世界のどこかでは、飢餓で苦しむ人がいるのにもったいない!」そんな熱い気持ちで立ち上がったのが、家政学部管理栄養士養成課程に所属するIさんとKさんです。なんと、コープこうべに電話をかけ「食材の皮や芯もムダにしないレシピを考案するので、アプリで紹介してほしい」と直談判したそう。今回は、アプリの開発に携わったコープこうべの宮下さん(写真左から2人目)を須磨キャンパスの調理室にお招きしてお話を伺いました。 写真左からコープこうべ田川さん、宮下さん、 管理栄養士養成課程 Kさんさん、橋本准教授 『食品ロス削減の日』にどうしても間に合わせたい!意欲とパワーが大人たちを動かした!! 今回の取り組みはどのような経緯で実現したのか教えてください。 宮下さん――― 今年の8月頃、コープこうべの問い合わせ窓口に2人が電話をくれたんです。コープこうべアプリの中に、最大1週間分の献立を自動作成し、かつ食材も注文できる『こんだてアシスト』という機能があるのですが、そこに料理を掲載させてもらえませんか?と。突然だったので、驚きました。 Iさん――― きっかけは、10月30日が『食品ロス削減の日』だと知ったからです。当日に合わせて、私たちも何かできないかって。シンジョの地域連携推進事務室に相談したらコープこうべさんの連絡先を教えてくれたので、ネットでもいろいろ調べて…。とにかく話を聞いてほしい!という気持ちでした。 宮下さん――― すばらしい行動力ですよね。 Iさん――― 授業で、日本の食品廃棄量の多さについて取り上げられていたのが気になって。個人的には賞味期限が過ぎる前に冷凍保存するとか、皮や芯も工夫して食べるなどは以前から当たり前にしています。今回も一般的には捨てられてしまう部分を使って、レシピを考えたらどうかと思いついたんです。 Kさん――― 私は、好きなアイドルがインスタグラムで「地球温暖化の原因の1つが食物を可燃ごみとして燃やすときに出る二酸化炭素だ」と訴えていたのを見て、このままだとヤバイかも!と未来に不安を感じて。私たちが情報発信することで、何かが変わるかもしれないと思いました。 宮下さん――― コープこうべアプリの『こんだてアシスト』は便利なサービスなのですが、昨年4月にリリースして、まだまだ認知度が低いのが悩み。大学生が考えたとなれば、同じような若い世代の方も興味を持ってくれるでしょうし、食品ロスへの意識が高まるチャンスにもなる。この取り組みをアプリの開発パートナーの株式会社ミーニューさんに相談したところ、一緒にやりましょう!と協力してくださることに。そしてさっそく、新メニュー検討のためのオンライン会議に、彼女たちにも参加してもらいました。 初めてのオンライン会議への参加。そして厳しい現実に直面するが… 企業で働く社会人の中に混ざって意見するということはとてもハードルが高いように思いますが、いかがでしたか? Iさん――― 幹部の方々が画面にズラッと並んでいるのを見て緊張しましたが、どうしてもやり遂げたかったし、無理を言ってお願いしたことなので頑張らなくちゃ、と気合が入ったのを覚えています。 宮下さん――― 8月の会議では、「『食品ロス削減の日』に公開するとなると、来週にはレシピを提出してもらわないと間に合わない」と、時間のなさが問題視されましたが、本当に次の週に10品を提案してくれました。大変だったでしょう? Kさん――― はい(笑)。でも、やりがいの方が大きかったです。ただ、10品すべてが不採用になった時は、残念な気持ちが少しありましたが、すぐに切り替えて新作レシピを考え始めました! 宮下さん――― こんだてアシストは、毎日忙しい主婦の献立作成をアシストする、というコンセプトのサービスです。レシピはたくさんの組合員さんの目に触れるので、レシピの作りやすさや調理時間、食材の種類なども考慮が必要です。 なにより、お二人にも自信を持って「これは私たちが考えたレシピです!」と言えるオリジナリティがあるものを練ってほしかったので、簡単にはOKが出せなかったんですよね。 絶対にあきらめない気持ちを持ち続け、最後は先生のアドバイスが突破口に! 10品を提案した後、再びレシピを考案することになりましたが行き詰まりませんでしたか? Iさん――― 何がいけなかったのか悩んで、管理栄養士養成課程の橋本先生に相談しました。 Kさん――― 先生からは「肉汁を吸ってくれるように、高野豆腐を使ってみたら?」とか、「子どもでも食べやすいように見た目を工夫したら?」など、すごくわかりやすくアドバイスをしてもらえたので、次で決めるぞ!と意欲がわきました。 宮下さん――― 10品が不採用になった次の週の会議で、全く違った5品を提案してくれて。これなら大丈夫!と思えるレシピばかりだったので、今回はすべて採用になりました。2人の熱意の勝利ですね。 『ごま香るナムル』『ブロッコリーと人参とちりめんの佃煮』『甘酢餡で食べる紅白シュウマイ』の3品を実食! インタビューを受けながら実際に採用されたレシピを調理して振舞ってくれました。それぞれのレシピのこだわりを教えてください。 Iさん――― この『紅白シュウマイ』は甘酢餡を後付けにして、見た目も楽しんでもらえるようにしています。 Kさん――― 『ブロッコリーと人参とちりめんの佃煮』には、いつもなら捨てられる部分の人参の皮やブロッコリーの茎が入っています。実は栄養価が高くておいしい茎や皮の歯ごたえも楽しんでもらえると思います。 Iさん――― 『ごま香るナムル』は、ほうれん草は根元ごと、人参と大根は皮ごと使っています。いろいろな食感が楽しめるし、ピーナッツが味のアクセントになっています。 作っていただいたレシピはどれも本当においしくて、感動しました。おふたりが考え、自ら行動を起こした積極性はまさにシンジョの姿勢そのもの!考案したレシピを通じて1人でもたくさんの方に「食品ロス削減」の活動を知ってもらえることを願っています。
キャンパス
1786
2022.10.25
―「ma vie」デザイナー・葉山達也さん公開インタビュー― 2022年9月にリニューアルオープンした須磨キャンパスのラウンジ「ma vie」(マ ヴィー)。家政学部家政学科の「室内環境学」(担当:砂本文彦教授)を受講する学生たちが、学生の代表として責任をもってラウンジをどのような居場所にしていきたいかを真剣に考え、デザイナーの選定を行い、インテリアやラウンジの名称などについて率直で真剣な議論を重ねながら、完成へと至りました。 この記事では、2022年9月22日の完成披露会で行われた、「ma vie」のデザイナーである、コクヨマーケティング株式会社空間ソリューション本部の葉山達也さんへの公開インタビューの内容をご紹介します。 はじめに~「ma vie」に込めた「想い」 葉山さん(以下葉山):初めに、この空間に「ma vie」(フランス語で私らしさ)という素敵な名前をつけて頂き、ありがとうございます。オンとオフ(大学とプライベート)が交差する場と定義付け、「私らしさ」というコンセプトをどのように表現していくべきなのか。一つのデザインが求心力を持って広がっていく様を、先生や学生たちと一緒に共有出来たことが嬉しかったです。ma vieという素敵な言葉はロゴという形でも表現しています。ロゴは空間の顔です。明朝体が良いのか、それともゴシック体が良いのか。文字の間隔はどのくらい広げた方がコンセプトを表現できるのか。様々なことを考え、形にしました。 またグラフィックの展開として、先程配られたノベルティ(保冷バックやポストカード入りフォトフレーム)やポスターも制作しています。ポスターに関しては弊社にご指名頂いた段階で、頼まれてもいないのに、作ってしまいました。デザインの広がりを皆さまと楽しみたいという想いがあったからです。 本日は皆さまと一緒に「ma vie」という新しい一日を楽しみたいと思います。 砂本先生(以下砂本):まず、「ma vie」について、どのような想いで作られたのかをお話いただきますか。 葉山:ラウンジを形にする「想い」は、僕の想いの前に、学生の「想い」だったり、先生の「想い」だったり、神戸女子大学の「想い」を形で表現することを心がけました。デザインは自分の好みの色や形を見せるのではなく、道筋を作るプロセスだと考えています。今回のお話に当てはめると、この場はどのような場なのか、と考える所から始めました。神戸女子大学の正面入口の横、コンビニ横、授業の間、バスの待合、学生の居場所。仮説として導き出したのが、学生のオンとオフが交差する場。そして、ホームページなどでキャンパスライフなどを見させて頂き、仮説を深堀りしたのが「私らしさ」です。ここを皆さんと一緒に表現していきたいなと思いました。 私が座っているこの場所で床と天井の色を変えています。入口側が短時間滞在エリア、奥側が長時間滞在エリア。また、皆さんが座られている椅子の背もたれを見て下さい。プレゼン時にご説明をさせて頂き、覚えている方もいるかも知れませんが、背が抜けている椅子とファブリックを使っている椅子があります。短時間滞在と長時間滞在のエリア分けを家具でも表現しています。もちろん、利用していく中で、私こっちの方が好きだから長居するかな、というのは全然問題ないと思います。ただ、設計意図としては目的に応じたゾーンの使い分けをしたプランニングをしています。 ただ、短時間サイドの入口側にはソファを置いています。短時間なのに何故ソファなのか。これは正面玄関から見える位置に置くことで。居心地が良さそうなカフェのイメージを想起させ、入りたくなるような、利用したくなるような仕掛けとしてソファを置きました。 他にも様々な場を作っています。カウンター席ではゆりかごのように前後に動く椅子であったり、ビッグテーブルでは体を固めないグラグラ動く椅子。その椅子はレバーを引くとカチっと止まります。恐らく、こういった話は友達同士で伝えて言った方が広まりが早いのかな、と思います。奥には靴を脱いでくつろげる小上がりの畳席。またファミレス席など、様々な場を用意しています。いろいろな使い方があって、いろいろな使い方をしたよっていうのを友達同士で話して、たくさん「私らしさ」を共有して頂けたらいいな、という想いを形にしました。 砂本:葉山さんは、空間や場所の持つ「見えない」課題や個性をきちんと把握して、そこからどう組み立てていって、どういう場所があるとその場所性が生きるのかというのを言葉で説明ができて、それをさらに形にまでしていただけるという点で、非常に説得力があったと思います。その説得力が、学生たちにも伝わり、このプロジェクトに先立って行われた3社のプレゼンテーションの中で、最も高い得票率を得たのではないかと考えます。ここからは、大淵先生にバトンタッチして、インタビューを進めていただきます。 「見えないデザイン」と「見えるデザイン」~デザインの2つの側面~ 大淵:私はこのプロジェクトを、6月中旬に学内に貼りだされたポスターで知りました。この度、インタビュー調査や参与観察を専門とする社会学者という専門家の立場で、公開インタビューを担当させていただくことになり、各種資料を拝見させていただきました。そこで非常に感銘を受けたのが、「Transit Project」や「オンとオフの交差する場所」というキャッチコピーでした。社会学は、概念を生み出して、社会現象を説明するという意味で「言葉の力」に敏感な学問なので、とても印象的でした。そこでまず、キャッチコピーなどのイメージをラウンジという空間に落とし込んでいく、概念を空間に落とし込んで具体化する際にどのようなことに気を付けられたのかをお伺いしたいです。 また、ma vieの正面から見て向かって一番右奥にファミリーレストランの仕様になっている座席がありますが、その壁紙はとても華やかなで印象に残るものが使用されています。この華やかな壁紙は、最初のプレゼンテーションの時からずっとあったと伺いました。空間をデザインする上での個性的な部分とのバランスといいますか、守りの部分とチャレンジの部分のバランスをどのように工夫されたのかを伺えたらなと思います。 葉山:まずもって、皆さん、デザインってなんだと思いますか?よく誤解されているのが、色を決めたり、形を考えるのがデザインと思われがちなんですが、実はそれだけではなくて、デザインは見えるところと見えないところ、見えるデザインと見えないデザインがあるんです。色や形を考える見えるデザインをする前に、見えないデザインが大切と考えています。 見えないデザインって何だと思います?皆さんは薄々気づいているかもしれませんが、僕たちがプレゼンテーションの中で共有したビジョンからコンセプトまでのストーリーです。「この大学にはこういうのがいいんじゃないの」を考える前に、相手の想いをどれだけ引き出せるか、など下準備が大切だと考えています。それが皆さんの想いだったり、例えばホームページを見て、あれ?意外と神戸女子大学は個性的だな、だったり、シンジョガールズ白書で服装を見ていると、CanCanじゃないの?もしかしてViViなの?ViViの雑誌見てみるか、と好きな雰囲気を調べ始めたりします。出来る限り一個一個つぶさに調べていって、観察をするんです。そして集めた情報を状況に重ねて整理していきます。すると整理をしていく中で、問題点や気づきが出てきたりするんですよね。それが、プレゼンの時にお見せした仮説に当たります。この場所はもしかするとオンとオフが重なる場じゃないの?みたいな。そして個性を受け入れる「私らしさ」の場所に結びついていきます。柱は赤、床はフローリング調、こうしたらカッコいいんじゃない?から始めるのではなく、見えないデザインを踏まえたうえで、見えるデザインに繋げていくことが重要だと考えています。 例えば壁紙一枚を選ぶにしても、数学の答えを導き出すのではないけれど、順序だてて考えます。この空間において、ポコッとへこんだあの2つの変な空間。あの場をどう扱うか。一つは以前にもあった人気の小上がりの場の設えを整える。畳なので和テイスト。じゃあもう一つの場は同じようなものを作る?和風?私らしさって画一ではないよね。ソファ席がないから、ファミレス席がいいかな。入口から真正面に見える壁、アイキャッチとして少し際立たせてあげたい。じゃあ柄のクロス使おうかな。このように一歩引いた目線から考えていくと、選択肢が絞られてきます。私はセンスがないから色が決められない、ということを聞きますが、きちんと順序を経ていけば誰でも選べることが出来ます。そして、大外れは絶対しません。デザインが得意な人も、苦手な人も、見えないデザインを意識して、何か選んでもらえたらいいのかなと思っています。 大淵:「見えないデザイン」の中で「問題点」を発見して「仮説」を提案するために、様々な物事をじっくり観察することは、社会学の参与観察とも共通する部分でして、葉山さんがなさっている空間デザインとの共通点を感じました。 「疑問を持つこと、ニュートラルにモノを見ること」~デザインを考える際の心がけ~ 大淵:私たちはつい目に見えるものに基づいて考える傾向があって、見えないものから見えるものに落とし込んでいくには、訓練のように日頃から意識して行うことが必要かと思います。葉山さんはどんなことをされているのかお伺いしてもよろしいですか。 葉山:参考になるか分からないですが、基本的に頭の片隅で、デザインってなんだろうと、いつも考えています。いろんな人がいろんな答えを持っているので、デザインってこうだって主張した時に、違うだろうっていう議論も起こりますが、そういう時にでも心がけているのがニュートラル。可能な限り、偏った目線で見ることなく、常に新しい視点で、新しい気付きを得たいと考えています。例えば、何気に使うかっこいい、かわいい、のような形容詞ってすごく曖昧で、何故かっこいいのか、どうしてかわいいのか、前後関係を意識しながらトレンドや文化を感じ取るみたいに、、、。 少し伝わりづらい話をしてしまってますね。言い直します。昔、一休さんっていうマンガがあったんです。一休さんはトンチでいろんな問題を解決していくんですけれど、その中にどちて坊やっていう男の子が出てくるんです。どちて坊やは、何を見てもどちて?どちてなの?ってずっと聞いてくる子どもなんです。一休さんも困り果てて、トンチも効かないくらいにてんてこ舞いされるんですけど、僕の中にもどちて坊やがいるんです。これはどうしてこの形なの?どうしてこういう色なの?って。 物事の背景を考えることが日常的に出来るようになっていくと、自分の提案に説得力が出たり、共感が得らるようなデザインが出来ると考えています。なので、どうして?なぜ?という疑問をいつも持ちながらニュートラルな目でモノを見ようと心がけています。 大淵:すごくよくわかります。つい自分の体験を基づいた「ものの見方」をしてしまうことが多くあると思います。そうではなくて、偏見を持たずに物事をフラットにとらえて、ある現場に行った時に、「これはどうなっているんだろう?」「なんなんだろう?」と、わかるまで観察したり考えたりする。洋服やインテリアなど、何でもいいので、「どうしてこういうデザインなったんだろう?」ということをじっくり考えながら見ていくってことですよね。その他にも、映画や小説だったら、「なんでこの展開になったの?」と考えながら見たり読んだりするとか。身の回りのどのような事柄でもいいので、ニュートラルにフラットに物事をとらえて考え続けることが、いつか何かにつながって、「あの時考えていたあのことが、このデザインに使える!」みたいな、引き出しのひとつになっていく。そういうことをおっしゃりたいのかなと思ったのですがいかがでしょうか。 葉山:はい。 大淵:ありがとうございます。 「100を1にする」~承認を得るプロセスとしてのデザイン~ 大淵:ma vieは先ほどもおっしゃっていたように、最初にコンセプトを決めてデザインをされていかれましたが、学生の皆さんの意見を取り入れつつも、取り入れられなかった部分もあるのかなと思います。葉山さんは、以前の打ち合わせの際に、「デザインは承認を得るプロセスである」、つまり、「理解をしていただいた上で進めていく」とおっしゃっていました。ただ、デザインとして通すべきところと、少数派だけれども取り入れていきたい意見と、この意見を取り入れてしまうとデザインが崩れしまうなど…。承認を得ていくといっても、取捨選択が難しいところがありますよね。学生の皆さんたちも、室内環境学の授業の中で話し合いをしてこられたと伺っていますが、合意形成が難しかった経験もされたと思うんです。意見の見極めというか、取捨選択と言いますか、葉山さんはそのあたりをどのようになさったのですか。 葉山:例えば、この空間に200席入れてください、というお話があったとします。物理的に無茶な話ですよね。先程の話と通ずる所があるのですが、どのように200席入れるのかを検討するのではなく、どうして200席必要なのかを考えます。物理的な実証の前に、概念的に考えます。Aさんはこう言っている、Bさんはこう言っている、両方の意見が違っても概念的な所で共通点を探ります。その共通点が合意出来れば、納得感を持ちながら進めることが出来ます。今回でいうと、「オンとオフが交差する場所の私らしさ」の枠組の中で様々な意見を取り入れていく感じです。コンセプトの大きな枠組みの中での話し合い。もし、枠からはみ出るようなことを求められても、枠内に納まるような考えを示してあげる、あなたの意見をコンセプトに沿わすと、このような考え方になりますよ、のように。そこで意見を切るのではなくて、ビジョンの中に入れるような提案をしてあげる。ビジョンからコンセプトのように大きな枠組を共有しながら進めると関わる人たちが楽しくデザインに参加できるのかなと思います。 大淵:話し合いの場で、自分の意見とは異なる意見が出ると、戸惑うことや、どちらの意見を採用するのか、「0か1か」みたいなことが生じると思うんですよね。そうではなくて、コンセプトに基づいての合意形成、コンセプトに立ち返りながら異なる意見をまとめていく、ということですよね。 葉山:デザインって0を1にする仕事と言われることが多いのですが、多分そうではなくて、100を1にする仕事かと思います。いろいろな情報を並べて、整理して、条件を絞りながら100の考えの中で最適な1を導いていく感じです。僕たちは神様ではないので、何も無い0から1は生み出せない。だけど身の回りの中から必要な100を見つけ出し、組み合わせによる最適な答えと思われるものを作ることができる、デザインってそういう作業なのかなと思います。 大淵:ある意味すごく難しいですよね、100を1つにまとめていくのは…。 葉山:初めから1の解だけを見せても共感は得られないと思います。以前にデザインは承認を得ていくプロセスだとお話しました。ビジョンやミッション、パーパスといった1本の大きな芯を定め、コンセプトを通してオリジナリティを模索していく。クライアントの想いを形にしていくプロセスをストーリーに仕立て、共感を呼ぶ一連の流れが大切だと考えています。また、この流れの中心には自分がいることを忘れてはいけません。自分が思い描く、こうであったらいいのにな、を強い心で説得して承認を得ていかなくてはいけません。言葉遣いであったり、服装であったり、髪型であったり、自分の全てがデザインのプロセスの1つとして捉える。自分の軸を持って、真剣に話をすれば、僕の経験上、きっと耳を傾けてくれます。これがデザインの仕事かなと思っています。 おわりに~「自分軸」を見つける場としての「ma vie」 大淵:葉山さんがおっしゃったデザインの仕事を学生の皆さんの日常生活に置き換えて考えてみますと、自分軸を持った上で人に関わることで、承認を得やすくなっていく。もし自分軸がない場合は、あの人の意見もいいな、この人の意見もいいなと、サンドバック状態になってしまうこともあるかもしれないですよね。デザインを考える上では、「見えないデザイン」という共通のコンセプトに立ち返ることが重要ですが、ひとりひとりの人生と考えたときには、誰かにお任せしますという状態で話し合いをするのではなくて、何らかの自分の軸を持った状態で、人に向き合っていくことが大切ということですよね。 葉山:自分の軸を持つって、難しいですよね。僕はレストランでメニューを決める時に、あれも食べたいこれも食べたいって、いつも悩むんです。迷ったあげく、料理を口に入れたら、食べたいのはこれではなかったと思うことがたくさんあります。仕事も同じで、あれがいい、これがいい、と選んでいきますが、形になると、これではなかったかな、ああすればよかったな、と後悔や失敗があります。でもその失敗は人から見ると失敗ではなかったりもします。それはビジョンからコンセプトまで筋の通ったデザインを踏まえているから。形の失敗を失敗でなくす為にも、見えないデザインをしっかり考えた上で進めていくことが良いものを作れるのではないかな、と思います。 大淵:学生の皆さんは室内環境学の授業を通して、葉山さんと一緒に「見えないデザイン」を考えた上での「見えるデザイン」として大学の中の居場所を創る経験をしたと思いますが、「ma vie」というこの場所が、学生の皆さん一人一人の軸づくりの場、「私らしさ」の軸を見つける場になっていったらいいなと思いました。 神戸女子大学 家政学部 家政学科講師 大淵 裕美
保護者の方にもおすすめ
1797
2022.8.19
神戸女子大学に入学した4名の学生さんに、オープンキャンパスの魅力、大学選びの時の悩み、保護者の方に支えてもらった嬉しいことを聞いてみました。 オープンキャンパスのオススメプログラムや見どころは?シンジョの「特におもしろい授業」をピックアップ! Fさん:体験授業です!学科ごとにさまざまなテーマで開講されていて、自分の興味がある授業に参加できます。私は高校生のころに家政学科の被服系の体験授業に参加しました。 Nさん:私はオープンキャンパスに参加せず入学したのですが、こんなに色々開講されているんだったら行っておいたらよかったなと思っています。 Yさん:実は私もオープンキャンパスには行ってないんです……。大学っていろんな特色を持っているから、できれば入学前には参加しておいた方がいいと思います。私はシンジョが自分にとても合っていると感じていますが、そうではない方もいるかもしれないので。学びという意味で「自分に合っているか」を判断する場として、体験授業への参加はとても良い機会だと思います。 Fさん:あと、単純に「とても楽しい」というところもオススメです! Nさん:その学科のメインの授業を受けることができるので、学科の特色や楽しさ、学びの面白さを一番体感できると思います。 Yさん:シンジョの魅力のひとつは、「学びの内容が充実していること」だと思います。座学以外に実験や実習が多く、その設備も整えられています。私は管理栄養士をめざしていて、今は調理実習の授業を受けていて、スーパーにならんでいるような加工品を自分たちで作ってみる実習など、内容が本格的です。設備も新しく、現場で使われているものに近いので、将来をイメージしながら学べています。そんなシンジョがもつ学びの魅力を体験できるのは、進路選びにとても参考になると思います。 在学生目線で学生生活を教えてくれる相談コーナー! 学科相談コーナー Fさん:学生スタッフに直接色んな質問や相談ができます。私も高校生のころに相談したのですが、実際に通っている学生目線で、学びや生活全般について、良いところや気を付けておくべきことを率直に教えてくれるので、とても分かりやすかったです。「自分はこのコースが向いてると思っていたけど、実はこっちの方が向いているかも?」など、色んな気づきがあると思います! 今は学生スタッフとしての立場ですが、「私たちが経験している全てを伝えてあげたい」という気持ちでいます。 寮・下宿の相談コーナー Yさん:私はひとり暮らしをしていて、「オープンキャンパスに参加しておけばよかったな……」と思う理由のひとつに、寮・下宿の相談コーナーがあります。 シンジョには学生寮があり、そこの寮母さんと下宿生が寮生活についてさまざまな解説をしてくれます。 寮の規則やコロナ対策のこと、雰囲気・イベントごとなど、HPやパンフレットには書かれていない情報をたくさん教えてくれるので、下宿する当人はもちろん、保護者の方も安心できると思います。 大学選びの時に悩んだことは?「どの大学がいいのか」という判断基準はそれぞれ Sさん:難易度の高い大学を目指すか、自分に見合った大学で止めておくべきかを悩んでいました。担任の先生は「もっとできるから頑張った方が良い」と言ってくれるのですが、私としては「早く受験を終わらせて安心したい」という気持ちもあって。そんな時の三者面談の際に、親が私の気持ちを先生に代弁して「もう少し合格しやすい大学でも良いと思います」と先生に伝えてくれました。同時に「一生懸命やったことなら、失敗しても大丈夫」と私に言葉をかけてくれました。そのことで「失敗してもいいんだ」と思えて、とても気持ちが楽になりました。 Nさん:大学のキャンパスがある場所も悩みのひとつでした。「都会の中心にあるところがいいかな」と思うこともあったのですが、今考えると都市部は色んな誘惑も多いので、海や山が近くてリラックスできる須磨キャンパスを選んでよかったなと思います。電車ですぐに都市部にも行けるので、遊びと学びの区別も付けやすくて、私にとって良い環境だなと感じています。大学は4年間という長い期間を過ごす場所なので、周囲の環境も重要です。オープンキャンパスにいけば、大学の周りの雰囲気も確認できるので、そういった意味でも参加する価値はあると思います。 大学選びなどで悩んでいるときに保護者から言われた嬉しい言葉は?「自分を信じてくれている」ということが、一番の支援 Nさん:大学選びとは悩みの大きさが違うかもしれないのですが、私も少し前までコース選びに悩んでいて……。親に相談したら、「あなたの人生は、あなた次第だから」と言ってくれたんです。それで、自分がやりたいことを改めてしっかり考えることができて、胸をはって進みたいコースを選べました。 Sさん:リラックスして相談できる環境をつくることが大切だと思います。私もそうでしたが、いろいろ受験の状況を聞かれるのは嫌だと思うタイプの方もいると思います。「聞きやすい環境」よりも「言いやすい環境」をつくってもらえると安心して相談できました。 Fさん:「頑張りを見てくれている」ことが分かると、安心しますよね。忙しそうにしてる私の様子を見ていた父から、「頑張りすぎんなよ」ってさり気なく声をかけてもらったとき、少し泣きそうになりました。受験生って色々不安だし、ずっと勉強していると気分も落ち込んでくるので、気の休まる場があればとても助けになると思います。私は親によく相談するタイプなんですが、そうでもない人もいると思うので、「今こういうことに興味あるの?」とか、なにかしらのきっかけを与えてあげるといいかも知れないです。 神戸女子大学 オープンキャンパス情報 いかがでしたでしょうか?高校生の方や保護者の方にとって、今回の学生さんたちの声が参考になれば幸いです。最後にシンジョのオープンキャンパスの情報をご紹介します。気になった方はぜひお越しください! 【CHECK!】オープンキャンパス参加型AO入試を実施! オープンキャンパスの参加や、学科独自に行われるAO入試プログラムに参加してエントリーシートを提出することでエントリーができます。 オープンキャンパス日程 8/20(土)、9/4(日) 開催時間 13:00~17:00 場所 須磨キャンパス:神戸市須磨区東須磨青山2-1(文学部・家政学部)ポートアイランドキャンパス:神戸市中央区港島中町4-7-2(健康福祉学部・看護学部・心理学部・短期大学)詳細はこちら
カルチャー
2163
2022.4.13
JR須磨駅にあるシンジョ生の人気スポット、「GRATEFUL’S オーシャンダイナーズ店」を訪問してくれたのは文学部教育学科のUさん。SNSでのトレンドチェックが欠かせないという彼女に、須磨駅周辺の楽しみ方をお話いただきました。 須磨キャンパス周辺、海が見えるカフェレストランに行ってみた! JR須磨駅より海側へ降りてすぐの場所に位置するGRATEFUL’S オーシャンダイナーズ店は、すべての席からビーチが見渡せるロケーション抜群のカフェレストラン。おひとり様でも気軽に立ち寄れるカウンター席のほか、女子会にぴったりのソファ席も完備しています。放課後やお休みの日におしゃれな場所で一息つきたい、そんなときにぴったりです! 西海岸を思わせる外観が「ずっと気になっていた」というUさん。オーシャンビューを一望できるテラス席は、まるで海外を思わせます。 「今は新型コロナウイルスの影響で難しいですけど、早く海外旅行をしたいなって思います」とUさんは顔をほころばせます。 カフェ巡りを趣味としている彼女が最初に一目ぼれしたメニューからご紹介!まずは揚げたてのフィッシュフライに新鮮な野菜とタルタルソースの組み合わせが絶妙なフィッシュバーガー(1,120円)とハワイ定番スイーツであるマサラダ(夏季限定)をアレンジしたクランブルベリーズ(528円)。 「ジューシーな白身魚フライと大きめサイズが食べ応え抜群!ハンバーガーはフォークとナイフを上品に使うよりも、手でつかんで思い切り食べるほうが美味しく感じますね。マサラダを使ったスイーツは初めて体験する組み合わせ。ベリーがたっぷり入ったアイスクリームは酸味が効いていてとても美味しいです。」 オーダーが入ってから店内で伸ばして焼き上げるピザは人気メニューのひとつ。その中でも多くの人を魅了しているのがMARGHERITA(マルゲリータ)(1,100円)です。 「みんなでシェアして食べられるピザは女子会の人気メニュー!外はサクサク、中はもっちりとした食感は絶妙で、ついつい話が盛り上がりそう。王道のトマトソースとフレッシュなモッツァレラチーズの、甘みと酸味の組み合わせも最高です。」 パティ・ベーコン・チーズ・エッグ・レタス・トマトなどのバランスが良い王道のNY BLT(ニューヨークBLT)1,410円。トマトの酸味が食欲をそそり、暖かい季節にもおすすめです。 「健康志向の女子は必見! お肉、野菜、卵がバランスよく食べられるこちらのハンバーガーには、栄養価が高い全粒粉バンズが使われています。ボリューム満点のビジュアルなのに、たくさん食べても罪悪感が少ないのは嬉しいですね」 オーロラソースの甘みと酸味に、コブソースの辛さが複雑に混ざり合うAMERICAN COBB(アメリカンコブ)1,310円。一口噛んだ瞬間から心を奪われる味です。 「ジューシーなパティが食べ応え抜群です。チーズ×アボカドのクリーミーな味わいと甘酸っぱいオーロラソースが絶妙に組み合わさっていて、最後まで飽きずに食べられます!」 フレッシュな野菜の上にスモークの香り漂うサーモンで爽やかに食べられるSALMON FRINGE(サーモンフリンジ)1,380円。 「そのまま食べても美味しいスモークサーモンが甘めのクリームチーズとマヨネーズでボリューミーに。スモークサーモンと相性が良いバルサミコ酢で味が引き締められて、香り高いハンバーガーになりました。サンドイッチ感覚で食べられるので、お出かけの日やブランチにも良さそう♪」 カリカリともちもちでやみつきになる人が続出!ハワイ風フライドチキンが存在感抜群のMOCHICO CHICKEN(モチコチキンプレート)1,180円 「もち粉で作るからモチコチキンという名前だそうです。独特の食感とお肉のジューシーさが魅力的で、ついついペロリと食べてしまいます♪スパイスを仕込んでいるので、そのままでも美味しいですが、ピリ辛のチリソースを付けると気分は超ハワイアン!」 ふっくらと炊き上げた白米と柔らかいハンバーグの組み合わせはみんな大好きLOCOMOCO REGULAR(ロコモコ レギュラー)1,280円。 「ハンバーグに目玉焼き、お野菜と見た目も華やかなロコモコ丼!ステーキ用の濃厚な自家製グレイビーソースでご飯が進みます。たっぷりと添えられたシャキシャキの生野菜や、とろ~り半熟の目玉焼きと一緒に食べるのがおすすめです!」 トレンドチェックや友達づくりはSNSで おしゃれなカフェやトレンドはインスタグラムでチェックしているそう。今やSNSは趣味や友だちづくりなどの交流関係を広げるために欠かせないツールです。 「私は地元グルメ、トレンドスポットを紹介してくれるインスタアカウントをフォローしたり、自分が『かわいい!』と感じるものをチェックしたりしています。オンラインでの情報集めは、刺激を受ける発信も多いので楽しいですね。コロナの影響でオンライン授業が続いているので、今ではクラスメイト同士でもインスタのDMを使った友だちづくりが一般的です。私は子どもの時からどんどん友人関係を広げたい性格だったので、ネットを使った交流はとても便利!中学生のとき、海外にホームステイしたことがあるのですが、そういう経験が好奇心のきっかけになっているのかもしれません。」 インカレサークルに所属して、自らインフルエンサーに! 「SNSは自分の気になるジャンルをメインに閲覧している人が多いと思うのですが、私は今住んでいる地元・関西や神戸のグルメ、トレンドスポットを紹介してくれるインスタアカウントや、自分が『かわいい!』と感じるものをチェックしています。見るだけでなく投稿することにも興味があるので、シンジョに入学してすぐ、全国の女子学生で構成されるインカレサークルに所属しました。そこで自分の体験を発信したりもしています。オンラインで全国の女子学生がそれぞれの場所で楽しんでいることを共有できるのが面白いですね。」 コロナ禍の制限の中で、今できることを! 「感染状況に配慮した行動を心がけていますが、『コロナだから何もできない』という日々にはしたくないと思っています。2年前、コロナ禍によって急に生活が変わってしまったように、普通の日常を過ごしているつもりでも、いつ何が起こるか分かりませんから。社会状況が落ち着いたらすぐアクティブな活動ができるように、今できることを大切にしています!」 GRATEFUL’S オーシャンダイナーズ店 兵庫県神戸市須磨区須磨浦通4-9 TEL:078-742-6190 営業時間:7:30~10:00(モーニング) 10:00~21:00(料理・ドリンクL.O. 20:30) 定休日:なし ※台風・暴風・大雨で臨時休業の可能性有